書店

2024/08/25

街からは書店が消えるだろう

 書店が減っているのはたびたび伝えられています。経済産業省は3月に書店振興のプロジェクトチームを立ち上げています。書店の苦境はニューヨークでも同じようで「THE NEW YOKER」は「Are Bookstores Just a Waste of Space?(書店は単なるスペースの無駄なのでしょうか?)」なる記事を掲載しています(2024819日)。

 書評(確か「週刊文春」)で取り上げられていたので読んだ『2028年 街から書店が消える日』(小島俊一 著)。出版関係者30人のインタビューで構成された内容です。前書きから引用すると、
「(本屋が街から消えることに対し)この答えを出すために日本初の試みとして出版界のプロフェッショナル達が実名(一部匿名)で、それぞれの立場で本屋について熱く本音を語ってくれました。読者のあなたと一緒に出版界の現状を俯瞰しながら、問いの答えに近づいてゆこうと思っています」
 と著者の思いは熱い。
 でも、残念ながらそのアプローチは中途半端です。30人ものの人にきいているため、それぞれの内容が浅い。また、対談形式(著者と架空の甥との対話が各インタビューの前に入る)での構成から、著者の視点が曖昧と感じざるを得ません。人選を絞りキーパーソンにきっちり取材し、問題点とその解決法を明示して欲しかった。
 そもそもなんで2028年なの? これが明確に書いてない。
 私見ですが、本を再販価格維持制度から外し、正味(書店への仕切)を5055%にすること。まず、これをやらないと、リアルな書店は滅びるでしょう。

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2023/07/26

本屋さんのパートタイム店長

 今月5日にオープンしたBooks & Coffee谷中🔥TAKIBIの棚主になっていますが、昨日は「パートタイム店長」をやってきました。「パートタイム店長」とは何? 本来の店長は安藤さんですが、いろいろお忙しい方のようでで、店にいられないときに「パートタイム店長」を募集して、都合がつくときに自由に店長をつとめるシステムです。
 昨日は12時から18時頃まで店長をつとめました。店は谷中にありますが、メインストリートに面していないので、正直常にお客さんで賑わう、ということはありませんでした。
 しかし、地元の方が来店し、お子さん、お孫さんのために絵本を買ったり、ビジネスパーソンらしき方がいらしたり、本が売れていきます。店長といっても会計して、お客さんからお金をいただいて、おつりをお渡しするのが主な仕事です。なかなか楽しい体験でした。 またお手伝いしたいと思っています。

Books & Coffee谷中🔥TAKIBI

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2023/07/05

「Books & Coffee谷中🔥TAKIBI」に出店してます

 千駄木に今日開店の「Books & Coffee谷中🔥TAKIBI」の棚主になっています。そもそも「Books & Coffee谷中🔥TAKIBI」とは、
<地域あるいは全国の本好き&一度は本屋をやってみたいと考える方に本棚を借りてもらい、「読んでほしい推し本」の数々を並べて売ってもらいます。まさに個人書店の集合体。これからの書店の在り方として注目される新しいタイプのシェア型本屋(共同書店)です。その「本のある場所」から生まれる棚主同士や、お客さんのコミュニケーションも大切にしたくカフェ☕も運営します。>(公式サイトより引用)
 わかりやすく言えば、最近増えている棚貸しの本屋さんにカフェがついたスペースです。
 いまやってるはいるが本屋の実店舗は休業状態の<COOK×BOOK(クック・バイ・ブック)>で在庫している新刊書を20冊置いています。
 場所は東京メトロの千駄木駅から徒歩5分ほどのところです。お近くにお越しの際はのぞいてみてください。

「Books & Coffee谷中🔥TAKIBI」


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2022/09/11

八重洲ブックセンター本店が閉店

 メディアでは大きくは伝えられていませんが、東京駅そばの八重洲ブックセンターの本店が閉店です。
「JR東京駅前の八重洲ブックセンター本店(東京・中央)が2023年3月に閉店する。東京・八重洲地域の再開発に伴うもので、28年度に同地域で竣工予定の複合施設内に出店を計画しているという。」(9月9日 日経新聞)
 なので、一時的に店を閉めるというのが正しいのですが、「八重洲ブックセンター、来年3月末で閉店」(9月9日 朝日新聞見出)と閉店が強く伝えられています。先日の三省堂本店の閉店と同じ状況で、八重洲ブックセンター本店の新たな出店で、売り場面積は今の店舗より縮小されることが想像されます。
 1978年の開店時には超大型書店と騒がれました。ウィキペディアによれば、
「世界一の売り場面積を持つ書店をつくろうと計画され」たが「日本書店組合連合会(日書連)や書店組合の反対にあい、売り場面積を半分にして、1978年9月18日に日本最大の書店として開業した。」と。
 本がまだ売れていた時代で、現在では考えられない書店側の反対です。
 東京の大規模書店がなくなっていきます。三省堂本店、八重洲ブックセンター本店、そして東急本店にあるMARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店も建替のため、2023年1月までの営業です(その後、どうなるかは発表されていないみたい)
 新刊書はいまだ溢れかえっているのに、書店は減っている。終末はどうなるんだろう。











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2022/06/06

「本を贈る」をみる

 知人がやっているジャズ喫茶On a slow boat toでのイベント「本を贈る」にいってきました。イベントは、
<街から本屋さんを消さないために、東京都書店商業組合さんが一念発起、YouTube チャンネル「東京の本屋さん~街に本屋さんがあるということ」を開設して加盟書店を紹介しています。その熱意に賛同した、映画監督の篠原哲雄監督がメガホンを取り、ドラマ化まで実現しました。>
 とドラマ化された映画の上映とトークイベントです。
 映画はYouTubeで9話構成で公開されていますが、これを1本にしたディレクターズカット特別編集版の上映。そしてトークイベントでは篠原哲雄監督、出演の矢柴俊博、米野真織、脚本の千勝一凛、音楽のGENの各氏が登壇。
 出演者の台本朗読、GENの演奏があり、楽しめました。
 しかし映画「本を贈る」は誰をターゲットにしているのかよくわからない内容でした。本屋にいかない人がこれをみて、いくとは思えない。本屋の厳しい状況を感じたイベントでした。

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2022/05/08

三省堂書店本店の一時閉店

 今日で三省堂書店の神保町にある本店が一時閉店。立替のため取り壊されるためだが、本好きの人たちなどからは惜しむ声があがっています。昨日の朝日新聞夕刊では、一面で記事にしています。
<東京・神田神保町1丁目1番地。本の街・神保町のランドマークのひとつで、141年間営業してきた三省堂書店の本店が、8日午後8時にいったん閉店する>(朝日新聞デジタル)
 取り壊されるビルは41年前に建てられたが、老朽化のため建替えられます。今はビル全体が本屋ですが、建替後はどうなるのか。
<3年後に元の場所に戻ってくるのか。収益だけを考えると、新たなビルのテナントには、オフィスだけ入ってもらうことも社内で議論にはなった。「でも、本の街・神保町に根を下ろしてきた価値を考えると、離れるわけにはいかない」と中嶋課長。詳細は未定だが、三省堂書店も入る予定だという>
 ということだから、ビルを作ってテナントとして三省堂書店が入るかもということ。今より売り場は縮小しそうです。
 とあるネットによれば三省堂書店本店は都内で(床面積では)7番目です。大きな書店が減ってしまうな。

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2021/06/10

イベントはZOOMが楽?

 久しぶりに本屋B&Bのホームページをのぞいてみて、相変わらずイベントをやっているのだな、と感心。まあ、ここはイベントが命、という本屋だからな。でも、コロナ禍でイベントはすべてオンラインになっています。
 さて、どんなイベントがあるかなとみていると、<飯沢耕太郎×善本喜一郎「昭和から平成へ~東京タイムスリップツアー」>というのを発見し、参加することに。写真家の善本喜一郎『東京タイムスリップ1984⇔2021』刊行記念のイベントです。
 本屋B&Bのイベントは何回か参加しました。しかし、時間帯が遅い(20時スタート)のと、狭いスペースに2時間ほど座らねばいけない。このため、参加するのに躊躇していました。
 でもオンラインなら楽です。うちで酒を飲みながら視聴できます。当たり前ですが。
 コロナ禍は嫌だけど、オンラインのイベントはいいですね。また、参加してみよう。



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2020/10/20

書泉グランデという本屋

 先日放送された「アド街ック天国」の神保町特集で、「各フロアの専門性が高く、あらゆる趣味人のニーズに答える人気店」として紹介されていた神保町の書泉グランデ。先週、神保町にいったので買いたい本があったので、入りました。
 この書店はいつから趣味人に対応する店になったのでしょう。鉄道の本を熱心に読んでいた頃、ここの鉄道フロアにきた記憶があるのですが、もうかなり前です。趣味人本屋としては歴史が長そうです。ホームページをみると、「趣味人専用」なんて書いてあります。
 時間がなく鉄道フロアにはいけなかったのですが、桐野夏生の新刊を購入し、ブックカバーをつけてもらいました。趣味の本屋にしては地味目なブックカバーです。最近はネットで本を買うことが多いので、ブックカバーは嬉しい。
 書泉グランデ、こんどは趣味のフロアーにいってみます。


