マラソン

2022/12/01

月間走行距離がアンダー200キロ

 今年は3月の東京マラソン、11月の富山マラソンと2回フルマラソンを走りました。フルマラソンを年中走っている方もいますが、私にとっては年1回でもきつい。でもなぜか年2回になってしまいました。
 昨年の8月に10月開催の東京マラソン当選の知らせが届いて、トレーニングを始めました。でもコロナ感染拡大のため10月の大会が3月に延期。延期が決まったのが確か10月の始めで、そこからメニューを作り直し、トレーニング開始。
 なんとか東京マラソンは完走し、そのあとほとんど考えずに富山マラソンにエントリー。暑い夏をトレーニングして、せっかくだからと走ることに。結果は散々でしたが。
 ずっとトレーニングモードで月間の走行距離は200キロをこえていました。でも先月は169キロと200キロに届かず。富山マラソンが終わったあと少し休んだせいですね。
 しかし、来年2月の京都マラソンに当選して参加費も払ってしました。大会まで3ヶ月を切っていて、今月は真面目にトレーニングしないんだろうな。そろそろ寒くなってきて、モチベーションも下がり気味。困った。

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2022/02/17

カーボローディングという方法

 一昨日、35キロ走ったですが、30キロ過ぎからペースダウンしてしまいました。6分15秒/キロを目標にしていたのです、最後の5キロは7分ごえになってしまいました。一人でのトレーニングではレースと違い、エイドもないので自給自足しなくてはいけませんが、エネルギー補給食品のソイジョイなどを携帯するくらいしかしていません。
 それに練習とはいえ30キロをこえる距離を走るときにはカーボローディングが必要だったなと反省しました。カーボローディングはマラソンなど長い時間に及競技に効果がある方法です。やり方にはいくつも方法がありますが、代表的なのは古典法と改良型のようです。


古典的な方法はレース1週間前から始め、週の前半は低糖質食、後半からレース当日までを高糖質食とし、リバウンドを利用して通常の2倍ものグリコーゲンを体内に蓄積させるというものです。しかし、食事が極端過ぎて体調を崩しやすく、さらに、低糖質食の期間中2回行うオールアウト(疲労困憊運動)によって疲労が残りやすいため、この方法はあまり現実的ではありません。

一方、改良型の方法とは、オールアウトや低糖質食の期間がなく、ただ、「レース3日前から高糖質食をとる」という方法です。この方法ならリスクが少ない上、古典的な方法と同程度のグリコーゲンを体内に貯めることができるため、現在多くのランナーに採用されています。(runnetより引用)


 具体的には、<レース3日前から(日曜日がレースなら木曜日から)ごはんやパン、めん類ばかりの食事にします。もちろん、肉や魚、野菜のおかずは不要。わかりやすいイメージでは、ファミリーレストランにある「かやくごはん+うどんセット」>
 炭水化物だらけの食事で糖質制限ダイエットとは真反対です。「カーボローディングは20kmもしくは約1時間走りつづける種目において有効と考えられています」(グリコのウエブサイトより引用)なので、日常のトレーニングでにちょっと長い距離であれば有効ということです。
 食事の摂り方も考えなくてはいけません。






 

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2022/01/05

箱根駅伝の超戦国

 今年の箱根駅伝もみている立場からは面白かったです。結果は大会新で青山学院大学が圧勝しました。元旦の日刊スポーツでは瀬古利彦の予想で記事を掲載しています。この記事では「本命」は駒大。「対抗」が青学。「優勝候補」には早大、東京国際大となっています。
 結果は総合優勝が青学、2位順大、3位駒大。東京国際大学は5位。昨年2位の創価大は7位という結果。
 予想は当たらないものですが、順大の2位というのは15年振りの3位と大健闘。2区を走ったオリンピック障害で7位入賞に三浦は冴えなかったようですが、総合力を示しました。
 期待された早大は13位とシード権を逃しまた。今大会ではかつての常連日大はでていません(不祥事のせい?)。大東文化大もいません。日体大17位、山梨学院大も18位と低迷。
 箱根駅伝の参加大学もすっかり変わってしまい、まさに超戦国時代かもしれません。

