青い月のメンフィス、再び
あれから1年、英語能「青い月のメンフィス(Blue Moon Over Memphis)」をみてきました。エルヴィス・プレスリーへのオマージュ。昨年、早稲田大の大隈講堂で行われた英語能が、十四世喜多六平太記念能楽堂で再演されました。大隈講堂のときは橋掛かり、鏡板など仮設の能舞台でしたが、今回はもちろん正式な能舞台です。
「世界各地から集まるシアター能楽メンバーによって英語で演じられる能『青い月のメンフィス』(Blue Moon Over Memphis)。
日本伝統の能をベースにしながらも、デニム素材を使用した衣装や、エルヴィスをモデルにした能面を使用するなど、これまでにない自由で新しい演劇のスタイルを築いています。」(公式サイトより引用)
「青い月のメンフィス」に先立ち、舞囃子「岩船」、狂言「寝音曲」が演じられました。能の演目の一部や要素を抜き出して演じる舞囃子は初めてみました。興味深かったのは狂言「寝音曲」。シテ(太郎冠者)は台詞をほとんどフランス語で話します。これはとても珍しいことらしい。
「青い月のメンフィス」は素晴らしい出来でした。間もなく、8月16日、エルヴィスの48回目の命日が巡ってきます。







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