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2020/05/03

本屋を支えるクラウドファンディング

 休業している本屋も多いです。自由が丘に古くからある本屋とブックファーストが休みで、先日NHK語学講座テキストを買おうとして困りました。本屋は休業の自粛を求められていないのですが、自主的に休みにするところが多い。これは東京都であれば休業協力金を受けるため、ということもあるかもしれません。
 ともあれ、本屋が困難な状況にあるということで、「Bookstore AID(ブックストア・エイド)基金」が立ち上がっています。朝日新聞によれば、
「作家の阿久津隆さんやブックコーディネーターの内沼晋太郎さんらを中心に創設された。賛同人には、作家の小川洋子さんや川上弘美さん、詩人の最果タヒさんなどが名を連ねる」(5月1日朝日新聞)
 というもの。クラウドファンディングで寄付を募っています。
https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid
「5月29日まで寄付金を集め、参加店に分配する。寄付者には返礼として、参加店で使える独自の『図書券』のほか、書店による文章を集めた冊子も作る予定だ」
 参加店は現状では約50店で、途中からの参加も可能。
 そもそも、新型コロナウィルスがなくても本屋さんは厳しい状況にありました。いまの状況では、更に厳しくなることが予想されます。寄付という方法で少しでも救われる書店が増えることを祈ります。

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2020/04/05

週刊文春の定期購読

 あること(大学の課題)で街の本屋を回りました。城南地区の本屋ですが、まだまだしぶとくやっている本屋があります。店頭の雑誌棚にはどの店にも「週刊文春」と「週刊新潮」の最新号が置かれていました。
「週刊文春」を毎週買っていますが、本誌に「12号連続半額」と大きく書かれた広告が載っています。定期購読で月額払いにすると、12号までは半額、それ以降も10%割引。本、雑誌は定価販売だと思い込んでいましたが、割引ができるのですね。また「週刊文春」はアマゾンなどで電子版が販売されています。
 かつて街の本屋は、雑誌を買いにいく店でした。「週刊プレーボーイ」とか「ポパイ」とか買いました。いまはもっぱらコンビニです。そして店では買わず、定期購読とか、電子版です。本屋さん、ホントに大変な時代になりました。
 

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2020/02/22

京都のジュンク堂閉店

 今日からスクーリングのため、昨日から京都にきています。新型コロナウイルスのため、観光客が減っていて人が少ないです。いつもはにぎわう烏丸四条から河原町もこれまでの京都とは違った様子。
 しかし四条通り沿いは京都でいちばんの繁華街です。ここにあるジュンク堂書店が今月末で閉店です。
「京都店は1988年、現在の阪急京都河原町駅に近い四条通沿いにオープンした。本社担当者によると、出店当時はオフィス街としてのイメージが強かったが、徐々に外国人観光客が増え、街並みや客層が変化」(2月20日 朝日新聞デジタル)
 街の観光化が書店に影響を与えたということでしょうか。
 繁華街でも大型書店が閉店するという現実。厳しい時代になりました。


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2019/12/09

「旅と本と珈琲と」の閉店

 表参道で時間があったのでぶらぶらしていたら、「旅と本と珈琲と」を見かけました。思い出しました。HISがコーヒーが飲める本屋を開店するニュースをかなり前(笑)に見たのに、いってませんでした。
 入ってみると、告知が。

「HIS 旅と本と珈琲とOmotesandoは、2019年12月26日をもちまして渋谷本店営業所との統合にともない、閉店させていただくこととなりました」
 あらら。この「旅と本と珈琲と」が開店したのは4年前の10月です。本屋には(書籍フロア)には旅に関する本が置かれています。選書は幅允孝さんとのこと。
 閉店はHISの社内事情なのか、このような業態が受け入れなかったのか。書籍フロアは日曜夕刻ということもあってほぼ満席でした。なんとも残念な「旅と本と珈琲と」の閉店です。

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2019/11/16

誠品書店とは、どんなとこ

 誠品書店にいってきました。日本橋にコレド室町テラスが9月にでき、ここに「誠品生活日本橋」ができ、ちょっと話題になっています。ここは台湾発のセレクトショップで、スペース展開は台湾流みたいです。
 核になっているのが誠品書店です。どれくらいの広さなんだろう。代官山の蔦屋よりは狭いかな。大規模書店という感じではありません。台湾流ですが、実際の運営は有隣堂書店がやっています。業務委託というのではなくライセンシーで運営しています。
 オープンして1ヶ月以上経ちますが、すごく話題になっている気配はありません。採算はどうなんだろう。気になります。成功してくれるといいのですが。


誠品書店のことをnoteに書きました。よろしければ、お読みください。

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2019/10/02

文教堂の苦境

 先週の日経新聞に掲載された記事ですが、「書店の淘汰一段と 文教堂、不採算店閉鎖の再生計画」には少し驚きました。書店が厳しい状況だというのはわかっているのですが、文教堂は大日本印刷の関連会社です。なので、経営的には安泰かと思っていました。
 記事によれば、


27日には私的整理の一種である事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)の手続きを進めていた文教堂グループホールディングスが不採算店の閉鎖などの再生計画を発表した(9月27日 日経新聞電子版)


 文教堂は実質倒産したわけです。会社更生法や民事再生法を使わず、事業再生ADRで再建を目指すということ。で、こんな状態になった関連会社を大日本印刷はどうしようもないのか、という疑問がわきます。
 会社四季報で文教堂の株主をみると、一番目が日本出版販売で二番目が大日本印刷で、株式保有率は23%ほどで、子会社ではありません。
 記事はこう書いています。
 

文教堂のような準大手ですら経営不振に陥る苦境のなか、成長戦略を描くことは難しいのが現状だ。

 書店の厳しい状況は続きます。

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2019/07/01

恵文社一乗寺店と誠光堂

 京都でいきたかったのが、「恵文社一乗寺店」です。本屋好きな方はご存じの有名な店。


「英紙ガーディアンが『至高の書架』と題した記事で取り上げた世界の10書店に日本から唯一選ばれた」(2017/12/27 日経新聞)

 京都の中心、烏丸御池から地下鉄、京阪、叡山電鉄と乗って、一乗寺駅で降り、3,4分歩いたところにあります。
 店に入ると書棚のある落ち着いた空気感があるスペースが広がります。書棚に並ぶ本はジャンル分けされていますが、ジャンルを書いたもの(例えばビジネスとか、実用とか)はありません。棚をみていくと、こここは文学かな、と思いつくような感じです。押しつけがましくないところが心地いい。ほんとに長居をしたくなる本屋さんです。
 この「恵文社一乗寺店」の店長をつとめた方が開いたのが「誠光社」という本屋さん。京都の河原町丸太町にあります。ここにも寄りました。こじっまりとした店内に、さりげなく本が並べられています。当然ですが、選書にはこだわりを感じます。
 歴史のある京都らしい2つの本屋。また、いきます。

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2019/05/21

出版の流通と経営

 たまたまSNSかで見つけたシンポジウム「地域の書店に聞くー不忍ブックストリートのブランディングと流通・経営課題」に参加してきました。根津、千駄木にある3つの書店さんが登壇してのシンポジウムです。登壇者は、
 往来堂書店の笈入建志氏 、BOOKS青いカバの小国貴司氏、ひるねこBOOKS の小張隆氏の3人。進行はパイインターナショナルの三芳寛要氏 
 です。根津、千駄木では「不忍ブックストリート」として本屋の街を発信し、一箱古本市をやっています。4月に21回目が開催されました。
 課題は本屋の経営問題です。その解決のためにどうするか。もちろん答えは出ず、可能性を探る3人のお話しでした。登壇者のお一人、往来堂さんは本屋ファンの間では有名な店です。シンポジウムの前によりましたが、独自の視点での選書と本の展示が魅力的な書店です。その往来堂でさえ、経営は厳しいとのこと。特に雑誌の落ち込みの影響が厳しいといいます。
 どこの本屋さんも厳しいの。そんなことを改めて感じたシンポジウムでした。 

#不忍ブックストリート

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2019/05/14

白山のplateau books

plateau booksにいってきました。東京、白山に今年3月に開店した本屋です。
「空間設計から施工、メンテナンスまで行う建築会社」(Readyfor プロジェクトページより引用)が運営しているちょっと変わった本屋です。
都営三田線の白山駅から徒歩4,5分の商店街にあるビルの2階です。階段を上がって店に入ると、コンクリート打ち放しに木の書棚が並んでいます。書棚に囲まれて、中央に大きな木のテーブルが置かれています。広々とした快適な空間です。
 建築会社がやっているので、建築、設計に関する本が多いです。そのほか、方向性を感じる選書は好みにあいます。
 コーヒーも飲めます。
 営業は原則、金土日の13時から19時まで。週3日の営業ではもったいない、と思える素敵なbook storeです。
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2019/04/18

ときわ台の本屋イトマイ

 先月オープンした「本屋イトマイ」にいってきました。東武東上線のときわ台駅のすぐそばです。一階に松屋があるビルの2階、階段を上がって扉を開けると、本屋が広がっています。なにか懐かしい思いになる雰囲気の店内です。
 本棚の前には木のベンチが置かれていて、座って本棚の本を選べます。木の平台もいい感じです。
 本棚のコーナーの反対側、窓があるスペースはカフェコーナーになっています。珈琲、紅茶、トーストなどがいただけます。買った本はここで読めるし、備え付けの本もたくさん置かれています。
 ときわ台駅のそばには本屋がないようで、本屋イトマイは貴重な存在です。でも、他に本屋があっても入りたくなる本屋さんです。うちからは近くないけど、また行きたい。

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2019/04/13

ブックファーストの閉店

 先日、二子玉川の駅で降りたら、駅ナカにある「ブックファースト」が閉店していました。大きな店ではないけれど、二子玉川にいったときはたまに寄っていました。店頭の張り紙には2005年1月に開店とあります。14年も続いたのに、閉店です。
 ブックファーストと言えば、書店の大手。その創業は阪急電鉄の直営の書店でした。その後、いくつもの出来事があり、いまはトーハンの子会社になっています。いまや、書店チェーンは大きな資本(取次とか、DNP)の傘下のところが少なくない。
 ブックファーストもかつては渋谷にありました。昔、旭屋書店があったところです。いまはビレッジバンガードになってます。自由が丘にもあります。ここは健在です。
 大手書店書店チェーンといっても淘汰される時代。厳しいです。

