音楽
2025/04/16
2025/04/09
満員御礼「ベストヒットUSA ポップ・サミット・パーティー!」
楽しいパーティー。小林克也のベストヒットUSAが番組誕生45年を迎え、初めてのファンイベント「番組誕生45周年記念 ベストヒットUSA ポップ・サミット・パーティー!」を開催(4月8日 東京国際フォーラム ホールC)。
MCはもちろん小林克也。ゲストに湯川れい子、ピーター・バラカン、岡村靖幸。小林克也の豊富な知識と巧みなトークでゲストと音楽を語り合い、ポップスファンにはこの上もなく楽しい時間です。
小林克也が会場に年代別に拍手を求めたところ、来場者は10代から80代まで幅広く、中でも50代がいちばん多い。もっと高齢者が多いかと予想していたので意外。
小林克也は先月84歳の誕生日を迎えたばかり。湯川れい子さんは年上。ほんとお元気です。小林克也は、
「死ぬまでこの番組をやります」と。
まだまだ若いことを感じる時間でした。
2025/04/07
レディ・ガガ「メイサム」
「ディジーズ」のMVがあまりにすごい(すごいとしか言い様がない)ので、レディ・ガガの最新アルバム「メイヘム」を買ってしまいました。39歳でこんなパワフルなアーティストがいるんだろうか。
レディ・ガガの5年ぶり、7枚目のソロアルバムは、ポップな仕上がりだと感じ、とっつきにくくはなく、素直に楽しめます。The New Yorkerでは「Lady Gaga’s Return to Form(レディ・ガガの復活)と題したレビューで「「メイヘム」は、より柔らかく、より賢いガガから生まれた曲かもしれないが、彼女は依然として重要なところでは強烈なインパクトを残している」と評しています。
「ディジーズ」に続くヒット中の「アブラカダブラ」MVも魅せてくれます。
レディ・ガガは特異なパフォーマンスに注目して、肝心の楽曲を聴いていませんでした。これを機にアルバムを聴こうかと思っています。
2025/04/06
レコードを洗う
レコード市場が盛り上がっているようです。少し前の日経新聞には「レコード、35年ぶりの活況 竹内まりや中古盤は3万円超」(4月1日 日経新聞電子版)という記事がありました。
<「シティポップ」の名盤を入手しようと世界からファンが押し寄せ、中古盤の単価は9年前の2.6倍で推移する。竹内まりやさんの作品には3万円以上の値が付く>
確かに渋谷のタワーレコードには外国人が多いし、ディスクユニオンはさすがに外人さんはあまり見かけないが、いつも賑わっています。
何年か前に買ったデノンのレコードプレーヤーがちゃんと再生できないのであまり使っていませんでした。ひょんなことから修理することになり(水をかぶってしまった)、その際「針が曲がってます」と言われました。修理を終えたら、まともにレコードが再生できるようになりました。
それでいっぱい在庫しているレコードを聴き始めましたが、「パチパチ」ノイズが発生します。どうしたものかとネットで検索するとレコードを洗えることを発見。「レコードクリーニング用ラベルプロテクター」を買って、洗ってみました。音質がよくなりました。ノイズもかなりなくなりました。
レコードを洗うなんて、ほんと目から鱗。レコードも沼かも。
2025/03/19
いしだあゆみ:アワーコネクション
ミニスカートで「ブルーライト・ヨコハマ」を歌う姿を今でも覚えています。いしだあゆみが亡くなりました。昨年、公開された映画「室井慎次」前後編での演技も印象に残ります。
アイドルから女優の道を歩んだいしだあゆみですが、このキャリアの中で異色なアルバムが「アワー・コネクション(いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー)」。1977年に作詞家・橋本淳(ブルーライトヨコハマなどいしだあゆみの作詞をしている)がプロデュースしたアルバムです。ボーカルがいしだあゆみ。ミュージシャンがティン・パン・アレイの細野晴臣、鈴木茂、林立夫に加え、矢野顕子、吉田美奈子、山下達郎などが加わっています。全12曲の作詞は橋本淳、作曲、編曲は細野晴臣、萩田光雄。
今聴いても、刺激的なアルバム。いしだあゆみの先進性を感じます。
2025/03/01
MUSIC MAGAZINE:80年代のヒットソング
うちのそばの本屋に立ち寄ったら、「MUSIC MAGAZINE」(2025年2月号)をみかけ、表紙に「1980年代のヒット・ソングス・ベスト100」とあり、思わず買いました。「MUSIC MAGAZINE」はそれこそ80年代は毎号買っていましたが、いつのころからか疎遠に。熱心に読んだのは中村とうようがやっていた頃です。
最新号の特集はクインシー・ジョーンズの追悼記事とあわせて、キャリアのピークである80代のヒットソングを1位から100位までランキングしています。評論家38人が1位から25位までランク付けしたものを集計してランクを決めています。
100位までの楽曲をながめていると、ホントに懐かしい。洋楽はやっぱり80年代、と勝手に思います。
記事は細かい文字でぎっしり文字が並んでいて、読み通すのは大変。なかでも評論家のランキングはシニアグラスでもよく見えない(笑)。もはや先月号になってしまいましたが、じっくり読ませていただきます。
2025/02/11
豪華なクロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023
小林克也の「ベストヒットUSA」で知った「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」。エリック・クラプトンが主宰する伝説的なギター・フェスティヴァル『クロスロード・ギター・フェスティヴァル』は過去何回か開催されていますが、2023年9月23日と24日にアメリカ・ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催されたライブが映像化され、Blu-rayとCDでリリースされています。
「六弦の祭典」に集ったアーティストはほんとに豪華。シェリル・クロウはアコースティックギターで弾き語り、またベースに持ち替えジョン・メイヤーのギターで歌います。ゲイリー・クラーク・ジュニア、スティーヴン・スティルス、カルロス・サンタナもステージに。クロージングではスティーヴィー・ワンダーが登場しハーペジ(鍵盤楽器と弦楽器の要素を組み合わせた電子楽器)を演奏し、クラプトンのギターと共演します。
そしてエリック・クラプトンが亡きロビー・ロバートソンに捧げる「It Makes No Difference」(ザ・バンド「南十字星」に収録)には感動。
知らないアーティストのほうが多いですが、それぞれパフォーマンスはすごい。いちばん惹かれたのはブルーグラスバンドのザ・デル・マッコリー・バンドとマンドリン奏者のシエラ・ハル。ここにクラプトンが加わっての演奏は、それぞれが粒だっていながら、表されるサウンドは融合した強力なパワーがあります。
現在、映画版「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」も公開されています。映画は120分ですが、Blu-ray(2枚)は計4時間半以上、CD(4枚)は計4時間なので、少々高くても買う価値はありかな。
4月には計8回の武道館コンサートを行うエリック・クラプトン。とても御年80歳とは思えません。
2025/02/08
音楽雑誌「エリス」とは
昨年末、ネットでみかけた知った音楽雑誌の「エリス」。フリー(購読無料)の電子版音楽雑誌で年3回発行。電子版のメディアでありながら有料の紙版もあり、これを購入しました。わざわざ買ったのは、興味がある記事が載っていたからです。最新号(2024年11月発行)には、
・巻頭はエルヴィス・プレスリー!初録音から70周年に、エルヴィスにとって特別な街、メンフィスとの関わりについて再注目。萩原健太編集長は8月に米国で発売されたCD5枚組ボックス、ずばり『メンフィス』を徹底解説。
・亀渕昭信は7月に鑑賞した画期的な外国人能楽師が英語で演じる能『青い月のメンフィス』の感動レポートを。
(公式サイトより引用)
が載っていて、読みたかったから。
この「エリス」は最新号が43号。ということはもう14年もやっているということか。雑誌は「強力な執筆陣が大きな魅力です」とのことで最新号は北中正和、天辰保文、ピーター・バラカンなどが執筆しています。
音楽雑誌というものを読まなくなって久しいことに気づきました。たまには音楽を読むのもいいかも。
2025/01/28
サブリナ・カーペンター『Short n' Sweet』
来月発表される2025年グラミー賞で主要4部門にノミネートされ、一段と注目を集めているサブリナ・カーペンター。アルバム『Short n' Sweet』で年間最優秀アルバム賞、収録曲の「Espresso」で年間最優秀レコード、同じく収録曲の「Please Please Please」で年間最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の4部門を含み6分門にノミネートされています。1999年生まれのまだ25歳。
Apple Musicでも聴けるのですが、『Short n' Sweet』のCDを買ってしまいました。ヒット曲「Espresso」、「Please Please Please」は耳なじみがあるのですが、アルバム全編を聴くと、さらっとした感じで、引っかかるところが少ない。でも何回か聴いていくと、ストレートでわかりやすいポップなことに気がつきます。どの楽曲も聴きやすい。アルバムの演奏時間は36分と短いこともあり、気軽に聴けます。
サブリナ・カーペンターはディズニーチャンネルの「ガール・ミーツ・ワールド」に14歳で出演、ブレイクしたとしたとされています。ちなみにディズニー出身のアーティストにはセレーナ・ゴメス、マイリー・サイラス、オリヴィア・ロドリゴ などがいます。
2月3日に発表されるグラミー賞では、サブリナ・カーペンターは受賞するのか。楽しみ。
2025/01/09
誕生日だし、エルヴィスのMemphisのレコード
昨日、1月8日はエルヴィス・プレスリーの生誕90年の記念日。とはいってもお祝いしている人はこっそりやっているだろうけど。偶然か、NHKの「ひるまえほっと」には湯川れい子さんが出演されていました。
なぜかエルヴィスのレコードが買いたくなり、それならなぜか吉祥寺のHMVだろうとで突然行きました。でも買いたいレコードは見つからず。肉のさとうは定休日。で、渋谷のタワーレコードに行きました。タワレコ渋谷のレコード売り場って広い。外人さんも見かけます。
で、エルヴィスの「Memphis」2枚組レコードを購入。これは昨年8月にでたCD5枚組からの抜粋盤。2枚のレコードに24曲入って、6200円ほど。安くはない。でもレコードは人気のよう。
ともかくも、エルヴィス誕生日をお祝いしました(ひとりで)。
2025/01/05
2曲のAlways on My Mind
昨日、「全米トップ40スペシャル!~ダンス・ダンス・ダンス!~」が放送されました。リスナー代表として登場しているはずですが、気恥ずかしいので聴いていません(録音したので後ほど聴きます)。
リスナー代表を交えての新春特番は毎年やっているのですが、今年のお題(今年であればダンス曲)を応募内容を知ったのは締め切りの3時間ほどまえです。選ぶべき曲は「全米ヒット・チャートでトップ40内にランク・インした『大好きなダンス・ナンバー』」。それも番組内憂から80年代にヒットした曲が条件。
困りました。そもそもダンス曲ってあまり聴かないし。思いがぐるぐる回るうち、ふとペット・ショップ・ボーイズの「Always on My Mind」が思いつきました。これってダンス曲? ヒットしたのはいつ? ChatGPTに訊くと、ダンス曲でチャートは、1988年に最高位4位(Billboard Hot100)。
この曲は昨年日本で公開された映画「異人たち」に使われていますが、オリジナルはブレンダー・リー。そしてエルヴィス・プレスリーが1972年に録音しシングルB面でしたが、カントリーチャートで上位にランキンされるなど人気がありました。
ペット・ショップ・ボーイズはプレスリーの死後10周年を記念したテレビ番組でこの曲を披露し、好評だったため録音し、リリースしました。
「Always on My Mind」 は多くのシンガーがカバーしている名曲(エリック・クラプトンもやっている)。音楽は聴き続かれます。
2025/01/03
ラジオ番組に出演!
めったにないことですが、ラジオ番組にでます。
「全米トップ40スペシャル!~ダンス・ダンス・ダンス!~」(ラジオ日本)
■放送日時 1月4日(土) 13時00分~15時00分
■出演者 ゲスト:湯川れい子(音楽評論家) 進行:矢口清治 (ディスクジョッキー)他
テーマは“ダンス・ダンス・ダンス”。全米ヒットチャート40位以内に入ったダンス曲の中で、心に残る1曲を選んでリスナー代表らがZoom出演。スタジオの音楽評論家・湯川れい子、DJ矢口清治にその曲の思い出を語る。最後に湯川自身が選んだ曲を披露。2人でダンスを踊ったという“超大物アーティスト”の名に、スタジオは騒然!さて、それは誰なのか? お聞き逃しなく!
ラジオネーム「自由なランナー」で出演しています。お時間のあるかたはお聴きください。
2024/12/29
Dua Lipa『Live From The Royal Albert Hall』
先月ライブをみたデュア・リパにはまっています。低音が豊かでパワフルでセクシーな歌声の歌手が好きで(古くはシャーデーとかローラ・ブラニガンとか)、デュア・リパはまさに好みです。
ライブ盤『Live From The Royal Albert Hall』が発売されました。タイトル通り、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのオーケストラ、バックコーラス、彼女のバンドを従えてのコンサートを収録。
来日コンサートではボディスーツに身を包みパフォーマンスを魅せてくれたデュア・リパですが、このコンサートでは真っ赤なロングドレス。
デュア・リパの音楽はポップを基盤としながらも、ディスコ、ハウス、R&B、ファンク、エレクトロポップが融合しているとも評されます。この音楽的スタイルとオーケストラは合うのか、という心配は無用のボーカルを聴かせてくれます。アルバムは2枚組で、DISC1は「Radical Optimism」を忠実に披露。DISC2では「コールド・ハート」でエルトン・ジョンが登場し、デュエット。
先日、YouTubeに「An Evening with DUA LIPA | Royal Albert Hall, London」と題された動画(Official版)がアップされています。まだ全部みていませんが、コンサートを1時間ほどに編集したもので、見応えがありそう。
キュートなサブリナ・カーペンターやアリアナ・グランデもいいけど、でもデュア・リパがいい。
2024/12/02
第九を聴く
この季節、クラシックファンは聴きにいくのかな。年末の風物詩「第九」のコンサートにいきました。パーシモンホールでの「めぐろで第九2024」です。この第九、一般公募の合唱団が歌うもので、女房が今年参加したので、聴きました。
指揮者は出口大地。そして出演者は
髙橋絵理(ソプラノ)、富岡明子(メゾソプラノ)、城宏憲(テノール)、宮本益光(バリトン)
公募によるめぐろで第九合唱団、東京音楽大学(合唱指導:浅井隆仁)
東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)
演奏された曲目は、
ペルト:フラトレス ~弦楽オーケストラとパーカッションのための
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」op.125
クラシックのコンサートは最近、まったくいきません。というより理解できない(苦笑)。でも素人の感想ですが、良かったです。
年末には第九ですね。
2024/11/25
Netflix:リターン・オブ・ザ・キング
一昨年の「エルヴィス」、昨年の「プリシラ」とエルヴィス・プレスリーを描いた映画が公開され、伝説のシンガーが再評価されています。そしてNetflixで今月から公開されている「リターン・オブ・ザ・キング エルヴィス・プレスリー低迷と復活」はエルヴィスの新しいドキュメンタリー。
1968年に米・NBCテレビで放送されたスペシャル番組「Elvis」。これは長らく映画だけで仕事をしていたエルヴィスがパフォーマンスに復帰したテレビ番組で、エルヴィスのカムバックとも言われています。
「リターン・オブ・ザ・キング エルヴィス・プレスリー低迷と復活」はこの「Elvis」で復活を遂げるまでのドキュメンタリー作品。エルヴィスの映像に加えプリシラ・プレスリー、ブルース・スプリングスティーン、ロビー・ロバートソンなどミュージシャンや関係者へのインタビューを交え構成されています。
エルヴィスを聴き、音楽の世界へ入ったブルース・スプリングスティーンの語り、そして昨年亡くなったロビー・ロバートソンの話などとても興味深いものがあります。
新たな視点からエルヴィス・プレスリーのドキュメンタリーです。
2024/11/19
Dua Lipa、パワフルなパフォーマンス
フィジカルのパワーで圧倒する素晴らしいパフォーマンス。Dua Lipaの来日コンサート(11月16日・さいたまスーパーアリーナ)をみてきました。
ダンス・ポップ、エレクトロポップに分類されることが多いDua Lipaの楽曲はノリがいいサウンドが特徴ですが、コンサートで魅せるパフォーマンスは力強さが加わり、観客を惹きつけます。
シンガーとしての活動を本格化するまでモデルをしていた「肉体」を駆使し、ダンスと歌が見事に癒合したDua Lipaの世界がステージに展開します。彼女を支える10人以上のバックダンサーのダンスも見物。そして、アルバムでの歌声に比べ、生で聴くDua Lipaのボーカルはずっとパワフルに迫ってきます。
前回、Zepp Tokyoでの公演から6年ぶりの来日コンサートは、さいたまスーパーアリーナでの2回のみで、ソールドアウト。来場者はもちろん若い人がほとんどですが(私のような高齢者はいない?)、少し男の子が多いかな。女子が多数派のオリビア・ロドリコとはここが違いますね。
2回だけのコンサートではもったいない歌姫Dua Lipaのパワーでした。
2024/10/31
Perfume:ネピュラロマンス前編
箱で一昨日届きました。Perfumeの新しいアルバム「ネピュラロマンス前編」。通常版はCD1枚ですが、「“P.T.A.” 会員限定盤(Blu-ray) 」(“P.T.A.”はファンクラブ)を購入。CDに加えて特典Disc(1Blu-ray)+スペシャルブックレット+グッズ(エンブレムバッジ)。会員限定盤には特典映像「P.T.A.15th&10th Anniversary “Perfumeとあなた”ホールトゥワー2023」の映像が収められています。
これが7950円。特典映像が入っていないバージョンは一般で販売されていて、例えばAmazonでは5600円です。
Perfumeに限らず、最近のメジャーなアーティストはいくつものバージョンを発売することが多い。Blu-ray付きとか、コンサート先行予約特典とか。商売上手というべきか。
ともかくPerfumeのアルバムも大きなパッケージで、置き場所を探さないといけません。
2024/09/29
オリヴィア・ロドリコの初来日コンサート
若く、パワフルなパワーで、会場が一体となった熱いパフォーマンス。いま、アメリカのポップミュージックの中心にいるオリヴィア・ロドリコの初来日ステージをみてきました(9月27日・有明アリーナ)。
オリヴィア・ロドリコはシンガーとしてのオリジナルのアルバムは2枚だけですが(主演したミュージカルのサントラはあります)。2枚ともビルボードのアルバムチャート1位を記録し、アルバムからカットされた「Drivers License」、「Vampire」などはHOT100の1位を獲得しています。
ステージは「Bad Idea Right?」からアンコールの「Get Him Back!」まで全23曲。チェックしてないのですが、2枚のアルバムの曲をほとんど歌ったかな。バックはギター2人、ベース、ドラム、キーボード、2人のコーラスで、すべて女性のロックバンド。
オリヴィアアルバムをApple Musicで聴いたとき、衒いがないな、と感じました。ストレート、ピュアともわずかに違う耳ざわりのミュージック。21歳という若さゆえか、それとも才能があるからなのか。よくわからないのですが。アリアナ・グランデの曲世界とは違う、当たり前だけど。「Vampire」のようなスローテンポな曲もいいけど、「Get Him Back!」みたいなロック曲に惹かれます。いまは若くて可愛いシンガーとして見られているだろうけど、ひょっとすると、とてつもない才能があるのかもしれない。
会場の半分以上は女の子。ミニスカ多し(オリヴィア・ロドリコファッション)。はちきれんばかりの若さがあふれるコンサートでした(陳腐な表現ですいません)。
2024/08/16
エルヴィス・プレスリーのアルバム:MEMPHIS
シンプルに「MEMPHIS」とタイトルされたコレクションは、エルヴィス・プレスリーの初セッションから70年、命日(8月16日)に合わせリリースされたCD5枚組。
デビューシングルを収録したサン・スタジオでのセッションから死去する前年、自宅でのレコーディングまで、エルヴィスのホームタウン・メンフィスでのレコーディング111曲が収められている。
従来、命日にリリースされた企画は別バージョン、未発表テイクなどを収めたコレクションが大半だったが、「MEMPHIS」はアルバムなどで発表されたオリジナル曲だけで構成されている。こう書くと、今さらと思われるかもしれない。しかし、コレクションの特徴はディスク1のサン・スタジオのセッション以外、88曲をグラミー賞4回受賞したマット・ロス・スパング(Matt Ross-Spang)がリミックスしていることにある。
エルヴィスの権威として名を知られるエルンスト・ヨルゲンセン(Ernst Jorgensen)がプロデュースし、グラミー賞受賞歴のある音楽歴史家ロバート・ゴードン(Robert Gordon)がライナーノーツを書いている。
リミックスされた音源はどれも魅力的に仕上がっているが、特にディスク5の「GRACELAND76」には心が動く。死去の前年、1976年に自宅・グレースランドの通称ジャンルルームでレコーディングされた。エルヴィスの体調が良くなく、自宅に機材が持ち込まれ、ミュージシャンが集まり、行われたセッション。レコードで発売された当時の淵源は、スタジオの録音ではないため、良好なサウンドとはほど遠かった。今回、リミックスされ、エルヴィスのボーカルがクリアになり、素晴らしい歌が迫ってくる。
特に「ダニーボーイ」。グレン・D・ハーディン(Glen D. Hardin・69年のラスベガスから亡くなる2ヶ月前のコンサートまで、ほとんどのライブ、レコーディングでバックをつとめた)のピアノで歌うエルヴィスの歌は、とても言葉では言い表せない。ただただ美しい。
かつて「村上ラジオ」で、番組のテーマは記憶にないのだが「ダニーボーイ」をかけることになり、村上春樹はこのエルヴィスのバージョンを選んだ。
ファンではない人には興味がないだろうが、エルヴィスのマニアにとっては垂涎のコレクション。
2024/08/02
宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」コンサート
ピュアで飾り気がなく、でも高いレベルで歌が奏でられた素晴らしいステージ。宇多田ヒカルのコンサート「SCIENCE FICTION」(7月31日・宮城県・セキスイハイムスーパーアリーナ) をみてきました。宇多田ヒカルはつまみ食いみたいにしか聴いてこなかったので、ライブのコンサートは初めてです。
アルバムなどで発表される楽曲は、(詳しくないのですが)創作のためいろいろサウンドの処理とかがされているため、レアなアーティストのボーカルとは違っている、多分。コンサートで聴く宇多田ヒカルの歌は、(手垢のついた表現だけど)ホントにうまい。パワフルで、スイートで、聴くものを大きく包み込む。卓抜した歌声を聴かせてくれます。
もちろん、楽曲も素晴らしい。歌詞、メロディーが多様で、ひとつのパターンに入り込むことがない曲の数々。
オープニングの「time will tell」からアンコールの「Automatic」まで2回衣装替えをして、2時間半のステージ。バックはギター、キーボード、ドラム、ベースなどのシンプルな構成で、より宇多田ヒカルのボーカルが引き立ちます。
今でもキラキラしている「First Love」、アップテンポが心地いい「traveling」、そしてやはり「花束を君に」はいい。
希有な才能、宇多田ヒカルのステージを楽しみました。
2024/07/15
Perfume公演ライブ・ビューイング
この夏、Perfumeはアジアツアー「Perfume "COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5" Asia Tour 2024」を開催。香港、上海、台北、バンコクの4都市でのツアー。7月13日・ツアー最終のバンコクでのコンサートがライブビューイングで配信されました。
リアルタイムは夜10時半スタートと遅い時間できついんで、14日のディレイビューイングをみてきました。会場はTOHOシネマ日本橋です。コンサートのセットリストは「Perfume Countdown Live 2023→2024」とほぼ同じですが、新曲「The Light」が組み込まれています。
ただ、ラスト曲の「MY COLOR」でステージから去ったPerfumeは客席からのアンコールで舞台に再び登場し、「The Light」を披露してくれました。最近のステージしかみていませんが、Perfumeはアンコールをしません。ファンには嬉しいパフォーマンスです。
相変わらず元気で最高のステージをみせてくれたPerfumeです。
2024/07/14
ボン・ジョヴィ『フォーエヴァー』
ボン・ジョヴィの新作『フォーエヴァー』をCDで買っていました。Apple Musicで聴けるのですすが、特典映像が付いているデラックスを購入。ボン・ジョヴィのアルバムを買うのは初めてです。大雑把にはハードロックはあまり聴かないので。
きっかけは小林克也の「ベストヒットUSA」でこのアルバムを取り上げていて、ジョン・ボン・ジョヴィのインタビューがありました。アルバムからのシングルカット曲「レジェンダリー」のMVが流され、この曲についてジョン・ボン・ジョヴィはアメリカンポップスに言及していました(正確な表現は覚えてないのですが)。
歌詞に、
Friday night comes around like a song
"Sweet Caroline," and we all sing along
「金曜の夜が歌のようにやってくる
『スウィート・キャロライン』みんなで歌う」
「Sweet Caroline」は1969年にヒットしたニール・ダイヤモンドの代表的な曲。これを知って、アルバムを買いました。
ジョン・ボン・ジョヴィ62歳、ニール・ダイヤモンド83歳、アメリカンポップスの大きさを感じます。
2024/05/28
Apple Music:史上最高のアルバム100枚
音楽を聴くって、ほんと好みが強いものだと改めて思いました。先日、Apple Musicが「Apple Music 100 Best Album」を発表しました。100位から1位のランキングをみると馴染みのないのないアルバムが圧倒的。20枚くらいしか聴いてない。 レコードとCD、いっぱい買って始末に困っているのだけど、それでもこんなもの。
ベスト10では4枚か。1位のローリン・ヒル「The Miseducation of Lauryn Hill」はまったく知らないアルバムです。ちなみに、いまポップスを支配している感があるテイラー・スィフトは1989 (Taylor’s Version)が18位にランク。
それにしても、ベスト100曲がすべてApple Musicで聴けるなんて、便利な時代になりました。
2024/05/16
テイラー・スウィフト:THE TORTURED POETS DEPARTMENT
長いアルバム。先月に発売されたテイラー・スィフトの新作『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』から2024年5月4日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でトップ14を独占。この新作はCDとサブスクなどの配信とでは収録曲目が違います。CDの日本版ではボーナストラックを含め17曲ですが配信バージョンでは『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』とタイトルされたものもあり、31曲で演奏時間は2時間4分です。
とにかく聴くのが大変。どんなアルバムだったか、と問われてもなんとも答えようがありません。「THE NEW YORKER」は「Why Normal Music Reviews No Longer Make Sense for Taylor Swift(なぜ通常の音楽レビューがテイラー・スウィフトにとって意味をなさなくなったのか)とタイトルされた記事で、Swiftverse(テイラー・スイフトが生み出した創作世界および彼女のファンダムが共有する文化的空間を指す言葉の意味)という言葉を使い、これを理解しないと、「スウィフトの音楽やテイラー・スウィフト自身のほとんどが意味をなさないでしょう」と書いています。
なんか難しくなったテイラー・スィフトです。
2024/04/29
『異人たち』とAlways on My Mind
映画『異人たち』ではFrankie Goes To Hollywood、Alison Moyet など1980年代の楽曲を中心に多くのヒット曲が使われています。なかでも重要な場面で流される印象深いのがPet Shop Boys(ペット・ショップ・ボーイズ)の「Always on My Mind」。映画のパンプレットにある劇中楽曲解説(文・相馬学)には、
「この曲はカバーバージョンで、1972年のブレンダー・リーやグウェン・マックレーを皮切りに多くのアーティストによって歌われてきたが、もっとも有名なのはエルヴィス・プレスリーによるバージョンだろう」
と書かれています。
これに付け加えると、1982年にWillie Nelsonがカバーしグラミー3部門を受賞します。
ペット・ショップ・ボーイズは87年にエルヴィスの没後10年を記念したTV番組でこの曲を歌い、その後レコーディングして発表。ビルボードホット100で4位を記録しています。
バラッドの楽曲を新たな解釈でペット・ショップ・ボーイズスタイルでテクノポップスタイルで表現しています。
エルヴィスはこの楽曲を1972年にレコーディングしたのですが、先日このセッションのレコードを発見して、買いました。「Always on My Mind」はやはりいい。
