落語

2025/10/08

10月の古今亭文菊独演会

久々の古今亭文菊独演会、今回は春風亭一花が出演し、華やかな高座に。前座は柳家ひろ馬。

<演目>
一、やかん泥 ひろ馬
一、厩火事 一花
一、三方一両損 文菊
仲入り
一、付き馬

一花の高座は初めてききました。今月の「令和7年度NHK新人落語大賞」に出演する期待の若手。文菊師匠は2009年NHK新人演芸大賞落語部門で大賞を受賞しています。

文菊師匠の「付き馬」は初演。さすがのうまさです。

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2025/09/10

春風亭昇太独演会 オレスタイル

 先週の「白酒のキモチ」にゲストで出演していた春風亭昇太を昨日は本多劇場での「春風亭昇太独演会 オレスタイル」に。昨年の秋にチケットを買っていたのですが仕事でいけず、やっと拝聴。
 いま、いちばん知名度の高い落語家であろう昇太師匠ですが、独演会を聴くのは初めてです。広い本多劇場で計4日の公演で、この日も満席。さすがの人気です。春風亭柳雀の前座のあと、古典、新作を3席やってくれました。
<演目>
一.オープニングトーク 昇太
一.青菜 柳雀
一.お化け屋敷 昇太
一.僕への手紙(新作)昇太
 お仲入り
一.明烏
「お化け屋敷」は20数年ぶりに演じたそうですが、上手い。笑点だけみていては春風亭昇太師匠のすごさはわかりません。また聴きたい。

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2025/09/07

白酒のキモチ

 桃月庵白酒師匠の WEBラジオ「白酒のキモチ」が10周年。これを記念して三人の落語家を招いての落語会「白酒のキモチ。落語会」。これまで瀧川鯉昇、柳家喬太郎がお相手で、今回最後の春風亭昇太との会をききました。春風亭昇太の新作落語「パパは黒人」を白酒が演じます。それに昇太師匠が「幽霊の辻」。二人のおしゃべりを挟んで、白酒師匠が「不動坊」。
 白酒は相変わらずの破天荒ぶりですが、昇太はさすがのうまさです。楽しい落語会でした。

<演目>
パパは黒人 白酒
幽霊の辻 昇太
 仲入り
おしゃべり 白酒 昇太
不動坊 白酒

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2025/06/19

古今亭菊之丞・古今亭文菊 兄弟会

 清澄白河で落語。「古今亭菊之丞・古今亭文菊 兄弟会」は二代目古今亭圓菊を師匠にもつお二人の会。文菊師匠は何度かきいていますが、菊之丞師匠は初めてです。会場の深川江戸資料館 小劇場 はほぼ満席です。
<演目>
一 道灌 隅田川わたし
一 初音の鼓 文菊
一 唐茄子屋政談 菊之丞
 仲入り
一 長短 菊之丞
一 青菜 文菊

 どれも初めて聴く噺です。唐茄子屋政談は少し難しかったかな。青菜での文菊師匠は、さすがのうまさです。でも、落語の魅力はまだまだわかっていないようです。

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2025/05/23

白酒の新作と古典

 桃月庵白酒の独演会「新作と古典 ひとつずつ 皐月のキモチ」を聴きました。白酒師匠は破天荒。先週、独演会にいった古今亭文菊とはある意味、対局の位置にいます。師匠が人間国宝の五街道雲助なのに。
 この日の演目は、凝ってます。
一、子ほめ 桃月庵ぼんぼり
一、虹の男 桃月庵白酒
一、血煙高田馬場
  サザサさん 四 坂本頼光
 仲入り
一、お化け長屋 桃月庵白酒
 ゲストが活動弁士の坂本賴光。こんな若い(45歳)活弁士が活動しているなんで知りませんでした。この日演じたのは無声映画の「血煙高田馬場」と自作アニメの「サザサさん」。この「サザサさん」が最高に面白かった。
 白酒師匠の「お化け長屋」は文菊師匠のサゲとは違っていました。オリジナルかも。
 演芸の広さを楽しんだ公演でした。

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2025/05/17

古今亭文菊 独演会で古典を堪能 

 落語初心者なので、落語に馴染もうと時々、落語会にいっています。先日は何回か聴いている古今亭文楽の独演会に。まだ46歳ながら老成している文楽師匠の高座は、さすがのうまさです。この日の演目は、
 一、松竹梅 柳家ひろ馬
 一、三人無筆 金原亭馬太郎
 一、おばけ屋敷 古今亭文菊
  仲入り
 一、文七元結 古今亭文菊
 演目で「お化け屋敷」は初演。文菊師匠が初めて演じるお話ということ。そして「文七元結」は三遊亭圓朝の創作落語の人情噺。50分に及ぶ演目ですが、聴くものを引き込む語り口、上手い。
 落語の醍醐味を少しだけ感じた文菊師匠の落語です。