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2019/03/18

大船のポルベニールブックストア

 昨年11月にオープンした「ポルベニールブックストア」にいってきました。いかねば、と思いつつ今になってしまいました。
 大船の駅から商店街を抜けて、歩いて7、8分ほどでしょうか。ビルの一階に青い文字で<Porvenir Bookstore>と書かれた看板が目立ちます。

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 お店に入ると、木の棚、木の床の落ち着く本屋スペースが広がります。本棚には人文、社会系の本が多く並びますが、料理、絵本、アートの本もあります。オーナーさんが選ばれたのでしょう、センスのいい選書です。
 大船は日常生活ではほとんど縁がない場所ですが、こんな素敵な本屋があるとは羨ましいです。また機会をつくって訪れたいです。
 本を購入したら、これも素敵なバッグをいただきました。店のキャラクターはペンギン。なぜペンギンなのかは、オーナーさんにきき忘れました。こんどきくことにします。

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ポルベニールブックストア


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2019/03/06

魅力的なCafuneBooks

 小さい本屋さんが最近、増えています。「ほんやのほ」に続いて先月オープンした「CafuneBooks」に先日お邪魔してきました。池尻大橋の駅から歩いて5分ほどのレインボー倉庫にあります。レインボー倉庫は1964年に建てられたマンションの地下にある秘密基地みたいな場所です。
 店主の池野さんがセレクトした本が並ぶ店内は、ちいさいけど心地よいスペースです。自分だけのスペースを独占しているという気分になります。「ほんやのほ」でも同じこと、感じました。
 買った本に素敵なブックカバーと栞を付けてくれました。また行きます。
 木、金、土の午後の営業です。

CafuneBooks

Cafunebooks


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2019/02/24

本屋を開店します

 このブログをご覧いただいている方と、SNSが届いている方とどの程度重複しているか分からないので、お知らせします。
 今日から小さな本屋を始めます。まだホームページが間に合わないので、facebookでご案内しています。
https://www.facebook.com/cookbybooktokyo/

よろしくお願いします。Photo


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2019/02/09

本屋の「ほんやのほ」

 ほんやのほにいってきました。ほんやのほは本屋さんです。2月1日に開店した新しい本屋さんです。場所は小伝馬町の駅から歩いて3分ほどのところ、ビルの2階にあります。
 ほんやのほは会員制の本屋です。入場料が必要な本屋が話題になってますが、会員制の本屋は珍しいでしょう。会員制といっても、会費はなく無料で登録できます。 入会資格は「なんだか本が気になる」ことです。
 ほんやのほのスペースは4坪足らず。こじんまりとした場所ですが、そこに本が並べられ、素敵な空間があります。置かれている本は、店主の伊川さんがセレクトした古書と新刊書です。
また、新しい本屋さんが誕生しました。本屋さん好き、本好きにはおすすめです。

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会員証も素敵
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2019/01/18

箱根本箱という場所

 箱根本箱というブックホテルがあります。本好き、本屋好きに人はすでに情報をキャッチしているでしょうが、本がたくさん置かれているホテルです。置いてある本は全て買えます。
 この箱根本箱をめぐる話を聞けるイベント「箱根本箱のゆくえ。そして、これからの場づくりで考えること」(@文禄堂)に参加してきました。箱根本箱は日販(日本出版販売)の保養所をリノベーションして作った施設です。イベントでは、箱根本箱を企画した岩佐十良さん(自遊人を運営)、建物を設計した建築家の海法圭さん、そして事業主体の日販の染谷拓郎さんのトークショーです。
 箱根本箱の設立経緯はもちろんですが、ここでしか聞けない内容もあり、とても面白かったです。ホテルとしては一人3万円ほどの宿泊料ですが、昨年8月のオープン以来、稼働率は高い水準で推移しているそうです。また、宿泊した人の6、7割は本を購入し、購入単価は本屋での平均よりかなり高いとのこと。
 色々な意味で注目される箱根本箱。泊まりたいけど、ちょっと高いなあ。


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2019/01/08

「まちかど情報室」での本屋

 NHKの「まちかど情報室」、人気のコーナーらしく、長く続いてます。いつもは朝飯を食べながら眺めるだけですが、昨日はちょっと違った内容でした。題して「本との すてきな出会い 本と出会うことのできる意外な場所」。
 番組で紹介されたのは、3つの本屋。
・全国各地のフリーペーパーを集めた専門店:ONLY FREE PAPER
 複数店舗がありますが、紹介されたのは、[ONLY FREE PAPER TOKYO]。
 東京都目黒区中目黒3-5-3 Space Utility TOKYO内
・本棚と本をセットで販売する専門店:ハミングバード・ブックシェルフ
 日本橋の高島屋にあるお店
・熊本県 南阿蘇村の無人駅で営業する古書店:ひなた文庫
 南阿蘇鉄道 白水高原駅にある本屋。
 3軒とも訪れたことはありません。ハミングバード・ブックシェルフは知りませんでした。「かもめブックス」をやっている鷗来堂のお店。今度行ってみよう。
 いろんな本屋がありますね。

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2018/12/28

女性のための本屋とHMV§BOOKS

 最近、本屋も試行錯誤です。すでに業界関係者(?)には知られていますが、「女性のための本屋」があります。日比谷のHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEです。ホームページには、
かねてより日比谷文化の中心であった 日比谷シャンテ3Fに、まったく新しい、 女性のための本屋が誕生しました。
すべての女性たちに共感してもらえる、 さまざまな表現(物語・言葉・音楽・映像・アート・情報)を通して 彼女たちが生き生きと日々を送るための「たのしみ」「よろこび」「くつろぎ」「学び」「発見」「成長」「未来」 を提案していきます。

 とあり、女性のため、を強調しています。
 とは言っても、女性オンリーではなく、誰でも入れます。
 この本屋をやっているのはHMV&BOOKS。渋谷でもHMV&BOOKS SHIBUYAを運営しています。HMVって、輸入CD屋さん、という考えは過去のもの。HMVはローソンに買い取られ、今やローソンエンタテインメントの傘下です。ホームページによれば、HMVの実店舗は全国で56あります。知らなかったです。
女性のための HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEの品ぞろえは、大きく女性向けとも思えません。男性が棚を眺めても魅力的な本が揃っています。意外と書店が少ない日比谷エリアで、落ち着いて本が選べるHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEは嬉しい存在です。

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2018/11/01

街の本屋の今

 街の本屋が減っています。たまに行っていた奥沢の本屋も先月閉店しました。売上が悪いのか、後継者のことなのか、理由はもちろん分かりません。またひとつ古い本屋が消えました。、最寄りの本屋に雑誌を買いにいきました。NHKのステラという雑誌、今週号はきっと部数を刷りましているに違いないアナウンサー特集号です(笑)。
 コンビニで売っていない雑誌、特に週刊誌で読みたい記事があって、買おうとすると本屋です。ネットで週刊誌1冊注文しずらい。アマゾンなんか、このステラは他の商品と合わせて2000円以上買わないと、売ってくれません。
 本屋でお目当ての雑誌はありました。せっかくだからと、目についた岩波新書を一冊買いました。本屋であてもなく本を探すのもいいものです。この本屋さん、ずっと続けて欲しいです。
 

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2018/10/30

Finoに載っている本屋

 一般には広まっていない冊子があります。JCBの会員誌とかJALの機内誌とか。Finoというのもそのひとつかな。東急ロイヤルクラブとかいうのがあって、そこにいつの間にか入っていて、そのメンバーズマガジンのFinoというのが毎月送られてきます。
 毎月、パラパラとめくって眺めるていどなんですが、先日送られてきた号に「深まる秋に、読書のすすめ」と題された記事がありました。内容は「都内の人気書店」の3店を紹介するという軽いもの。
 町の本屋が減っていますが、新しく開店する本屋も増えているそうです。個性的な本屋探しもなかなか手間がかかりますが、楽しいものです。
 COW BOOKS、B&B、流浪堂が記事で紹介された3つの書店です。新刊書店1つと古書店2つ。どれもいったことのある書店(書店というより本屋)ですが、なぜこの3つという感じ。東急なので、沿線にある本屋だけと思ったけれど、B&Bは違うし。
 まあ好きな書店は人それぞれだから、いいのかも。


 
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2018/10/29

本の学校

「本の学校」のシンポジウム<~神保町で 本の“いま”を 語ろう~>に参加してきました。「本の学校」というのは、鳥取にある今井書店が1995年に始めた活動です。現在ではNPO法人として山陰よ東京の2カ所を拠点にして活動をしています。佐野 眞一の『だれが「本」を殺すのか』に今井書店、本の学校のことが書いてあった記憶があります。
 シンポジウムは神保町ブックフェスティバル(古本市)で賑わう神保町の専修大学で行われました。シンポジウムは分科会に分かれて、行われました。分科会のテーマをあげると、
・これからの書籍流通を考える
・新書編集の現在、過去、未来
・本屋を開業する
・「雑誌作り授業」で見えてきた読者育成の重要性
 と、これが今の出版界の課題ということでしょうか。
 以前は国際ブックフェアで行われていた本の学校のシンポジウムですが、この国際ブックフェアが昨年中止になった(これも知りませんでした)、昨年から神保町で行っています。
 出版界、書店はどこに向かっているのか。改めて考えさせられるシンポジウムでした。


