12月の文楽
東京での公演がある文楽を鑑賞しました。今月は3つの演目が第一部、二部、三部で演じられ、充実した内容。第一部は、現代の劇作家が書き下ろした作品を中心に構成。第二部は文楽の名作。第三部は極めつけの曾根崎心中。
全部みたいとこところでですが、料金が高いので諦め、第二部だけをみました。演目は、
・一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
熊谷桜の段
熊谷陣屋の段
・壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
阿古屋琴責の段
両方とも文楽、歌舞伎での演目ですが、初心者は初めてみました。
壇浦兜軍記壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
壇浦兜軍記 は平家の滅亡後、源氏方に追われる平家の武将悪七兵衛景清とその恋人の遊女阿古屋を描いた作品。阿古屋琴責の段は阿古屋が拷問にかけられるシーンですが、この拷問が琴、三味線、胡弓を弾かせ、音色の乱れから恋人・景清の行方を知っているか探るというストーリー。
阿古屋 が琴、三味線、胡弓を弾くところが見物。桐竹勘十郎が操る人形の動きが見事です。
文楽はなんと奥深いことか。
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