2024/04/22
アリアナ・グランデ『エターナル・サンシャイン 』
かっこいい「yes, and?」のMVにやられてアリアナ・グランデの新しいアルバム『エターナル・サンシャイン(eternal sunshine)』を買ってしまいました。アリアナはこれまで6枚のアルバムを発表し、すべてプラチナアルバムまたはマルチプラチナアルバムにしているキャリアですが、まだ30歳。いまのアメリカを代表するポップスターのひとり。
『エターナル・サンシャイン 』を聴く前に『サンキュー・ネクスト』や『ポジションズ』で予習(笑)。なんというだろう、ポップで軽やかだけど、聴いていくたび引きこまれる力があるアーティスト。かわいくて、パワーのあるボーカルが魅力のひとつ。
『エターナル・サンシャイン 』は全13曲で36分とには珍しく短いアルバム。でも、このくらいがいい。
アリアナ・グランデ、もっと聴きこみたいアーティストです。
2024/04/14
宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』
Netflixで「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」をみたときから気になっていた宇多田ヒカル。でも露出が少ない人なので、そのままになってなっていたのですが。この天才アーティスト(これには異論もあるだろう)をちゃんと聴きたいと思い、ベストアルバムが発売されたので買いました(もちろんベストアルバムでアーティストのことがよくわかるわけではないですが)。
4月10日に発売された『SCIENCE FICTION』はCD2枚組で26曲で、新曲「Electricity」に加え、「Addicted To You」「traveling」「光」を新たにレコーディングした曲が収められています。
宇多田ヒカルマニアではないので、初めて聴く曲、聴いたかもしれないけど覚えてない曲も多い。26曲を何回か聴きましたが、いいです。今更だけど(笑)。デビューの2曲もミキシングされて、もちろんいまでも輝きがありますが、「花束を君に」も素敵。この曲をつくっただけで、充分ですよ。
しばらく愛聴盤になりそうです。
2024/03/19
レコードしかないアルバム
吉祥寺にいったとき、HMVのレコードショップにより、珍しいレコードを見つけました。レコードショップでは意外なアルバムを見つけることがあります。エルヴィスの棚で知らないレコードをみつけました。
「Elvis Presley Burning Love - The RCA Rehearsals」
ジャケットから1972年のスタジオレコーディングのレコードと推測されます。パッキングされたビニールには「2-LP 50th Aninversary Edition」と書かれたシールが貼られています。1972年から50年後といえば、2022年。最近のレコードかな。
2枚組で5300円。少々高かったのですが買ってしましました。聴いてみると初めて聴く音源ばかりでした。このLP日本のアマゾンでは出品者が高額でだしていました。アメリカのアマゾンでは37ドルくらい。
時々、驚くような掘り出し物がみつかるレコードショップ。侮れません。
2024/02/26
2024/02/09
テイラー・スウィフトの経済力
テイラー・スィフトの来日コンサート初日の内容は公式に発表されているようで、セットリストも公開されています。約200分、45曲を熱唱しました。テイラーのコンサートThe Eras Tour(ジ・エラズ・ツアー)は昨年アメリカ全土で開催されました。この経済効果は記録破りでした。日経新聞は<「テイラー・スウィフト経済圏」、10の数字で読み解く>と題した記事で伝えています。
「2023年の全米ツアーは巨額の経済効果をもたらし、米国内総生産(GDP)の押し上げ要因にもなった。」(2月5日 日経新聞電子版)
記事によれば、
<ツアーの興行収入は10億ドルを超えた。> といい、もちろん歴代1位。
またコンサートの経済効果は、
<23年の全米公演で「間接支出も含めると計100億ドル(約1.5兆円)の経済効果があった」と見積もる。観客はホテルや食事など地元経済に1人あたり平均1300ドルを費やし、他のコンサート(平均300ドル)の4.3倍だ。>
コンサートチケットの平均再販価格は1607ドル(約24万円)。今回、日本でのコンサートでいちばん高いVIP席でも12万ちょっとだから、安い。
それにしても、テイラー・スィフト凄い。
2024/02/08
2024/02/07
グラミー賞もテイラー・スウィフト
いまやポップミュージックを支配している感があるテイラー・スウィフトがグラミー賞でも歴史をつくりました。2月5日(日本時間)発表された第66回グラミー賞で、テイラーは『Midnights』で年間最優秀アルバム賞を受賞。4度受賞した初のアーティストです。
主要4部門(年間最優秀アルバム・年間最優秀レコード・年間最優秀楽曲・最優秀新人賞)は女性アーティストが独占。
年間最優秀アルバム:テイラー・スウィフト『Midnights』
年間最優秀レコード:マイリー・サイラス「Flowers」
年間最優秀楽曲:ビリー・アイリッシュ:「What Was I Made For? 」
最優秀新人賞 ヴィクトリア・モネ
「ローリングストーン」のWEBサイト記事では、「歴史を塗り替えたテイラー・スウィフトと女性たちの大勝利」と評しています。授賞式見たかった。
2024/02/03
Perfumeの「P.T.A. BOOK」
「P.T.A. BOOK 2023」が送られてきました。Perfumeのファンクラブ会員に年1回に発行される「Perfume Official Fanclub Book」。オールカラー140ページを超える厚さで、無料。フォンクラブに入って2年目なので、2冊目。
これってお得では。他のアーティストのファンクラブに入ってないので事情はわからないのですが、Perfumeファンクラブ(「P.T.A.」=Perfumeとあなた)の年会費は4500円です。ファンクラブの他の特典は会員限定のグッズが買えたり、もちろんコンサートはファンクラブ先行販売もあります。昨年はファンクラブ会員向けのコンサートもありました。
アーティストにとってファンクラブは大事、ということですね。
2024/01/12
冠二郎、死去
昨日の午後仕事をしながら、FMのNACK5で「GOGOMONZ」を聴いていたら、いつもながらの鬼丸師匠の快調なトークでしたが、なにも紹介がなく冠二郎の「旅の終わりに」がかかりました。懐かしいな。昔、カラオケでよく歌った。最近の人は知らない曲だろうけど。
その後、この曲のことが気になり、五木寛之が立原岬の筆名で作詞した曲で、テレビで放送された『海峡物語』の挿入歌ということを知りました。多分、この番組をみている。そんなことをネットでみていると、冠二郎が死去、との訃報が。
一昨年には新譜「夫婦してます」も出していました。享年79歳。ご冥福をお祈りいたします。
2024/01/09
エルヴィスの誕生日に
昨日、1月8日はエルヴィス・プレスリーの誕生日。ということで何かエルヴィスの曲を聴こうとひっぱり出したのが、「Elvis On Tour: The Rehearsals」。内容は映画「Elvis On Tour」収録に合わせてのリハーサル音源らしいのだが、海賊版? RCAのロゴが小さく入っているので、どうやら正規な版か。
アマゾンで検索すると「この商品を購入したのは2005/1/20です。」と親切なメッセージが表示されています。19年前か。ちなみにこのCD、中古ではまだ買えます。
そしてなぜかポール・サイモンの「グレースランド」が聴きたくなり、運良くレコード棚でみつけました。このアルバムは1986年のリリース。40年近く前、時は過ぎゆく。
2024/01/01
Perfumeカウントダウンコンサート
明けましておめでとうございます。
大晦日、カウントダウンコンサートにいってきました。Perfumeの「Perfume Countdown Live 2023→2024 “COD3 OF P3RFUM3” ZOZ5」。会場はぴあアリーナMM。
昨年の全国ツアー以来の大きな会場でのコンサートですが、カウントダウンはファンクラブ会員限定です。一万人規模の会場ですが、抽選で選ばれた人だけが参加できるという貴重なチケット。
コンサートは昨年ロンドンでの「Perfume LIVE 2023 "CODE OF PERFUME"」を発展させた内容で、ベストヒットライブ(あ~ちゃん)。馴馴染みの「レーザービーム」「チョコレイト・ディスコ」から新曲「Moon」「すみっこディスコ」までを歌い、踊ります。
また、(おそらく)ライゾマティクスによる営巣表現世界も凄いです。
この2日間、Perfumeは大忙し。
・30日:ぴあアリーナMMでコンサート
・31日:NHK(渋谷)→ぴあアリーナMMでコンサート→NHK(渋谷)紅白歌合戦本番→ぴあアリーナMMでカウントダウンコンサート
パワフルで、元気で、一生懸命なPerfumeのパフォーマンスを楽しみました。
2023/12/31
「Music Freeway」が終了
聴いていたNACK5の「Music Freeway」が12月28日で終わりました。
「あの日ラジオから流れていた洋楽ナンバー、いつ聴いても当時の香りや風景が蘇る。ラジオと共に時代を彩ってきた洋楽ヒットとの再会をMr.ディスクジョッキーこと矢口清治がご案内します。」(番組公式サイトより)
6年9カ月間続いた番組ですが、聴いていたのはこの3年間くらいかな。DJの矢口さんはもう30年ほど前、仕事をご一緒させていただきました。矢口さんの若かったし(私より少し年下)、なにせ私が若造です。きっと失礼なことをしたと推測します。
終わるのは本当に悲しい。矢口さんがメッセージを公式ブログに書かれています。またお会いできる日を楽しみにしています。
―また逢う日まで―
困難に向き合った時の心の支えとして
家族や友人、そして記憶はとても大切です
曲を耳にしただけで鮮やかに蘇る様々な思い出は
いつも自分を励まし勇気づけてくれます
あの時、あの曲に感動したことに誇りを感じ、
今もそれに魅力を見出す感性に自信を抱くー
自分を肯定してくれる、自分を好きになれる、
そんな音楽を誰もが胸に抱いています
それを届けられる魔法の箱、その名前をラジオといいます
そんな風に音楽を楽しんでいただける番組になったらー
そう願いMusic Freewayをお贈りしてまいりました
番組を支えてくれたすべての人に
心から感謝しています
どうもありがとうございました
いつかまたどこかでお逢いしましょう
その日まで、必ずお元気で。
矢口清治
2023/12/26
ビリー・ジョエルのライブ盤
今年から来年と大物アーティストが来日します。来月1月にはビリー・ジョエルが東京ドームで一夜限りのコンサート。売り切れていたはずが、追加席が発売されています(抽選)。また、ロッド・スチュアートも3月に来ます。チケットは先行抽選を経て、一般発売でチケットが発売中。S席がまだ買えます。ロッド・スチュアートの会場は有明アリーナで、東京ドームよりキャパが少ないのですが。
やはり、ビリー・ジョエルは人気があるのかな。来日公演に合わせ、「ビリー・ザ・ベスト:ライヴ!」が出ました。日本独自企画ということで思わずCDを買ってしまいました。1970年代から2008年までのライブ盤。確かにヒット曲はほぼ入っている。
現在は新作アルバムの出さず、ライブ活動だけのビリー・ジョエル。昨年暮れにマディソン・スクエア・ガーデンでライブやってました。ライブでがっちり稼ぐ、ということなんですね。
2023/12/24
電子チケットは、使いやすい?
大晦日にPerfumeのコンサートにいく予定。カウントダウンのコンサートなんですが、ファンクラブ会員限定です、それも抽選。ファンクラブに入っているので、なんとかチケットは確保。でも第一希望のVIP席は外れ、一般席で当選しました。
ふと「チケットはどうなっているのか」と思い出しました。あと1週間後のコンサートなのに、まだチケットが手元にない。すこしあせって、メールを検索して、チケットの発券方法をみつけました。ぴあでの発券なんですが、まだでした。今日(24日)の10時から。
ぴあで買ったチケットでの普通は、セブンイレブンとかで紙のチケットを発券です。電子チケットはまだまだ少ない。人気のアーティストは電子チケットが多い。やはり転売を防ぐためなのでしょう。
スマホとかに慣れていない世代には、電子チケットはなんか不安なものを感じます。スマホが壊れたらどうするのか、とか。ともあれ、発券はまだなので、よかった(笑)。
2023/12/23
If Every Day Was Like Christmas
クリスマスがいよいよですが、例年この時期は仕事でホリディ気分でなないのです。今年もさすがに予約が入って、忙しい日を過ごしています。出かけられないので、せめてクリスマスソング聴こうとエルヴィスのアルバム「If Every Day Was Like Christmas」を聴いています。
エルヴィスはクリスマスアルバムをオリジナルとしては2枚だしていますが、このアルバムは後年リリースされた編集もの。アルバムタイトルになっている「If Every Day Was Like Christmas」は1966年にリリースされた曲です。
エルヴィスのクリスマスソングでは「Blue Christmas」がラジオなどでオンエアされることが多いのですが、「If Every Day Was Like Christmas」は欧米ではクリスマスシーズンにかけられることが多い、ときいたことがあります。
曲はスタンダードなクリスマスソングではなく、メンフィスマフィア(エルヴィスの取り巻き)の一人、レッド・ウエストの作でほとんど注目はされていません。しかしシンプルな歌詞、美しいメロディー、そして静かに語りかけるようなエルヴィスのボーカルは秀逸です。
ちなみに写真のギミックなアルバムは、(確か)下北沢のディスクユニオンで買いました。アルバムを開くと、グレイスランド(エルヴィスのお家)が広がります。
2023/12/12
豪華なドリー・パートン「ロックスター」
何日も豪華なディナーを食べ続けるようなアルバムです。先月リリースされたドリー・パートン「ロックスター(Rockstar)」は分厚く、迫力あるドリーの歌を聴くことができる傑作。
アルバムはCDで2枚組で計30曲の聴き応えのある内容で。9曲のオリジナル曲に加え、凄いスターとの共演曲が並びます。こんなアーティスト。
「このアルバムでポール・マッカートニーとリンゴ・スター、リゾ、スティング、クリス・ステイプルトン、デビー・ハリー、エルトン・ジョン、ジョン・フォガティ、ジョーン・ジェット、スティーヴン・タイラー、ピーター・フランプトン、キッド・ロックといったアーティスト仲間たちとコラボしている。」(billboard Japanサイトより引用)
ドリー・パートンはカントリーシンガーと刷り込まれているのですが、違うのです。昨年には「ロックの殿堂」入りを果たしています。「NEW YORKER」で「Dolly Parton Salutes Rock and Roll(ドリー・パートンはロックンロールに敬意を表する)」とタイトルされたインタビュー記事が記載されていて、ここで「I’m seventy-seven years old, and I’m a rock star.(私は77歳でロックスターです)」と言っています。
ドリー・パートン、まだまだ新しい音楽を聴かせてくれそうです。
2023/12/05
坂本冬美コンサート@六本木
ファンを自認しながら早や10年以上がすぎ、やっと坂本冬美のコンサートに初めていってきました。「坂本冬美コンサート2023」は会場がEX THEATER ROPPONGIです。ここもいったことがありませんが、演歌歌手がコンサートをやりそうにないところ。ぴあでみつけ、面白そうなのでチケットを買いました。
でもコンサートはいつもの坂本冬美コンサートでした。が、初めての生の坂本冬美は、さすがの迫力です。衣装を3回替えて、熱唱してくれました。オープニングは「祝い酒」。ポップスカバーの代表曲「ずっとあなたが好きでした」をしっとりと、「真赤な太陽」をスイングして。桑田佳祐作の「ブッダのように私は死んだ」で盛り上げ、最後は「風に立つ」で締めくくりました。
客席には双葉百合子(この日「岸壁の母」を歌っています)、石井ふく子、中村梅雀、葉加瀬太郎・高田万由子夫妻が来ていました。
6列目といういい席で、坂本冬美さまを堪能いたしました。
2023/12/04
阿佐ヶ谷でジャズライブ
知人のライブスポットでのパフォーマンスをみるために久しぶりに阿佐ヶ谷に。知人=ジョバンニスキアリ(チェロ/ピアノ)さんはを阪本テツ(アルトサックス/ソプラノサックス/バスクラリネット)さんと「トマソンズ(HOMASSONS)」なる即興演奏Duoで音楽活動をしています。今回はトマソンズにギター、エレクトリックベース、ドラムを加えて「ELECTRIC THOMASSONSでのセッションです。飛び入りで二人のミュージシャンも加わり、変化ある展開になりました。
演奏されたのはジャズナンバーですが、このあたりの音楽がほとんだわからない私にとっては、演奏される曲をただ楽しむのみ。まあ、たまにはこのような聴き方も許されるかな。
ライブの会場は阿佐ヶ谷駅からほど近い「Yellow Vision」。ビルの地下、隣がピンキャバというロケーション。終末の音楽ナイトでした。
2023/10/29
アーティストの来日公演
コロナ禍があけたせいか、最近外国からのミュージシャン来日公演が多い気がします。来年にはテイラー・スィフト、ビリー・ジョエルといった大物が来ますが、年内にも実績のあるアーティストがコンサートがあります。
洋楽の情報源は意外と少なくて、小林克也の「ベストヒットUSA」や、矢口清治さんのラジオ番組くらいです。radikoでダリル・ホールの来日公演を知りました。昨年、ダリル・ホールのソロアルバム「ビフォー・アフター」を聴きました。ダリル・ホールらしいいいアルバムでした。
で、ダリル・ホールの来日公演ですが、東京は会場は葛飾シンフォニーホールと東京ガーデンシアターです。葛飾シンフォニーホールはキャパ1300人、東京ガーデンシアターは8000人。昨日から一般発売ですが、東京ガーデンシアターはまだ買えます。
アーティストのコンサート、どれにいくのか。いきたいコンサートは思うように買えない。まあ、当然のことだけど、悩みます。
2023/10/26
Perfume in 仙台
Perfumeのコンサートを仙台でみてきました。ファンクラブツアー「P.T.A.15th&10th Anniversary “Perfumeとあなた”ホールトゥワー2023」の仙台サンプラザでのコンサート。コンサートチケットは抽選で上位希望の東京、横浜が外れ、仙台に。
わざわざですが、これが幸運でした。席は上手側ですが、かなりの前列(D列)。会場はキャパ2700人ほどの大きくないホールなので舞台が近い。かしゆか、のっち、あーちゃんがすぐそこにいる。上手側にで歌い、踊るひとりは10メートルくらい先という迫力な席。
昨年みたコンサートは大会場(有明アリーナ)だったので、大スクリーンでみるしかなかった。Blu-rayや配信されている映像と、生では違います。いまさらだけどPerfumeのダンスが凄い。ファンクラブ会員でない一人が同行可能だったので、女房も一緒に。生をはじめてみて、驚き、感動していました。
ファンクラブコンサートということで、Perfumeが12歳~14歳の頃のナンバー3曲も披露、19時に開演、終演が21時40分頃まで長時間の熱演。
素敵なPerfumeのコンサートを楽しみました。
2023/10/22
ローリング・ストーンズ、「ハックニー・ダイアモンズ」
ローリング・ストーンズの新作アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』。2005年発表の『ア・ビガー・バン』以来となる、18年ぶりの新作スタジオ・アルバムで、「そんなに長い間アルバムだしていなかったのか」と驚き。
それよりも驚くのは、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドが相変わらずロックしていること。ミック80歳、ロン76歳、キース79歳。
アルバムとしてはチャーリー・ワッツの演奏をフィーチャーした曲が2曲あるのに、注目。そしてレディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ポール・マッカートニーが参加。
先行してMVとして配信された「アングリー」はシンプルなロックですが、カントリーフレーバー溢れる「ドライヴィング・ミー・トゥー・ハード」、レディー・ガガのボーカルをフューチャーした「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」がいい。特に、「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」はトラディショナルなゴスペルかとも思えますが、ミック、キースの曲。
2014年に東京ドームでみた公演が懐かしいですが、未だ元気なローリング・ストーンズ。恐ろしい人たちだ。
2023/10/15
サム・スミス、魅力のコンサート
圧巻の歌の上手さでした。イギリスのシンガー、サム・スミスのコンサートを楽しみました
(今回の来日公演は大阪と横浜のみ)。
コンサートのオープニングに「Stay With Me」、続けて「I'm Not the Only One」。アンコールに選んでも良いだろう曲をトップに歌う意外な選曲。会場は曲に合わせ大合唱になり、一気にサム・スミスの世界に引きこまれます。
最初の4曲の後、「Part1:Love」「Part2:Beauty」「Part3:Sex」と3つのパートで展開されます。
バックミュージシャンは(紹介がなかったので正確でないですが)、ギター、ベース、ドラム、ピアノに加え3人のバックコーラスとシンプル。
後半、シンガーとのデュエット、ダンサーが加わっての構成となり、ステージの厚みが増します。エンディングは「Unholy」。アンコールはなく、1時間40分ほどの公演ですが、充実していました。
いい表現が思い浮かばないのですが、とにかくサム・スミスは聴かせます。聴けば聴くほど、もっと聴きたくなる魔力のような魅力を持ったボーカルです。
来場者は若者が多く、女性比率が高いです。ちなみにサムはゲイであることを公表した後、ノンバイナリー(ジェンダー・アイデンティティを男性・女性のどちらかに当てはめないこと、当てはまらないこと)をカミングアウトしています。
コンサートが終わり、退場する混雑する列の中で、「最高だった」「わざわざ来た価値があった」「ほんと、良かった」という声をいくつも聴きました(コンサート後にこんなことは、意外とないです)。サムのコンサートがファンに突き刺さったのでしょう。
会場のK アリーナは、メディアで伝えられていた通り、ホントに音が良かったです。2万人規模でのサウンドとは思えない良質の音空間です。
2023/09/12
テイラー・スウィフト:スピーク・ナウ
もう1か月ほど前にでたのにまだ、しっかりと聴き終えていないテイラー・スウィフト「スピーク・ナウ」。なにせ、・エディションの2枚組だと計22曲、トータル1時間45分ほどのボリューム。
2010年にリリースされた通算3作目のオリジナル・アルバム「スピーク・ナウ」を再録音したもの。これに加え<フロム・ザ・ヴォルト>(金庫から取り出した、という意味らしい)として新曲6曲が加えられています。
アルバムのライナーノーツにテイラーは(オリジナルアルバムの曲は)「18歳から20歳にかけて、私が完全に自分ひとりで書き上げたもの」と書いています。
2010年リリース版をすべて聴いていないのですが、今回のアルバムは曲調もロックからカントリーまでバランスがとれた選曲。ともかくテイラーのボーカルがパワー溢れています。
また<フロム・ザ・ヴォルト>からは「アイ・キャン・シー・ユー」のPVがリリース。これはwritten and directed by Taylor Swift となっています。テイラーの才能がものすごいことを知る作品です。
2023/09/05
ビリー・ジョエルのコンサート価値
来年はビッグなアーティストが続々来日します。テイラー・スィフト、ブルーノ・マーズそしてビリー・ジョエルが1月に来日。東京ドームでのコンサートはONE NIGHT ONLY IN JAPANと銘打ち、1回のみ。
テイラー・スィフトは4回、ブルーノ・マーズは7回(これも凄いな)。なのに、ビリー・ジョエルは1回。大御所は違う。肝心のコンサートチケットの価格は、最高のVIP SS席が10万円から最安値のB席1万2000円まで。S席でも2万4千円です。
昨年の12月、ニューヨークにいったときマディソン・スクエア・ガーデンでコンサートをやってた(one night onlyではなかった)。
マディソン・スクエア・ガーデンのサイトにビリー・ジョエルのコンサート情報があって(直前はマライア・キャリーがやってた)、そこからコンサートチケットサイトにいける。アメリカでは当然ことかもしれないが、コンサートの席を指定して買える。
そのとき、ステージセンターから5列目の席が300ドルくらいで売ってた。
さて、日本でのコンサートはどうしよう。いまのビリー・ジョエルを日本でみることに、どれほどの価値があるかなと考えてしまう。
2023/08/17
エルヴィス・プレスリーのDVDを発掘
昨日はエルヴィス・プレスリーの命日。この日はエルヴィスのCDを聴くことが多い。このところCDとかレコードとかを整理していて、長年しまいこんでいたCDボックスとかDVDが発見されています。
昨日は「Elvis: The Definitive Collection」というのをみてきました。もはやいつ買ったかも覚えていません。「25th Anniversary Boxed Set」とボックスに書かれているので、没後25年の2002年の発売でしょう。
DVD8枚セット。各2時間の映像が収録なので計16時間と相当なボリュームです。少しだけみましたが、関係性のインタビューを含み、資料性の高い内容。でも英語だから、みるのは大変。
その中でレーザーディスクのボックスセットもあります。処分に困ります。うちにはレーザーディスクプレーヤーはないし。どうしたものか。
書棚にある小林信彦の『エルヴィスが死んだ』を開きました。著者がエルヴィスが亡くなった直後に書かれた「エルヴィスが死んだ」を冒頭に置き、1961年から1976年の著作を収めた内容。
「エルヴィスが死んだ」で、小林信彦はこう書いています。
「アメリカのショウ・ビジネス史上で、プレスリーを位置づけしようとすれば、困るに決まっている。カントリーミュージック史に入れるわけにもいかず、クロスビー、シナトラといった大物歌手に続く存在でもない。おどろくほど、地方的で、しかも、孤独である。ビートルズのような成り上がり<文化人>では、もちろん、ない」
2023/08/12
ロビー・ロバートソン逝く
ロビー・ロバートソンが亡くなりました。ザ・バンドそしてソロ活動で数々の名演奏を残したギタリスト。今秋公開のマーチン・スコセッシ監督の新作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」の音楽を担当していました(映画はレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンス、リリー・グラッドストーンら豪華キャストの注目作)。
はじめてロビー・ロバートソンを聴いたのはアルバム『南十字星(Northern Lights-Southern Cross)』。1975年発表当時、「ニューミュージックマガジン」(現「ミュージックマガジン」)のレコードレビューで100点満点がついて(当時のレビューはどれも辛口での100点です)、買いにいった記憶があります。いまでも時々聴きたくなり、大音量でかけています
昨年暮れにニューヨークのブロードウェイでミュージカル「Beautiful Noise」をみました。このミュージカルはニール・ダイアモンドの楽曲「Beautiful Noise」をメインにしたニール・ダイアモンドの半生を描いたミュージカルです。この曲を冒頭に置いた同名のアルバムはロビー・ロバートソンのプロデュース。アルバムのラスト曲「Dry Your Eyes」はニールとロビーの共作です。
ザ・バンドの解散コンサート「LAST WALTZ」でニールはアコースティックギターでこの曲を歌いました。バックはもちろんロビーのギターです。
ニールはInstagramで「Keep making that Beautiful Noise in the sky. Robbie. I’ll miss you.」
と哀悼のコメントをしています。
こころよりご冥福をお祈りいたします。
2023/07/30
ぴあのプレミアム会員とは
一昨日だったか、エントリーしていたブルーノ・マースの来日コンサートチケットに落選の通知が。そうか、ブルーノは人気なんだな。まあ、一昨年来日時にラジオとかで盛り上がっていたので、このアーティストの人気度を知ったのですが。
でも今回のエントリー(そもそもエントリーって言っていいのか)は、ぴあです。ぴあはプレミアム会員です。ぴあのプレミアム会員がどのうような特典があるかはよくわかっていないのですが、抽選のコンサートで当選率が上がるのでは。
ぴあプレミアム会員はクレジットカードをつくらねばいけません。年会費は4,180円。ただ初年度は無料です(ちなみにぴあのプレミアム会員カードの審査は瞬時に完了しました。)。で、クレジットカードをつくってプレミアム会員になったのですが、落選です。
プレミアム会員とはなんなのか。
2023/07/17
サーカスが懐かしい
子どものころ、親に連れられてサーカスにいった記憶があります。オートバイが大きな球体の中を駆け巡るのが(オートバイショーというらしい)とても恐かった。
先日、日経新聞の書評欄に取り上げられていた『サーカスの子』を読みました。ノンフィクション作家・稲泉連の私的なノンフィクション。作者は子どものころ、母とともにキグレサーカスにいますた。そのときに一緒にサーカスにいた人々に話をきき、書き綴ったノンフィクション作品です。
この本を読んだ後、なぜかリタ・クーリッジの「Don't Cry Out Loud」が聴きたくなりました。Peter Allen, Carole Bayer Sagerによる作品でメリサ・マンチェスターの歌でヒットしています。でもリタ・クーリッジの曲もいいです。
サーカスの華やかさと、去って行く寂しい心情が表現された歌詞が心に残ります。
で、矢口清治さんの「Music Freeway」にリクエストしたら、Peter Allenのバージョンをかけてくれました。
日本では伊東ゆかりが「あなたしかみえない」の邦題で歌っています。でも、なかにし礼による作詞はサーカスのことから離れて、ピュアなラブソングです。どうしてなんだろ?