 
 

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2018/10/18

台湾の書店、東京に進出

 先日メディアで報じられた台湾の書店が「コレド室町テラス」に入るというニュース。台湾の書店!とちょっと驚きました。新聞の記事によれば、
「三井不動産は、東京・日本橋室町に来秋開く商業施設『コレド室町テラス』の核テナントに、台湾で人気の書店『誠品生活』が入ると発表した」(朝日新聞デジタル)
 と本格的な感じです。
「誠品生活」とは。
「誠品書店はライフスタイル提案型の書店として人気を集め、13年8月には台湾で書店やモール、劇場などを一体にした複合店舗の誠品生活をオープンした」(日経新聞)
 この新しい書店は「誠品生活日本橋」として有隣堂がライセンシー運営するとのこと。ライフスタイル提案と言えば、蔦屋書店が思い浮かびますが、どう違うでしょう。
 オープンは来年秋とまだ先ですが、ちょっと楽しみです。

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2018/09/21

西荻窪の本屋

 西荻窪近辺には個性的な本屋が多いらしい。ということで、本屋巡りをしてきました。西荻窪にたどり着く前に荻窪から歩いて「本屋Title」によって、一冊本をかって、カフェでカフェオレをいただきました。
 本屋をでて歩いて西荻窪方面へ。青梅街道沿いにある「モンガ堂」へ。雑多に積まれた古書がつくり独特な店内です。

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 ここから西荻窪駅方面に。駅のそばにある「古書 音羽館」へ。膨大な古書が並ぶ棚が圧巻です。創業は2000年とのことですが、西荻では有名な本屋です。

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「古書 音羽館」のそばの「旅の本屋 のまど」は店名の通り、旅に関する本の本屋さん。店内には「旅の本はこんなにあるのか」と驚くほと、多くの本が棚にならんでいます。

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 まだ他にも西荻窪には個性的な本屋があるようですが、回りきれませんでした。またの機会に訪れたいです。


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2018/09/17

小石川のPebbles Books

 東京でも書店が減っています。本が売れないからです。一昨日の朝日新聞夕刊の1面には「本、売れぬなら… 出版不況にあの手この手」と題した記事がありました。記事は、
「本が売れない。出版不況の逆風に、出版社があの手この手で立ち向かっている」
 という現状のレポートです。
 本が売れないことで苦境に立つのは、出版社だけではなく、書店も同じです。新しく書店、本屋(この2つは違うみたいです)ができることは(蔦屋書店以外は)ほとんどありません。
 そのような状況で、Pebbles Booksという本屋が一昨日、開店しました。場所は文京区小石川の住宅街にあります。一軒家が店舗で、1階と2階が本屋の売り場です。
 本に囲まれる素敵な空間が広がるPebbles Booksです。またいきたいと思います。

Pebbles


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2018/09/10

山下書店、渋谷店の閉店

 墓参りして、西麻布からバスで渋谷に戻りときに気づきました。渋谷の山下書店がなくなって、セブンイレブンになっていました。山下書店の渋谷店は雑誌の品揃えが多く、個性のある書店でした。ネットで検索すると、今年の4月に閉店していました。
 山下書店があったあたりは、渋谷駅からは歩道橋を使わなければいけない場所なので、ちょっと不便でした。しかし逆に人も多くなく、穴場でした。
 このあたりは渋谷一帯の再開発で、なくなる店も多いようですが、セブンイレブンができているということは再開発のための閉店ではないでしょう。売り上げが芳しくなかったためと推測されます。
 渋谷の書店も、減っています。厳しいです。

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2018/08/29

変わる書店

 神保町の三省堂書店に久しぶりに行って、店内をうろうろしていてちょっと驚いたことがあります。店内に古書館があることと、アウトレット本を販売するコーナーがあることです。
 新刊書を売る書店は(日本では)古書を併売しません。近頃は小さな本屋では新刊書、古書とも販売しているところは少しはありますが、三省堂書店のような大書店では珍しい。
 アウトレット本の販売も、やはりあまりみかけません。新刊なのに、売れ残った本を値引いて販売するアウトレット本、バーゲンブックとも言われますが、あまり普及していないように感じます。三省堂書店はバーゲンブックに積極的に取り組んいるのでしょうか。三省堂書店のあと、東京堂書店に行ったのですが、ここにもアウトレット本のコーナーがありました。
 本の定価販売とは何なのか。神保町の書店は少しずつ、変わっています。

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2018/08/20

猫本屋ナイト

 昨年、三軒茶屋に開店した「Cat’s Meow Books(キャッツ ミャウ ブックス)」という本屋があります。猫好きはすでにご存知のかもしれませんが、私は最近知りました。この本屋が出来るまでのストーリーが『夢の猫本屋ができるまで』(井上理津子著)が最近発刊され、この本を読み、店の存在を知りました。
 一昨日、6次元ではキャッツ ミャウ ブックスの店主・安村正也さんをゲストに、<『夢の猫本屋ができるまで』×『猫思考』猫本屋ナイト>というイベントが開かれました。6次元のオーナーナのカムラクニオさんも最近『猫思考』なる本を上梓し、猫繋がりでのトークイベントです。
 トークイベントといっても参加者10名ほどが車座になって安村さんとナカムラさんのトークをきき、合間に感想とかを話す機会もありといった親密感のある会です。
 参加者はほとんどが女性でした。猫好きだけでなく、何かを始めたい、という人など参加の理由は色々。刺激的なイベントでした。

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2018/05/09

青山ブックセンター・六本木店の閉店

 都内でも書店がどんどんなくなっていきます。一昨日には青山ブックセンターの六本木店の閉店が伝えられました。6月25日に38年の営業を終了します。これで青山ブックセンターは表参道の本店だけになってしまいました。かつては丸ビル、六本木ヒルズ、そして自由が丘にもありました。
 経営的にも現在はブックオフコーポレーションの傘下にあります。これは知りませんでした。古書店のチェーンの傘下に新刊書店があるという皮肉な事実です。
 青山ブックセンターの六本木店は深夜まで営業していました。ネットの報道によれば、朝5時まで営業していたとか。街に元気があった時代です。いまは平日でも23時までの営業です。
 六本木にはかつてWAVEもありました。WAVEにいって、その後、青山ブックセンターに寄る、ことも多かったですが、いまや行きたい店もありません。時代は変わります。

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2018/04/09

ネット書店と店舗在庫

 鹿島茂さんの書評で取り上げられていた『応酬話法』が読みたくなり、ネット書店を探したのですが、アマゾンにはなくて、hontoではあったので注文。しかし、商品出荷が遅れる、とのメールが来てしまいました。しかたなく紀伊國屋書店ウェブサイトへ。
 ここも「ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません」ですが、店舗の在庫を調べることができることを思いだし、調べてみると二子玉川の店にありました。二子にいくついでがあったので無事、購入。
 ネット書店と店舗在庫は別なものなんですね。ネット在庫がなくなって、店舗には在庫がある場合、店舗の在庫を抜き出すことはしないということ。hontoでも文教堂、丸善、ジュンク堂の店舗在庫が調べられます。hontoもネットと店舗の在庫は別な管理です。
 リアル書店で買えばいいのですが、その時間がない、近くに店舗がない、ということもありがちです。店舗在庫の活用をしたほうがいいのでは、と思いました。なにか出来ない事情があるんでしょうね、きっと。

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2018/03/07

e-honというサービス

 先日書いたのですが、奥山 侊伸が著した『昭和のテレビと昭和のあなた』を買おうと、いくつかの通販サイトを探して、やっと見つけたhontoで購入。1~3日で発送とあったのですが、注文後、キャンセルされてしまいました。
 こうなると意地になり、ネットを探してe-honで見つけ、注文しました。ホントに手に入るか疑問でしたが、先日購入できました。
 e-honはネットで注文し、書店で受け取るサービスです。取次のトーハンが運営しています。以前、利用したことがあり、登録してあった地元の書店で受け取りました。トーハンに在庫があった、ということですか。この本、アマゾンでは現状では<通常2~5週間以内に発送します。>となっています。
 e-honでの注文が受け取れる書店は地元目黒区では3店舗。そのうちの一つはチェーン店のブックファーストなので、地元の本屋は2つだけです。目黒区は広い街ではないですが、2つは少ない。書店の行く末を心配してしまいました。

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2017/08/24

なくなる書店

 書店が減っています。今日の朝日新聞「書店ゼロの街、2割超」によれば、
<書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が増えている。出版取り次ぎ大手によると、香川を除く全国46都道府県で420の自治体・行政区にのぼり、全国の自治体・行政区(1896)の2割強を占める>(8月24日 朝日新聞)
 と報道されています。これはトーハンがまとめたデータによるもの。
 書店数はどれほど減っているのか。
<全国の書店数は1万2526店で、2000年の2万1654店から4割強も減った(書店調査会社アルメディア調べ、5月現在)>
 と激減しています。1万店を切るのも時間の問題でしょう。
 減少の原因はいくつもあるでしょうが、いちばんは人が本を読まなくなったことと、流通制度でしょう。書店が利益をだすシステムになっていない現状では当然の結果です。
 書店のことは、改善の見込みがなさそうな難しい問題です。