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2021/08/06

大迫傑のランニングノート

 札幌も暑いようです。オリンピックの競歩も20キロは日本勢がメダルをとり、いまは50キロの闘いが行われています。あさって、男子マラソンです。
 日本代表・大迫傑の「決戦前のランニングノート」を読みました。今年、オリンピックへ向け大迫の日記です。版元の文藝春秋ホームページより引用すると、
「東京オリンピックに向けて、大迫傑は日誌を付け始めた。1月にケニアに行き、当初はオリンピック直前まで標高2400mのイテンで合宿をする予定だった。それが、ケニアのロックダウンにより、アメリカに帰国を余儀なくされる。
東京オリンピックまでの5カ月間、ノートには揺れる思いが綴られた。
ケニアに行ったのは、様々なノイズから逃れるためだったのに、それがうまくいかない、SNSのストレス、競技以外の悩み……、日誌にはそれらの感情が赤裸々に書き留められている」
 日記なのでボリュームはなく、さらっと読みましたが、心に留まる箇所がいくつもありました。実業団など組織に属さず、ほぼ一人で走ることに向かっている大迫の姿がに感動します。
 酷暑が予想される8月8日の札幌、大迫傑、そして日本勢の走りを応援します。

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2021/02/22

マラソンのまわり

  定期購読をしている「ランナーズ」が届き、本誌に同梱されているお知らせに<ランナーズ+(プラス)メンバーズ」2400人突破>とあります。「そういえば、このランナーズプラス会員だった」と思い出しました。会員になるといくつか特典があります。ランナーズのホームページrunnetをみると動画配信の始まっています。世の中は動画ばやりです。バックナンバーもデジタルで読めます。
マラソン大会を運営するビジネスが減っているので、「ランナーズ」も大変かもしれません。大きなマラソン大会は今年も中止が相次いでいます。4月に予定されていた長野マラソンもエントリーを受付ながら中止で、返金措置がとられます。3月のとくしまマラソンも同様です。昨年エントリーした春日部大凧マラソンは今年も中止です(そういえば去年は参加費はかえってこなかった)。
 そろそろ今秋のマラソン大会エントリーが始まります。開催するか否か、悩ましいところです。しばらくは大会で走れそうにありません。

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2020/12/23

川内優輝のギネス記録

 先週の防府読売マラソンでプロランナーの川内優輝が2時間10分26秒の2位に入りました。これで川内は「サブ20」が100回になりました。サブ20とは聞き慣れない言葉ですが、フルマラソンを2時間20分以内で走ることです。川内はすでにサブ20が78回の時点でギネス世界記録として認定されていますが、100回を区切りに再度ギネス記録の申請をする意向だとか。
 それにしても、この人は凄いです。前回のフルマラソンから中13日しかないのに、フルを走り、サブ20です。今日の日経新聞で<「サブ20」100回川内の存在価値>という記事が載っています。この記事によれば、
「所属企業がまとめたデータによると、川内は2009年からの12年間で107回のマラソンをすべて完走。2時間10分を切るサブ10も通算13回記録し、2時間8分台で3回走っている。2時間20分より遅かったのは7回しかない」
 107回のフルマラソンをすべて完走しているということだけでも驚きです。いったいどのような練習をしているのか。マラソン大会がトレーニングかもしれません。
 記事には、こう書かれています。
「生涯現役を自任する彼のマラソンランナーとしての存在価値は、勝負にこだわる競技生活を終えた後、さらに増していくと思う。何歳までサブ20で走れるのか。40歳、50歳、60歳と年を重ね、それぞれの年代で、どんな記録を残すのか。走り続ける彼の姿は、大勢の市民ランナーの背中を押すはずだ」
 マラソンを走ることとはなにか。その意味を教えてくれる川内優輝のチャレンジです。




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2020/11/25

「ランナーズ」のカレンダーが変わった

 定期購読している雑誌「ランナーズ」の新年号が届く、読者サービスで来年のカレンダーがついてきました。パラパラとめくってみると、例年とは写真の被写体が違っていることに気付きます。毎年、このカレンダーは内外のマラソン大会で撮られた写真が使われていました。例えば、今月11月は大阪マラソンのランナーたちが捉えられています。
 しかし、来年のカレンダーではマラソン大会の写真はなく、ランナーがひとり走る風景写真です。ランナーは小さく、見逃しそう。そうですよね。今年は3月頃からマラソン大会は軒並み中止(延期)になったので、その写真は撮ることはできない。
 巷ではオンラインマラソン大会が花盛りです。カレンダーもオンラインマラソン大会を撮ればいいのに。それは難しいか(笑)。

 

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2020/08/04

マスクなしランは解禁?