サーカスをみにいく興奮は昔のことになってしまいました。
2023/06/23
コンサートの獲得方法は?
コロナも政府としてはほぼ終息の対応になり、ぼちぼち社会は動き始めています。コンサート、特に外タレの来日は次々と報じられています。テイラー・スイフトの来日も発表されています。
10月にサム・スミスが来ます。横浜に新しくできるKアリーナの公演で、東京でのコンサートはありません。サム・スミスは聴きたいのでチケットサイトで申し込みましたが、抽選のため2回落選。すっかり忘れていましたが、申し込んでいたファミマで当選の通知がきました。
コンサートチケットを獲得するのは難しい。一般的にはチケットぴあが大手ですが、それ以外のサイトでの申込もあります。ファミマも結構多い(サム・スミスはファミマで当たりました)メジャーなアーティストは専用のサイトでコンサートチケットを販売してます。
ファンクラブに入ったから、希望通りのチケットが手にはいるわけでもありません。
ネット時代のコンサートチケット獲得は、かなり複雑で難しい。
2023/06/07
オリビアの「Just The Two Of Us: The Duets Collection」
少し前の、先々月だったか矢口清治さんのラジオ番組でオリビア・ニュートン=ジョンのデュエットアルバムがリリースされると知りました。「Just The Two Of Us: The Duets Collection」とタイトルされたアルバムは、過去オリビアがデュエットした曲のコンピレーション。ただ1曲ドリー・パートンとのデュエット「Jolene」は新たな録音です。レコーディングの映像がネットにアップされていますが、みていて悲しくなります。
このアルバムを発売日(とは言っても輸入盤ですが)の前にAmazonに予約。しかし当初の発送日直前になっていきなり「発送日未定」の知らせが・・・・・・。それではとアメリカのAmazonの注文しました。発注から6日ほどで到着、配送はヤマト運輸です。
輸入盤しかないアルバムをどこで買うのか。意外と悩ましい。
2023/06/04
Perfumeのロンドンライブ
Perfumeが約9年振りのロンドン公演「Perfume LIVE 2023 “CODE OF PERFUME”」 を行い、ライブ・ビューイングが開催。これを今朝みてきました。ライブなのでロンドン時間でのビューイングは午前4時開演です。会場は東京では2つの映画館でのビューイングで、そのひとつ新宿ピカデリーに。
ロンドン公演の会場は劇場のようなスペースで、舞台でPerfumeはパフォーマンス。東京、横浜あたりでの大きなスペースでのダイナミックなものではないですが、映像表現が抜群。おそらくライゾマティクスの演出でしょう。
公演は1時間半ほどで終了。国内のパフォーマンスでは会場との交流タイムがあるのですが、英語圏ではそれはちょっと無理かな。ということでほぼ歌って踊っていたPerfumeです。
午前4時からなんだけどシアターは満員。どうやって来たのだろう。ファンは熱心だね。
2023/06/01
Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"のBlu-ray
昨日(5月31日)に発売の「Perfume 9th Tour 2022 “PLASMA”」が前日の30日に届きました。昨年、全国で行ったツアーのライブを収めたライブ映像です。
ツアーの最初のコンサート(有明アリーナ)をみているので、映像ソフトを買わないでもいいだろう、とも思いますが、熱心なファンは買うんだろうな。チケットは一般での抽選で当たったので(ファンクラブ先行ではなくて)、S席だったけステージからはかなり遠かったから、Perfume3人娘のパフォーマンスはもっぱら大型スクリーンでみてました。
初回限定盤 [Blu-ray 3枚組+グッズ+デジパック+スペシャルスリーブ仕様]ってのを購入したのですが、冷静になるとかなり高めの金額です。通常版でもよかったかも。まあ、いいか。それより早くみないと。
2023/05/29
JAZZ FIRSTのライブにいく
知人のジャズのライブにいってきました。横浜、長者町の「JAZZ FIRST」でのライブ。このblogで知り合った方が「トマソンズ」という二人のユニットを組んでいて、頻繁にライブをやっています。アマチュアなのか、プロなのか。ライブハウスで演じるのだからプロなんだろうな。
トマソンズは2人ですが、そこにエレキギター、ドラム、ベースを迎えての演奏です。
阪本テツ:sax/b-cl ジョヴァンニ・スキアリ:cello/pf
江口丈典:bass 林裕人:dsゲスト 見山辰弥:g
還暦を迎えた阪本テツ
エレクトリック・トマソンズにギタリストを迎え、
新しいサウンドを!
(公式サイトより引用)
ジャズを聴くことは少ない。ライブハウスとかほぼいったことがありません。そんな私でも楽しめたライブでした。
2023/05/14
初ユーミンのコンサート
ユーミンは今の時代、どんな存在なんでしょう。昨日、松任谷由実、ユーミンのコンサート「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」(ぴあアリーナMM)にいってきました。
ユーミンはしっかり聴いたことはありません。アルバムは「YUMING VISUALIVE DA・DI・DA」を昔買っただけです。コンサートも初めです。
なんでいったの、ってことなんだけど、昨年秋の「ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~」がでて、ここらあたりでちゃんとユーミンをきいておこうかと思い購入。このアルバムにコンサート先行予約の特典が入っていて、応募したら当選。で、女房といってきました(女房もユーミンのファンではないんですが)。
そしてコンサートですが、「お金かかってる」と。コンサートタイトルがThe Journeyなので、ステージは海賊船を模したセットです。コンサートの進行でところどころ、火があがります。途中で大きな龍(龍と表現するのが正しいのかな)がでてきて、これが火をふきます。大がかりな演出。このセット、他のコンサート会場に持っていくのかな。少なくとも武道館では断られそう。
批評はいろいろできるでしょうが、特に感じたのかユーミンは女王だな、ということ。例えばアンコールが終わってコンサート終了のアナウンスが流れた後、突然ステージに登場して「瞳を閉じて」を歌いました。断定できないけど、これは事前のセットリストにはなかったのでは。ユーミンが「歌う」といったから、というこではないかと。
でも、2時間をこえるステージは楽しい。矢沢よりよかったです。ユーミンはこれからもユーミンでいて欲しいな。
2023/03/08
熱いブライアン・アダムス公演
ひたすらにロックンロールを歌うブライアン。武道館でのコンサートは熱い空間でした。ブライアン・アダムスのコンサートにいってきました。
19時過ぎにスタートしたコンサートは、ブライアンがギターを弾きながらのヴォーカル。ここにギター、ベース、ドラム、キーボードのミュージシャン。バックコーラス、ホーンなどは加わらず、シンプルなロックンロール・バンド。
ステージはシンプルですが、舞台の背景での映像は凝っていて楽しい。ブライアンは63歳とは思えないパワフルさで歌とギターでロックします。バックのギタリスト、キース・スコットの突き刺すようなプレイも健在。
ブライアンいわく、25回目の武道館でのコンサート。初めての武道館のコンサートにいきましたが、それ以降、真面目なファンではありませんでした。アルバムも全部持っていません。コンサートのため予習したのですが、知らない曲もありました。会場ではみんな大合唱していたのですが、ついていけないこともしばしば(笑)。
「ベストヒットUSA]のインタビューでブライアンが「(紙看板で)リクエストしてください」といっていたのですが、ホントにリクエストしている観客が多数いて、ブライアンは4曲リクエストに応えてくれました。
1985年にいったときにはチケットが取れず、仕事で付き合いのあったアルファレコードの方に取ってもらいました(当時はA&Mレーベルをアルファレコードが保有)。それから28年、ブライアン・アダムスはいまでもピュアなロックンローラーです。
海外アーティストのコンサートには珍しい、コンサート中の撮影は自由みたい。開演前に禁止のアナウンスもなく、みんな撮ってましたからたぶん大丈夫。
2023/03/05
ロバータ・フラック+矢沢永吉
ちょっと意外なアルバムです。「時間よ止まれ ロバータ・フラック」。先日、矢口清治さんのMusic Freewayでロバータ・フラックが歌う矢沢永吉の「時間よ止まれ」がオンエアされていました。正確に言うと「時間よ止まれ Stop The World」。この曲を含め9曲の矢沢永吉の楽曲を英訳しロバータ・フラックが歌っていいるのがこのアルバムです。
収められているのは「抱かれたい、もう一度」「チャイナタウン」「アイ・ラヴ・ユー,OK」など。ロバータ・フラックが歌うと、矢沢永吉の曲とは違った風合いになってます。当たり前か。でもロバータの個性が充分でてない感もあります。
アルバムが東芝EMIからリリースされたのは1992年。まだバブルの余韻が残る頃。ロバータは親日家とのことで、このアルバム企画が成り立ったのかも。
このアルバムは廃盤で、ヤフオクで手に入れました。けっこうレアなCDかもしれません。
2023/02/28
小椋佳全集の広告
今朝、日経新聞をめくっていたら「小椋佳全集」というのが大きき全面広告で載っています。<5CD+特典CD>の全集は通販限定で13,200円(一括払い)。特典CDというのは美空ひばり「愛燦々」など小椋佳が曲を提供したオリジナル曲が収録されたもの。
この全集を発売しているのは燈音舎という会社で「音楽のある風景」というホームページでいろんなCDを販売しています。ジャンルはクラシック、ジャズ、イージーリスニング、ディスコ、オールディーズ、ロック、歌謡曲、演歌など幅広く、映像ソフトもあります。例えば洋楽は、カーペンターズ、ABA、ビーチボーイズもあります。
小椋佳全集の特典CDは、おそらく複数のレーベルをまたいだ曲が収録されているのでは、と思います。どうしてこんなことができるのか。ネットでちょっと検索したら、どうもユニバーサルミュージック関連らしい。
金額も高くないので、オリジナルアルバムにこだわらなければ、買うのもいいかもしれません。
2023/02/27
村井邦彦とA&Mレコード
大昔ですが、仕事で田町にあったアルファレコードによくいっていました。編集していた雑誌で洋楽の記事を担当していて、A&Mレコードのレーベルを当時、アルファレコードが持っていたためです。
明日で連載が終わってしまいますが、日経新聞・私の履歴書、今月は作曲家の村井邦彦が執筆。アルファレコードは彼ががつくったレコード会社です。赤い鳥、YMO、荒井由実などのアーティストを世に送り出し、一世を風靡したレコードレーベルでした。アルファレコード設立から挫折までのいきさつがとても興味深いです。
アルファレコードの資金繰りが悪化し社長を辞任。その後、ロサンゼルスで音楽出版社NEMを設立するも、バブル崩壊で融資がとまり、行き詰まる。ほんと、ドラマティックな人生です。
昨年、作曲活動55周年記念コンサートを開催し、まだまだお元気な村井さん。これからも素敵な曲を書いて欲しいと思います。
2023/02/12
バート・バカラックの世界
バート・バカラックが亡くなりました。アメリカン・ポピュラー・ソングは詳しくないのですが、その歴史で多くの素敵な曲を書いていることは間違いありません。ずっと聴いてきたニール・ダイヤモンドはバカラックと(結婚していた)キャロル ・ベイヤー・セイガーと共作の「ハートライト」を歌って ヒットさせています。
「THE NEW YORKER」は、
You need to hear only a few bars of a Bacharach song to sense his singular gift.
(バカラックの歌を数小節聞くだけで、彼の類いまれな才能を感じることができます。)
と書いています。
カーペンターズの「遙かなる影」<(They Long to Be) Close to You>もバート・バカラック作品。(作詞はハル・デイヴィッド)。カーペンターズの「LIVE IN JAPAN」に収録されていたので、聴きました。カーペンターズとバート・バカラック、素晴らしい曲を残してくれました。
2023/02/07
2023/01/21
湯川れい子 87歳バースデーコンサート
湯川れい子さん、若い。一昨日、「湯川れい子 87th Birthday フィルハーモニー音楽会」にいってきました。タイトル通り、湯川れい子の87歳を祝うコンサートで、パシフィックフィルハーモニア東京の演奏でゲストシンガーが湯川れい子さんが作詞した曲を歌ういう内容。ゲストはゴスペラッツ(ゴスペラーズとラッツ&スターの選抜メンバー)、稲垣潤一、中西圭三、クミコ、中川翔子、エミージャクソン、それに東京女性合唱団。司会は徳光和夫、DJ OSSHYです。
湯川れい子さんとは昔エルヴィス・プレスリーのファンクラブの運営をしていたときにご自宅にうかがったり、編集の仕事をしているときに原稿を書いていただいたくらいのお付き合いでした。
徳光和夫さんの軽妙な司会でインターミッションを挟み約3時間のコンサート。観客は女性の割合が少し高いですが、意外と若い人もいます。
昭和、平成といういい時代を思い出しながら、素敵な歌と演奏を楽しみました。
2022/12/21
Beautiful Noise: The Neil Diamond Musical@Broadway
5日間(3泊5日)の慌ただしい日程のニューヨークから帰ってきました。ニューヨークでの目的はブロードウェイでミュージカル「Beautiful Noise: The Neil Diamond Musical@Broadway」(Broadhurst Theatre)です。これだけのためにわざわざニューヨークまで。
このミュージカルはタイトルの通り多くのヒット曲を演じてシンガー、ニール・ダイヤモンドの半生を描くものです。ミュージカルをつくるスタッフは(公式サイトから日本語に翻訳しています)、
<監督はトニー賞受賞者のマイケル・メイヤー (『春の目覚め』、『ヘドウィグと怒りのインチ』)、振り付けはオリヴィエ賞受賞者のスティーブン・ホゲット (『ハリー・ポッターと呪いの子』)、脚本はアカデミー賞に 4 回ノミネートされたアンソニー・マッカーテン (『ボヘミアン』) です。>
とベテランが固めています。
インターミッションを含み2時間半ほどの舞台でしたが、ぐんぐん引き込まれ、飽きることはありません。もちろん英語なので、ジョークなどは分からないところもあるのですが、それでも役者たちの熱演に圧倒されます。ニールを演じるWILL SWENSONを中心とする役者たちはだれもダンスが迫力もので、歌も上手いです。終演後、帰ろうとしていた方(日本人からすると外人)が「ダンスが凄かった」(英語での表現は覚えていないのですが)と言っていました。
一緒にみた女房はニール・ダイヤモンドの曲はほぼ知らないのですが、「ニールのことを知らないけど、このミュージカルは本物ですごいとい思う」と言っていました。
ちなみにチケットは公式サイトより購入し、メールで送られてくるe-ticketをプリントしていけばいい簡単さです。
本場のミュージカルの質の高さにただただ感心した一夜でした。
2022/11/24
「You’ll Never Walk Alone」という曲
ドイツに勝って意気あがる日本。ワールドカップと音楽の話題で面白いことを知りました。一昨日、矢口清治さんがパーソナリティをつとめる「Music Freeway」で「You'll Never Walk Alone」がオンエアされていました。サッカーファンなら常識なんでしょうが、この曲は、
<サッカークラブリヴァプールFCのサポーターソングとして歌い継がれるようになり、試合開始前と終了後に常に歌われるクラブの愛唱歌(Anthem)となった。>(ウィキペディア)
とか。
リヴァプールFCだけでなくドルトムントや日本のFC東京でもアンセムとして歌われる名曲。
多くのアーティストがカバーしていますが、「Music Freeway」で矢口さんが選んだのはエルヴィス・プレスリーのバージョンです。「今年はエルヴィスの年」というのがその理由。
エルヴィスの「You'll Never Walk Alone」は同名のアルバムに収められています。が、このアルバムは廉価版のシリーズで注目度は低いものでした。たまたまレコードがありました。でもこの曲はアメリカではシングルカットされビルボードHOT100で90位を記録しています。
さて、ワールドカップはまだまだ続きます。好試合がこれからも期待できそうです。
2022/11/21
テイラー・スィフトを巡る熱狂
このアメリカのアーティストの人気は、日本にいる身としては想像できないほど凄いようです。先日報じられたテイラー・スィフトのコンサート販売での混乱は、我が国とは規模が違います。2023年3月から8月まで行われる予定のコンサートでのチケットの販売が開始され、
「米人気歌手テイラー・スウィフトさん=写真はAP=の米国ツアーのチケット販売をめぐり混乱が続いている。先行販売では申し込みが殺到し、チケット販売会社のシステム障害が発生。18日からの一般販売も急きょ中止された。連邦議会などからは調査を求める声が強まっている。」(11月19日 日経新聞電子版)
とシステムが対応できない事態が発生。驚くのは「連邦議会などからは調査を求める声が強まっている。」という報道。ひとりのアーティストのコンサートなのに、議会が動くのか。
日経新聞の記事によれば「サイトに約35億件の申し込みがありシステム障害が発生した。」と。システム上想定以上の申込があったということらしいですが、それにしてもこの歌姫の人気のすさまじさをあらためて感じます。
2022/11/13
レコード熱とオーディオ買取
いまだにレコード人気は続いているようです。日経新聞電子版に載った「若者にレコード熱、10年で生産4倍超 新譜も続々発売」によれば、
<人気アーティストが新譜をレコードで出す動きも広がり、レコード生産は約10年で4倍以上に膨らんでいる。>(11月13日 日経新聞電子版)
と人気が定着した感があります。billboard HOT100のチャートを席巻し話題を呼んだテイラー・スイフトの「Midnights 」もレコードがあります。専門店も増えています。
<タワーレコードは2021年9月に渋谷店(東京・渋谷)にレコード専門店を開業した。東京・渋谷など都内3カ所で「HMV」のレコード専門店を構えるローソンエンタテインメント(東京・品川)のrecord shop営業部の竹野智博部長は「かつてレコードを聴いていた世代だけではなく、20代前後の若者の来店も目立つ」と話す。>
アナログオーディオのマーケットは拡大しているのでしょうか。昨日、新聞に「オーディオ出張買取」のチラシが入ってきました。チラシには「どんなものでもOK]「即日最短30分 相見積OK]などのコピーが並びます。
うちにはダイヤトーンのスピーカー(40年前に買ったもの)があるのですが、いくらくらいで売れるのかな。まあ、売りませんが。
2022/11/04
CDだけでないTaylor Swift「Midnight」
Billboard Hot 100のチャートを席巻したテイラー・スウィフトの「Midnights」のCDを買いました。まだ聴きこんでいないのですが、どの曲も濃い感じ(曖昧ですが)、歌詞を読んで聴けばどんどんはまっていくだろう力のある楽曲ばかりです。ヒットチャート狙いではなく、曲が上質に仕上がっていると思います。今さらだけど、テイラー・スウィフトは歌が上手い歌手なんだと感じます。
CDは、
<「Moonstone Blue」、「Jade Green」、「Blood Moon」、「Mahogany」という4形態でリリースされる。その4つのバージョンのバック・カバー・アートもそれぞれデザインが異なり、その4枚を合わせると時計のデザインになる。>(タワーレコードon-lineより)
と4種類あり、Jade Greenを買いました。
アルバムに収められているのは13曲+ボーナストラック3曲です。Billboard Hot 100の11月5日のチャートでは1位から20位までに16曲、21位以下にも2曲、テイラーの曲がランクインしています。アルバム収録曲より多い。どうしてなんだろう?