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2017/07/28

渋谷の本屋

 先日、渋谷に映画を見に行った際、109のそばにあったブックファーストがなくなっているのに気付きました。ビルの地下1階と2階の2フロアーにあったはずですが、ヴィレッジヴァンガードになっていました。ネットで調べてみると、先月に閉店。
 ブックファーストがあったスペースは、昔は旭屋書店が入っていました。駅から近いので利用しやすかったのですが。また、明治通り沿い、東急イン(今は東急REIホテル)の隣にあった文教堂もいつの間にかビックカメラになっています(これ、もう2年以上も前のことらしい)。
 渋谷には大きな書店がいくつもありました。紀伊國屋書店、三省堂書店(東急文化会館)、大盛堂書店など。いまはほとんど残っていません。東急本店にある丸善は駅からちょっと遠いし、西武に入っている紀伊國屋書店くらいがまともな書店でしょうか。
 書店という商売の厳しさを改めて感じます。

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2017/03/23

アマゾンの流通破壊

 アマゾンが既存流通を壊す新たな動きが日経新聞で報じられています。昨日の夕刊に「アマゾン、本を直接集配 発売日に消費者へ」と題された記事は、とても興味深い内容です。
 アマゾンが取次を経由しないで本を出版社から仕入れることはこれまでもやっていました。今回、記事の内容によれば、アマゾンはより踏み込んだ取引を行おうとしています。
「自ら出版社の倉庫から本や雑誌を集め、沖縄を除く全国で発売日当日に消費者の自宅に届けるサービスを今秋までに始める」(3月22日朝日新聞)
 と、アマゾンが出版社の倉庫に本を取りにいくことをやろうとしています。
「アマゾンが用意したトラックが出版各社の倉庫に集荷に回る」
 とすごいことをやろうとしています。出版社は大小たくさんありますが、その全部をカバーしようとしているのか。人手不足で大変な流通業者が細かな集荷ができるのか。基本的な疑問がわきます。
 アマゾンの目論見が実現すると、取次、書店は少なくない影響を受けます。独特なシステムで行われている本の流通が変わるのか。アマゾンの暴れ方が楽しみです。
 
 

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2016/11/29

岩波ブックセンターの破産

 書店好きにはまた悲しいニュースです。神保町の岩波ブックセンターが破産です。神保町交差点にある岩波書店を主に扱っている書店です。報道では
「本の街・神保町で岩波書店発行の書籍を中心に取り扱っていた「岩波ブックセンター」(東京都千代田区)を運営する信山社(同)が25日、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた。負債総額は約1億2700万円」(朝日新聞デジタル)
 とあります。
 岩波ブックセンターという店名から出版社の岩波書店と関係がありそうですが、無関係です。
「岩波書店や東京商工リサーチによると、岩波ブックセンターは1981年、岩波ホールに隣接する岩波書店アネックスに入居。当時は岩波の関連会社が運営していたが、2000年に岩波とは資本関係のない信山社が引き継いだ」(朝日新聞)
 岩波ブックセンターの代表・柴田信さんは本を売ることに人一倍情熱を注いだことで業界でも有名人でした。その柴田さんが先月逝去。財政破綻につながるほど、柴田さんの力は大きかったということでしょうか。書店はもうだめなのか。そんなことを思わせる知らせです。
 

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2016/08/03

時限再販とは

 今月1日から書店で時限再版が始まったと日経新聞の記事で知りました。そもそも「時限再版」とは何ですか。
「一定期間は、出版社がきめた価格で売り、その期間経過後は書店がきめた値段で売るやり方をいいます」(新文化online)
 ということ。要は古い本、雑誌を定価より値引いて販売できる、ということ。
 ただ、この時限再版は来月末までの期間限定です。日経新聞によれば、
「日本出版販売やトーハンが主体となり全国約600書店で実施する。日販経由の書店では出版社34社の雑誌80誌を対象に、各店舗の判断で現金値引きで販売したり、ポイントを与えたりできる」(8月3日 日経新聞)
 と限定された出版社の雑誌だけで行われます。
 どのくらい値引きのかというと、
「文教堂書店の浜松町店(東京・港)では対象の雑誌を100円引きで販売する」
 と、まあ微々たる値引きです。
 その雑誌が対象かはわかりませんが、雑誌は700、800円くらい。記事は「100円の値引きで雑誌が売れるとは思えない」とありますが、その通りだと思います。
 時限再版のニュースを新聞で報道したのはどうやら日経くらい。あまり注目されてません。この程度の策では雑誌の売れ行きが回復するとは思えない。どうしたものか、出版業界。
 
 

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2016/06/25

本屋titleという本屋さん

「本屋Title」にいってきました。荻窪に今年初めに開店した本屋さんです。リブロにお勤めだった辻山さんが独立してつくった新刊書の本屋です。
 荻窪駅から青梅街道を10分ちょっと歩くと、歴史を感じる2階建てに青い看板の店が見えます。

Title

 書棚が置かれたスペースは適度な広さ。そこに単行本、文庫、新書などがジャンルごとにに置かれています。雑誌は少しだけで、あくまで書籍中心の選書です。
 書棚の奥にはカフェもあります(ホームページには「8席ほど」とあります)。快適そうです。
 うちの近くにこんな本屋さんがあればいいな、と感じる素敵なスペース。荻窪はちょっと遠いのが残念な「本屋Title」です。

続きを読む "本屋titleという本屋さん"

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2016/04/05

「赤頭巾ちゃん気をつけて」と旭屋書店

 先月末、数寄屋橋に東急プラザ銀座がオープンしました。まだ行っていませんが、数寄屋橋交差点の風景は変わったのでしょうか。かつては東芝ビルがあった場所です。かの東芝が東急にビルを売却。取り壊され、新たに生まれ変わったビルです。
 昨日の日経新聞「春秋」にこんなことが書き記されていました。
1969年。高度成長に浮かれる世の中へ憎悪を募らせた受験生が東京・銀座を歩く。ふとビルの軒先に下がる「本」という看板に気づき店内に入っていく――。庄司薫さんの芥川賞受賞作「赤頭巾ちゃん気をつけて」は、実在した書店がクライマックスの舞台となる。
 実在した書店とは、東芝ビルにあった旭屋書店。この本屋、好きでした。ここで沢山本を買いました。
「赤頭巾ちゃん気をつけて」は父が買ったのを、読みました。当時、中学生です。東大紛争の頃の小説なんて、幼い中学生にわかるわけはないのに。何故読んだのだろう。父は一時、東芝ビルで働いていました。この会社にいたからです。
「赤頭巾ちゃん気をつけて」が登場してから47年が過ぎています。春秋はこう続けます。
数寄屋橋交差点は東京の顔の一つ。6年前は西武百貨店が姿を消した。赤頭巾の頃に比べ街に浮かれ調子は乏しい。去る店、来る店、支える客の顔からは時代のけん引役が浮かび上がる。
 数寄屋橋も変わります。

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2016/03/31

あゆみブックスと文禄堂

 昨日、文禄堂高円寺店でのトークイベントに参加してきました。文禄堂は高円寺駅前の書店です。「本屋をリブートするには」と題されたイベントは内沼晋太郎さん(numabooks/本屋B&B)、久禮亮太さん(KUREBOOKS店主)、辻山良雄さん(本屋Title店主)が書店をリブートするにはどのような方法があるかを語るもの。リブートとは再起動、再スタートという意味でしょうか。書店を取り巻く状況を打破するには、根本的な改革が必要ということです。
 3人のトークは有意義な内容でした。しかし、書店をリブートするだけでは出版をめぐる状況はあまり変わらないのではとも思えます。リブートが必要なのは本を届ける仕組み、出版の流通システムでしょう。
 イベントが行われた文禄堂高円寺店はあゆみブックス高円寺店が新しい業態でリニューアルした本屋です。店内にイベントスペースがあり、イベント開催時は可動式の書棚を動かしてスペースを作ります。今回のイベントもここで行われました。文禄堂は荻窪にもあります(元あゆみブックス荻窪店)。
「街の本屋」を目指すという文禄堂。書店の原点に帰る取り組みは興味深いものがあります。
 

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2016/02/27

芳林堂の破産

 すでに報道されていますが、書店の芳林堂が倒産しました。ネットが伝えるところによると、「2月26日、東京地裁に自己破産を申し立て、破産手続き開始決定を受けた」とのこと。民事再生法申請ではなく、自己破産とは衝撃です。99年8月期には年売上高約70億5000万円だったのが、直近の2015年8月期の年売上高は約35億8700万円と半分。
 芳林堂は大昔の話ですが、浪人時代に高田馬場の店によく行きました。昔は大型書店が少なかったので池袋の店も行きました。ちょっと前(多分10年くらい前)には地元自由が丘にも店がありました。ここは閉店して、跡地に青山ブックセンターが入り、これも閉店。今はTUTAYAになっています。
 自己破産の原因として、仕入れ先の太洋社が自主廃業も想定して会社の全資産の精査などを進める方針を発表し、新刊書が入らない状況になっていたと伝えられています。取次と書店の物流、決済のシステムが破綻しかけているということでしょうか。
 本林堂の書店は書泉に譲渡するとのことで、店舗は残るようです。最近は行っていないので現状はわからないのですが、かつての芳林堂は個性もあり、心地いい書店でした。なんとも残念な出来事です。
 

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2015/09/02

書泉ブックマートの閉店

 神保町、秋葉原にある書泉は独自のスタイルを持った書店です。神保町では三省堂書店と並び、大規模書店でありながら、趣味性の高いジャンルに力を入れた展開をしています。昨日、書泉ブックマートが今月末で閉店と発表されました。書泉ブックマートは女性向けコミック・ライトノベル専門書店です。ネットの伝えるところによれば、「アイドルや女優がイベントを行う"聖地"としても知られている」とのことで、閉店を惜しむマニアも少なくないでしょう。
 女性向けコミック・ライトノベルだけではやっていけないということ。そして神保町には書泉グランデがあり、同じ街に2つの書店を持つ余裕がなくなったということでしょうか。
 ネットで検索していたら、茅場町の森岡書店も閉店していたことを知りました。7月には池袋のリブロも閉店しました。それぞれの閉店理由は違うでしょうが、本屋を取り巻く状況は良くないことは間違いがないようです。