 梅雨が明け、暑さが本格化してきました。5時過ぎから朝ランしてますが、すでに気温が25℃くらいになっていて、暑さが迫ってきます。マスクを持ってはいますが、極力人とすれ違わないルートで走り、着けないですましています。なにせ、厚くて苦しい。
 昨日の朝日新聞に<夏のラン、マスク大丈夫? 熱中症の危険、学会は「推奨しない」>という記事がありました。記事では皇居ランをレポート。
「東京都千代田区の皇居外周では、ランナーたちが汗を流していた。午後2時前後に走っていた100人のうち、マスクなどで口を覆っていたのは30人ほどだった」
 とマスクなしが多数派です。
 専門家の指摘が紹介されています。

日本臨床スポーツ医学会などは7月1日、屋外での運動時のマスクは「推奨しない」との共同声明を出した。熱中症の危険があり、海外では死亡例もあると指摘。新型コロナは「すれ違った程度では感染しないと言われている」として、運動を推奨する内容だ。これに先立ち、世界保健機関(WHO)も、運動時のマスク着用を控えるべきだと表明。日本感染症学会なども「ジョギング時のマスクは必ずしも必要ない」と提言した。

 どうやら、ジョギング時にはマスクを着けなくてよいかも。
 でも、暑い季節はしばらく続きます。ぼちぼち走ります。



 



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2020/06/07

ランナーの今

 最近、外を走っているランナーがめっきり減りました。ステイホーム中でもジョギングはしてもいい、ということなので、どっとランナーが増えましたが、緊急事態宣言が解除になって、走る必要がなくなったのか、走る時間がなくなったのか。
 駒沢公園にあった「10時から15時の間は避けてください」と書かれた看板も撤去されています。もう、自由に駒沢公園を走れます(笑)。でも、マスクしなくてはいけません。これが苦しい。
 ほんとはずっとしなくてはいけないのだけど、朝早く(5時過ぎ)に走るようにして、マスクはポケットにしまって走ってます。ほとんど人とすれ違わないコースを選んで。だから駒沢公園にはいけません。
 秋のマラソン大会は次々、中止を発表しています。金沢マラソン、富山マラソン、神戸マラソンが中止。大阪マラソンはまだ表明していませんが、たぶんダメでしょう。12月の奈良マラソンはどうなるか。
 ランナーにとっても厳しい時期が続きます。

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2020/02/02

厚底のランニングシューズ問題

 マラソン関係者には気になっていただろうナイキの厚底のランニングシューズ問題は、なんとか解決です。
「世界陸連は1月31日、競技規則の一部改正を発表し、男女マラソンの世界新など好記録続出を受け、規制すべきかの議論を重ねてきた米スポーツ用品大手ナイキの『厚底シューズ』について、条件つきで容認する結論を出した」(朝日新聞デジタル)。
 東京オリンピックのマラソンは札幌になってしまいましたが、あと半年ないこの時期にさすがに禁止はできない。でも条件付きです。
「ソールの厚さを4センチ以下とし、反発力を生み出すプレートは1枚まで」というルールです。厚底ランニングシューズの「ヴェイパーフライ」 はカーボンフィバープレートを入れ、これが反発力を生み、速く走れる仕組み。プレートが3枚入った特注品はダメ。
「男子マラソンの世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、非公式ながら1時間59分40秒で42・195キロを走った際に履いた靴は、3枚のプレートが挟まれているため使用できない」
 これだけの騒ぎになるのは、ナイキのシューズが革新的な技術を持っていることの証し。アシックスなど日本のメーカーにも頑張って欲しいです。