ネットで検索してわかりました。別バージョン『MIDNIGHT 3AM』が発売されていました。これはCDではなくネット配信での発売で、20曲収められています。だから、Billboard Hot 100にこれだけの曲がチャートインしているのですね。
レコードのシングル曲の売上、オンエアなどデータからチャートを決めていた時代は、もう昔の話なんです。年寄りはついていけない時代だな。
2022/11/03
ユーミンのコンサートに当選
このところ松任谷由実の露出が多い気がします。ちょっと前はラジオのキャンペーン(スピーカーでラジオを聴こう)でキャラクター(?)になっていて、これは終わったみたいですが、「ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~」がでて、これがチャート(オリコン)で1位になっています。
そうか、ユーミンなんだ今は、ほとんど考えないでこのベストアルバムを買ってしまいました。ユーミンはほとんど聴いていませんが、このままだとずっと聴かないままになりそうなので、ベストで聴いてみようかと。このアルバムはグラミー賞エンジニア・GOH HOTODAによるリマスタリング。
で、このアルバムの特典でユーミンのコンサート先行予約ができます。試しにエントリーしたら当選しました。
■当選内容
――――――――――――
「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey【第1期】」
2023年05月13日(土) 18:30開演
神奈川・ぴあアリーナMM
申込の時にはしっかりみていなかったのですが、コンサートは来年の5月13日。半年以上も先です。でも、コンサート料金は11月5日までに払わねばいけません。あと、3日ほどしかない。おまけにファミマでしか払えないシステム。
さすが、スターはすごいな。
2022/11/02
テイラー・スイフト、チャートを席巻
昨日、メディアで報じられていますが、テイラー・スウィフトの新作アルバム『Midnights』収録曲がBillboard JAPAN HOT 100で1位から10位までを独占しました。11月5日のチャートで1位の「Anti-Hero」以下10位まですべてがテイラー・スウィフト。そして11位から20位にも4曲チャートインしています。20位まで14曲がテイラー・スウィフトです。10位までを独占はHot 100史上初の快挙です。
ヒットチャートと言えば、シングル曲のチャートという思い込みがありますが、いまはそうではないようです。
「CDセールス、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ再生、動画再生、ルックアップ(PCへのCD読み取り数)、ツイート、カラオケの8種類のデータからなる総合ソングチャート“Billboard JAPAN HOT 100”。」(Billboard JAPANのサイトより)
これは日本のビルボードチャートの解説ですが、本家米国も同様でしょう。アルバムからのシングルがヒットチャートにランクインする、というのは昔の話。
それにしてもテイラー・スウィフトというシンガーはすごい。Apple Musicで聴けるのですが、CDを買うか迷います。
2022/10/23
矢沢永吉コンサートツアーがまた来る
国立競技場での矢沢永吉のコンサートにいったのが8月。矢沢永吉の50周年記念コンサートとかで福岡、大阪のドーム球場で開催する大規模なツアーでした。
しかし、チケット購入サイトから「EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2022 ~ONE FIFTY~ ticket board先行締切間近!」というメールがきました。またコンサートツアーをやるんだ、矢沢永吉。公式サイトをみると、全国で20以上でコンサートが開催。東京は武道館で4公演、横浜アリーナでもあります。このツアーも大規模です。
「昨日9月14日に73歳の誕生日を迎えた矢沢永吉が、ホール&アリーナ・ツアー「EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2022 ~ONE FIFTY~」を開催することをサプライズ発表した。本ツアーは、11月11日 長野 ホクト文化ホール公演を皮切りに、12月15日、17日、18日、20日の東京 日本武道館4デイズまで全17公演を開催。ファイナルの20日は前人未到、日本武道館での150回目のライヴとなる。」( 9月15日 タワーレコード オンライン ニュース)
今年、コンサート多い矢沢永吉。なんか、稼がなければいけない理由があるのかな。
2022/10/19
素敵なノラ・ジョーンズのコンサート
歌を届けられることの喜びを味わった一夜でした。ノラ・ジョンーズのコンサートにいってきました。2020年に予定されていましたが、コロナ感染拡大のため、延期された来日コンサート。
コンサートはまずオープニングアクトとしてロドリゴ・アマランテの演奏です。アマランテはノラと“I Forgot “と” Falling ”を共作しています。
休憩を挟んでノラ・ジョンーズがステージに登場します。ギター、ベース、ドラムだけのシンプルなバックミュージシャン。ノラはピアノを弾きながら歌います。途中、2曲(だったかな)ギターを奏でながらの歌もありますが、大半はピアノでの歌です。
ノラはただ歌を聴いてもらうために、ひたすら歌います。曲間にはあまり語りません。「ありがとうございます」と日本語での言葉や、会場からの「I love you」に短い言葉で応じるだけです。歌う曲名の紹介もしません。でも、観客はこれで満足です。
ノラのダイナミックなピアノ を弾きながらのスイートかつパワーあるボーカルで、歌の力が伝わってきます。会場は日本武道館ですが、ハコが大きすぎるという感じはまったくありません。
コンサート前、会場周辺は国立競技場での矢沢永吉コンサートのような、ファン以外を受け付けないような雰囲気はありません。ゆったりとした中で、みんな入場していきます。観客はカップルが目立つ感じ。席の隣は20代、30代とみえる男女、その隣は70歳を過ぎたと思われるお二人でした。
じっくりとノラ・ジョンーズの歌を聴いた夜でした。
2022/09/10
映画「ザナドゥ」をBlu-rayで
毎週、NACK5の「全米トップ40 THE 80'S DELUXE EDITION」で先週オンエアされたのが、1980年8月9日のチャート。この週の1位がオリビア・ニュートン=ジョンの「Magic」。映画「ザナドゥ」の1曲で、映画をみたくなりBlu-rayを購入しました。
この映画をみたのは福岡・中州の映画館でした。大学を卒業してすぐに福岡赴任を言い渡され、働いていた頃。見知らぬ土地で休みの日はすることがなく、映画を見にいったのでしょう。
でも観客はとても少なかったのを記憶しています。伝えられてことでは「ザナドゥ」は興行的には不振だったとか。映画をみても確かに作品的には盛り上がりに欠け、インパクトが小さいとは感じます。
しかしこの映画でオリビアはジーン・ケリーと共演し、二人でタップダンスを踏むシーンをみせてくれます。ジーン・ケリーが最後のタップダンスを披露した最後の作品と言われています。このシーンだけでも映画をみる価値があるのでは。
ちなみに「ザナドゥ」のBlu-rayは1000円ほどで買えました。定価はもっと高いのでしょうが、不人気のためか。ちょっと寂しい。
でも、オリビアファンにはおすすめ(もうみてるかな)。
2022/08/29
矢沢永吉ワールド
好きか嫌いかは別として、まさに矢沢永吉の世界でした。昨日、矢沢永吉コンサートEIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR「MY WAY」にいってきました。コンサートタイトル通り、矢沢のデビュー50周年記念のコンサートです。
矢沢のファンではないのですが、国立競技場での有人観客ライブなのでいってみたいと。そしてチケットが取りにくいとの噂で、最後の抽選に応募したら当選して。でもそのあと、先着順で販売してたんですよ。なんかあざとい。
矢沢はずっと聴いていないので、楽曲もほとんど知りません。コンサートもはじめてです。会場付近には矢沢らしいコスチュームをまとったファンもいて、独特な雰囲気。中高年が多いです。若者もいますが、多くはないかな。国立競技場のスタンドはステージのバックと横には観客席がないのですが、アリーナ、スタンドはほとんど埋まっている感じ。よく、これだけ入ったなと驚き。
矢沢の歌唱の特徴は独特な節回しにあると思っています。これが日本語でロックンロールを歌う矢沢のスタイル、だと勝手に解釈しています。そしてこの歌唱スタイルと相性が悪く、これまでほとんど矢沢を聴いていません。事前にすこしだけApple Musicで予習しただけです。
しかし、コンサートではこの独特な歌唱が薄まっている。すんなりと歌を聴いてしまいます。どうしたんだろう。例えば「チャイナタウン」は秀逸な楽曲ですが、スタジオレコーディングのような粘りが弱い。コンサートの全体的も単調な印象を受けます。
これだけの観客を集める矢沢永吉はすごい。そしてどれだけの人がお金のために動いているのか。そんなことも思ったコンサートでした。
2022/08/23
今週末は矢沢永吉コンサート
抽選で取るのが難しいという噂の矢沢永吉のコンサート「EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR MY WAY」にいくことに。抽選で当たりました。くじ運の良さを喜んでいたら、そうでもないみたいです。
抽選締切の翌日から、
<ステージプラン確定につき、8/27(土)国立競技場・8/28(日)国立競技場 S席の追加販売およびA席の販売決定!(先着順)>
と販売が始まりました。先着順ですが、いまでも販売されています。
要は売れ残っているということですか。国立競技場広いからな。
このやり方はあざとい、と思うのは私だけでしょうか。矢沢永吉さんも稼がなければいけない事情があるのかもしれません。
2022/08/21
輝く<Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA>
有明アリーナはオリンピックのバレーボール会場で長方形の空間です。普通に考えればアリーナの長方形の短辺に寄せてステージを組むのでしょうが、このコンサートではアリーナのど真ん中にステージを置いています。これはステージの横にも、後にも観客がいる、という状態です。Perfumeだからこそできた会場構成でしょう。
入場時にみかけたのですが、歩行器での男性(私よりずっと高齢)の方が係員さんに誘導されて入場していました。きっと、三人娘から元気をたくさんもらったでしょう。
Perfume、そしてコンサートをつくるクリエーターはほんとにすごい。
2022/08/16
すべてのエルヴィスのアルバム
今日はエルヴィス・プレスリーの命日です。没後45年経ちました。例年は特に気にすることもないのですが、今年は映画「エルヴィス」の公開っもあり、聴いてみようと思い立ちます。
エルヴィスのアルバムは膨大ですが、没後様々な編集ものや未発表音源を含むアルバムがでているためで、オリジナルアルバムは何枚あるのか。よく分からない(笑)。「The RCA Albums Collection by Elvis Presley」というボックスを持っています。オリジナルアルバムを紙ジャケ仕様でボックスに収めたものです。ディスクは全部で60枚ですが、アルバム未収録の音源をまとめたディスクが3枚あるので、オリジナルアルバムは57枚ということか。しかし、没後にリリースされた最後のライブアルバム「Elvis In Concert」は入っていません。
ともかく、60枚もあるので、今日、全部聴くのは無理。お気に入りのアルバムを何枚か聴くことになりそうです。いまのナンバーワンは「GOOD TIMES」。このアルバムに収録「I Got a Feelin' in My Body」が「エルヴィス」で効果的に使われていました。
2022/08/10
歌姫、オリビア・ニュートン=ジョン
今日の日経新聞・春秋に、
「誰しも初めて買ったレコードの記憶は鮮明だろう。ザ・ビートルズ、井上陽水、松田聖子……。それぞれに思い出がある中で、きのう訃報が伝えられたこの歌手という方もいるはずだ。オリビア・ニュートン・ジョンさんが73歳で亡くなった。」(8月10日 日経新聞)
初めて買ったレコードはオリビアではなかったけど、新譜がでると必ず買っていました。
1978年にはコンサートにいきました。会場はいまはなき横浜文化体育館でした。同じ年の夏には親にお金をだしてもらって語学研修とやらでサンタモニカにいっていました。この研修を同じく参加していた何人かとさぼり、ロサンゼルスにいきました。UCLAのそばにあった大きな映画館で「グリース」をみました。可愛いオリビアでした。
昨年秋アルバム「フィジカル」40周年の「Physical [Deluxe Edition]」がリリースされました。オリジナルアルバムに加えてコンサート映像が収録されたアルバムで改めてオリビアの歌を聴き、実はとても上手いシンガーということに気づきました。1970年代、80年代の日本ではアイドル扱いだったので、じっくり歌を聴いていなかったのでしょう。偉大なシンガーでした。
「レコードとカセットテープの時代から動画配信の現代まで、長く愛された歌姫だった。」(日経新聞)
2022/08/09
Apple Musicの空間オーディオ
先頃ネットでみかけた<矢沢永吉が全楽曲サブスク解禁。Apple Musicで空間オーディオ楽曲配信>に「空間オーディオ」に引っかかりました。これは何だ? Appleサイトには、
「ただ映画やビデオを観るだけでも、空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングで映画館さながらのサウンドを体感できます。まるで全方位から音に包み込まれるかのような感覚です。」(Apple公式サイトより)
とあります。これだけではよくわからないのですが、空間オーディオはドルビーアトモス(Dolby Atmos)の技術を使ったオーディオサービスということがネットを検索してわかりました。空間オーディオを楽しむためのデバイスはAppleのサイトにアップされています。iPhoneとかiPadでAirPodsなどAppleのイヤフォンを使えば楽しめるとのこと。
iPhoneは使っているけどイヤフォンはソニーだよ。で、いくつかうちのオーディオで試してみました。いちばん音がよかったのが液晶ディスプレイにセットしているサウンドバー・ソニーのHT-X8500です。この製品はドルビーアトモスに対応しているので、iPhoneからブルートゥース 接続で音響を再生できます。
それにしても「空間オーディオ」という名称はAppleがつけたのかな。オーディオを聴く環境も変化していて、付いていけません。
2022/08/08
映画「ELVIS」のサントラは2種類
公式ホームページには大ヒットとある映画「エルヴィス」ですが、確かにそうかも(エルヴィスマニアは信じられないところがありますが)。でも今日(8月8日)でも例えばTOHOシネマ日比谷では3回の上映です。7月1日上映開始ですから、1ヶ月以上のロングランです。シネコン全盛の時代には不人気の作品はすぐに上映を打ち切られので、ヒットかな。
映画のサントラ盤<ELVIS (Original Motion Picture Soundtrack)>も人気でアマゾンでは一時品切れでした。このサントラ盤ですがCDとダウンロードヴァージョンと内容が違います。CDは全22曲収録ですが、ダウンロードヴァージョンは37曲です。Apple MusicではCD発売前から公開されていたのですが、CDを買って曲数の違いに気づきました。
これまではダウンロード版はCDでのボーナストラックがなく、これを含めて聴きたいのであればCDを買っていたのですが、この「常識」が通用しないということ。更に、CDは2200円に対し、ダウンロードは1800円ほどです。ダウンロードがずっとお得です。ただ、ダウンロード版をCDにするにはちょっと手間がかかりました。ダウンロード版37曲は1枚の音楽用CD-Rには収まらず、2枚組に。
もう、CDという物質を所有して音楽を聴く時代ではないのかも。年寄りはついていけません。
2022/08/01
2022/07/29
anan×Perfume
Perfumeで悩んでいます。来月から始まるコンサートのチケットをぴあで申し込んで、抽選なのでどうせ当たらんだろうと思っていたら当選。人気のグループなのに。
でもコンサートは東京は有明アリーナのこけら落としコンサートです。まだ発表はされていませんが、ライゾマティクスがビジュアル、CGを担当することは確実でしょう。映像面でのコンサート演出も見ものです。
一昨日、ニューアルバム「PLASMA」が発売されました。これに合わせてのコンサートですが、プロモーションも展開されています。最新号の「anan(アンアン)」ではスペシャルエディションとしてPerfumeの表紙版を通常号と合わせて発売。通常号はKis-My-Ft2が表紙です。
スペシャルエディションだけど、近くのナチュラルローソンで売ってました。
子供ほどの娘さんのコンサートにいっていいものか(この言い方がオジさんだな)。その一方で加山雄三のコンサートは外れです。さて、コンサートどうしようか。
2022/07/21
「エルヴィス」を再びみる
「エルヴィス」をまたみてきました。女房がトム・ハンクスのファンでみたいというので、劇場に。渋谷の映画館でみたのですが、なんと上映前に完売です。封切りから20日が経って、まだこの状況は驚きです。
前回みたときには(エルヴィスのマニアだからいいだろう)と予習なしにみたのですが、この映画の奥深さ、特に音楽、楽曲についての深さがわかり、勉強し直して(笑)、みにいきました。サントラのディスクはまだ発売されていないのですが、Apple Musicでは聴けるので予習しました。
楽曲での深さは、例えば映画の冒頭に流れる「Cotton Candy Land」。この曲はエルヴィスの映画「It Happened at the World's Fair」(邦題『ヤング・ヤング・パレード』)の挿入歌です。エルヴィスがつまらないハリウッド映画を量産していた時代の作品で、その挿入歌をこの映画に使うことが新鮮。そして歌うのはスティーヴィー・ニックス&クリス・アイザック。スティービーのしゃがれ声ボーカルが最高だ。
これを機会に、エルヴィスのミュージックに触れる人が増えるといい。そんな楽しみも与えてくれる「エルヴィス」のヒットです。
2022/05/02
音楽サブスクの聴き方
音楽の聴き方は悩ましい。サブスクで聴くことが主流になったようで、聴きたい曲、アーティストが思いついたときはまず加入しているApple Musicで検索します。それで見つからなければ、AmazonでCDを探し、そこにもなければAmazon.comまでいって買うこともあります。
Amazon.comで買うのはめったにしない。最近はApple Musicのおすすめにでてくるアルバムとかセレクションを聴くことが多い。なんとも自主性がないのですが、表示されるアーティスト、曲が幅広いことには少し驚きです。例えば「はじめての野口五郎」が今朝は表示されてました。昔の邦楽が充実している。小柳ルミ子とか渚ゆう子なんかもある。70年代かな。
なんでCDを買うことはめっきり減ってますが、CDがないとランニングに使っているウォークマンに曲を入れられない。iPhoneを携帯してランすればいいのでしょうが、それも心地よくない。だから、たまに買います、CD。
音楽の聴き方、こだわりがなくなった昨今、これでいいのかとも思います。
2022/04/17
「はじめまして、小椋佳です」という映像作品
1月に小椋佳のファイナルコンサートをみた後、アーティストの公式サイトをみていてみつけた「はじめまして、小椋佳です ~ファーストコンサート1976~」。先月3月30日に発売になり、予約していたのが届いていたのですが、やっと一部をみました。「はじめまして、小椋佳です ~ファーストコンサート1976~」は1976年にNHKホールでの大規模な初めてのコンサートを収録した内容。DVDとBlu-rayの2枚組で、DVDはコンサートの映像、Blu-rayは「NHK特集 小椋佳の世界」をハイビジョンにレストアしたバージョンです。
このコンサートの前年、1975年に「シクラメンのかほり」を布施明が歌い、日本レコード大賞をとります。それまで表に出ていなかった銀行員だった小椋佳に注目が集まり、週刊誌にも報道されます。小椋佳が著書「もういいかい まあだだよ」によれば、身元が割れてしまい、銀行の重役会で詫びをいれ、それ以降の音楽活動はメディア露出やステージ活動は止めるかわりに、音楽活動を続けることになったといいます。
しかし、NHKから勤務先の上層部にコンサートの依頼がきます。「もはや小椋佳が一切、表に出てこないというのは許される状況ではない」と。一説によれば、NHKから頭取の直接話があったとか。
音楽アーティストでこんなことが起きる人って、かつていたのでしょうか。
で、「NHK特集 小椋佳の世界」だけみました。面白いです。小椋佳を見いだした多賀英典、小野崎孝輔のインタビュー、コンサートを鑑賞していた中村雅俊、布施明のコメントもあります。1976年という時を感じる映像作品です。コンサート映像もみなくては。
2022/02/22
洋楽は冬の時代
そうか、洋楽ははやっていないのか。最近、洋楽を聴くこと盛り上がっています。矢口清治さんがDJの「music freeway」「全米トップ40 THE 80'S DELUXE EDITION」を欠かさず聴いていますし、テレ朝BSの小林克也さんの「ベストヒットUSA」も見始めました。
しかし時代は違います。日経新聞の一昨日THE STYLEに「洋楽 冬の時代 コロナ禍が拍車」という記事がありました。記事によれば洋楽のcdが売れていません。1980年以降のレコード、CDの邦楽、洋楽の比率は長らく8対2もしくは7対3で推移してきた。しかし、近年その比率が下がり21年の洋楽の比率は12%まで低下しています。CDの売上だけではなく、音楽サブスクのランキングでも洋楽は苦戦してます。
なにがあったのか。記事ではソニーミュージックの洋楽プロデューサーのコメントがあります。洋楽を聴かないのは特に若い世代に顕著で、海外への憧れがあまりない、とのこと。これは洋楽に限らず、この国の若者に共通な発想かもしれません。
洋楽が滅びないといいのですが。
2022/02/15
いしだあゆみ「アワーコネクション」
Apple Musicで聴いていたのですが、先日岩田由起夫さんが主催する「レコードの達人」でかけてくてたので改めてちゃんと聴こうと思ったいしだあゆみの「アワーコネクション」。正確なアーティストはいしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー。作品紹介を引用すると、
<ティン・パン・アレイ・ファミリーのサポートをうけ誕生した、いしだあゆみの大傑作アルバム。 ティン・パン・アレイ、矢野顕子、吉田美奈子、山下達郎、吉川忠英、浜口茂外也らのミュージシャンが参加>
と豪華ミュージシャンが参加しています。
収められた12曲は作詞はすべて橋本淳が書き、作曲・編曲は細野晴臣と萩田光雄です。オリジナルアルバムがリリースされたのは1977年。以前からCDは販売されていたのですが、先月UHQCDになり再発売されました。
サウンドは今聴いても古びた感じがありません。最近、70年代、80年代の歌謡曲に脚光が浴びているようですが、その中でも異色なアルバムでしょう。いしだあゆみがこんなアルバムをつくっていたのか、とちょっと驚かされる1枚です。
2022/01/12
小椋佳、デビューの経緯
小椋佳のファイナル・コンサートでご本人デビューの経緯に関わることを語っていました。
大学生のとき、寺山修司と交流があり(寺山は小椋より9歳年上)、寺山の自宅に泊まっていたこともあった。当時、東由多加が寺山の家に居候をしていて、小椋佳は東の部屋で添い寝した(笑)。
小椋佳のデビューについてコンサートでご本人曰く、いつかわからないと語っていました。その詳しい経緯はわからないでしょうが、本人が日経新聞の私の履歴書で書いていることによれば(2016年)、寺山修司の『初恋地獄編』のLPレコードに参加。これがきっかけでポリドールレコードのディレクターに見いだされ、アルバム「青春~砂漠の少年~」がつくられました。
東由多加は東京キッドブラザーズを主催した演出家、劇作家です。柴田恭兵はここに所属していました。
小椋佳と寺山修司の交流という視点からみれば、1970年代の文化が刺激的で、面白いことに気付きます。いまや語られることが少ない気がするこの時代が妙に気になりだしました。
2022/01/11
小椋佳:余生、もういいかい2
「小椋佳:余生、もういいかい」のコンサートは会場の大きなオーチャードホールがほぼ満席でした。小椋佳が御年78歳ですから、観客も高齢者がほとんどです。「この歳になると生きるのも大変です。最後まで歌えるかどうか」といいながら、コンサートは20分の休憩を挟みながら、2時間半以上に及びました。
7年前に「生前葬コンサート」で4日間、だぶらない100曲を歌いました。今回のコンサートでは数多い楽曲の中から20曲ほどを歌ってくれました。「少しは私に愛をください」はゲストの林部智史とのデュエット。歌手に提供した「シクラメンのかほり」「夢芝居」「愛燦々」。井上陽水との共作「白い一日」、堀内孝雄との「いとしき日々」。メッセージが込められた「モク拾いは海へ」は意外な選曲です。そしてアンコールは「さらば青春」、「山河」でした。
小椋佳は、どうやらこれが最後のコンサートになりそうです。長い間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
2022/01/10
小椋佳:余生、もういいかい
昨年秋から行われている小椋佳のコンサート「小椋佳 余生もういいかい」のオーチャードホールでの公演を昨日みてきました。このコンサートはファイナル・コンサートツアーとされ、小椋佳の公式サイト(小椋佳倶楽部)には「シンガーとしての活動に終止符を打つ!」とあり、本当に最後のコンサートです。
小椋佳がデビューしたのはいつか。公式サイトには1971年とあります。先日、放送された小椋佳が出演した特番で本人は「いつデビューしたかわからない」と言っていました。公式サイトのプロフィールにもデビューについての細かな記載がありません。
小椋佳を知ったのは映画「初めての愛」です。この映画はウィキペディアによれば1972年9月の公開。森谷司郎監督の作品で小椋佳の曲が効果的に使われていました。エンドクレジットにでた小椋佳の名前が読めず、メモしてレコード屋にいき映画のサントラ盤を買いました。
それから50年近くが経ちました。小椋佳はシンガーを引退します。
長くなったのでコンサートのことは明日書きます。
2022/01/06
Physical 40周年アルバム
オリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル(Physical )」というアルバムがあります。発売されたのは1981年で邦題は「虹の扉」。当時大ヒットしたと思いますが、発売40年を記念して「Physical [Deluxe Edition]」が昨年10月に発売されました。発売から少し経って知り、タワーレコードで注文しましたが1ヶ月経っても入荷しません。しかたないので昨年末Amazonで購入。現在、主立った通販サイトでは品切れです。
「Physical [Deluxe Edition]」は2CD+DVDの豪華仕様ながらAmazonでは4000円と高くはありません。内容は、
<アルバム本編のほか、リミックス、ボーナストラックなど全31曲が2021年最新リマスターで収録されたCD2枚組と、グラミー賞「Video of the Year」を受賞した「Physical」のミュージックビデオや、「Olivia: Live in Concert」の映像が収録されたDVDからなる>(hmvのサイトより引用)
中でも「Olivia: Live in Concert」がいいです。1982年アメリカユタ州でのライブですが、ヒット曲満載です。これだけでもこのパッケージを買う価値があるのでは。
あの頃、オリビア・ニュートン=ジョンはほんとに人気がありました。いまみても新鮮です。何度も聴き、みたいアルバムです。
2022/01/03
萩田光雄の世界
もう昨年のことになりますが、日経新聞文化欄に<「プレイバックPart2」「少女A」萩田光雄の編曲マジック>が掲載されていました。昭和歌謡に親しんだ私にとって萩田光雄は特別な存在です。
「昭和の歌謡曲の大半は分業制で作られた。作詞家が書いた歌詞に、作曲家がメロディーを付ける。歌手が歌う前に編曲家(アレンジャー)の仕事が介在する。伴奏や間奏、イントロを考えるのが編曲家の役割だ。楽曲の印象は編曲次第でガラリと変わる。その重要性は令和になっても変わっていない」(2021年12月13日 日経新聞)
この記事に先だって発売されたCD5枚に92曲を収めた作品集「音の魔術師 作編曲家・萩田光雄の世界」。これを買ってしていました。やっと聴き終えましたが、萩田光雄の幅広い仕事に驚かされます。
作品集に収録されていますが、「シクラメンのかほり」は印象深い1曲です。小椋佳が布施明に提供した楽曲ですが、小椋はシングルのB面曲としていました。これをA面にし、萩田光雄の編曲でシングルとして発表。曲は大ヒットし、日本レコード大賞と日本歌謡大賞を受賞します。萩田のアランジがなければ、ここまでの歴史に残る曲にはなっていなかったでしょう。
記事で萩田はこう語っています。
「80年代までの歌謡曲は予算を気にせず、伸び伸びと制作できました。優秀なミュージシャンをたくさん起用し、人海戦術で作っていたわけです。あのころのような曲がどうやったら作れるのかとよく尋ねられますが、景気が良くなるしかないかな」
もうあの時代は戻ってこないのでしょうか。
2021/12/16
オリビアの「水の中の妖精」
最近、愛聴している矢口清治さんがパーソナリティーをつとめる「Music Freeway」でオリビア・ニュートン・ジョンのアルバム『Physical』40周年記念盤が発売されたのを知りました。あれから40年か。まだ20代。この記念盤は、2CD+DVDで
<2CDにはアルバム・タイトルトラック「Physical」やリミックス、ボーナス・トラック等、全31曲のリマスター音源が収録、DVDにはグラミー賞のVideo of the Yearを受賞した「Physical」のミュージック・ビデオ、『Olivia: Live in Concert』のライヴ映像が収められる。>(UDISCOVER.JPより引用)
と内容豊富です。早速タワーレコードのオンラインストアで注文しましたが、ずっと入荷しない状況が続いています。
オリビア・ニュートン・ジョンといえば、『水の中の妖精』も印象深いです。思いだし、Amazonなんかで探すと、新品はいま売られていません(廃盤?)。余計に欲しくなり、ディスクユニオンの中古品を手に入れました。アメリカ盤の中古です。
アルバムに収録された曲はビージーズ「Come On Over」、ドリー・パートン「Jolene」、ウィーリー・ネルソンで有名な「Blue Eyes Crying in the Rain」などが収録されています。
楽曲も素晴らしいですが、ジャケットのインパクトがすごい。アルバムの原盤タイトルは「Come On Over」ですが、『水の中の妖精』という邦題をつけたセンスに感銘します。
それにしても『Physical』早く来ないかな。
2021/11/23
小椋佳、ラストコンサートへ
「青春~砂漠の少年~」から50年。小椋佳が音楽活動に終止符をうちます。昨日の日経新聞に小椋佳へのインタビューが掲載されています。
<最近は自身の昔のアルバムを聴きながら寝るという。「自分で言うのも何ですが、小椋佳って昔は良い声で歌っていたなと思うんです。今はその声が出ませんからね。2、3年ぐらい前から感じていました。だからもういいでしょうという気持ちなんですよ」>(11月22日 日経新聞)
これまで「これまでに作詞、作曲で約2000曲に携わり、自身のほか約300人の歌手が歌ってきた。」と膨大な数の作品をつくってきました。
ラストコンサートのツアーは9日に埼玉・戸田市文化会館から始まり、2022年11月まで全国をまわります。
引退後はどうするのでしょう。
<私財を投じて、ミュージカルなど舞台芸術を志す人たちのためのけいこ場を都内につくるという。「もう土地も手当てしています。その貸しスタジオビルの一角に、小劇場も併設するつもりです。そこでミニ芝居もできるし、ピアノの弾き語りもできる」>
小椋佳の活動はまだまだ続くようです。
来年1月のオーチャードホール公演のチケットを買いました。楽しみです。
2021/11/11
ラジオにリクエストする
ラジオを聴くのは、朝寝起きのJ-WAVEやピストン西沢の夕方の番組が多いのですが、最近はradikoのタイムフリーを利用することを覚えました。いつも聴いているのが、FMのnack5の番組「Music Freeway」。nack5は埼玉のFMなので部屋にあるオーディオでは受信ができません(クルマだと入るのですが)。なのでradikoが便利です。
「Music Freeway」は矢口清治さんがDJをつとめる音楽番組「ラジオから流れていた洋楽の名曲をお送りする30分。」です。23時からの放送なので、翌日に聴くことが習慣になっています。
この番組に先日リクエストした曲がかけられました。ほとんどリクエストすることがないのですが、先月エルヴィスのドラマーだったロン・タットが亡くなり、リクエストしました。
一昨日の番組では番組の後半でロン・タットが参加した曲で小特集。ビリー・ジョエル「オネスティ」、ニール・ダイヤモンド「スイート・キャロライン」、そしてリクエストした「プラウドメアリー」の3曲。
さすがに長らく洋楽を仕事にされている矢口清治さんの選曲は素晴らしいです。音楽番組にリクエストもいいですね。
2021/11/08
エルトン・ジョン『The Lockdown Sessions』
Apple Musicで音楽をきくことに慣れてしまい、CDを買うことが少なくなりました。でも、先月は「レット・イット・ビー スペシャル・エディション」を買ってしまい、またエルトン・ジョンの「ロックダウン・セッション」も購入。
「ロックダウン・セッション」はコロナ禍の中、ツアーを中断されたエルトン・ジョンが様々アーティストとリモート環境で製作したアルバムです。
「デュア・リパ、リル・ナズ・X、マイリー・サイラス、ニッキー・ミナージュ、リナ・サワヤマ、スティーヴィー・ワンダー、ブランディ・カーライル、チャーリー・プース、エディ・ヴェダー、ゴリラズ、SGルイス、スティーヴィー・ニックス、サーフェシズ、イヤーズ&イヤーズ、ヤング・サグらが参加」(VOUGEウエブサイトより)しています。
最近のアーティストは馴染みがないので、スティーヴィー・ワンダー、スティーヴィー・ニックスくらいしか知っているアーティストはいないけど、ひきこまれる曲が揃っています。アルバムの最後には「グレン・キャンベル&エルトン・ジョン / アイム・ノット・ゴナ・ミス・ユー 」が収録されています。グレン・キャンベルが生前発表した「アイム・ノット・ゴナ・ミス・ユー 」にエルトン・ジョンが歌を重ねています。エルトンがグレン・キャンベルを敬愛しているのです。
素敵なアルバムです。
2021/10/18
Ronnie Tutt亡くなる
エルヴィス・プレスリーのバックバンドをつとめたドラマーのロン・タット(Ronnie Tutt)が亡くなりました。エルヴィスがラスヴェガスでステージに復帰した時からバンドに参加(TCB Band)し、ほとんどのレコーディングセッションでもドラムを叩いています。
エルヴィスの没後(1977年)、ニール・ダイヤモンドのバンドに参加するほか、多くのミュージシャンのバックをつとめました。Rolling Stonesのウエブサイトには、
Ronnie Tutt, drummer and original member of Elvis Presley’s TCB Band and the Jerry Garcia Band and a famed session musician who performed alongside Billy Joel, Buckingham Nicks and more, has died at the age of 83.