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2015/08/25

MUJIBOOKという展開

 独自のブランドをつくり、発展している無印良品ですが、有楽町の店舗で書店を展開するようです。昨日発表された良品計画のリリースによれば、有楽町を改装し、MUJIBOOKなる本を売るスペースを新設します。リリースには、
<「本」から生まれる思いがけない「発見とヒント」>
 としてこう書かれています。
「インターネットが普及していないころ、何気なく立ち寄った街の本屋さんでふと手に取った本から思いがけない発見やヒントを見つけた経験はありませんか?
スマートフォン、インターネットの出現で、私たちは効率よく情報を得られるようになりました。
欲しい情報は世界中から瞬時にあつまります。
そんな無駄のない生活を手に入れた代わりに失ったものは思いがけない発見やヒントではないでしょうか?」
 本好きには嬉しいメッセージです。
 MUJIBOOKには一万冊の本が揃えられるとのこと。本屋を巡る状況が厳しい中、無印良品はどのような方法で本を提案していくのか。リニューアルオープンが楽しみです。

無印良品有楽町店リニューアル リリース
 

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2015/07/21

リブロ池袋の閉店

 池袋は書店激戦区だといいます。都内で店舗面積が最大のジュンク堂。そして西武百貨店にあるリブロと大規模書店が揃っていましたが、そのリブロが昨日閉店しました。マスメディアでは閉店を惜しむ声が報じられています。
 池袋といえばかつて芳林堂がありました。池袋はほとんど縁がない繁華街(私的には新宿が限界点)なので、めったにいかないのですが、芳林堂にはしばしばいった記憶があります。その芳林堂も2003年に閉店。いまはコミックプラザが残っているだけです。
 リブロも個性的な本屋でした。かつては西武ブックセンターとして営業していました。同じく西武百貨店にあったセゾン美術館とともにセゾン文化を体現したスペースでした。書店が楽しかった時代です。リブロは2003年に日販100%子会社になり、いつの間にか普通の書店になりました。
 閉店の理由は経営面ではなく、西武百貨店との契約がきれるためと報じられています。そして後には三省堂書店が入居することが決まっています。巷では西武百貨店を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスのCEO・鈴木敏文会長の意向が働いていると見る向きもあります。鈴木会長はトーハン出身。日販子会社のリブロには退去してもらうということです。
 リブロ池袋とセゾン文化。もう昔のことです。

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2015/06/19

B&Bでのイベント

 下北沢の書店B&BはBook&Beerの略ではビールが飲める書店です。ちかごろちょっと流行っているブックカフェとは違い、販売している本はすべて新刊。
 B&Bは毎日イベントをしていることも特徴です。平日の夜、土日は昼、夜とぎっしりイベントが組まれています。イベントの多くは新刊書の刊行に合わせた著者を交えたトークイベントです。
 昨日、初めてこのトークイベントに参加してきました。「料理研究家とは何者か?〜家庭料理と女性の生き方の変遷について〜」と題された阿古真理の『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』刊行記念イベント。
 店舗の半分ほどのスペースをカーテンで仕切って、椅子を置いて、イベントが行われます。イベントは20時スタートですが、店は24時までなのでイベント中も店の半分は営業しています。
 トークイベントはお菓子研究家の福田里香と阿古真理の対談形式で、『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』を巡り、料理家ことなどが様々な視点で語られます。
 参加者は40人ほど。会場はほぼ満席状態。休憩時間を挟んで2時間余りのイベントの参加料はワンドリンク付きで2千円。これだけの人数がいるからか、トークショーは一方的に進行して、参加者との交流(Q&A)はありません。
 書店の新しいスタイルを作り出したB&Bのイベントは、いろんな点でかなり興味深いものがありました。

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2015/06/09

書店ガールの魅力

「戦う!書店ガール」というドラマがあります。昔から気になる女優の一人である稲森いずみがでているのですが、一回も見ていません。多くの人が見ていないと思います。なにせ、最近は視聴率3%台です。主演はAKB48で人気らしい(先日の総選挙では3位)の渡辺麻友とのことで注目されていましたが、今日の第9話で打ち切りとなってしまいました。
 どうしてこんなに不振なのか。ドラマは碧野圭の『書店ガール』が原作。原作本も読んでいないので、いい加減なことは言えないのを承知で書くと、「書店ガール」というものが、テレビ的には訴求力がないのように思います。書店ガールで思い浮かぶイメージが曖昧です。
 なにせ、最近の人は書店に頻繁にはいきません。そもそも書店も激減しています。ネットで本を注文している人も多いです。そんな時代に書店ガールというテーマは厳しかったのではないでしょうか。
 書店が注目される時代は再び来るのか。それともこのまま衰退していくのか。今、一つの岐路に立っているのではないか。「戦う!書店ガール」の打ち切りという事実に良くないことを考えてしまいました。

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2015/05/31

本を買うのはネットそれとも本屋?

 今朝、6月のNHK語学講座のテキストを買っていないのを思いだし、今日配達してくれるヨドバシに注文しました。一緒に今朝の新聞に広告が載っていた新潮新書も一冊頼みました。買う本が決まっていて、在庫があるときはヨドバシをよく使います。在庫がないときはアマゾン、セブンショッピングなども使ったりします。
 本屋で買う頻度が減ったのはいつの頃からか。やはり、アマゾン上陸以来でしょうか。世の中ではネットで本を買う人はどれくらいなのかそんな興味にこたえる記事が日経電子版で配信されています。「『本をネットでしか買わない』5%のみ 1000人調査 」ではインターネットでの調査の数字が紹介されています。記事によれば
<「街のほうが多いがネットでも買う」(35%)がトップ。「ネットのほうが多いが街でも買う」(29%)、「街でしか買わない」(16%)、「ネットでしか買わない」(5%)となった>
 というデータ。まだ本屋で買う方がちょっと多い。
また「本を買わない」という人も結構います。
<「本は買わない」のは20代で18%、30代で9%、40代で13%、50代で8%、60代で13%だった>
 20代で18%というのはそんなものかと思いますが、60代で13%はちょっと驚き。リタイアすると本を買う余裕がない、ということなのでしょうか。
 よく利用する本屋のタイプは
<「チェーン展開している書店」(77%)が圧倒的に多い。「地元の古い小規模本屋」(15%)や「個性的な書店」(6%)は「コンビニ」(17%)に負けている>
 と、街の小規模本屋の厳しい状況を感じます。
 昨日記事にした森岡書店銀座店など、新しいスタイルを求める本屋は増えています。本を巡り状況が徐々にでも変わっていけばいいのですが。

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2015/05/30

一冊の本を売る書店

 銀座にある森岡書店銀座店に行ってきました。「一冊の本を売る書店」です。日経新聞の春秋でも触れられていたり、マスメディアでも取り上げられているので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
 書店は銀座一丁目の古いビル(昭和4年竣工の東京都歴史的建造物に指定されている鈴木ビル)の一階にあります。書店としては広いとはいえないスペース。真ん中にあるテーブルに写真集が置かれています。今は『湯沢薫:幻夢』が一冊の本。壁には写真集から選ばれた作品のオリジナルプリントが飾られています。写真集は5,000円。オリジナルプリントも販売されています。
 茅場町に森岡書店はあります。ここの店主の森岡さんが今月「一冊の本を売る書店」を銀座に開きました。ギャラリーのように本を展示する書店といえばいいのでしょうか。扱う本は1,2週間単位で入れ替わるようです。今の展示は明日で終わり、6月2日から7日までは『形の素』(赤木明登 、内田鋼一 、長谷川竹次郎 )を取り上げます。
 お店にいらした店主の森岡さんに、「写真集のようなビジュアル系の本を扱うのですか」とお尋ねしたところ、テキスト中心の本もやりたい、とのこと。原稿などを展示して場を構成するアイディアをお持ちです。
 本の魅力を訴求する新しい場として、今後の活動がとても気になる森岡書店銀座店です。

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2015/05/25

千駄木の往来堂書店

 先日、往来堂書店に行ってきました。千駄木にある20坪ほどの本屋さんです。書店業界では有名な店らしいです(下北沢にあるB&Bの内沼さんが昔、バイトをしていたとききました)
 多くの書店が取次(本の問屋)から送られてくる新刊書籍を店頭に並べています。これに対して、往来堂書店では新刊配本は受け入れず、独自の判断で注文して仕入れています。
 店内にある本をみていくと、確かにユニークなものが揃っています。広いとはいえないスペースですが、買いたくなる本が何冊もあります。
 往来堂書店のウエブサイトに「往来堂について」というページがあります。ここに、
<当店のモットーは「棚は管理するものではなく、編集するものである」>
 と書かれています。魅力的な棚は編集された結果というわけです。
 地元の街の本屋さんで単行本を買うことはほとんどありません。買いたい本がほとんど見つからないことがその理由。また、買うことを決めた本は、ネットで買ってしまうということもあります。
 街の本屋さんとはどのような存在なのか。そんなことを考えさせてくれた往来堂書店です。