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2019/11/18

オリンピックのマラソンコース

 札幌で行われるオリンピックのマラソンですが、今日の日経新聞にコースの具体案がでていました。ポイントは大通り公園を発着地として市内周辺を2周する案ということ。最近のオリンピックマラソンコース、世界選手権は周回型が主流とか。ロンドン、リオデジャネイロとも周回型。これに対して東京で予定されていたマラソンは周回型ではなく、東京の名所を巡る巡回型でした。周回型は警備がしやすい 。また観戦もしやすい、との理由で周回型が主流になっているとか。
 北海道マラソンのコースそのままに使わなかった。確かに北海道マラソンは折り返し地点があり、一部でランナーがすれ違う設定で、市民マラソンにはよくあるタイプのコースです。
 テレビ中継でみていると、周回型はつまらない。でも、運営側は楽でしょう。これを機に市民マラソンも周回型が増えるかもしれません。

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2019/10/17

五輪のマラソンは札幌で

 突然のニュース。「東京五輪のマラソン、札幌で開催か IOCが猛暑を懸念」(朝日新聞デジタル)です。まだ第一報ですが、
「2020年東京五輪の男女マラソンと競歩について、国際オリンピック委員会(IOC)は16日、猛暑対策で、コースを東京から札幌に移すよう、大会組織委員会や東京都などに提案すると発表した」
 ということ。
 オリンピックを主催する東京都の小池知事は驚いています。
「『突然の変更には、驚きを感じるところです』などとするコメントを発表し、不快感を示した」(日刊スポーツ)
 マラソンはオリンピックの目玉競技。これを札幌にもっていかれるのは困るというところかな
 札幌も近年、暑いです。今年8月25日に市民マラソンの北海道マラソンがありました。暑いとはいえ、完走率は84.47%。8月9日開催予定なら、気温などの環境では札幌のほうがいいのは明らか。でも、東京オリンピックだからな。結末はどうなることやら。

 

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2019/04/25

マラソンは毎日走っても完走できない

 本棚にあった『マラソンは毎日走っても完走できない』がありました。小出義雄さんの書いた本です。もうかなり前に読んだと思いますが(2009年の出版)いくつも付箋がありました。
 マラソンの本は沢山持ってます。20年以上も走っているとたまってしまいます。その中でも『マラソンは毎日走っても完走できない』はいちばんの本です。もう一度、読み直してみます。
 多くの女性マラソンランナーを育てた小出さんが亡くなりました。
まさに女子マラソン界の歴史と常識を塗りかえてきた平成の名伯楽。野武士のような風貌でも人気を博した。平成の時代をまっとうし、令和の前に天国へ旅だった」(日刊スポーツ)
 ご冥福をお祈りいたします。

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2018/10/09

大迫のマラソン日本記録

 大迫傑は着実に進歩しています。シカゴマラソンで2時間5分50秒の日本記録を更新しました。昨年ボストンマラソンで3位、福岡国際マラソンで2時間7分19秒で(当時)日本歴代5位の記録を出して、今回のシカゴマラソンで日本記録の更新です。
 大迫が所属するナイキオレゴンプロジェクトとはどのようなトレーニングをしているのか興味がわきます。
「プロジェクトは、ナイキが2001年に、アフリカ系選手と対等に戦える米国人長距離選手の育成を目的として設立した」(2017年12月16日 朝日新聞デジタル)
 ということですが、トレーニングの内容は明らかにされていないようですが、
「従来のインターバルトレーニングや距離走などが主」(朝日新聞デジタル)
 とか。マラソンの練習はこれまで培われてきた方法を地道にやるしかないということでしょう。
 2月の東京マラソンで日本記録の更新をした設楽悠太、8月のアジア大会で優勝した井上大仁と男子マラソンはレベルがアップしているのは明らかです。誰がオリンピックを走るのか。興味津々です。

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2018/06/02

オリンピックのマラソンコース

 東京オリンピックのマラソンコースが発表されました。コースは、
「新国立競技場発着点として浅草・雷門や銀座、東京タワー、皇居など都心の名所を巡るコースとなった。折り返し点は増上寺と二重橋前付近の2度」(日刊スポーツ)
 と指摘されている通り、東京の観光地を巡る楽しそうなコースです(選手たちは楽しんでいる余裕はないかもしれませんが)。
 東京マラソンのコースからlだいたい想像がつくコースだし、これしかないだろうというコース設定です。ちょっと凝ったかなと思われるのは、30キロから35キロで皇居二重橋を通るコース。オリンピックだし、皇居は外せないということでしょう。
 ロンドン五輪、リオ五輪など近頃の大会では周回コースの設定が多かったのですが、折り返しをしてスタート地点に戻るオーソドックスなコースをしています。このほうが、運営は大変でしょうが、観る立場としては楽しい。