と報じられています。
エルヴィスの公式サイト(the Graceland website)で伝えられているほか、ニール・ダイヤモンドもInstagramでコメントを発表しています。
1969年以降のエルヴィス・サウンドはギタリストのJames BurtonとRonnie Tuttがキープレーヤーだったと思います。ドラマーとして数々の名演でエルヴィスを支えました。
ご冥福をお祈りいたします。
2021/09/26
Amazon.comからused CDを購入
ちょっと前のことですが、8月末に矢口清治さんの番組でローラ・ブラニガンの「グロリア」がかかっていました。しばらく聴いていなかったけど、いい曲です。どうやら命日だったようです。で、突然この「グロリア」を含め、ローラの曲を聴きたくなって、何枚かCDを引っ張り出してきました。またどんなアルバムがあるのかとApple Musicで検索してみると持っていないアルバムが。
これをアマゾンで探すと、なんと中古品が1枚だけだされていて、2万5000円以上の値段!
そこでAmazon.comにいって探すと、ありました。ここでもused(中古)ですが、38ドルほど。注文しようと思ったのですが、ためらいます。中古をアメリカのAmazonに注文したことがないからです。日本のAmazonでいえば、マーケットプレイス商品です。アメリカから送ってくれるのか、という疑問が。
とりあえず注文してみました。すると数日後に出荷したというメールがきました。そして商品が無事配達されました。(アメリカの日付の)注文日から13日後に届きました。日本で配達してくれたのは佐川急便です。
驚きのAmazon.comの配送です。
2021/07/21
酒井政利さんのこと
音楽プロデューサーの酒井政利さんが亡くなりました。昨年10月に筒美京平さんが亡くなったときにコメントしていたので、まだまだお元気だと思っていたのですが。CBSソニーでプロデューサーをされ、数々のヒット曲を生み出しています。
「ひと夏の経験」「秋桜」「プレイバックPart2」「いい日旅立ち」など、意表を突く楽曲や路線変更で話題をさらった山口百恵のプロデュースは広く知られ、伝説の引退コンサートも手がけた。南沙織「17才」、郷ひろみ「よろしく哀愁」、キャンディーズ「微笑がえし」、ジュディ・オング「魅せられて」、久保田早紀「異邦人」など、数多くの曲をプロデュースした。(7月20日 朝日新聞)
朝日新聞の記事を引用しましたが、新聞などメディアでの扱いは小さい。筒美京平さんのときとはかなり違います。プロデューサーという存在は表舞台には出にくいのか。
酒井政利さんには大学のとき、お電話をしました。大学祭で山口百恵のコンサートをやりたいと思っていて、そのお願いでした。プロダクションのルートからは断られ、プロデューサーの酒井さんにお願いをしたのです。
しかし、どうやって電話番号調べたんだろう。電話にでてくれた酒井さんも凄いです。結果は、コンサートはできませんでした。同時期にビクターの宣伝マンからサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」のサンプル盤を渡され、舞台にだして欲しいと頼まれていました。この時、サザンオールスターズの価値がわからずスルーしていました。
酒井政利さんがプロデュースした楽曲は革新的でした。ひとつの時代をつくられました。
ご冥福をお祈りいたします。
2021/07/02
『ザ・サーチャー』をネットリックスでみる
熱心なエルヴィスファンなら知っているはずの『ザ・サーチャー』というドキュメンタリーがあります。2018年にアメリカHBOで放送されたドキュメンタリー番組。日本ではWOWWOWで放送されました。サントラ盤は発売されていますが、番組そのものは日本では発売されていません。
この番組が5月からネットリックスでみられるようになりました。
『エルヴィス・プレスリー: ザ・サーチャー ~キング・オブ・ロックの魂の記録~』と題され、前編、後編それぞれ約1時間50分。みました。充実した内容の番組です。ソニーミュージックのサイトに掲載された紹介記事によれば、
「エルヴィス自身が歌っている姿など、新たに発掘された貴重な映像・写真を豊富に使い、エルヴィスが残したヒット曲・名曲もたっぷりと聴かせる。エルヴィスに強く影響を受けた大物たち、ブルース・スプリングスティーン、トム・ペティなどのコメントも満載。」
エルヴィスファンを長らくやってますが、初めてみる映像がかなりありました。内容もしっかりしたものだと思います。
今更ながらネットリックスは、凄い。
2021/04/30
「筒美京平SONG BOOK」 を聴く
NHKのSONGSで「筒美京平スペシャル」をみて、トリビュートアルバム「筒美京平SONG BOOK」が先月リリースされていることを知り、買いました。筒美京平が書いた膨大な曲から12曲を選び、様々なアーティストが歌っています。曲目は、
1:LiSA 「人魚」
2:片岡健太 (sumika) 「東京ららばい」
3:橋本愛 「木綿のハンカチーフ」
4:アイナ・ジ・エンド 「ブルーライト・ヨコハマ」
5:生田絵梨花(乃木坂46) 「卒業」
6:北村匠海 (DISH//) 「また逢う日まで」
7:miwa 「サザエさん」
8:芹奈・かれん from Little Glee Monster 「魅せられて(エーゲ海のテーマ)」
9:一青窈 「シンデレラ・ハネムーン」
10:前田亘輝 (TUBE) 「さらば恋人」
11:JUJU 「ドラマティック・レイン」
12:西川貴教 「君だけに」
です。「サザエさん」が入ってる。
2800曲以上あるという筒美京平作品から12曲を選ぶのは大変だったろうな。
しかし、歌っているアーティストのほとんどを知らないです。世代は変わったのです(笑)。
しばらくこのアルバムを愛聴することになりそうです。
2021/04/28
『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』をみる
やっとザ・バンドの『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』をみてきました。昨年、公開されたのですが、迂闊にも見逃していたことを今年初めに気付きました。この映画は2019年製作の作品で、今の若い世代は知らない人が多いだろうザ・バンドのドキュメンタリー映画です。公式ホームページによれば、
<音楽界に大きな影響を与え、今も人々の記憶に深く刻み込まれている“唯一無二”のバンド。彼らの誕生と栄光、伝説の「ラスト・ワルツ」の解散コンサートまで、その数奇な軌跡をロバートソンが自らの言葉で語りつくす。すべての音楽ファンに捧げられた感動的なドキュメンタリーが遂に完成した>
その昔、ザ・バンドを知ったのは、『ニューミュージック・マガジン』(いまは『ミュージック・マガジン』にアルバム「南十字星」のレニューが載り、100点満点だったのに驚いたこと。辛口のレビューで満点とは凄い、とアルバムを買いました。
その後、「ラスト・ワルツ」になり、この映画は2回みにいった覚えがあります。
『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』はロビー・ロバートソンの語りを核にして、ザ・バンドの軌跡が描かれていきます。類い希なるロックバンド、その名もザ・バンド。音楽を作り出すことの苦悩が痛々しいほど真摯に捉えられています。
キネカ大森で29日まで公開です。
2021/04/11
マト1の魅力
レコードを聴かなくなって久しいです。一応、レコードプレーヤーはあるのですが。過去に買ったり、いただいたりしたレコードは死蔵状態(笑)。
音楽評論家の岩田由記夫さんが主催されている「岩田由記夫/斎藤好一レコードの達人」にいってきました。レコードを最高の環境できくイベントです。歴史は長いイベントですが今は大岡山のGOODSTOCK TOKYO(ライブハウス)で隔月で開催されています。
今回はユーミン、シュガー・ベイブ、大滝詠一、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンなどの曲を、バージョンが違うレコードをききくらべるという内容です。
レコードが注目される中、ビッグなアーティストは盤がいくつも出ています。この中で「マト1」とマニアでは呼ばれる初回プレスのレコード(マト1はマトリックス1の略語)は、貴重なレコードです。レコードが全盛だったときの初回プレス(マト1)よりリマスターがいいとも思えるのですが、比べてマト1がいちばんだったりします。
レコードの世界は奥深く、立ち入らないほうがいいかも。ちょっと危険なイベントでした。
2020/09/22
一日“川口アーカイブス・レコード”三昧
昨日の午後、なにげにNHK-FMを聴いたら、懐かしい矢口清治さんの声が流れている。番組をチェックすると「今日は一日“川口アーカイブス・レコード”三昧」という番組です。ホームページには「30万枚を超えるアナログレコードを保管しているNHK川口アーカイブスから、コロナで心がささくれがちな今、そして生演奏を体験しづらい今、心と体にやさしく染みこむアナログレコードのあたたかい音色に身をゆだねてみませんか」とあります。
矢口さんは4年前までNHK-FMの「ミュージックプラザでDJを担当されていました。昔、編集者をやっていた頃、矢口さんに原稿を書いてもらいました。外タレのインタビューもやってもらいました(確かリック・スプリングフィールド)。あれから何十年、未だにポップス(洋楽といったほうがいいかな)の仕事をされているようです。
「今日は一日“川口アーカイブス・レコード”三昧」では洋楽に加え、クラッシックも流されていました。長い番組だったのですべてを聴くことはできませんでしたが、久しぶりに矢口さんの暖かい声を聴き、豊かな気持ちになりました。また、DJで登場して欲しいと思います。
2020/07/08
ギタリスト安田裕美
ギタリスト・作編曲家の安田裕美さんが亡くなりました。享年72歳。
「井上陽水さん(アンドレ・カンドレ)のデビューシングルに参加するなど、最初期から支え、大ヒットしたアルバム『氷の世界』などにも参加したほか、『もうじき夏がくる』などで編曲を担当」(朝日新聞デジタル)
小椋佳のアルバムにも参加しています。ロサンゼルス録音された『夢追い人』(1975年)ではリー・リトナー、ディーン・パークスらともにセッションに参加。アルバム1曲目の印象的な『いまさら』の作曲をしています。このアルバムの帯(CDなので帯ではないか)には「詩人、小椋佳の夢追う世界に星勝、安田裕美、井上陽水がメロディーを奏でる」と書かれています。
素敵なアコースティックギターでした。ご冥福をお祈りいたします。
2020/06/19
山口百恵の楽曲配信
山口百恵のオリジナルアルバム全集を買っていて、なぜか久しぶりにききたくなり、ステイホームの時にきいてました。その後、「週刊文春」で山口百恵の600曲以上が配信されるという記事が載ってました。そうか、これまでは配信されていなかったのか、といまさら気付きました。このことを伝えるプレスリリースによれば、
「1980年10月5日、日本武道館で行われた伝説の引退コンサートから40年。14歳で鮮烈デビューし人気絶頂の21歳でその芸能活動に自ら幕を引きながら、今なお日本歌謡史に名を残す歌姫として愛され輝き続けるカリスマ、山口百恵。多くのファンから彼女のサブスク(サブスクリプション)配信が長らく待たれていたが、この度、5月29日にサブスク配信が解禁となった」
1980年10月と言えば、就職して1年目。大昔です。今回配信されたのは、22枚のオリジナルアルバムに加えて、ライブアルバムもあります。これは持っていません。
山口百恵の魅力は、奥深いです。じっくりときいてみよう。
2020/05/25
村上RADIOステイホームスペシャル
そろそろステイホームも解除されそうな気配ですが、先週末に「村上RADIOステイホームスペシャル 明るいあしたを迎えるための音楽」がオンエアされました。夜10時からだったので、(寝てる時間なんで)録音して、昨日聴きました。1時間弱のプログラムが2つで、村上春樹の自宅で収録されました。ホームページに収録に使った書斎の一部分の写真が載っていますが、これは貴重かな。
自身の所有するレコードやCDからセレクトした音楽は、知らない曲のほうが多かったですが、村上春樹が解説してくれるので、すんなりと聴けました。心地よい曲ばかりで、さすが村上春樹です。
山中伸弥教授にラジオネームを進呈する驚きのイベント(?)もありました。村上春樹の人柄が感じられる素敵な2時間でした。
2020/04/22
One World: Together at Home
レディー・ガガが発起人となりWHO(世界保健機関)と慈善団体「Global Citizen」が行った新型コロナウィルス対策支援のためのコンサート「One World: Together at Home」は豪華なスター競演でした。
最近のポップスターはまったく知らないのですが、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ザ・ローリングストーンズといった馴染みのある(?)人たちも登場して、素敵なパフォーマンスを楽しみました。
それぞれのアーティストの選曲が興味深いです。ポールは「Lady Madonna」、エルトンは「I’m Still Standing」、ストーンズは「You Can’t Always Get What You Want」。
達者なアーティストたちの競演です。レディ・ガガも魅力ある歌を聴かせてくれます。また、ジョン・レジェンドとサム・スミス「Stand By Me」のパフォーマンスが凄いです。感動しました。
歌のパワーを感じたパフォーマンスでした。
2020/03/22
ケニー・ロジャース死去
歌手のケニー・ロジャースが亡くなりました。メディアでの報道によれば、
「60年にわたって音楽活動を続け、アメリカのカントリーミュージック界で伝説的な存在だったケニー・ロジャースさんが20日、亡くなりました。81歳でした」(NHK NEWS WEB)
ケニー・ロジャースの歌を聴き始めたのはいつの頃か。記憶にはないですが、ライオネル・リッチーが書いた「Lady」あたりからでしょうか。美しいラブソングをいくつも歌っています。
シーナ・イーストンとのデュエット「We've Got Tonight」、ドリー・パートンとの「Islands in the Stream」も時々、聴きたくなる歌です。
ご冥福をお祈りいたします。
2020/01/14
井上陽水トリビュートアルバム
昨年末にNHKで放送された井上陽水の特番を見ていて、トリビュートアルバムが出たことを知り、買いました。井上陽水の音楽活動50周年を記念しての企画です。陽水の15曲を15人のアーティストがカバーしています。
15人のアーティストのうち、知っているのは半分くらい。時代を感じます(笑)。でもこの若い世代のアーティストが71歳になった井上陽水の曲をトリビュートで歌うということの素晴らしさ。NHKの番組をみても思いましたが、井上陽水のすごさを知りました。
アルバムの中では槇原敬之の「夢の中」がいい。ちょっと凝ったアレンジで新しい「夢の中」を歌っています。この曲は初めて聴いた井上陽水の曲です。もう47年も前。宇多田ヒカルの「少年時代」にも聴きいります。この人、歌が上手い。これもいまさらですが。
類い希なる井上陽水というアーティストを、再認識するトリビュートアルバムです。
2019/10/05
エルヴィス イン ハワイ
下北沢のディスクユニオンで思いがけないレコードを見つけました。「エルヴィス イン ハワイ」という2枚組。初めて買ったエルヴィスのレコードです。このレコードがとあることで必要で、うちのどこかにあるはずなのですが、探すの大変だなと思っていました。
で、ディスクユニオンでこのレコードに遭遇。いくらかと言えば285円(消費増税後の価格)という破格値です。ファンとしては喜んでいいのか、それとも悲しむべきか。
でも、こんなレコードを在庫しているディスクユニオンはすごい。下北沢の店はそんなに広くないですが、品揃えは充実しているかも。こんな店が地元にあればいいのですが、今はレコード屋(古い)なくなってしまいました。
下北沢の奥深さを感じます。
2019/07/10
山中千尋「プリマ・デル・トラモント」のジャケット
ジャズピアニストの山中千尋をApple Musicで時々聴いていたのですが、そもそもジャズをあまり聴かないので、たまにです。最近、Apple Musicで新作「プリマ・デル・トラモント」が出たのを知り、聴こうとしたのですが、ジャケットに見入ってしまいました。なかなかな写真です。
が、このアルバムには限定版があり(DVD付き)、更にインパクトがあるジャケ写です。Apple Musicで聴けるのに、CD買ってしまいました。まんまと、策略(?)にハマりました。
でもなぜ、こんなジャケ写なんだろう。ネットではカーティス・メイフィールドの「CURTIS」へのオマージュだということも見かけましたが、そうなのかな。随分、意味が違うと思うのですが。
ともあれ、「プリマ・デル・トラモント」いいアルバムです。ぜひ、お聴きください。
2019/03/29
最近の竹内まりや
「この人若いな」と思いました。NHKの特番「竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~」をみながらの感想。プロフィールによれば64歳。ソロデビューコンサートをやることが話題になった伊藤蘭と同い年です。芸能界で活躍する人は若いなあ。特に女性は
竹内まりやは大学の先輩ですが、当時、SEPTEMBERのヒットしたことを覚えています。その頃はアイドルでした。それから40年ほどがたち、いまだ活動を続けている竹内まりや。
生活感が少ない、というのがこの人の魅力なのか。娘もいるのに、そんなことも感じさせない。なんとも不思議な竹内まりや。もろもろ、オリジナルな存在感がこの人の魅力なんだろうな。久し振りにCDを聴いてみようかな。
2019/03/27
ハル・ブレインと愛のさざなみ
ミュージシャンのハル・ブレインが先日11日に亡くなりました。一昨日、朝日新聞の夕刊で萩原健太が記事を書いていて知りました。日本の新聞の訃報欄で伝えられるほどの人ではないかもしれませんが、偉大なドラマーです。
<ビーチ・ボーイズ「グッド・バイブレーション」、フランク・シナトラ「夜のストレンジャー」、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス「蜜の味」、フィフス・ディメンション「輝く星座」、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」、カーペンターズ「遥(はる)かなる影」など、彼が演奏に参加した楽曲は3万5千曲以上。うち、およそ150曲が全米トップ10ヒット入りしたというからすごい>(3月25日 朝日新聞夕刊)。
ハル・ブレインの名前を知ったのは、ジョン・デンバーのライブアルバム「An Evening With John Denver」(1975年)でミュージシャンと参加していた時です。エルヴィスの「Can't Help Falling in Love」にも参加しています。
ハル・ブレインの参加した曲をみていたら、島倉千代子の「愛のさざなみ」がありました。作詞・なかにし礼、作曲・浜口庫之助。この曲がロサンジェルスでレコーディングされ、ドラムはハル・ブレイン。録音されたのは1968年(昭和43年)です。驚き。
伝説の名ドラマー、ハル・ブレインのご冥福をお祈りいたします。
2018/12/29
HMVが経営破綻
昨日、HMV&BOOKSのことを書いたのですが、イギリスのHMVが経営破綻というニュースが報じられています。
「楽・映像ソフト販売大手の英HMVは28日、国際会計事務所のKPMGを管財人に指定したことを明らかにした。事実上の経営破綻に陥った」(12月28日 日経新聞)
日本のHMVはローソングループに売却されているので、HMV破綻の影響はありません。
「HMVは1990年に日本に進出した。競争の激化などを背景に07年、日本事業を手掛けるHMVジャパンを大和証券系の投資会社に売却して撤退した。日本事業は10年にコンビニエンスストア大手ローソンの傘下に入り、直接の関係はなくなっている」
すでに10年以上前から、イギリスの会社ではなくなっていたのですね。
かつてはタワーレコードとともに輸入CDの大型展だったHMV。渋谷センター街の店にはよく行きました。タワーレコードはちょっと遠いので、HMVに足が向きました。
でも、最近はCDはもっぱらネットで買ってしまいます。それにApple Musicにあるのは、それで済ますことも多い。かつて、アマゾン上陸の前には、アメリカからCDをわざわざ買っていました(なんというところだったか、思い出せない)。そんな頃が懐かしいです。
街のレコード屋をほとんど見かけなくなりました。厳しい時代です。
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2018/08/22
真夏の夜の浄土at西方寺
トマソンズという器楽演奏のユニットがいます。「路上観察を愛好する、阪本テツ(アルトサックス・ソプラノサックス・バスクラリネット)とジョヴァンニ・スキアリ(チェロ・ピアノ)の二人による即興演奏ユニット」(facebookより引用)。
ジョヴァンニ・スキアリさんとはかなり昔に知り合い、今年の春に再会しました。そんなことから、トマソンズのパフォーマンスにお邪魔しました。
この前の日曜に、「真夏の夜の浄土at西方寺」というパフォーマンスがありました。巣鴨にある西方寺の納骨堂建築現場(完成前の納骨堂です)で行われたパフォーマンスです。
トマソンズにひだまなぶさんが加わり、舞踏派ZERO(楠田健人+筆宝ふみえ)との音楽×舞踏のステージです。隣はお墓というスペースで刺激的な世界が繰り広げられました。
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2018/05/19
贅沢な「せたがや歌の広場コンサート」
成城ホールでの「せたがや歌のコンサート」を聴いてきました。世田谷区にゆかりのある詩人と作曲家が集まって、世田谷発祥の歌を作ろうと1990年に発足した世田谷うたの広場「詩と作曲の会」。毎年1回、詩人の詩に作曲家が作曲し、歌手が歌うコンサートが「せたがや歌のコンサート」。
今年で28回目のコンサートですが、の詩人の方が出演されているので、昨年、今年と聴いています。贅沢な時間です。このコンサートだけのために作曲された曲が、このコンサートだけで披露されます。1回限りのコンサートです(コンサートを収録したCDは販売されますが)。おまけに1000円という安さ。
世田谷区がかなり予算を割いているのでしょう。保坂区長も挨拶で登壇し、最後までコンサートを鑑賞していました。世田谷はやはりお金持ちです(笑)。素敵な夜でした。
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2018/05/18
西城秀樹、逝く
西城秀樹が亡くなった。日本の男性シンガーではいちばん好きでした。ショックです。63歳。ひとつ年上。これも衝撃。
レコードでは持っているはずですが、CDはほとんどなく、『人間万葉歌』を棚からだしてきました。阿久悠の作品集です。西城秀樹の「ジャガー」と「ブルースカイブルー」が収められています。この作品集にはありませんが、阿久悠の作詞で「ブーメランストリート」「ブーツを脱いで朝食を」もあります。阿久悠が書いた一連の歌詞は、西城秀樹の魅力を更に高めたと思います。
「ブルースカイブルー」もいいですが、秀樹の曲では「遙かなる恋人へ」が好きでした。確かシングルも買ったはず。西城秀樹の曲の中では地味な存在ですが、広がりのある素敵なラブソングです。You Tubeで何度も聴きました。
ご冥福をお祈りいたします。
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2018/05/03
エレキギターの将来
以前から経営危機が伝えられていたギターの老舗・ギブソンが米破産法の適用を申請したと報道されています。エルヴィス・プレスリーも使っていたというギブソン。この経営破綻にエレキギター市場の縮小も指摘されています。
朝日新聞に音楽評論家の萩原健太が、「ノーキーのギター」という文章を寄せていました。ザ・ベンチャーズのノーキー・エドワーズが亡くなったことを受けて、
「日本のロックの現在を語る際、誰もがそのルーツとしてのベンチャーズを意識すべきだとぼくは思う」(3月26日 朝日新聞)
と書いています。しかし、現代のエレキギターを取り巻く状況はどうなのか。
「今やロックギターは過去の遺物になりつつあるらしい。昨年、ワシントン・ポスト紙が『エレキギターのゆるやかな死』なる記事を掲載した」
と。更に、
「それを受けギターの神様、エリック・クラプトンも『メイビー・ザ・ギター・イズ・オーバー(ギター、終わったかも)』と語った」
とも書いています。
でも、ギブソンの経営破綻を受けての日経新聞に記事はトーンが違います。ヤマハが米でギターの事業強化をはかっている、とのこと。
「ギブソンは経営破綻したが、本業のギター市場は斜陽化していない。ロックからヒップホップやリズムアンドブルース(R&B)といった音楽の嗜好の変化はあるものの、『拡大を続けている』(ヤマハ)という」(5月2日 日経新聞電子版)
とギターファンには嬉しい話です。ギター市場の将来は大丈夫そうです。
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2018/04/27
『ラスト・ワルツ』から40年
もう40年も前なのか。映画『ラスト・ワルツ』を見ながら、その時代のことを思い起こそうとしましたが、思い出せません。
ザ・バンドの解散コンサートのドキュメンタリー映画『ラスト・ワルツ』の公開40年を記念して、リマスター版が公開されています。一昨日の朝日新聞で知り、さっそく昨日見てきました。この映画はDVD持っているのに、大画面、大音量で見ることは、格別です。
ザ・バンドを最初に聴いたののは、アルバム『南十字星』からです。調べてみると、1975年の作品ですが、当時『ニューミュージック・マガジン』(いま、『ミュージック・マガジン』)でこのアルバムがレコードレビューで100点満点がついていたのが、聴き始めたきっかけです。
『ラスト・ワルツ』は豪華スターが共演するコンサート。最後に、ボブ・ディランを中心に『I Shall Be Released』を全員で歌うシーンは、何度見ても感動します。音楽、ロックの素晴らしさを改めて感じるパワフルな作品です。
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2018/04/21
『 鯛 ~最後の晩餐』の小林克也パワー
小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドの『 鯛 ~最後の晩餐』が発売日に届いて、はや1ヶ月。ちょっと高かったけど完全生産限定盤というのを購入(いまでもアマゾンあたりでは売ってますけど)。限定版にはMOOKが付いていて、これが面白い。小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドというのは、実質的には小林克也と佐藤輝夫のコンビのことなんでうすね、MOOKを読んで初めて知りました。作詞、ボーカル、コーラス、ナレーションが小林克也。作曲、編曲、すべての楽器、コーラスが佐藤輝夫という役割。
タイトルが『 鯛 ~最後の晩餐』なので、小林克也としてはおそらく最後のアルバム、という気持ちらしいです。先月の誕生日でめでたく喜寿(77歳)になった小林克也。ベストヒットUASから拝見していますが、そんな年上とは思っていませんでした。
77歳とは思えぬパワー溢れるアルバムです。昔から現在に至るポップスを取り入れ、小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド流で作品を完成させています。他のアーティストではなし得ないオリジナリティを感じます。
新しい発見がいくつもある『 鯛 ~最後の晩餐』です。
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2018/04/05
松田聖子を聴く
松田聖子の歌を久し振りに聴きました。きっかけは日経新聞の記事。この前の日曜、NIKKEI the styleの名作コンシェルジュにアルバム「SEIKO MEMORIES」が紹介されていました。これは46歳で早逝した編作曲家 大村雅朗が携わった松田聖子の楽曲を収録し、先々月に発売された三枚組のアルバム。
幸運なことにこのアルバムはAPPLE MUSICにあり、早速聴きました。「SWEET MEMORIES」「青い珊瑚礁 」「夏の扉 」「白いパラソル」などヒット曲や、名曲が収められています。
大村の編曲は抜群のセンスですが、80年代の松田聖子は歌も特別に輝いています。記事にはこうあります。
「それにしても聖子の歌には張りと艶があって、改めてほれぼれとする」
時代のトップスターには、作詞、作曲、編曲、ミュージシャンなども超一流の才能が集まります。80年代の松田聖子もまさに頂点にいて、煌めく歌を聴かせてくれます。
松田聖子の歌を聴き、エネルギーに満ちた80年代を懐かしく思いだしました。
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2018/03/03
建築と音楽
企画のタイトルにひかれてチケットを買ってしまった「建築と音楽」という公演に行ってきました。コンサートなのか、トークショーなのか、面白い公演でした。
作曲家の池辺晋一郎が「異文化とのコラボレーション」として2007年から行っている企画で、過去、「落語と音楽」「スポーツと音楽」「医学と音楽」など多彩な企画が行われています。今回は「建築と音楽」がテーマで建築家の澤岡清秀との対談です。対談内容を受け、ピアノ演奏、ソプラノ歌手による歌唱が披露されるという構成。
建築と音楽(ここでの音楽はクラッシック)の関係性は深い。池辺晋一郎と澤岡清秀のお二人はわかりやすく話してくれたので、クラッシックはほんとど無知な私にとって楽しめ内容でした。
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2018/03/02
小林克也の新作
小林克也を知っているのはかなり昔の世代でしょう。小林克也がDJのベストヒットUSAを毎週みていたのは80年代。洋楽に熱中した時代でした。
小林克也はミュージシャンとしても活躍していますが、新作を発表します。今月21日に『鯛 ~最後の晩餐~』を小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドとしてリリース。なんと25年振りです。25年前のアルバムは『ももんこ』買ったかな。記憶にないです。
ところで、この情報をとある方のTwitterで知り、購入しようとアマゾンへ。アルバムには通常版と完全生産限定版があるのでが、限定版は8700円ほどの価格で出品されています。定価は5940円です。まだ発売前なのに、定価以上の販売価格です。いくつかCD販売サイトを見ると、すでに売り切れ。やっとタワーレコードで見つけました。
限定版には1983年のライブ音源やボーナストラックと特製本がついているので魅力的です。アマゾンで価格が高騰するのもうなずけます。楽しみです。