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2015/05/24

八戸市が直営書店を開設へ

 街の本屋は減っています。2001年には全国で2万軒以上ありましたが、2013年には1万4千軒になっているというデータがあります。特に地方都市では書店が減っています。ショッピングセンターには書店はありますが、品揃えがどこも同様で、専門書は手に入りにくいのが実態です。
 そんな状況の中、青森県の八戸市は新たな取り組みをしようとしています。
「八戸市は21日、自然科学やアートなどの本のセレクトショップ「(仮称)八戸ブックセンター」を、来年夏にも市中心部に開設すると発表した。良書との出合いの場を提供して、文化度の高いまちを目指す」(5月22日 河北新報 on line news) 
 このブックセンターは市が直接運営するということです。
「市内の書店と競合しない専門書などを中心に8000~1万冊を販売。提案型の陳列を取り入れ、カフェ併設の閲覧スペースを設ける」
 と意欲的。
 八戸市の小林真市長は「本のまち八戸」を目標に掲げていて、ブックセンター開設もその一環。小林市長は開設の理由を
「図書館では最新の良書と出合う機能を満たせない。売れ筋でない質の高い本を公共サービスとして提供し、偶然出合った本で人生が変わるような場にしたい」
 と説明しています。
 八戸市の挑戦的な取り組みです。期待します。

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2015/05/14

TUTAYAとBOOKOFF

 二子玉川の蔦屋家電が話題ですが、大阪・梅田にも蔦屋書店が大阪駅のビルに開店しました。代官山蔦屋、湘南T-SITEと同じようにジャンル別に構成された本棚とショップ、スタバがセットになった店舗です。TUTAYAはこのモデルで稼げると確信をもっているようです。
 そういえばTUTAYAといえば昔ながらの店はどうなっているのかな、と思いだし、自由が丘店にいってみました。レンタル店舗ですが、先月から本、雑誌も扱い始めました。とはいえ、店頭にならんでいるのは売れ筋の雑誌と、最新刊のハードカバーが中心。取次からきた本をそのまま並べた感がある品揃えです。
 TUTAYAと通りを挟んだ向かい側にBOOKOFFがあります。久しぶりに入ってみました。こんなに広かったかなと思うほど、店内は広大なスペースです。大規模書店ほどではありませんが、地元の新刊書店の数倍はあります。
 話題の新刊書もコーナーで売られています。西加奈子の直木賞作品『サラバ!』もあります。確か1300円くらいだったな。
 TUTAYAにも『サラバ!』はありました。当然新刊なので定価販売です。TUTAYAで新刊をみて、BOOKOFFで中古本を買う、なんてこともできます。BOOKOFFのそばには、昔からやっている本屋さんがあります。そばにこれだけ大きなBOOKOFFがあると、影響は小さくないだろうな、とも思います。
 街の本屋さんの将来はどうなるのか。いろいろ考えてしまいました。

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2015/05/08

二子玉川の蔦屋家電

 二子玉川ライズとかいう商業施設が拡大オープンしたのとのことで、見学(?)に出かけてきました。ニコタマは30分かからず行ける場所なので、馴染みのあるところです。
 遙か昔、大学生の時に、二子玉川にあった東急自動車学校で運転免許をとりました。今は多摩市に移転しています。二子玉川というのが今の駅名ですが、昔は二子玉川園でした。二子玉川園という遊園地があったからです。遊園地は1985年に閉園しています。
 遊園地と自動車学校の跡地を開発して、商業施設にしたのが二子玉川ライズというわけです。ちなみにオフィスビルもあり、楽天が入居することが報じられています。
 今回オープンしたゾーンに「蔦屋家電」があります。店名からは家電店と思われますが、中身は書店を核に家電、家具、電動自転車、玩具などの店を複合的に展開するショッピングゾーンです。公式サイトには「ライフスタイルを買う家電店」と謳われています。家電を切り口にした提案型の書店と言えばいいのでしょうか。湘南T-SITEの発展版ともとれます。
 二子玉川には、既に紀伊國屋、文教堂という大規模書店があります。この環境の中で蔦屋の進出は勝算があってのことなのでしょうか。今後の成果が気になるところです。

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2014/10/27

学芸大の古本屋

 学芸大学駅のあたりを散歩しました。東横沿線では中目黒、自由が丘と比べて庶民的な味わいがある商店街です。この街には個性的な古本屋があります。
 昨年の6月に開店したSUNNY BOY BOOKS。駅から5分ほど、住宅街の中にある本屋です。5坪と狭めの店内にはたくさんの本が並んでいます。店頭のエアコン室外機の上にも本があります。広くない店舗ですが、幅広いジャンルの本が揃っています。特に料理の本が面白い。店のウエブサイトがオシャレで楽しくできています。

Sunny_boy_books
 
 
 流浪堂はセンスの良い古書店です。文化、文学などの本がたくさん揃っています。洋書、雑誌もあります。

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 商店街の中には飯島書店もあります。昔ながらの古書店と言えばいいのでしょうか。懐かしさを感じる店です。
 古書店巡りも楽しい学芸大学です。


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2014/10/22

あゆみBOOKSという本屋

 本を買うのはもっぱらアマゾンとかヨドバシカメラとかになっていて、本屋で本を選ぶ時間は増えません。困ったものです。そんなこともあって、昼休みに職場近くの本屋にいってみました。荻窪は古本屋が多いところですが、新刊書店は少ないです。
 ルミネの中に八重洲ブックセンターがありますが、本店に比べるとすごく小規模な店舗で、なんとなく購買意欲がわきません。同じように大きな店ではありませんが、南口にあゆみBOOKSという書店があります。
 このあゆみBOOKS、大々的ではないですが多店舗展開しています。東京、埼玉、神奈川、そして仙台にあります。仙台のあゆみBOOKS仙台店は会社から家までの歩いて帰る道の途中にありました。しばしば寄って本を買いました。店舗スペースも広すぎず、狭すぎずちょうどいい感じで、本を選ぶには最適な書店でした。
 荻窪のあゆみBOOKSは小規模な店舗です。でも、品揃えは趣味にあっていて、心地良い本屋。先日はネットで注文しようとしていた林家正蔵の『四時から飲み』を見つけて買ってきました。
 本屋で本を買う。そんなあたりまえのことを忘れてはいけませんね。

包装袋やブックカバーには個性的なイラスト
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2014/10/01

「散歩の達人」で本屋特集

 神田の東京堂書店で並んでいる雑誌、本をながめていたら、雑誌「散歩の達人」で本屋の特集を組んでいるので、つい買ってしまいました。「散歩の達人」の10月号で<本とアートと音楽好きのための東京散歩術>が特集です。いささか焦点のぼやけたタイトルですが、特集記事の半分以上の40ページほどが本屋にさかれています。
 内容は古書店、新刊書店、ブックカフェ、本のあるカフェ、図書館など本屋について思いつくすべての企画を盛り込んだ感じです。最近の本屋事情に詳しくはないので断言はできませんが、楽しそう、面白そうな本屋がいくつも掲載されています。
 特に興味をひかれたのは「じつは下北沢は”本の街”なのだ」という記事。下北沢の個性ある本屋といえば、B&Bが思い浮かびますが、そのほかにも何軒もユニークそうな本屋が紹介されています。意外な事実を教えてくれる記事です。
 出版産業の衰退を横目に見ながら、個性溢れる書店は元気なようです。ひとときに流行なのか、それとも本物なのか。ちょっと気になるところです。

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2014/09/28

古本の掘り出し物

 久し振りに神田の古書店街を歩いてみました。特に欲しい本があったわけではないのですが、老舗の古本屋をみようと出かけました。神田の古本屋は、まさに古書店という表現がぴったりの雰囲気を持っています。箱に入った古書が棚に並んでいます。学術、文学、文化など専門家でないと本の価値がわからないであろう本が並んでいます。それぞれの専門分野があり、研究者、愛好者はどの書店にいけばいいのかわかっているのでしょう。
 専門書に縁がない私は、古本屋の店頭に置かれている廉価本の棚に興味をひかれました。1冊108円本を並べている古書店もいくつもあります。その中にオジサンたちが群がっていいる本屋がありました。なにがあるのかと見ると、数学関係の本。読者にとっては価値があるものなのでしょう。
 歩いていて小宮山書店が店の脇でやっているコーナーを見つけました。ハードカバーの本が3冊まで500円(税込み)というバーゲンです。ここで曽野綾子の小説を見つけました。『希望』というタイトルのハードカバー。昭和51年に出版されています。曽野綾子を読み始める前の作品です。こんな本が3冊500円コーナーにあります。
 1冊だけではもったいないので、北杜夫の『白きたおやかな峰』のハードカバーがあったので、一緒に購入。後でアマゾンで調べると『希望』のハードカバーは出品されていません。古書サイトスーパー源氏では最安値は430円。
 古本の価値というのは、奥が深いです。こまめに探せば、価値ある本を手に入れることもできそうです。せどりとかをはじめてみますか(笑)。

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2014/09/25

オシャレな古書店

 新刊書店がかなり厳しい状況に置かれているのは間違いありませんが、その一方で古書店はしぶとく生き残っています。受講していた「続・いつか自分だけの本屋を持つのもいい」講座には若くて元気のいい古書店主が登壇して、古本屋の可能性について語ってくれました。
 地元にも古書店はいくつもあり、ブックオフに負けずに営業しています。ひょっとして古書店は儲かる商売なのか、と疑っています(笑)通勤で使っている東京・東横線沿線にも古書店があります。沿線ではオシャレな街と人気の中目黒にも古書店「COW BOOKS」が有名らしい。昨日、いってきました。 
 中目黒の駅から徒歩7、8分歩いた目黒川沿いにあります。ガラス張りオシャレな店舗です。店内のスペースは10坪足らず。壁にそって書棚があり、真ん中にはテーブルがあります。古書店のイメージとはかなり違う綺麗なスペースです。
 新刊書店のような店舗ですが、書棚に並んでいるのはすべて古書。ジャンルは文芸、エッセー、カルチャーなど文化系が中心で、かなり選りすぐった書籍です。例えば小林信彦の本が何冊かありましたが、その存在をしらないものが何冊かありました(ウィキペディアにも記載がないものです)。買いたくなりましたが、定価よりも高い売価が設定されています。
 ブックオフの勃興以降、古書は安いものという先入観が植え付けられてしまいましたが、実は価値のある古書は高額です。「COW BOOKS」はオシャレな佇まいとは裏腹に、昔ながらの古書店として商売をしています。古本と古書は違うもの。そんなことを気付かせてくれた「COW BOOKS」でした。

