埼玉県教職員大量退職という驚愕
昨日、NHK昼のニュースをみていたら、驚く報道がされていました。埼玉県で退職金減額前に教職員大量退職というニュースです。首都圏のローカルニュース枠での放送なので、全国レベルの話ではありませんが、その内容は全国ニュースで報じて欲しいものです。
ニュースによれば、
「国の法律に合わせて、埼玉県が来月1日から段階的に県職員の退職金を引き下げる条例を定めたところ、110人の教職員が条例施行前の今月いっぱいで早期退職をすることが分かり、埼玉県は3学期の残りの学校の授業などに影響が出ないよう対応を急いでいます」(NHK NEWS webより引用)
というかなり困った事実です。
なんでこんなに辞めたのか。昨日の朝日新聞朝刊でもこのことは取り上げられています。この記事によれば、
「県教委によると、勤続35年以上で月給約40万円の平均的な教諭の場合、改定後は退職金が約150万円減る。だが1月末に退職すれば、2月と3月の月給分約80万円を差し引いても、約70万円多くなる計算だ」
70万円得になるから110人もの教員が辞めたわけです。
さらに記事は続けます。
「さいたま市教委によると、1月末での退職希望者は小学校8人、中学校11人の計19人。うち学級担任は3人で、中学校の副担任は10人いた」
70万円が欲しいので、現場を放り出すわけね。ある意味、人間らしい行為です。またこんなことも。
「年度末に退職する小中学校の教諭は103人で、前倒しした教諭は約18%」
5人に1人が、お金のために早期退職です。
こんな人達が教育者なんて、ひどい。いい加減目を覚ませよ、教員、そして教育委員会。
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