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2018/02/11
ニール・ダイアモンド、ツアー引退
ニール・ダイアモンドがツアー活動からの引退を発表しました。パーキンソン病と診断されたためで、予定されていたオーストラリアなどのツアーも中止されました。ニールは本国アメリカに比べ、日本では評価が低いシンガーです。ツアー活動引退もほとんど報道されることなく、一昨日に、日経新聞の夕刊でジー・オズボーンがツアー活動中止の記事があり、そこに書かれていたので知りました。日本での公演がないニール・ダイアモンドなので、いつかはツアーを見に行きたいと思っていましたが、叶いませんでした。
先日、エルトン・ジョン、ポール・サイモンもツアー活動引退を表明しました。ポール・サイモンとニールは同じ1941年生まれの今年77歳。年齢から考えると、ツアー活動は厳しかもしれません。
ニールは作曲やレコーディングは続けると表明しています。末永く活動してくれることを祈ります。
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2017/12/24
エルヴィスのクリスマスアルバム
クリスマスも近づき、封を切っていなかった「クリスマス・ウィズ・エルヴィス・プレスリー・アンド・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」を少し聴きました。このアルバムはエルヴィスのヴォーカルに・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が演奏をかぶせて録音された共演。過去2作作られていて、今回はクリスマスソング版。
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との共演の最初の1枚は珍しさに買いましたが、2枚目はアップルミュージックで済ませています(笑)。
クリスマスソング版も迷ったのですが、珍しく国内版を購入。アルバムにはクリスマスソング13曲に加えてゴスペル曲が4曲ボーナスソングが収録されています。
エルヴィス・プレスリーのクリスマスアルバムはオリジナル版は2枚。しかし、編集版、企画ものが何枚もでています。「エルヴィス・クリスマス・デュエット」なんてのもありました。「クリスマス・ウィズ・エルヴィス・プレスリー・アンド・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」はクリスマスアルバムとしてはいい出来かと思います。
湯川れい子さんの解説も読んだし、今日は全曲聴きます。クリスマスイブだし。
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2017/08/27
Adios by Glen Campbell
今月6日に亡くなったグレン・キャンベルのアルバム「Adios」が届きました。6月にリリースされたグレンのラストアルバムです。Apple Musicで聴くことができるのですが、訃報に接し、CDを買いました。
アルツハイマー病を公表した後、2012年から13年かけてにレコーディングしたアルバムと伝えられています。アルバムに収録されたのは全12曲。多くの名曲をグレンに提供しているJimmy Webb作品が4曲。美しい曲ばかりです。それに加えて、Willie Nelson作の「Funny How Time Slips Away」をWillieとデュエット(Willieももう84歳)し、ボブ・ディランの「Don't Think Twice, It's All Right」、カントリーの名曲「She Thinks I Still Care」などを聴かせてくれます。すごくいいです。極上のボーカルです。
何回も聴きかえしたい素敵なアルバムです。
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2017/08/23
ビートルズのレコード
ビートルズのレコードがディアゴスティーニから発売されます。週刊百科のデアゴスティーニです。ビートルズのレコードが週刊で発売されるとシリーズにはちょっと驚きました。
ビートルズのレコードはレコード会社からリリースされるものとおもいこんでいたので、意外なことです。ビートルズは日本ではEMIレーベルを持っているユニバーサルミュージックから出ています。ユニバーサルミュージック意外のところからビートルズのレコードが発売できるのか。著作権はどうなっているのか。疑問がいくつも浮かびます。
ディアゴスティーニの「ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション」は全23枚。ビートルズのレコードは2012年に「Beatles In Stereo」が16枚のレコードで発売されていますが、これを今買うと54,900 円(ここで)。「ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション」は1枚組は2,980円、2枚組、3枚組は3,990円なので、安いかも。
これは買いでしょうか。ちょっと不思議な商品です。
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2017/08/12
AOR CITY 2017
AOR CITY 2017なるCDシリーズが発売されています。ソニーミュージックによる企画ですが、昨年もAOR CITY 1000という企画で1000円で100枚のアルバムが発売された続編企画です。AORとはAdult-oriented Rockの略で、大人向けのロック。和製英語らしいです。
8月2日に発売された中に、ピーター・アレンの「ノット・ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」を見つけ、買ってしまいました。ピーター・アレンはシンガーであり、ソングライター。自身では大ヒットはないものの、クリストファー・クロスの大ヒット曲「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」、リタ・クーリッジの「あなたしか見えない」、オリビア・ニュートン=ジョンの「愛の告白」といった曲を書いています。また、竹内まりやの「Fly Away」(アルバムLOVE SONGS収録)も書いています。
「ノット・ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」は派手さはありませんが、ピーターの透明感のある歌が聴ける上質のアルバムです。昔、レコードを買った記憶があります。これまでアマゾンやApple musicで手に入らなかったアルバムですから、1080円で買えるとは嬉しいです。
23日には第2弾がでるAOR CITY 2017。また衝動買いしてしまいそうなアルバムがあります。なかなか心憎い企画です。
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2017/08/10
グレン・キャンベル去る
いま、村上春樹の『村上ソングス』を読んでいます。村上春樹がお気に入りの曲について訳詞とエッセイを書き、和田誠のイラストが添えられる楽しい本です。この本で村上春樹が取り上げた曲ほほとんど知らないのですが、好きな曲の「ガルヴェストン」を取り上げられています。
この「ガルヴェストン」(Jimmy" Webb作)を歌ったグレン・キャンベルが亡くなりました。2011年にアルツハイマー病を患っていることを公表し、2014年には施設に入所したと伝えられています。今年、ラストアルバム『Adiós』を発表しています。2012年にレコーディングされたアルバムと伝えられています。
カントリーシンガーであるためか日本での知名度は低いですが、シンガーとしては素敵な曲を届けてくれました。デイリースポーツオンラインに矢野顕子のコメントが紹介されています。
「なんかこのところ、自分に近くても遠くても、好きなミュージシャンが亡くなってしまう。グレンキャンベルは小学高学年の時から大好きだったシンガーです。基本カントリーミュージックなのですが、何と言ってもこれまた私の大大好きなJimmy" Webbの曲を歌うときが本当に良かった。グレンの最後の曲もジミーの曲でした。今日は彼の歌を聴きながらワインを飲もう」
素敵なコメントです。昨日はワインがないので、ジンを飲みながらグレン・キャンベルで大好きなSouthern Nightsを聴きました。
ご冥福をお祈りします。
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2017/07/31
音楽と私:原田知世
原田知世がデビュー35周年を迎え、セルフカバーアルバム『音楽と私』を出しました。有名な「時をかける少女」など11曲を新たに録音したものです。
原田知世は最近はテレビドラマの「紙の月」「運命に、似た恋」などでみていましが、歌はほとんど聴いたことがありません。『音楽と私』に収録されている「ロマンス」も初めて聴きました。
今年50歳という原田知世。テレビなどでみる限り、その年には見えない。若いというのか、年相応になっていないというのか。いまだ少女の部分を残しています。
決して上手いシンガーではないですが、歌は独特な魅力があります。なんとも不思議。この人、どんな年の重ね方をするのか。そんなことを思わせてくれる新作アルバムです。
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2017/07/24
Dan Fogelberg:Live at Carnegie Hall
5月に買ったのですが、記事にしていなかったダン・フォーゲルバーグのCDがあります。「Live at Carnegie Hall」と題されたアルバムのリリースを知ったのはApple Musicのニューリリースでのこと。確か、5月中旬でした。Amazon.comに注文しましたがなぜか手に入らず、日本のアマゾンで購入しました。
「Live at Carnegie Hall」は1979年にカーネギーホールで行ったコンサートを収録したライブ盤。ただ、レコード化が前提のレコーディングではなく、一昨年DATが偶然見つかり、それをCDとしてリリースしたものです。
音源はモノラルですが、クリアな音質です。ダン・フォーゲルバーグがバックバンドなく、自身のギター、ピアノのみで歌うコンサートが、CD2枚に26曲が収められています。
ダン・フォーゲルバーグをはじめて聴いたのは、1984年。仕事で付き合いのあったエピックソニーの担当者から「Windows and Walls」のデモテープをもらったのがきっかけでした。「Live at Carnegie Hall」はこれより前のレコーディングですから、はじめて聴く曲もいくつもあります。
今年はダン・フォーゲルバーグが亡くなって10年。いまだ多くの人に愛されるシンガーの素敵なアルバムです。
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2017/06/10
Spotifyの反撃
東横線に乗ったら、車内広告がすべてSpotifyでした。中吊りとサイネージともSpotifyです。両隣の車両もSpotifyの広告だったので、全車両Spotifyの広告だったのでしょうね。
音楽配信サービスのSpotifyですが、普及はしているのでしょう。先行するApple MusicやAmazon Musicに対抗できているのでしょうか。
音楽配信サービスはApple Musicを有料で使っているので、これが音楽を聴くときのベーシックです。これに加えてAmazonを使います。Amazonのほうがプレイリストがいいときがあるためです。
音楽配信サイトのいちばん重要なものはプレイリストでしょう。充実したプレイリストが揃えられれば、ユーザーは増えていくでしょう。個々のアーティストを聴くというより、プレイリストで音楽を聞き流す、というのが今の音楽を聴くスタイルのようです。
音楽を聴くことは、いつの間にかネット経由になってしまいました。そのうち、CDは無くなってしまうことを否定できません。時代は変わりました。
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2017/05/29
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
ビートルズのアルバムが話題になってます。「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が1967年に発売されて、今年で50年ということで、リマスターしたアルバムが出ています。
CD1枚のものから<4CD+DVD+BD>までいくつかのパターンで出され、これを機会に誰かが儲けようとしているようです(確かビートルズの曲の権利はポールは持っていないはずです)。
このアルバムが出された時には11歳ですから、リアルタイムで聴いていません。評価が高いので、後にどこかでアルバムを買いました。多分、アルバムが世に出てから10年ほど経過したころではないかな、と思います。
ポピュラーミュージック史上、絶対的な評価のアルバムですが、最初に聴いたときはそんなに感動はしませんでした。サイケデリックなジャケットも理解できる範囲外だったのか、さして感動しませんでした。未熟だったのですね、当時は(今でもそうかも)。
改めてアルバムを聴いてみましたが、なるほど名曲が揃っています。当時は「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」に感激した覚えがあります。若かったのにね。64歳は間近です。どうなるんだろう、人生はと思ってしまいした(笑)。
ビートルズは永遠なんですね。きっと。
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2017/05/22
せたがや歌の広場コンサート
先週のことになりますが、「せたがや歌の広場コンサート」を聴いてきました。これは<世田谷うたの広場「詩と作曲の会」>が主催するコンサートです。<世田谷うたの広場「詩と作曲の会」>は世田谷在住の詩人・作曲家で作られている会で、作曲家の芥川也寸志さん、詩人の江間章子さんの呼びかけで昭和63年に発足しました。
コンサートを年1回開催しており、今回が27回目です。出演される詩人の方のご案内でこのコンサートを知りました。詩人の作られた詩に作曲家が曲をつけ、歌手が歌うというスタイルのコンサートです。出演された作曲家には坂本博士、池辺晋一郎、山本純ノ介(山本直純の息子さん)など有名な人がいました。
ピアノ演奏での歌に加え、児童合唱団が歌う曲もありました。世田谷区は音楽家に限らず、文化人が多く住んでいますから、こんな豪華なコンサートができるんでしょう。2時間ほどの素敵な夜を過ごしました。
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2017/05/12
Amazon Prime Musicを試す
日常、家での音楽はApple Musicを使うことが多い日常です。Bluetoothで飛ばして、スピーカーで聴く環境ではほとんどがApple Music。新作も揃っているので、めったにCDも買わなくなってしまいました。
ふと、Amazonのホームページを見ていたら、Prime Musicがあることを思い出し、久しぶりにページをのぞいてみました。そもそのどのようにしたら聴けるかも知らないPrime Musicです。
パソコンで聴くときは、アプリをダウンロードして、これを使うと便利に出来そう(ブラウザーでも聴けますが)。早速Macにいれてみて、試してみました。
前より曲数は増えているのかな。よく聴くアーティストを検索してみると、まだまだ少ない。当然、Apple Musicには敵いません。例えば、シェリル・クロウ。Amazonだとアルバムは3枚、Appleは20枚以上。まあ、Apple Musicは有料だから仕方ないかな、とも思いますが、AmazonもPrime会員というくくりでは有料です。
Prime Musicはアーティスト単位では劣りますが、ラジオはジャンルそこそこ揃っているよう。ここが使いどころかもしれません。まあ、Amazonは音楽配信では儲けようとは思っていないんでしょうね、きっと。
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2017/04/16
Easy
散らずに残っている桜を見ながら、朝ジョグ。ウォークマンで聴いたのはライオネル・リッチーのベスト。日本では最近、ほとんど消息を聞かないライオネル・リッチーですが、近年もコンサート活動はやっているようです。大昔、後楽園球場でライブを見ました(ドームになる前、1987年のこと)
ソロシンガーのライオネルには美しい曲がいくつもありますが、コモドアーズの「Easy」もいいナンバーです。
男が女から去っていく別れの歌です。曲の一節、
I'm easy like sunday morning
日曜の朝のようにゆったりとしている(とでも訳せばいいのかな)。
調べてみると、1977年のヒット曲ですからもう40年前。全米4位の曲なのに、ライオネル・リッチーのベスト盤にはほぼ収録されている名曲です。
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2017/02/13
トニー・ベネット 90歳
トニー・ベネットのアルバム「ザ・ベスト・イズ・イェット・トゥ・カム」を聴きました。日経新聞のディスクレビューで知り、Apple Musicでは全曲聴けないので、久しぶりにCDを購入。
昨年9月にニューヨークで行われたトニー・ベネットの90歳を祝うライヴ。トニー・ベネット90歳なんですね。そして90歳でライブをする男性シンガーがいることにまず驚きます。その上、歌声は90歳と思えないパワフルさ。まさに驚愕です。スティービー・ワンダー、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、レディー・ガガらがソロで歌った後に、トニー・ベネットが登場。軽やかなスイングで、艶やかな歌を聴かせてくれます。
日経のディスクレビューは、
「90歳でここまでやれるなんて、人間の可能性は底知れない。ベネットの歌はすべて人間賛歌、人生賛歌であり、確かな説得力を獲得している」
と書きます。
ゲストシンガーは大物ばかりですが、その中に俳優のケヴィン・スペーシーがいます。甘い歌声で大物シンガーに劣らない歌を披露。これも驚きです。
まだまだ現役で活躍するトニー・ベネットの今後が楽しみです。
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2017/02/06
スネークマンショーのアルバム
朝ドラの「べっぴんさん」に伊武雅刀がでているのをみて、スネークマンショーを思い出し、アルバム「スネークマンショー」を買ってしまいました。別名「急いで口で吸え」と呼ばれている大ヒットアルバム。
発売は1981年なので、25歳のときです。レコードを大笑いしながら聴いたのを思い出しました。スネークマンショーは元々は桑原茂一・小林克也・伊武雅刀によって結成されたラジオユニット。伊武雅刀は今や俳優としては独自の地位を築いていますが、かつてはスネークマンショーとしてコントやってたんですね。
アルバム「スネークマンショー」はコントと曲で構成されています。なんといってもポール・マッカートニーの大麻所持事件をもじった「はい、菊池です」が面白いです。
曲もYMO、 シーナ&ザ・ロケッツ、、加藤和彦、ムーンライダースやプラスチックスなどが参加し、質の高いサウンドを提供しています。コントと音楽がミックスした希有なアルバムは、今聴いても新鮮です。
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2016/12/27
ジョージ・マイケル去る
12月26日に「ラスト・クリスマス」を聴くとは思いませんでした。昨日、昼前に飛び込んできたジョージ・マイケル死去の報に、驚きと悲しい感情が押し寄せてきました。まだ、53歳、まだ若いです。
一昨年、FMでアルバム「SYMPHONICA 」に収められた「Praying For Time」を聴いたときの感動は忘れられません。若い頃の栄光を経て、いろいろあったけど、やはりジョージ・マイケルの歌は素晴らしい。この人は、やはり才能溢れるシンガーだと再認識しました。
朝日新聞デジタルに萩原健太さんがコメントを寄せています。
「ポップでキャッチーなヒットポップにも古いリズム&ブルースなどを感じさせ、自らのルーツとなる音楽を尊重する姿勢を頼もしく感じた。曲も歌もすばらしい。アレサ・フランクリンやエルトン・ジョンら大御所と共演しても揺らぐことの無い音楽性があった。中断を繰り返してもカムバックするごとに、注目に見合う曲を作ってきただけに、残念です」
「ケアレス・ウィスパー」もいいけど、いまのジョージ・マイケルのほうがもっといい。円熟した歌をもっと聴きたかった。残念です。
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2016/11/07
Havana Moon
ローリング・ストーンズの「Havana Moon」は、今年3月にキューバでのコンサートのライブ。アメリカとキューバの国交回復の直後ににハバナで行われたコンサートは120万人もの観衆を集めたと伝えられています。
Blu-ray版を見ました。ローリング・ストーンズは凄い。ミックはコンサート時72歳なのに、舞台を走り回り歌っています。チャーリー・ワッツは74歳ですが、力強いドラムを叩きます。キース・リチャーズ、ロン・ウッドのギターも相変わらずいい。
Blu-rayなので映像が鮮明です。アップになると、メンバーの皺を刻んだ顔が映ります。老人なのに、なんでこんなにパワーがあるのだろう。恐ろしいまでの熱演です。キューバのファンはテンションの高いノリで応えます。
来月、ニューアルバムがリリースされるローリング・ストーンズ。未開の境地をまだまだ進むようです。
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2016/11/01
今時のディスクレビュー
CD不況なんて言葉があります。CD売上が1998年をピークに半分以下になっています。CDをCDショップに買いにいくなんてことはほとんどなくなりました。もっぱら通販サイトからの購入ですが、最近はApple Musicで済ますことも増えてます。
朝日新聞夕刊の音楽・舞台欄にある「for your Collection」をながめていて、この頃はCD評も見かけなくなったな、と思いました。この「for your Collection」はジャズと海外ポピュラーの新作レビューです。10枚の新作CDを4人の音楽評論家(岡村詩野、北中正和、萩原健太、三田格)が選び、短いコメントで紹介するものです。
昔は「ミュージック・マガジン」のレコード評を読んで、レコード屋に買いにいきました。今はCD評をみる機会もほとんどなくなりました。「for your Collection」と日経夕刊の週一のディスクレビューだけが唯一の頼りかな。
いつの間にか、CDを買うことに情熱をかけなくなってしまいました。たまにはCDショップにいってみることも必要なのかもしれません。
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2016/10/29
Spotify の魅力度
エルヴィスの新しいアルバム「ワンダー・オブ・ユー:エルヴィス・プレスリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」がでていて、まずはApple Musicで聴いてみました。このアルバム、未発表曲があるわけではないので、Apple Musicで聴いたら満足してしまい、CDはそのうち買えばいいと思ってしまいました。
音楽配信サービスは怖いです。CDを買わずに済んでしまいます。音楽配信サービスの大手と言われているSpotifyに入りました。まずはSpotify Freeという無料版です。無料版なので、広告は表示されますが、音楽は通常に聴くことができそうです。
楽曲も揃っていて、ビートルズもあります。Apple Musicで聴いたエルヴィスの新しいアルバムもあります。詳しくはチェックしていませんが、洋楽はかなり充実した感じです。
Appleか、それともSpotifyか。それともAmazonか。音楽配信サービス市場は競争が激しそうです。
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2016/10/15
ボブ・ディランの歌
ボブ・ディランを熱心に聴いたことがありませんでした。ディランは1941年生まれ、ニール・ダイアモンド、ポール・サイモンも同じ年の生まれ。世代的には古いわけでもありません。多分、ディランの声があまり好きでないせいかも(笑)。
エルヴィスがディランの「Tomorrow Is a Long Time(明日は遠く)」をレコ-ディングしています。「カリフォルニア万才」というつまらない映画のサントラ盤にボーナストラックとして、映画の挿入歌ではなく収録されました。地味な曲ですが、ファンには人気が高い曲です。ディランが "the one recording I treasure the most."(Wikipedia)と語ったと伝えられています。
いまさらですが、歌を聴いてみようとThe Bandの解散コンサートThe Last WaltzのDVDをみました。40年前の映像です。The Bandはディランのバックバンドでした。このコンサートでディランは最後に登場し、「いつまでも若く」、「連れてってよ」を歌い、全員のフィナーレ「アイ・シャル・ビー・リリースト」をリードをとります。若いディランはロックミュージシャンのようです。
文学者ボブ・ディランの魅力を知るには時間がかかりそうです。
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2016/10/03
音楽配信の利用度
先週末、日経の記事で知った音楽配信スポティファイに登録してみたが、すぐには利用できません。招待コードというものが送られてきてから、始められるようです。どんな曲があるのか知りたかったのですが、全容はわかりません。
記事によればスポティファイの特徴は広告付の無料版を使い続けるか有料版に移行するかの選択肢があること。無料でも音楽配信が楽しめることが最大の武器ということらしい。スポティファイのサイトには「4000万曲以上の楽曲」とあり、これだとApple Musicの3000万曲を上回ります。どのジャンルの曲が、どれほどあるのかな。
音楽配信の現状は、
「日本では昨年5月から、定額配信のサービス開始が相次いだ。主導したのはサイバーエージェントやLINE、米グーグルなどネット企業だった。それから1年余り。サービスは思うように浸透していないのが現状だ」(9月30日 日経新聞)
と、日本では広がっていないようです。
CD信仰が根強いという日本の音楽市場。有料音楽配信は成功するのでしょうか。
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2016/09/30
宇多田ヒカルの新作
SONGSで宇多田ヒカルをみたのがきっかけで、新作「Fantôme」のCDを購入。発売日前日に届いたので、3回ほど聴きましたが、アルバムとしては惹きつけられるものではありません。何曲かいい曲はありますが、それ以外はまた聴きたくなるということもありません。大いに売れるでしょうし、世間的には高い評価がでるとは思います。
アルバムの評価はさておき、注目したのは新聞の広告。一昨日の日経新聞に全面広告が載っていました。一方、朝日新聞では最終面のテレビ欄に小さい広告があるだけ。宇多田ヒカルのターゲットユーザーは日経新聞の購読者と大きき重なる、ということです。ちょっと驚き。
いろいろ考えさせられる宇多田ヒカルのアルバムです。
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2016/09/28
Amazon Prime Musicの魅力度
Fire TV Stickを買ったので、Amazonプライム会員の登録をしてみました。30日無料なので、試してみようかと。プライム会員の特典はいくつかあるのですが、取りあえずプライムビデオにどんな番組があるのかを探索(?)するのが目的。
Amazonプライム会員の特典にPrime Musicがあります。「100万曲以上の楽曲や数百のプレイリスト、そしてプライムラジオが聴き放題」ということですが、その内容はどんなものでしょう。
じっくりみていませんが、どうもプレイリスト中心のコンテンツのようです。例えばビートルズのアルバムは全部揃っていません。Let It Beはありますが、Abbey Roadはありません。最近リリースされたLIVE AT THE HOLLYWOODもなし。プレイリストは充実しています。でもアルバムで聴きたいです。ちなみにApple Musicにはすべて揃っています。
多分、AmazonにとってPrime Musicはおまけ、という位置づけなのでしょう。プライム会員のトータルメリットで判断しなくてはいけないということです。ここで思考を放棄するとアマゾンの思う壺というわけです。アマゾン、なかなかやりまます(笑)。
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2016/09/19
AndroidでApple Music
Apple Musicの有料会員になって半年ほど過ぎました。月980円の元を取っているかは微妙なところですが、洋楽のラインアップはさすがに充実していて、CDを買わないで済ませてしまうことを考えると、お得かもしれません。
これまで、iPad、Windows PC、MacでBluetoothで飛ばして、Boseオーディオかスピーカーで聴いていました。スマホは格安Androidなので、Apple Musicのアプリはないだろうからと、諦めてました。
先日、偶然にもAndroidにもアプリがあるのを見つけました。ネットで検索してみると先月、8月から正式版がリリースされていました。スマホでApple Musicが聴けるのは嬉しい。Appleは懐が深いです。
データ通信量を気にしなければ、どこでも音楽が聴けるという幸福。一度はまると抜けられなくなる危険な習慣です。困りました。
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2016/09/18
レッドソックスのスイート・キャロライン
昨日の朝、大リーグ中継はニューヨークヤンキース対レッドソックス。レッドソックス本拠地のフェンウェイ・パークからの中継。注目しました。田中将大が投げているわけではありません。注目は8回表終了時です。
ニール・ダイアモンドの「スイート・キャロライン」が8回表が終わった時に流されます。このことを最近、村上春樹のエッセイで知りました。村上春樹は、冴えない曲が流されるといったような表現でした。どこで読んだか忘れてしまい原典が見つからないので、正確な表現ではありませんが、ニール・ダイアモンドファンには心地いい表現ではなかった記憶があります。