Cow_books


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2014/07/10

本屋好き

   BRUTUS編集の『本屋好き』がでたので、買ってみました。これまでの本屋特集の幾つかをまとめて「合本」にしたものです。BRUTUSは本屋好きだったとは知りませんでした。「書店好き」ではなく、「本屋好き」としたところがこだわりでしょう。というより「書店好き」では座りが悪く、しっくりきません。
 書籍、雑誌などを売っているところは、書店、本屋です(当たり前)。ブックストアというところもあります。これらの違いは? 本屋は小規模なイメージで、書店は大きな店舗。大型書店とはいいますが、大型本屋とはいいません。まあ、本屋、書店の使い分け(使い分けない人もいるでしょうが)は人それぞれ。
『本屋好き』で紹介されているのは、ほとんどが小さな本屋。その大半が古本屋(古書店とも呼びますね)です。全国の個性豊かな古本屋が載っています。新刊書籍を扱う書店は減少していますが、古本屋は増えているのでしょうか。それともニッチな市場なのか。
 出版産業は衰退し続けていますが、売り方を工夫すればまだ望みはあるのでは、なんてことも思います。本屋好きが増えてくれるといいですね。

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2014/06/19

荻窪の古本屋

 まだまだ古本屋という商売は絶滅していません。ブックオフが広がる中、昔ながらの古本屋もしぶとく残っています。荻窪の駅周辺にも何軒か見つけました。南口(賑やかでない側)にも3軒ありました。ネットで探すとまだ何軒かあるようです。発見した古本屋はどこも個性的です。
「ささま書店」は古本屋としては広い店舗です。様々なジャンルの本がありますが、この本屋さんの特徴はおそらく店頭に置かれた105円の棚。108円で無く、105円のまま。昼休みに立ち寄ったら、何人ものお客さんがひ本を品定めしていました。古本ファンなのかせどりなのか。シニア層が目立つので本好きの方々かも。

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 一方「竹中書店」は昔ながらの古本屋。中川一政全集がガラス棚に飾られていました。今時、神保町にしかなさそうな古書店です。

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 この他にも(まだいっていませんが)「象のあし書店」というユニークな名前の本屋さんもあります。ブックオフもある荻窪の街ですが、古書店が元気なのは中央線沿線の文化の奥深さなのでしょうか。まだまだ探検しがいのある街のようです。

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2013/11/12

東京堂書店のブックカバー

 珍しく水道橋に出掛けたので、用事が終わった後、ぶらぶらと神保町まで。本を探しにこの街のくることが、ほとんどなくなってしまいました。もっぱらアマゾンなどで買い求めることが多く、本屋をうろうろすることが減っているのは、我ながらいささか情けない。
 まず三省堂の本店に寄って、その後東京堂書店に。神保町ではいちばん好きな書店です。確か、小林信彦もここがお気に入りだと書いていたと思います。昨年、店舗がリニューアルされ、1階にはカフェができ、前にも増して落ち着いた店内になりました。
 買おうと思っていた宮部みゆきの文庫本を探し、レジで会計。ブックカバーをかけてもらったら、前のものと違うような気がします。ブックカバーは濃い緑に黄色の字で、Books Tokyodoと書かれたシンプルなもの。前はクリーム地に模様がデザインされたカバーでした(「東京堂書店 ブックカバー」で検索すると画像がヒットします)。
 東京堂書店の新しいブックカバーは厚手の紙で、しっかりした作り。おまけに栞まで挟み込んでくれます。コストがかかっていると思いますが、読書家には嬉しい。
 アマゾンなどネットでの購入ではブックカバーの楽しみは味わえません。久しぶりに東京堂書店で、ブックカバーの魅力を思い出しました。たまにはいつもと違った書店に行くのもいいものです。

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2013/09/25

yodobashi.comの書籍販売

 今週号の『週刊東洋経済』では「物流最終戦争」が特集。ここでの主人公はやはりアマゾンです。確かにアマゾンは便利で、たまに使います。しかし、最近はyodobashi.comの使用頻度が高くなってます。主にプリンターのインクなどの消耗品を買っていたのですが、これに加えて本、雑誌もヨドバシを使うことが多くなりました。
 品揃えもかなり充実しています。例えば毎月買っているNHKラジオ語学講座のテキストもあり、10月号を購入。また昨日は資格試験の問題集を買いました。また、CDも国内盤は揃っていて、エルトン・ジョンの新作もここで購入。
 あるテーマで本を探しているときはまずアマゾンで検索して、買う本が決まったらyodobashi.comで注文なんてことをやってます。サイトの魅力は、即日配達と値引きです。商品にもよりますが、本、書籍でも1午後1時までに注文すれば、都内の我が家に当日到着します。もちろん配送料は無料です。
 また、アマゾンでも原則定価販売の書籍に3%のポイントが付きます。CDも例えばエルトン・ジョンの新作では、アマゾンは5%、ヨドバシは10%とポイント付与に差があります。
 ただ、アマゾンほどの膨大な商品は揃っていません。国内の本、書籍、CDに購入する場合に限り、とても便利です。この便利さは東京周辺だけかもしれませんが、アマゾンの意外なライバルと言っていいでしょう。今後、アマゾンはどう対抗するのかな。興味津々。

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2013/03/13

昔とは違ってしまったある書店

 書店業界に詳しい知人と飲んだ際に聞いた話にはいささか驚きました。「いま、ほとんど新規書店の開店はないそうだよ」街の本屋が減少していることには気が付いていましたが、確かに新しい書店は大規模チェーン以外で新規に店をオープンしたところは思いつきません。
 先日、蒲田に久しぶりに行ったとき、思い出して東急プラザにある「栄松堂書店」に寄ってみました。この書店、大学をでて入った会社の研修をさせてもらった思い出の店です。出版社に就職したので、書店での販売研修というのがあって、新入社員たちがそれぞれ書店に割り振られて、現場での研修をしました。
 もう大昔のことで朧気な記憶しかないのですが、当時は活気のある本屋さんでした。でも久しぶりに訪れた店は、思い出の中にある本屋とはちょっと違っていました。普通の書店です。ネットで調べてみると、この栄松堂書店はかつては横浜相鉄ジョイナス、東京駅八重洲にも店舗がありました。しかし両店とも閉店。蒲田の店も、どうもオリジナルな栄松堂ではないようです。伝統のあった書店はもう存在しないということです。
 書店業界が厳しいとはもうずっと言われ続けていますが、昔からある本屋が消えてしまうのは、なんとも寂しいことです。

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2011/02/17

紀伊國屋書店のポイントカード

 書店でもポイントカードがあります。ちょっと前、紀伊國屋書店でまとまって買い物をしたら、ポイントカードをすすめられ、作ってみました。そもそも書店のポイントカードってどういうものなんでしょう。紀伊國屋書店では100円で1ポイント。1ポイントは1円として使えるので、還元率は1%。三省堂書店のポイントカードもあるのですが、ここも同じく1%。
 Point_card 紀伊國屋書店のポイントカードは、ウェブ書店出での買い物でもポイントがつくシステムで、これは便利です。ネットでの買い物をポイント還元する共通化も簡単にできます(この共通化も、例えばビックカメラなどは店まで出向いて、何とかキーを発行してもらわなくてはいけない、なんてとこもあって、意外と大変だったりします)。
 本の購入は、最近はもっぱらアマゾンになっています。このところ時間がたくさんあるので(苦笑)、本屋をあてもなく見て回ることも増えました。やはりリアルな書店はいいです。書店それぞれに個性があります。ポイントの還元率もせめて5%くらいにしてくれると、もっと頻繁に本屋に行くようになると思うのですが・・・・・・。利益的に厳しいんでしょうね。書店のポイントカード、とこまで利用価値があるのか。ちょっと疑問ではあります。


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2010/08/09

街と書店の関係

 昨日、祐天寺に夕刻、出かけました。駅、2つめですがほとんどいくことはありません。前は3月に税務署に確定申告しにいっていたのですが、今年はネットで済ましたので、ほんと久しぶり。
 祐天寺という駅、都立大学と同様、店も多くない街と思い込んでいたのですが、歩いてみると意外とちゃんとした(すみません)街です。少しばかり驚いたのは、駅前に本屋が2軒あること。都立大学は1軒、学芸大学もいつの間にか1軒になっています。それなのに、祐天寺は2軒です。そのうち1軒は「方林堂書店」です。高田馬場にある老チェーンです。何年か前まで、一時自由が丘にもありました(今はTSUTAYAになってます)が、早々に撤退しました。その芳林堂が祐天寺にあったとは……。
 繁華街以外に、本屋がほんとに少なくなりました。祐天寺のように2軒もあることは珍しいのではないでしょうか。この街、文化のレベルが高いのかもしれません。電子書籍がいくら広がろうと、本屋は無くなってはいけません。店頭で本や雑誌を買う楽しさは、ネットでは味わえません。街と書店の関係を考えさせられた祐天寺でした。

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