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2017/08/07

世界が遠くなる日本のマラソン

 世界陸上のマラソンが終わりました。男女とも結果は散々です。男子は終盤に粘りをみせた川内が9位が最高順位。女子は清田の16位が最高。男女とも世界選手権で入賞がなかったのは1995年以来のこと。惨敗という感じです。
 男子はともかく、女子の結果には驚きました。日本人最高位の清田のタイムは2時間30分36秒と2時間30分オーバー。こんなに女子マラソン弱かったかな、と思いました。
 東京オリンピックに向け、強化をしているはずのマラソンですが、いまのところいい結果がでていません。マラソンでの日本と世界の差はどんどん広がっている感じです。
 あまり期待しないほうがよさそうです。

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2016/08/22

男子マラソンは期待通り?

 オリンピック男子マラソンが終わりました。ケニア、エチオピア勢は予想通り強かったですが、アメリカのラップが銅メダルを取ったのは見事です。スタート時の気温が24度と高かったためか、優勝のキプチョゲのタイムでは2時間8分台と遅かったです。
 日本勢は佐々木の16位が最高。石川は36位、北島は94位。「男子マラソン、日本の3人は惨敗、入賞もならず!」とも報じられています。国内選考会などでのベストな状態で走ることができれば、ここまで悪い成績になることはないはずですが、不思議です。
 話題の猫ひろしはブービー賞の139位。見事(笑)。タイムは2時間45分台なので、彼のベストからはかなり遅いタイム。もう少し頑張って欲しかった。
 男子マラソン、その将来はどうなるのか。期待しないほうが良さそうです。

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2016/03/07

男子マラソン、五輪代表は

 日本人はマラソン好きです。自分で走るマラソンがブームですが、マラソンを応援し、観戦好きな人も多い。かつては世界の上位にいた日本男子マラソンですが、いつの頃からかオリンピックではメダルが取れない位置になっています。それでも、オリンピックの代表選考には注目が集まります。
 昨日、オリンピック代表選考の最終大会であるびわ湖毎日マラソンがありました。日本人では北島寿典が2位に入る健闘です。記録は2時間9分16秒と抜群にいいタイムではありませんが、スタート時点で気温が19.8度あったことから、評価されていい走りのようです。
 注目の五輪代表ですが、ほぼ決まったとデイリースポーツは報じています。
「福岡で選考会唯一の2時間8分台をマークした佐々木悟(旭化成)、最も気温の高い悪条件だったびわ湖で日本人トップの2位に食い込んだ北島が当確」
 と代表3人の枠に2人は決まり。残り一人は、
「びわ湖で日本人2位の石川、東京で日本人トップの8位だった高宮祐樹(ヤクルト)との比較となるが、リオと最も近い気候となったびわ湖の石川が、タイム、内容とも圧倒」
 ということらしい。
 リオ五輪、男子マラソン勢はどんな走りを見せてくれるのか。あまり期待しない方がいいかもしれません。

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2016/01/04

青学の圧勝

 青山学院、強いですね。箱根駅伝で全区間トップの完全優勝は39年ぶり。昨年の初優勝も驚きだったのに、今年の圧勝には凄いの一言です。駅伝に限らないことですが、集団競技では監督の力が大きいということを改めて実感します。
 日経新聞に面白い記事がありました。原監督は長らくのビジネスマン生活から青学の監督に転じ、10年以上をかけて昨年初優勝を勝ち取りました。
「前回の優勝で華麗なる転身が話題になり、監督の元には講演やテレビ出演の依頼が殺到。今季前半は週の半分は講演などで出掛け、スカウト活動が重なって1週間不在という時期もあった。留守でも機能するようになったとはいえ、さすがに(エースの)神野は心配になり『一回、奥さんに相談した』」
 原監督は奥さんと寮に住み込んでいるんですね。真剣度が伝わります。
 来年、駒大、東洋大、早稲田大といったライバルはどう巻き返すのか。楽しみです。
 