今日の早朝にもニューヨークヤンキース対レッドソックスの中継がありました。今日は8回表が終わったあと、テロップにSweet Carolineのテロップがでて、楽しげに合唱するスタンドのファンが映っていました。ニール・ダイアモンドの代表曲ですが、この曲現駐日アメリカ合衆国大使キャロライン・ケネディのことを歌ったものだそうです。
フェンウェイ・パークで「スイート・キャロライン」を聴きたいです。
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2016/08/17
毎年のことですがエルヴィス
昨日はエルヴィス・プレスリーの命日。エルヴィスの墓がある自宅Gracelandには今年も多くのファンが詰めかけています。FOX NEWSでは「Elvis fans make pilgrimage to his gravesite at Graceland」と巡礼という表現で伝えています。
先日、このGracelandを改装し、さらに4500億ドルをかけて新たなエンターテイメントビルを建設することが発表されました。テネシー州メンフィスの一大レジャー施設というわけです。没後39年も経つのに、魅力はまだまだお金を稼いでいるエルヴィスです。
毎年、命日にあわせアルバムが出されます。ファン心理に訴える商売も39年目。今年は「ウェイ・ダウン・イン・ザ・ジャングル・ルーム」がでました。ジャングルルームとは自宅の居間のこと。ここに機材を持ち込んでのレコーディングが行われたのは1976年。エルヴィスが亡くなる前年で、最後のスタジオレコーディング。
エルヴィスのアルバムでは珍しく、ジャケットに本人の写真がありません。つい買ってしまったアルバムを聴きながら、39年前をまた、思い出しました。
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2016/08/13
嬉しいアルバム:Barryの再発
もう3年ほど前、ピーター・バラカンの番組で音楽評論家の萩原健太氏が代役をつとめたことがありました。そのとき、バリー・マニロウの「Twenty Four Hours a Day」という曲がオンエアされました。すごくいい曲で、収録されているアルバムは「Barry」。
手に入れたいとアマゾンなどネットで探してみましたが、新品はなく、中古も出品されていません。Amazon.comでも新品、中古もなし。1980年にリリースされ、全米では15位を記録しているアルバムです。どうしてないのか。
そんなことも忘れ去っていたのですが、前月末、このアルバムが再発されたのを発見。即購入しました。sonyから「AOR CITY 1000」シリーズがでて、その中に「Barry」があります。
この「AOR CITY 1000」はAOR40周年を記念し、AOR100枚のアルバムが1枚1000円で発売されるもの。アルバムはどれも懐かしいものばかり。
SONYもいい企画をやってくれます。嬉しいです。
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2016/08/07
レコードプレーヤーを買いました
ほぼ物置になっていた地下室を整理中。かなりのスペースを占めているのはレコードです。長らくデッドストックになっているので、まともに聴けるのかさえわからない状態。まずはレコードを聴ける環境を作ろうと、これも長らく放置していたレコードプレーヤーをチェックすると、アームの支持部が壊れていて、使えそうにありません。
思い切ってレコードプレーヤーを買うことにしました。レコードプレーヤー、いくらくらいで買えるのか。ネットで調べてみると、思ったより安いです。1万円を切るものがいくつもあります。高いものでも10万円を超えるものは僅か。昔は何十万円もするのが沢山あったのですが。レコードの魅力が見直されているとも言いますが、レコードプレーヤーのマーケットは大きくはなさそうです。
あまり安いのも心許ないので、DENONのDP-300FKを買いました。ネットレビューでもまずまずの評価を受けている商品ですが、発売は10年前。長寿商品ですが、新しいモデルが出ないのは、やはりマーケットが小さいせいでしょう。
ミニコンポにセットしてみると、ちょっと音声レベルは低いですが、いい音を出してくれます。初めて買ったエルヴィスのLPもちゃんと再生できました。さて、これから整理です。
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2016/06/20
小椋佳の歌紡ぎ「老猿の会」
一昨年、生前葬コンサートを行い、アーティストとしては亡くなったものと思い込んでいた小椋佳は、いまでもコンサートをしています。昨年は「余生あるいは一周忌コンサート」を全国で行いました。
そして現在、歌紡ぎ「老猿の会」と題したコンサートをやっています。昨日、日経ホールでのコンサートに行ってきました。このコンサートは日経新聞主催の<日経W倶楽部スタート記念「日経プレミアムイベント」>で抽選ですが、無料のご招待です。
17時に幕を開けたコンサートのステージは、キーボード、アコースティックギター、琵琶、バンドゥーラ(ウクライナの民族楽器)の4人だけのシンプルかつちょっと変わったバックミュージシャンで構成されています。琵琶を奏でるのは小椋佳の次男の奥様、バンドゥーラはウクライナ出身のナターシャ・グジー。
小椋佳が書いた曲と他のアーティスト持ち歌を交えての構成。「リンゴ追分」、「青春時代」「いっそセレナーデ」など小椋佳の心に響いた曲も歌われました。
経営者・今野由梨と小椋佳の元部下の女性(みずほ銀行の役員だとか)が詩を披露するコーナーがあり、日経新聞主催らしい企画です。
2時間余りのコンサートは相変わらずのトークが展開されました。御年72歳の小椋佳、余生はまだまだ続くようです。
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2016/04/30
新堀ギターとは
スポーツクラブのテレビで、街でみかける「新堀ギター」看板の正体は? なんて話題をやっていました。昨日、新聞にその新堀ギターのチラシが入ってきました。
隣駅の学芸大学に新堀ギターの教室がオープンで、オープンコンサートのお知らせチラシです。新堀ギターとはどんなところなのか。ホームページをみると、ちょっと驚き。ギター教室は神奈川を中心に東京、埼玉、千葉に直営の教室を展開し、更に新堀ブランド教室、新堀メソード教室(フランチャイズ?)を全国に展開しています。
また、神奈川には専修学校の国際新堀芸術学院を運営しています。単なるギター教室ではないようです。
チラシの裏面には創立者・新堀寛巳氏の写真が紹介されています。昭和32年に創立、そのとき22歳。ということはいま80歳をこえられています(ホームページに詳しい紹介がありました)。
高校生のとき、ギターをはじめようとして挫折した苦い経験があります。新堀ギターなら修得できるかな。ちょっと興味がわきます(笑)。
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2016/04/02
大滝詠一の新譜
大滝詠一がこの世を去って2年余が過ぎましたが、先日、アルバム「DEBUT AGAIN」が発売されました。このアルバムの発売を先週号の週刊文春小林信彦「本音を申せば」で知り、購入しました。
このアルバムは大滝詠一が作曲した「熱き心に」や「風立ちぬ」等の曲を自分で歌った音源がいくつも発見され、CD化されたもの。「EACH TIME」以来32年振りの32年振りのニューアルバムと言われている作品です。
「本音を申せば」で小林信彦は大滝詠一との交友を書いています。初めて二人が会ったのは1982年で、「その日だけで八時間しゃべっている」とか、「大瀧さんといっしょに谷啓の家に行ったり」なんていう話もあり、すごく面白いです。
「DEBUT AGAIN」はまさに大瀧ワールドです。かつて「A LONG VACATION」とか「ナイアガラ・トライアングル」をLPで聴きました。CD音源になっても、アナログの心地よいサウンドは変わりません。昔を思い出しました。
また、初回生産限定盤2枚目のディスクには洋楽のカバー集。「陽気に行こうぜ~恋にしびれて」はエルヴィスの作品2曲をメドレーで歌ったもので、大滝詠一のセンスが抜群です。
なんとも楽しい大滝詠一作品です。
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2016/03/29
HMVのレコードショップ
渋谷の法務局に用事があり、帰りに井の頭通りへでると、HMVの看板があがったショップを見かけました。そういえば、渋谷にHMVが復活するというニュースを思い出しました。入ってみると、店内にはレコードが並べられています。
この店は再出店したHMVではなくて(HMVの新店はHMV&BOOKS TOKYO)、HMV record shopといアあナログレコードの店でした。中古品のレコードに加えてカセットテープも並べられています。
店があるあたりにはタワーレコードがありました。開店したのは輸入盤のLPを売っていた時代です。近くにはシスコレコードもありました。ここも輸入盤では有名な店でした。10年近く前に倒産していたようです。このあたりはレコードショップの聖地、とも呼ばれていました。
レコードファンの広がりを感じるHMV record shopです。
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2016/03/11
ミュージックプラザの終了
2年ほど前から聴き始めたNHK FMの「ミュージックプラザ」。月曜から木曜の午後4時から放送されている音楽番組ですが、聴いているのは木曜の洋楽 HIT GRAFFITIです。パーソナリティをつとめている矢口清治さんとは大昔、仕事をさせていただいたこともあり、聴いていました。
このところリアルタイムで聴くことができず、録音だけしてありましたが、昨日久しぶりに4時からの放送を聴きました。すると、このミュージックプラザが3月末で終了と矢口さんがさりげなく言っています。驚きました。最近聴いていなかったので、すでに発表済みだったのでしょう。
ミュージックプラザで矢口さんがパーソナリティを始めたのは2005年4月。もう10年目ですが、まだまだ続くと思い込んでいました。洋楽 HIT GRAFFITIは懐かしの洋楽ヒットがたっぷり聴ける楽しい番組でした。それが今月で終わりなんて、ちょっとショックです。NHKも酷なことをします。残念です。
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2016/02/18
Apple Musicの曲をダウンロード
昨日、アップルミュージックで提供されている楽曲(CD)を買うべきか、否かなんてことを書きました。このことはアップルミュージックがオンラインでしか楽曲を聴くことができない、という前提です。でも、これは違っていました。アップルミュージックの曲はローカルにダウンロードできることを知りました。
今頃? なんて言われるかな。アップルミュージックに登録している皆さんはご存じなんでしょうか。ダウンロードすることは裏技ではなく、正式にアップルが公開している方法です。くどいですが知りませんでした(笑)。
早速エルトン・ジョンの新作などいくつかiPadにダウンロードしてみました。簡単にできました。これだとオフラインで聴くことができ、便利です。スマホがアンドロイドなので、ダウンロードできないのが残念。iPod touchが欲しくなりました。
ダウンロード曲数などに制限はなさそうなので、これで月額980円はかなりお得ではないでしょうか。こんなサービスがあると、ますますCDの売上は落ちそうです。時代は変わったのです。
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2016/02/17
アップルミュージック有料会員で迷う
日経新聞のCD紹介にエルトン・ジョンの新作「ワンダフル・クレイジー・ナイト」が紹介されていました。聴きたいと思いつつ、アップルミュージックで検索すると、すでにアルバムが提供されています。このアルバム、日本では2月初めの発売なので、早いタイミングでの提供です。今月の初めにアップルミュージックが3か月の無料体験を終え、有料会員に意向しました。迷っていたのですが、洋楽のアルバムが充実しているのでとりあえず継続しました。
アップルミュージックの有料会員数はアップルのティム・クックが昨年10月に650万人を突破したと明らかにしてます。また今年の1月にはフィナンシャル・タイムズが1000万人を突破したと伝えています。ビジネスとしてはなかなか好調のようです。
エルトン・ジョンの「ワンダフル・クレイジー・ナイト」CDアルバムを買おうか。それともアップルミュージックで済ますか。好きなアーティストはやはりCDを持っていたいというのが心情。でもアップルミュージックでいつでも聴けます。迷いますね。どうやらまんまとアップルの戦略(罠?)にはまったみたいです。
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2016/01/20
グレン・フライ死去
グレン・フライがなくなりました。まだ67歳です。ドン・ヘンリーとともにイーグルスの結成時のメンバー。デビューヒット。「テイク・イット・イージー」や「テキーラ・サンライズ」「ニュー・キッド・イン・タウン」「ハートエイク・トゥナイト」などでリード・ボーカルを歌っています。
イーグルスはグレン・フライとドン・ヘンリーの作る楽曲と後にメンバーに加わるジョー・ウォルシュのギターによってスーパーグループになったと言えるかもしれません。
ソロになってからの作品「Soul Searchin'」は好きなアルバムです。『ビバリーヒルズ・コップ』挿入歌のThe Heat Is Onもいい曲です。
5年前、イーグルスが来日。コンサートに行きました。往年のヒット曲をパワフルに聴かせてくれました。でも、イーグルスはなくなってしまいました。グレン・フライのいないイーグルスなんてあり得ません。残念です。
冥福をお祈りします。
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2015/12/28
ビートルズの音楽配信
先週の24日から定額制音楽配信サイトでビートルズのアルバムの提供が始まりました。国内サイトではApple Music、Google Play Music、Amazon Prime Musicの3サイトです。ポール・マッカートニーのアルバムは提供されていましたが、ビートルズはなかったのですね。知りませんでした。
先月、ビートルズ初のビデオ集「ザ・ビートルズ 1」が発売され話題になりました。これに続けての音楽配信で、ちょっと気になることを思い出しました。ビートルズの著作権はだれが持っているのか。当然、ビートルズメンバーだと考えます。
ビートルズ楽曲の多くは、レノン、マッカートニーの共作。ジョン・レノンは故人。新しい編集作品や音楽配信サービスの開始に対し、誰が許可をだしているのか。たとえばポールとオノ・ヨーコ?
ネットで調べた限りでは、ビートルズの著作権はビートルズメンバー側にはないようです。経緯は複雑で、一時はマイケル・ジャクソンが所有していたことも。正確ではないかもしれませんが、現在はソニーATVミュージックパブリッシングが所有しているらしい。
多くの名曲、ヒット曲を書いたポール自信には著作権料が入らないということですか。不思議な話です。音楽配信サイトでビートルズの曲を聴くと、だれが儲けるのか。誰か教えてくだい。
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2015/12/27
パーティーと音楽
今週、商売はパーティーでの利用が大半です。パーティーに欠かせないのが音楽です。商売を始めるときにはここまでパーティー需要があると思っていなかったので、オーディオ機器は用意しませんでした。BGM的なものを用意しようかとも考えましたが、有線に加入するのも費用がかかるし、結局音楽環境はなにもなくスタートしました。
パーティユースではゲストの皆さんは自分で音楽を持ち込んでそれぞれに楽しんでいます。スマホから音楽を流したり、中にはパソコンとスピーカー持参の方もいました。若い世代は自分で音楽を持ってくるのです。有線などの押しつけ音楽は必要がないことに気付きました。
なにか用意したほうがいいかと思い、Bluetoothスピーカーを買いました。Bluetoothスピーカーもピンキリですが、「Amazonベーシック ポータブルBluetoothスピーカー」を購入。4,980円なのであまり期待していなかったのですが、これがなかなかいいです。音量も充分だし、音質も悪くありません。ペアリングも簡単です。
さて、これを有料で貸し出すか、無料利用にするかちょっと思案中です。
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2015/12/03
Apple Musicでの山口百恵
最近、山口百恵を聴いています。百恵ちゃんは大学の頃ファンだったのですが、早くに引退してしました。うちに以前購入した『MOMOE PREMIUM』があります(Amazonで検索したら2003年の注文履歴がでました、恐ろしい)。今更ですが、MOMOEはいいです。
特に1977年の「百恵白書」以降の山口百恵アルバムは阿木燿子、宇崎竜童が作品を提供し、質の高い作品が揃っています。個々のアルバムについてはいつか書こうと思いますが、興味深いのはネット配信での扱い。iTune Storeではオリジナルアルバムは網羅されていて、購入ができます。
しかし、定額音楽配信のApple Musicには山口百恵のオリジナルは一曲もありません。Apple Musicでの国内アーティストの扱いはまちまち。演歌系はわりと揃っている感じです。美空ひばりも何枚かアルバムがあります。Apple Musicもオールマイティではないということです。
ということで、CDで山口百恵を聴いています。いいですよ。
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2015/11/28
Apple Musicを使ってみて
今年は定額音楽配信元年とも言われます。Apple 、Google、LINE、AWAなどに加えて、先日Amazonも参入し、競争は激化しています。ものは試しと今月はじめからApple Musicに入ってみました。3ヶ月は無料期間なので、まずは使ってみようと。
ネットでは定額音楽配信の比較情報もありますが、よく分からないのが本当のところです。1ヶ月弱Apple MUsicを使ってみて、コンテンツがかなり充実しているというのが感想です。私の場合、聴くのはほとんどがいわゆる洋楽です。それも70年代、90年代に活躍したシンガー、グループの曲を聴きたいのです。この用途にはApple Musicはぴったりです。日本ではおよそマニアックな範疇に入るアーティストの音源も揃っています。買うのを迷っていたフルイアルバムも聴くことができ、ちょっと驚き。どれから聴こうか迷います。
先日、エルトン・ジョンのコンサートに行く前、先行して行われた大阪公演でのセットリストに知らない曲がありました。その曲をApple Musicで検索して、予習しました。
洋楽好きにはApple Musicはおすすめです。無料期間が終わったらどうしようか、もう迷っています(笑)。
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2015/11/20
エルトン・ジョンとエリック・クラプトン
エルトン・ジョンのコンサート会場へ入るとき、コンサートの宣伝チラシをもらいました。エリック・クラプトンのコンサートチラシです。来年、来日することを思い出しました。先日の朝日新聞には全面広告が載っていました。エリック・クラプトンの来日は武道館で5コンサート行われます。最後の来日コンサートと伝えるメディアもあります。来日時に71歳となるエリック・クラプトンですから、最後のコンサートという報道も仕方がないかもしれません。
コンサートは人気が予想されるため、抽選のようです。日本でのエリック・クラプトンは人気があります。比べることもないですが、エルトン・ジョンのコンサートはひっそりと行われた感があります。席は満席でしたが、当日券も販売していました。WOWOWでは生中継されましたが、マスメディアでの報道もほとんど見かけません。ちょっと寂しい。
日本のポップスカテゴリーでは本国(欧米)での評価に比べて、とても評価が低いアーティストがいます。最近のエルトン・ジョンは新作も出し続けている現役スターですが、現在の評価は高くありません。ニール・ダイアモンドという私が大好きなシンガーはほとんど評価されておらず、いまだ日本ではコンサートをしていません。ニール・ダイアモンドは本国ではいまだコンサートツアーをしている現役です。
彼の地と評価が違うことは仕方ないのですが、ちょっと寂しいさを感じます。
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2015/11/19
円熟のエルトン・ジョン・コンサート
スーパースターの凄さを感じたコンサートでした。昨日、エルトン・ジョンのコンサートにいってきました。今回の来日は大阪と横浜に2公演のみとです。エルトン・ジョンはヒット曲を中心にきく程度のおよそ熱心とはいえないファンです。これまでに何回も来日していますが、コンサートにいくのははじめてです。
コンサートは「Elton John & His Band」とタイトルされ、デイヴィー・ジョンストーン(ギター)、ナイジェル・オルスン(ドラムス)らエルトン・ジョン・バンドがバックを支えます。エルトンがピアノを弾きながら歌います。バックはギター、ドラムス、ベース、パーカション、キーボードからなるエルトン・ジョン・バンドのみで、コーラス、ボーンなどはいない潔い構成です。
エルトンが歌ったのはアンコール曲まで全24曲、2時間半近い熱演でした。Your Song、Goodbye Yellow Brick Road、The Bitch Is Back、Don't Let the Sun Go Downといったヒット曲に加えて、パリ襲撃の犠牲者に捧げると前置きしてBelieve、レオン・ラッセルとのコラボレーションアルバム「The Union」からHey Ahabなども歌ってくれました。
68歳になるエルトンですが、艶のあるヴォーカルは健在です。ロックンロールからラヴバラッドまで素敵な歌を楽しんだ一夜でした。
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2015/11/16
エルヴィス+ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エルヴィス・プレスリーの新しいCD『イフ・アイ・キャン・ドリーム:エルヴィス・プレスリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』がでたので、買ってしまいました。新しいといっても未発表曲ではなく、今回はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との共演アルバムです。録りおろしのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をバックにエルヴィスの歌声をフィーチャーした作品です。
エルヴィスが歌い、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団がバックをつとめる夢の共演というところでしょうか。更にマイケル・ブーブレが「フィーヴァー」で共演、ギター・ヒーロー、デュアン・エディが「アメリカの祈り」と「明日に架ける橋」で、イタリアのオペラ・ポップ・トリオ、イル・ヴォーロが「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」に参加しています。
アルバムには全14曲が収録されていますが、何曲か興味深い選曲があります。「ふられた気持ち」「スティームローラー・ブルース 」と「アメリカの祈り」のオリジナルはライブ録音。これをオーケストラで置き換えるのはちょっと面白い試み。また「 アンド・ザ・グラス・ウォント・ペイ・ノー・マインド」はニール・ダイアモンドのオリジナル作品ですが、エルヴィスのシングル曲ではなく、渋い選曲です。
このアルバム、全英チャートでは初登場1位。アメリカのビルボードTOP200 Albumチャートでは11月21日付けで初登場21位とヒットしています。新しいエルヴィス・プレスリーを発見できる作品です。
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2015/11/03
いまごろ定額制音楽配信サービスを考える
巷ではAmazonの定額動画配信が話題のようです。Fire TV Stickを購入すると、プライムビデオ見放題サービスとやらで、かなりの数の動画を見ることができるというもの。動画をみる習慣がないので、あまり気持ちが動きません。
それより、今頃定額制「音楽」配信サービスに興味がわいています。Appleが7月にApple Musicをはじめましたが、定額制音楽配信を提供するのはAppleだけではありません。AWA、LINE MUSIC、Googleもあります。
毎月、定額料金を払えば、音楽は聴き放題なわけですが、そもそもどれくらい音楽を聴く時間があるのか。音楽なので、聴きながらができるので、きける時間は長いからお得か。いろいろ考えます。
Apple Musicは3ヶ月の無料トライアル期間があり、7月のサービス開始時にはかなりの登録があったようです。その後、有料で使い続けているのはどれくらいになるのか。正確な数字は明らかになっていません。
Apple Musicを個人で使うと、月に980円です。年間約12,000円。好きな音楽をいつでも聴けるなら、安いでしょう。この定額制音楽配信が本格的に広がると、今より更にCDは売れなくなるのか。なんとも悩ましいサービスではあります。
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2015/08/16
And I Love You So
今年のElvis Presleyの命日に合わせリリースされたアルバム"エルヴィス・トゥデイ・レガシー・エディション"。オリジナルアルバムが発売されたのは40年前。発売からの40周年記念のレガシーエディションと銘打って出された商魂たくましい商品ですが、ファンは買ってしまいます(苦笑)。
オリジナルアルバムの”エルヴィス・トゥデイ”発売当時(浪人時代でした)、LPアルバムを買って何回も聴いたのを思い出します。結果としてこのアルバムはエルヴィスにとって最後のスタジオレコーディング作品となりました(76年にレコーディングをしていますが、自宅に機材を持ち込んでのものでした)。
オリジナルには10曲収められていますが、その中で「And I Love You So」には魅せられます。「American Pie」のヒットで知られるDon McLeanが書いた名曲ですが、Perry Comoの歌唱で知られます。ElvisヴァージョンもPerry Comoとは違った趣ながら、大らかに歌い上げる名唱です。
"エルヴィス・トゥデイ”はエルヴィス作品の中では目立たない作品ですが、「And I Love You So」だけは聴く価値がある。そんなアルバムです。
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2015/08/11
アルファレコードの頃
古い洋楽ファンは覚えていると思いますが、かつてA&Mというレコード会社があります。正確にはありました、というべきかな。今もレーベルとしてのA&Mはありますが、レコード会社としては1999年になくなっているからです。1962年にジェリー・モスとハーブ・アルパートによって設立されたレコード会社です。
カーペンターズ、ジョー・コッカー、リタ・クーリッジ、ピーター・フランプトン、ポリス、ブライアン・アダムス、スザンヌ・ヴェガなどアーティストが所属していました。カーペンターズのレコードでA&Mというレーベルを知ったのではないかと古い記憶は教えてくれます。
昨日の日経新聞夕刊に作曲家・村井邦彦のインタビュー記事がありました。高校時代のユーミンを見いだしデビューさせるなど、プロデューサー、作曲家として多大な活躍をしてきた村井邦彦が作ったのがアルファレコード。このアルファレコードがA&Mの販売権を持っていました。1980年代に洋楽を記事にする仕事をしている頃に、洋楽を扱っているレコード会社といえば、EMI、RCA、CBS、エピック、ワーナーあたりでした。その中でアルファはちょっと異色でいた。
CDもめっきり売れなくなり、洋楽というジャンルの存在感も薄くなっていると感じるのは私だけでしょうか。村井邦彦がアルファレコードを作ったのは1969年。それから40年余りで音楽の姿はすっかり変わってしまいました。
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2015/05/17
音楽の達人
武蔵小山のライブハウス「Live Cafe Again」に出かけてきました。かなり昔(大学時代です)にお世話になった音楽評論家の岩田由記夫さんが隔月で主催する「音楽の達人」というイベントがあり、参加させていただきました。この「音楽の達人」というライブイベントは岩田さんとシンガーソングライターの鈴木結女さんがあるテーマにしたがって各5曲ずつ選曲し、曲の聞き所を岩田さんが解説しながらCDをかけるという内容。その後鈴木結女のミニライブという2部構成です。
岩田さんと鈴木さんはbay FMで「Music Insurance〜音楽は心の保険〜」を毎週日曜にやっています。「音楽の達人」はもう78回目を数える長寿イベント。これまではJVCケンウッドのショールームで開催されていたのですが、3月末で閉館になり、武蔵小山のライブハウスで開催されることになりました。
イベントに参加して驚いたことがあります。まず武蔵小山にライブハウスがあったこと。そして、イベントに参加者に若者(明らかに20代)が多かったことです。岩田さんと鈴木さんが選曲したのは大半が80年代、90年代の曲。リアルタイムで聴いていない世代が嬉しそうに曲に聴き入っているのには驚きました。
久しぶりに80年代を思い出した素敵なイベントでした。
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2015/01/10
バーバラ・ストライザンド:Partners
かれこれ1ヶ月ほど前に買ったバーバラ・ストライザンドの「Partners」をいまでも時々聴いています。聴き飽きないアルバムです。アメリカで発売されたのは昨年9月中旬ですが、発売後ビルボードのアルバムチャートで1位になり、1月10日付けの最新チャートでもまだ22位にランクインしているベストセラー。