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2025/03/10

J亭スピンオフ:白酒・三三 大手町二人会

 落語を大手町で聴いてきました。「J亭スピンオフ企画 36 白酒・三三 大手町二人会」、柳家三三と桃月庵白酒の二人会。正統派の三三と少し異端の白酒という面白い取り合わせです。
 白酒は「任侠流山動物園」など新作落語も演目に持っていますが、この日は古典。前座は春風亭㐂いち(一之輔の弟子)。
<演目>
やかんなめ 㐂いち
浮世床 ー将根ー 三三
抜け雀 白酒
 仲入り
茗荷宿 白酒
崇徳院 三三

 オチが難しい。特に崇徳院はわかりませんでした。古典落語は奥が深いことを実感します。
 
 ちなみにJ亭は何かと調べてみたら、かつて港区虎ノ門にあるJTアートホール アフィニスで開催されていた落語会で、2017年に終了しています。だからスピンオフなんですね。

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2025/02/13

達者な古今亭文菊独演会

 久しぶりに落語をきいてきました。「古今亭文菊 独演会 3席たっぷり!」。昨年、蝶花楼桃花との二人会で高座をつとめた文菊師匠。そのときの落語が印象に残っていたので、独演会に。
 上手いです。文菊師匠、まだ46歳なんですが、年に似合わず老成しています。古典落語を演じると、とても46歳にみえません。70代のように感じる円熟の高座です。この日の前座、柳家小きちの後、3席。
小きち
・のめる
文菊
・長屋の花見
・片棒
・鰍沢
 鰍沢は人間描写がすごい。またききたい。でも5月の独演会は売り切れの模様。さすが、人気です。

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2024/12/17

長講の恵比寿ルルティモ寄席2024

 落語家4人が熱演する「恵比寿ルルティモ寄席2024」。十年前、2014年に始まった年末恒例の落語会です。

<落語家と演目>
前座・三遊亭けろよん
桃月庵白酒:風呂敷
橘家文蔵:寝床
 お仲入り
春風亭一之輔:中村仲蔵
三遊亭兼好:淀五郎

 一之輔師匠曰く、「私が『中村仲蔵』やって、その後に兼好師匠が『淀五郎』をやるなんてあり得ない。プロデューサーから与えたれた演目です」と言っていました。初心者にはわからないのですが、そうらしい。「グラタン食べた後にドリアを食べるようなもの」とか。
 仲入を挟み、3時間に及ぶ長講ですが、達者な演者たちによる名作を楽しみました。

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2024/11/27

白鳥、彦いち、白酒三人会は面白い

 渋谷で落語をきいてきました。「白鳥・彦いち・白酒 三人会」で、三遊亭白鳥・林家彦いち・桃月庵白酒の三人。落語に詳しくないのですが、夏に「蝶花楼桃花 夏の独演会」のゲストが林家彦いち。また、3月の「古今亭文菊 蝶花楼桃花 二人会」で、桃花師匠が「任侠流山動物園」をやりました。この新作落語をつくったのが三遊亭白鳥。白酒師匠もだれかが変な人といっていたおぼろげな記憶が(間違っていたらすみません)。
 それで三人会に。演目は、
一、のめる:桃月庵ぼんぼり
一、禁酒番屋:白酒
 仲入
一、ロマンス恋泥棒:白鳥
一、愛宕川:彦いち

「のめる」「禁酒番屋」は古典落語ですが、「ロマンス恋泥棒」「愛宕川」は新作です。「愛宕川」は古典の「愛宕山」を舞台をカナダにしてのアレンジしたお話。
 新作落語って、自由。すごく面白かったです。

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2024/08/13

蝶花楼 桃花 夏の独演会

 人気ですね、蝶花楼桃花。中野で「蝶花楼桃花 夏の独演会」をきいてきました。3月に「古今亭文菊 蝶花楼桃花 二人会をみて、パワーがあり、個性ある噺家さん、おまけに女性。そこで今回は独演会にいってきました。
 文菊師匠との二人会では110席のなかの芸能小劇場でしたが、今回の独演会は中野ZERO 小ホールで、席数は501。ここが満席です。
 独演会はゲストが林家彦いち(林家木久扇の弟子)、前座は三遊亭東村山。
<演目>
一、まんじゅう怖い 東村山
一、マキシム・ド・呑兵衛 桃花
一、神々たちの唄 彦いち
一、所沢パラダイス 桃花
一、試し酒 桃花

「まんじゅう怖い」だけが古典。それ以外は新作落語という演目ですが、面白かった。蝶花楼桃花、いいです。

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