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2016/01/03

駅伝での留学生

 箱根駅伝、往路は青山学院大学が予想以上強で完全優勝でした。もはや強豪チームとして余裕のレース展開です。テレビ中継をみていたら、山梨学院大学が出場30回目と報じていました。山梨学院大学の初出場は1987年。この年にテレビの生中継が始まりました。ずっと昔からテレビで中継している印象がありますが、そんな昔ではないのですね。
 2016年の今、箱根駅伝にはケニア、エチオピアからの留学生ランナーは違和感がなく、溶け込んでいます。オツオリが山梨学院大学の留学生ランナーとして箱根駅伝に登場したのは1989年のこと。それから四半世紀が経ち、今年の往路では4人の留学生ランナーが走りました。中でも日大のダニエルは5区で区間賞を獲得。
 留学生ランナーは無制限に出場できるわけではありません。「留学生のエントリーは2名以内、出走1名以内」という規定があるので、往路、復路10区間のうち一区間だけに走れることになります。ひとつの区間だけなのに、留学生を受入、選手として育成している大学がいくつもあること。これは興味深いことです。
 留学生は大学にとどまらず、高校駅伝でも活躍しています。先日行われた全国高校駅伝で優勝した世羅高校には留学生が重要な走りをしました。もはや強豪チームには留学生は欠かせないということでしょうか。
 箱根駅伝は単なる関東地方の駅伝という位置を超えて、全国的なイベントになっています。練習の成果をみせると同時に、大学の知名度を上げる役割も果たしています。青学は留学生を起用しないで、連覇へ向かっています。いろいろ考えさせられる今年の箱根駅伝です。

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2015/03/02

マラソンブームの終焉?

 今月16日に金沢マラソンの受付が始まります。北陸新幹線開業に合わせはじめて開催されるフルマラソンです。大会は11月16日。同じ11月にはこれも第1回の富山マラソンもあります。隣り合う2県で開催されるフルマラソンがどれほどの参加者を集めるのかが注目されます。果たして抽選になるほど申し込みが殺到するでしょうか。
 都市型のフルマラソンはブームです。今年の東京マラソンも抽選に外れました。しかし、マラソンブームも終焉かという記事が東洋経済オンラインに掲載されています。酒井政人氏による<ついにブーム終焉?東京マラソンの「功罪」>という記事です。
 坂井氏は2007年に始まった東京マラソンの与えた影響を軸に現在の日本のマラソン状況について書いています。終焉と決めつけているわけではありません。東京マラソンの倍率がここ数年横ばい、大阪マラソンも第1回からエントリー数が少しずつ減少している事実や、『レジャー白書』でのマラソン人口が2012年の2450万人から、2013年は2080万人と大きくダウンしていることなどから、
「長く続いてきたランニングブームは落ち着きを見せており、もしかしたら終焉を迎えつつあるのかもしれない。」
 としています。
 今年の11月には金沢マラソン、富山マラソンに加え岡山マラソンもはじめて開催。また群馬県民マラソンもこれまでのハーフマラソンを廃しフルマラソン大会になります。都市型マラソンが乱立といった感があります。
 マラソンブームは終わりつつあるのか。各地で始まる大会がどれほどエントリーを集めるかが注目されます。

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2014/12/02

アールビーズという会社

 昨日の日経新聞にアールビーズが全面広告を掲載していました。アールビーズという企業名をきいて、何をしている会社か分かる人はランナーかもしれません。
 熱心なランナー御用達の雑誌「ランナーズ」を出している版元(出版社)です。かつては誌名そのままに、ランナーズという社名でした。5年前の2009年にアールビーズに社名変更しています。「ランナーズ」が創刊されたのは1976年。38年も前のことです。
 この雑誌を初めて読んだのはジョギングをし始めた1995年。当時はマラソン大会の情報は「ランナーズ」ともう一つ「シティランナー」(以前勤めていた会社が出していました)という2つの雑誌で探すしかありませんでした。
マラソン大会のページを開き、出場する大会を見つけます。ほとんどが自治体主催です。そこへ返信用切手、封筒を同封して大会要項を請求します。送られてきた要項で参加費を郵便局から振り込みます。クレジットカード決済名どころできなかったはずです。
 時は流れ、2007年東京マラソンが始まったころから、マラソンはブームになり始めました。ランナーズという会社はおそらく急成長してアールビーズになったのでしょう。こんな時代が来るなんて、20年前には予想も出来ませんでした。
 マラソンブームはまだまだ続き、アールビーズの一人舞台も続くのでしょうか。

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2014/09/29

死ぬまでに走りたい100の大会

 表紙の柳原良平さんイラストにひかれて買ってしまった「Number DO」の<死ぬまでに走りたい100の大会>。国内外のマラソン大会のガイドを中心に組んだマラソン特集です。ランナーズのお堅いトレーニング特集より少しばかり緩いマラソンの記事が並びます。
 冒頭の高橋尚子「大切なことはすべて大会が教えてくれた」はQちゃんの写真をみているだけで大会に出たくなる記事とか、海外マラソンのガイド、「目的別いつかはでたいマラソン大会」など読んでるだけで走った気持ちになってきました。
 この本920円とちょっと高めですが価値も高いです。柳原良平さんイラストとタイトル文字は型押しという豪華な製本。それに付録もついています。ほぼ日×Number DOのランナー手帖。一昨年から毎年つくっている企画の2014-2015年版。付録なのでボリューム感は薄いですが、10月から1年間のランニング日誌、オススメ大会、ラップ表など重宝しそうです。
 マラソンのシーズンが始まるこの季節に、モチベーションアップのためには格好の1冊です。

  

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2014/08/19

円谷幸吉の言葉

 モチベーションアップのために、時々買う『ランナーズ』。久しぶり手に取った9月号を今頃読んでます(来月号は3日後に発売)。これも久しぶりに武田薫氏の連載記事「マラソンの行方」を興味深く拝読しました。
記事では福島県須賀川市にある円谷幸吉メモリアルホールを訪ね、円谷幸吉というランナーを振り返ることから、日本のマラソン解説の現状を考察しています。
 東京オリンピックで銅メダルを取りながら、自死を選んだ円谷幸吉。円谷が残したものは何なのか。2度目の東京オリンピックが決まった今、武田氏は円谷幸吉の足跡を探そうとします。記事では今のマラソン界の問題点指摘され、とても興味深い内容です。
 また、円谷幸吉が26歳の時、日本陸連に提出したマラソン競技者調書の一部が掲載されています。円谷幸吉メモリアルホールに掲げられているものです。ランナーにとって参考になるので引用します。

<マラソン競技者の心構えについて>
1.完走の精神
2.トレーニングは意欲的に レースは無欲で
3.全ゆる条件下においでの体験
4.理屈抜きのトレーニング
5.トレーニング、栄養、休養、3つのバランス
6.精神の統一及び勇気

 6年後の東京オリンピックで、日本人ランナーはどんな走りをみせてくれるのか。期待していいのでしょうか。ちょっと厳しそうです。

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2013/04/17

ボストンマラソンテロの恐さ

 ボストン・マラソンの爆弾テロは、まさしく驚愕の事件です。マラソン大会という多く人が集まる場での事件は、改めてテロの恐ろしさを示しました。3万人規模のボストン・マラソンのゴール付近には大観衆が集まります。そこを狙ってのテロは予測はできたでしょうが、防ぐことは難しいことかもしれません。
 アメリカのマラソン運営事情はわかりませんが、日本の大きなマラソン大会ではテロを想定した警備体制はとられていません。東京マラソンではランナーがスタートゾーンに入るときには、簡単な荷物チェックはあります。しかし、テロを防げるまでの警戒とは言えません。神戸マラソンではもっと軽微なチェックでした。
 ボストン・マラソンといえば、新作を出したばかりの村上春樹が走ったことでも有名です。ランナーなら、ニューヨークかボストン、どちらかのレースは一度は走ってみたいと思っているはず。日経新聞によれば「爆発事件の被害を受けたボストン・マラソンの公式ホームページによると、今回は現地在住を含め日本人約270人が登録し、238人が参加していた」そうで、いっぱい走りにいっているんですね。
 気軽に考えていた海外マラソンへの参加ですが、危険があること自覚しておかねばいけない。こんな当たり前のことを認識させられた事件です。一刻も早く、犯人を探し出してくれることを願います。

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