この「Partners」はバーバラ・ストライザンドが12人のアーティストとデュエットした作品集です。スティーヴィー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ライオネル・リッチー、マイケル・ブーブレ、ベイビーフェイスといったビッグなシンガーとデュエットしています。これらのシンガーとはリアルタイムで共演したのでしょうが、エルヴィス・プレスリーとのデュエットもあります。「ラブ・ミー・テンダー」の音源を使ってデュエットに仕上げています。かつて映画「スター誕生」でバーバラの相手役として候補にあがったエルヴィスとの共演がここで実現したというわけです。
面白いのは選曲。スティーヴィー・ワンダー、ライオネル・リッチー、マイケル・ブーブレ、ベイビーフェイスとはバーバラの持ち歌をデュエットしていますが、ビリー・ジョエルだけはビリーの代表曲「ニューヨークの想い 」(New York State of Mind)を歌っています。
バーバラ・ストライザンドは72歳になりますが、ヴォーカルは相変わらずの美しい歌を聴かせてくれます。デュエットソングの楽しさを改めて知る一枚です。
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2014/12/13
73歳、ニール・ダイヤモンドの新作
長年聴き続けてきたニール・ダイヤモンドの新作アルバム「Melody Road」が先日リリースされました。この発売を10月末にニールの公式ウエブサイトで知り、早速アマゾンで注文したところ、ちょっと意外なことがありました。なんと在庫がなく、入荷まで半月ほど待たされるとのこと。アメリカからインポートのアルバムでもアメリカ本土の発売を同時に日本でも出荷されることが当たり前のアマゾンで、品切れとは。
この「Melody Road」はビルボードのアルバムチャートで初登場3位にランクされました。惜しくも1位にはなりませんでしたが、ニール・ダイヤモンドはアメリカではまだ現役として認められていることを示しました。きっとアメリカで人気だったので、日本に入荷が遅れたのではと(勝手な)推測をしていますしかたないので、いろいろ探してタワーレコードの通販で在庫を見つけて、買うことができました。
ニール・ダイヤモンドのオリジナルアルバムはHome Before Dark以来6年ぶりと久々です(2010年にDreamsを出していますが、カバーアルバムなので純粋なオリジナルとは言えません)。今年73歳となるニールですが、素敵な曲を聴かせてくれます。若い頃のパワー溢れる歌はさすがに聴けません。しかし、ゆったりとして、美しいメロディーにのせ、衰えの感じさせない太いヴォーカルで魅了します。
73歳といえばもう引退してもいい年齢ですが、ニール・ダイヤモンドは元気です。来年はアメリカでコンサートツアーを行うことも発表されています。これだけ魅力的なシンガーがなぜ日本で人気が全く無いのか。不思議でなりません。
まだまだ歌い続けて欲しいニール・ダイヤモンドです。
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2014/11/12
CHEEK TO CHEEK
これは感動の一枚です。トニー・ベネットとレディ・ガガのデュエット「CHEEK TO CHEEK」はジャズスタンダードをデュエットしたアルバム。アメリカのチャートでは1位を獲得していますが、日本でもヒットしています。毎週日曜にオンエアされているJ-WAVEのTOKIO HOT 100では10月12日に1位を獲得しています。
トニー・ベネットは88歳。いまだ現役で歌っていることに感動します。かたやレディ・ガガは28歳。60歳違いのデュエットです。トニー・ベネットは「Duets: An American Classic」「Duets II」と素晴らしいデュエットを発表していますが、「Duets II」でレディ・ガガと歌っています。
アルバムを聴いて驚いたのは、レディ・ガガのうまさ。奇抜な出で立ちは知っていましたが、歌は聴いたことがありませんでした。トニー・ベネットとのスタンダード・ジャスを歌うレディ・ガガは28歳の若さシンガーとは思えません。ベテランのようです。
トニー・ベネットの年齢を超えたパワーとレディ・ガガの実力を知る「CHEEK TO CHEEK」。おすすめです。
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2014/11/07
オリビアを聴きましたか
仕事をしていない頃は、毎週聴いていた木曜のミュージックプラザ。今は録音して週末に聴いてます。1ヶ月ほど前でしょうか。DJの矢口清治さんが選んだ一曲がオリビア・ニュートン・ジョンの「きらめく光のように」(Making A Good Thing Better)でした。
久し振りにいオリビアの歌声を聴き、思いだしまた。横浜文化体育館での来日公演にいったこと(1976年です)。映画「グリース」をUCLAのそばの映画館でみたこと。そしてアルバム「そよ風の誘惑」「水の中の妖精」は何回も聴きました。
LPレコードはあるのですがCDは1枚も持っていないので、ベストアルバムを一枚買ってしまいました。以来、最近の愛聴版になっています。「Gold」とタイトルされたアルバムに40曲収録されていますが、記憶にある曲、懐かしい曲などが満載です。一世を風靡したシンガーだったことを改めて認識します。そしてバラッドからアップテンポなロックまで表現力豊かに歌う力量に、今更ながらに感動しました。当然だけど、単なるアイドル歌手ではありませんね。
オリビア・ニュートン・ジョン。素敵な歌姫です。
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2014/09/24
不思議と売れる竹内まりや
ネットで見かけてうっかりクリック予約をして、「発売日までに購入を決めよう」と思っていたら、発売日前々日に出荷されてしまった「TRAD」(苦笑)。竹内まりやの新作です。新作とはいっても未発表のオリジナル曲で構成されたアルバムではなく、これまでに発表したシングル曲と他のアーティストへ提供した曲のセルフカバーがほとんど。
何らかのコンセプトを持って編まれたアルバムというわけではなく、既発表曲の寄せ集めとも言えます。収録された曲名リストをみると、テレビ主題歌が多いのに気付きます。テレビタイトル曲に向いているアーティスト。それと、竹内まりやがスポンサーのリクエストに応えた曲をつくっているというのも、その理由かもしれません。
竹内まりやは大学の2年先輩ということもあって、「不思議なピーチパイ」「SEPTEMBER」など大学時代はよく聴きました。当時からCM曲に使われていました。その頃と今の楽曲とあまり変わらない感じです。気のせいか(笑)。
「TRAD」はアルバム売上げ1位になっています。いまでも多くのファンに支持されているということなのでしょう。なんとも不思議な存在感を持つ竹内まりやです。
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2014/09/15
白い一日
小椋佳と井上陽水。アーティストとしては大まかな分け方では同じカテゴリーに分類されるかもしれない2人ですが、パーソナリティーはかなり異なります。銀行員を長らく務めた小椋と天才肌の井上。その2人は活動の初期に同じポリドールレコードからレコードを出していました(いまやポリドールレコードもなくなっています)。1970年代初め、ポリドールの若きプロデューサーだった多賀英典が手がけたのが小椋佳と井上陽水です。
小椋佳と井上陽水は兄弟弟子ともいえます。その2人が共作したのが、「白い一日」です。作詞が小椋佳、作曲が井上陽水。井上版はかの「氷の世界」(1973年)に収録。小椋版は「残された憧れ」(1974年)に収められています。恋のはじまりを歌った美しい歌です。
ある日踏切のむこうに君がいて
通り過ぎる汽車を待つ
遮断機が上がり振り向いた君は
もう大人の顔をしてるだろう
井上陽水の初期の作品「いつのまにか少女は」も、同じ少女の思いもしれない大人への成長を描いた歌です。2人とも若くて純粋でした。
コンサート最終日は、淡々と進みました。内心期待していた「白い一日」に井上陽水が飛び入りしてデュエットするというサプライズもありませんでした。しかし、これまでの3日間よりは長く、20分の休憩時間を含んで4時間に及びました。
これで小椋佳は本当に音楽活動に終止符を打つのか。今は信じられませんが、現実かもしれません。40年以上お疲れ様でした。多くの喜び、感動を与えてくれた小椋佳に感謝します。ありがとうございました。
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大いなる旅路
4日間の「小椋佳 生前葬コンサート」ではそれぞれ25曲が歌われます。曲目は事前に発表されていて、コンサート入場時に渡されるパンフレットにも記載されています(ちなみに、コンサートの有料パンフレットはありません)。その25曲を歌い終わったのち、アンコール曲がうたわれます。初日は「愛燦燦」、2日目は「夢芝居」。昨日の3日目は「リンゴ村から」です。美空ひばりの「愛燦燦」、梅沢富美男の「夢芝居」はコンサートの100曲には選ばれていませんが、有名な曲。「リンゴ村から」は小椋佳のアイドルだった三橋達也のヒット曲です。最終日のアンコール曲は何を歌うのでしょう。
3日目のコンサート、幕開けの曲は「大いなる旅路」でした。この曲を知っている方はかなり熱心な小椋佳ファンか、大昔にテレビ好きだった方だと思います。この「大いなる旅路」は同名のテレビドラマの主題歌。小椋佳が72年にリリースした『帰っちゃおうかな』に収録されています。このアルバムには「大いなる旅路」の他、アルバムタイトル曲の「帰っちゃおうかな」も収められています。「帰っちゃおうかな」も確かテレ朝のテレビ主題歌。
そんなこともあり、アルバム『帰っちゃおうかな』は小椋オリジナル色が少し薄く、存在感も薄い作品という印象があります。しかし、小椋はこのアルバムが気に入っているのか、2日目に「帰っちゃおうかな」、4日目に「想い出してください」「走らないでください」と計4曲も選曲しています。
「大いなる旅路」の作詞は小椋佳ですが、作曲は渡辺岳夫。アニメ、ドラマなどの主題歌を多くつくった作曲家で「巨人の星」主題歌も渡辺岳夫作品です。オリジナル曲はマンドリンの前奏が印象的なスケールの大きな作品。レコードを買った当時は、小椋佳らしからぬ歌からか、よく針を落としてきいたものです。小椋佳が作詞家に徹した作品「おおいなる旅路」はシンガー小椋佳のボーカルを楽しめる作品でもあります。思いがけない曲を歌ってくれたものだと、古いファンは喜んでいます。
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2014/09/14
シクラメンのかほり
小椋佳のコンサートに来る人は年齢層が高い。会場内、公演が終わった後などにスマホを触っている人は確かほとんど見かけません。自分の年はさておき(笑い)平均年齢は60歳以上ではないかと推測します。
小椋佳のファンと明言していますが、熱心に聴いたのは初期。1980年代から90年にかけての作品は聴いていないものが多い。小椋佳はここ20年くらい精力的にコンサートを行っていたようですが、公演に足を運んだのは1回だけです。「生前葬コンサート」にきているシニア層よりは不熱心なファンです。
2日目のコンサート、2部のオープニングは「シクラメンのかほり」でした。布施明が歌い、大ヒットとなった有名な曲。1975年のことです。このヒットのおかげで小椋佳は表舞台に引っ張り出されます。歴史にもしもはありませんが、「シクラメンのかほり」のヒットがなければ、小椋佳のアーティストとしての足取りも異なっていたでしょう。
このコンサートで歌う曲について綴った『小椋佳 生前葬コンサート』で「シクラメンのかほり」のところにちょっと驚くことが書いてありました。
「シクラメンのかほり」の文体は、エルヴィス・プレスリーのMary In The Morningの歌詞から借りてきたというもの。Mary In The Morningの冒頭の歌詞は、
Nothing's quite as pretty as Mary in the morning
(朝のマリーほど魅力的なものはない)
です。これが「シクラメンのかほり」の
真綿色したシクラメンほど清しいものはない
と創られた、と小椋佳は書いています。
小椋佳を聴き始めて42年、エルヴィスのファンになって41年。いままでこの事実を知りませんでした。調べてみるとウィキペディアにも書いてあるので、すでに有名なことかもしれません。
小椋佳によれば「シクラメンのかほり」はアルバムの入れる曲を選ぶ段階で落とした作品で、布施明の新曲用としてB面曲として渡したものだそうです。それが、後世に残る大ヒットになるとは、曲の評価の不思議さを感じます。
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2014/09/13
思い込み
昨日から4日間、「小椋佳 生前葬コンサート」が行われています。全日のチケットを買っていますので、4日間記事にしようと思います。興味のないかたはスルーしてください。
4日間のコンサートで歌われるのは各25曲、計100曲はあらかじめ発表されています。これまで2000曲以上つくってきたなかからの100曲ですから、かなりの競争倍率で選ばれた楽曲です。
コンサートの冒頭で小椋が語ったことによれば、これまでのコンサートではヒット曲や一般に馴染みのある曲中心にならざるを得なかったが、この生前葬コンサートではこれまで歌っていなかった曲も取り上げます。中には自分でもつくった覚えのない曲もあります。お客さんにとっては知らないだろう曲も多々あり、我慢大会のような感じかもしれません。なんてことを笑いながら話していました。
確かに初日の曲目リストをみてメロディー、歌詞が思い浮かべられるのは、25曲中半分もありません。でも、実際小椋佳の歌をきくと、聴き覚えのある曲が何曲もあります。恐らくレコードを買っていて聴いていた曲で、記憶の底に残っていたのでしょう。
初日に歌われた曲で印象深かったのは「思い込み」です。アルバム『夢追い人』に収録された曲。長い作品なのでアルバムでは2つに分けられて収録されていますが、昨日のコンサートでは続けて歌われました。『夢追い人』は1975年秋のリリースですが、同じ年に「シクラメンのかほり」が大ヒットしたこともあり、オリコンで1位になっています。当時どこかのレコード屋で1位にランクされていて、「小椋佳が1位!」と驚いたことを覚えています。
心の中に広がる自由な思いを綴った「思い込み」は、14節の3行詩。星勝の作曲もゆるやかで、心にしみる佳曲です。あたかも子どもの頃に戻っているような思いにさせてくれます。
疲れたという 気がしているのは
汚れたはずの 手にひらに
オモチャが残って いるからなんでしょう
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2014/09/12
思わず手に入った1枚
小椋佳のアルバムは膨大です。公式サイト〈小椋佳倶楽部〉にディスコグラフィーがありますが、レコード時代の作品でCD化されていないものもあります。CDで出されていても、売り切れ絶版の作品もあります。
『風の鏡』というアルバムも絶版同様です。「小椋佳 生前葬コンサート」を読んで知ったのですが、このアルバムは詩 人の藤村渉との共作。藤村渉は、堤清二のペンネーム。辻井喬のペンネームでは多くの著作を世に出していることは知られていますが、藤村渉は初めて知りました。
『風の鏡』のジャケットに見覚えはありますが、持っていません。1978年のリリースですから初期の作品と言っていいでしょう。藤村渉は10曲中、6曲の作詞をしています。
それを知ったらアルバムが欲しくなり、買えるところを探しました。アマゾンでは新品は無し。中古品が1万3千円の値段がついてます(ちょっと前は確か8千円くらいだったので、コンサートを前に値上げしたな)。
いろいろ探して注文できる山野楽器のサイトで購入したら、メーカーに在庫がないとの返事。ほとんど諦めていたら、CDを出しているユニバーサルミュージックのサイトにリンクがあったタワーレコードで在庫を発見。半信半疑で注文したら、3日程で配送されました。ラッキーです。最後の1枚だったようです。
そんなことで運良く手に入れた『風の鏡』を大事に聴いています。
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2014/09/07
小椋佳、生前葬コンサートへの思い
今週末の12日から4日間、小椋佳の「生前葬コンサート」が行われるます。会場は1976年に小椋佳が初のコンサートを行ったNHKホール。このホールは番組収録に使われることから4日間連続で同一アーティストが行うのは異例と伝えられています。
それぞれのコンサートで歌われる曲目は既に発表されています。各コンサートでの曲目はすべて異なっていて、小椋佳はそれぞれ25曲、4日で100曲を歌う予定です。コンサートで歌われる100曲、それぞれの思いを綴ったエッセイが『小椋佳 生前葬コンサート』として本になっています。
少しずつ読み進めていくと、小椋佳の歌の一部しか知らないことに気付かされます。小椋佳を熱心に聞いたのは1970年代で、それ以降は不真面目なファンでした。エッセイではそれぞれの歌に込めた小椋佳の心情が書かれていて、聴いたことのない歌も聴きたくなります。
コンサートまで6日。それまでには本を読み終えなければいけません。
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2014/09/01
闌ですが、小椋佳の区切り
小椋佳という歌手、正確にはシンガーソングライターと書くべきでしょう。歌を聴き始めて、もう42年が経ちました。高校1年の時、『初めての愛』という映画をみました。監督は『日本沈没』『八甲田山』などをつくった森谷司朗。青春映画です。映画の中で流れていたのが小椋佳の歌でした。もの凄くショックを受けました。映画も、音楽も。
小椋佳、なんと読むのかわからない高校生は、「小椋佳」とメモをしてレコード店へ。『初めての愛』サントラ盤がありました。嬉しくなり、小遣いをはたいてレコードを買いました。何度もターンテーブルに載せて聴きました。布施明の「シクラメンのかほり」が大ヒットする時からは4年ほど前です。
それから42年、小椋佳は今月NHKホールでを行います。メディアで昨年末から報じられていることによれば、昨年12月にリリースしたアルバム『闌』(たけなわ)が最後のアルバム。そして今月行われるコンサートは「生前葬コンサート」と題され、これもファイナルになる可能性が大きい。
小椋佳も70歳。私と同じ申年、年を重ねています。アルバムタイトルの闌(たけなわ)は、宴もたけなわですが、と使われますが、小椋は「今が真っ盛りという意味ですが、物事が終わるあいさつなんです」(nikkansport.com)といいます。歌手としての活動をひとまずは終わらせようという意志を感じます。このまま引退かもしれません。
長らくのファンとしては残念ですが、時に逆らうこともできません。「生前葬コンサート」を楽しみにしつつ、また小椋佳からもらった素敵な感動に感謝しつつ、いまはアルバムを聴いています。
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2014/08/16
Elvis: That's the Way It Is
毎年8月16日の前にリリースされるエルヴィス・プレスリーのアルバム。37年目の命日を記念した今年は「Elvis: That's the Way It Is」。Elvis: That's the Way It Isは日本では1971年に「エルビス・オン・ステージ」のタイトルで公開された映画の原題です。
映画は1970年夏、ラスヴェガスでのライブを収録したドキュメンタリー映画で、アルバムはこのサントラ盤を中心に未発表作品を含むライブ、スタジオリハーサルを加えた作品。未発表をいくつか散りばめて、ファン心理を刺激し、購買に結びつけようろする制作者側の企みですが、思わず買ってしまうファン心理がここにいます(笑)。
毎年命日には出費は覚悟しているのですが、今回のElvis: That's the Way It IsはCD×8、DVD×2の豪華セットですので、かなりの高額になります。死後37年経っても稼ぐエルヴィスはすごいが、アルバムを買い続けるファンはすごくない(苦笑)。
まだ一部しか聴いていないので、命日の今日はこれで過ごします。
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2014/06/07
ジョージ・マイケル、珠玉のヴォーカル
手に入れたのは4月のことですが、いまでも愛聴しているアルバムがジョージ・マイケルの『Symphonica』。FMで素敵な曲がオンエアされていて、誰だろうとサイトをみると、「 Let her down easy」という曲。
ネットで調べると、3月にリリースにこのアルバムがリリースされていました。シンフォニカオーストラリアをバックに、ジョージ自身の作品のセルフカバーと、他のアーティス曲のカバーしたヴォーカルアルバムです。
ジョージ・マイケルと言えば、ワム!でブレイクし、その後ソロとして『Faith』『Listen Without Prejudice』で上質な作品をつくり、アーティストとして高い評価を得ました。しかし、その後はプライベートでいろいろ問題があり、少なくとも日本で伝えられる評判は芳しいものではありませんでした。長らく彷徨っていたという印象です。
この『Symphonica』では、澄んだ高音を巧みに使いながら、情緒たっぷりにバラッドを歌い上げています。今更ですが、ジョージ・マイケルという人は上手いシンガーなんだと感心させられます。アルバムの中では「愛は面影の中に」の邦題で知られるロバータ・フラックの「The first time ever I saw your face」やエルトン・ジョンの『蒼い肖像』に収められている「Idle」は見事なカバーです。
個人的には「Praying for Time」がいちばん好きです。オリジナルと一部歌詞を変え、現在のジョージの心情を歌っているように思えます。
素敵なヴォーカルを味わえる珠玉の一枚です。
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2014/05/23
NHKのミュージックプラザ
仕事にでることでできなくなったことがいくつもあります。当然ですが平日に遊びにいくことができなくなりました。すいている美術館にいく楽しみは格別なものがありましたが、残念です(笑)。
いくつか聴いていたFMラジオ番組も聴けなくなりました。バラカンモーニングとか、ピストン西沢のGROOVE LINE Zとか、熱心に聴いていたわけではありませんが、聴けなくなるとちょっと寂しいです。
FMラジオと言えば、最近聴き始めたミュージックプラザという番組があります。NHKで夕方4時から始まる音楽番組。月曜から木曜まで曜日ごとにパーソナリティがかわるのですが、木曜の番組だけ聴いていました。木曜のパーソナリティは矢口清治さん。洋楽 洋楽 HIT GRAFFITI Iをテーマに進行する80分番組。実は矢口さんとは大昔仕事でお付き合いがありました。編集者をやっていた頃です。
矢口さんがパーソナリティをされていると2月頃たまたま知り、聴き始めました。内容はかなりマニアックな洋楽です。大昔の曲もかかります。よくこんな音源があるなと感心します。矢口コレクションなのか、それともNHKのものなのでしょうか。
番組はリスナーからのリクエストにこたえる形です。何回かリクエストしたのですが、まだオンエアされたことはありません。リアルタイムで聴く機会がなくなってしまい、リクエストもできなくなりそうです。
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2014/05/11
ポール・マッカートニー@武道館のお値段
昨日の新聞に大きく掲載されていたポール・マッカートニーの武道館公演の広告。「武道館でもやるのか」なんて思いながらチケットの値段をみると、これは驚き。アリーナ席10万円、S席8万円、A席6万円、B席4万円と超高額。C席1500円の席がありますが、これは25歳以下限定。
武道館公演、今日から販売開始ですが、5月21日なのであと10日後。なんとも急な話の上に高いチケット。また平日水曜の公演にもかかわらず、15時開演。会社員は仕事休むか、さぼるかしないといけない。いろんなところでかなり無理があります。
同時期、国立競技場での公演はS席17,500円なのに、なぜ武道館が8万円なのか。ビートルズが武道館で公演をしたからといって、8万円になってしまうのか。ポール以外の誰かが大儲けしているに違いありません。
あと10日で、満席になるまでチケットが売れるのか。興味深いポール・マッカートニーの来日公演です。
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2014/02/27
ザ・ローリング・ストーンズ@東京ドーム
ローリング・ストーンズは平均年齢70歳近い人たちとは思えないパワーを見せつけてくれました。8年振りの来日公演にいってきました。東京ドームは、若い世代からオジサン、オバサンまで幅広い観客で満員です。
開演時間の18時30分から待たされること30分、7時にコンサートはスタート。オープニングは「一人ぼっちの世界(Get Off Of My Cloud)」。最近のコンサートでの定番スタートミー・アップではない意外な幕開けです。
ミック・ジャガーは相変わらず細身。70歳には見えない若々しさです。そして、まとわりつくようなボーカルも健在。中央部が花道が設置されている広いステージを走り回って歌います。
ヘビーなキース・リチャード、鋭いロニー・ウッドの両ギタリスト。シャープで確実に打つチャーリー・ワッツのドラム。メンバー4人はまさに円熟した職人芸を聴かせてくれます。コンサートはストーンズに加え、ベース、キーボード、ホーン、コーラスなどがバックメンバーとして加わり、いわばザ・ローリング・ストーンズ楽団のコンサートといった感じですが、まさにロックンロールバンドのサウンドです。
ヒット曲を中心に、約2時間のコンサート。音楽会の世界遺産ともいわれるザ・ローリング・ストーンズを満喫しました。
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2014/02/21
ローリング・ストーンズのチケット価格
気が付けばザ・ローリング・ストーンズの来日公演が来週の水曜日。昨日、上野のチケット屋でチケットが何枚も販売されていました。その販売額はまちまちです。S席は定価18,000円ですが、諸手数料を加えると、2枚購入して1枚当たり19,170円でした。
チケット屋での価格は1万円台から2万円を超えるものまでありました。東京ドームでの公演なので、S席といってもアリーナ、1階、2階まであり、やはりアリーナ席が高額です。チケット屋だけでなく、当然ネットでもチケットは出回っています。「チケット流通センター」なんてものがあるのを、検索していて知りました(このサイトSBIグループの会社が運営していることもちょっと驚き)。ここでストーズのチケット価格をみると、2階席だと原価割れ(定価より安い)の価格で販売されています。
ヤフオクにも多く出品されていますが、ここでも良くない席は入札価格が定価に届いていないケースが目立ちます。26日の公演であればもう時間がないので、今だと安く買えるかも。そもそも、自分の席はどこなのか。セブンイレブンで受け取ったまま、席の場所さえ確認していませんでした。ネットで調べると、1階のバックネットの後ろでした。
ネットを上手く使うと、定価以下でチケットを手に入れられます。定価で買うことの意味は、なんて考えてしまいました。
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2014/01/31
ザ・タイガースの今
もう先週のことですが、NHKのBSでザ・タイガースの再結成コンサートが放映されました。録画しておいたのを今頃みたのですが、良いコンサートでした。内容は昨年12月27日に東京ドームで行われたライブを収録したものですが、ネットの報道によれば、44年ぶりの再結成とか。
ザ・タイガースが活躍した時期は短く、1967年から1970年まで。その全盛期にはまだ小学生の男子としては夢中になることはなかったですが、当時の流行歌として記憶に焼き付いています。
今回の再結成は、オリジナルメンバーが揃いました。途中で脱退した加橋かつみを含め、沢田研二、瞳みのる、森本太郎、岸部修三(岸部一徳)の5人です。コンサートのステージにはザ・タイガースだけです。キーボード、ホーンやコーラスなどのサポートはなく、5人だけの演奏をきかせてくれました。
ザ・タイガースはバンドとして一流であることに今頃わかりました。ジュリーの卓抜なボーカルだけでなく、メンバーのミュージシャンとしての力量は充分。瞳みのるのドラムはいいし、加橋かつみのボーカルも美しい。
遙か昔を思い出したザ・タイガースの再結成ですが、単なるノスタルジーを超えた素敵なコンサートでした。
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2013/12/31
レコ大の今
見なくなったのはいつの頃だろう、なんて思いながら久し振りにレコード大賞を見ました。大晦日に帝国劇場から中継されていたのは、昔のこと。舞台は新国立劇場、30日のイベントになってからは、ほとんど見ていません。
大昔は夜7時から9時までの2時間だったように記憶していますが、昨日のレコ大は5時30分から10時までの4時間半の番組になっていました。こんなに長い時間をやる必要があるのか、と疑問になります。まあ、落ち込んだとはいえ15%前後の視聴率がとれる番組なので、長くやろうというわけですか。
大賞の候補となる優秀作品賞が今年流行った(売れた)曲ということですね。AAAとか家入レオは初めて名前を聞きました。AKB48、EXILEから坂本冬美、氷川きよしまでと幅広いカテゴリーから選ばれているので、バランスをとって選んでいる感じです。大賞はEXILEと当然の結果。
大賞はともかく、編曲賞の萩田光雄が受賞していました。もう40年近くも前のレコ大受賞曲「シクラメンのかほり」(布施明)の編曲者。繊細なアレンジが心に響きます。
世の中はCDからネットオーディオへと変わっていますが、いまだレコード大賞というネーミングを残す理由はどこにあるのか。そんなことを思いながら、最後まで見てしまいました(笑)。
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2013/12/21
ローリング・ストーンズの来日
先月のポール・マッカートニー来日に続き、来年ローリング・ストーンズが来ます。ポールは行く気が起きなかったのですが、ストーンズはなぜか見たくなり、チケットの抽選に申し込みました。今年はひどくくじ運が悪く(ただいま11連敗中)はずれすだろうと思っていたら、運良く当選のメールがありました。
グループが結成されたのが1962年ということですから、活動歴は50年以上、最強のロック・バンドを見ることができます。中学、高校のころは洋楽のロックを聴かなかったの、ストーンズに接したのは「Some Girls」(女たち)からです。Miss YouがA面トップに入っているアルバムを繰り返しききました。
それ以降、熱心なストーンズファンではありません。時々アルバムを買ったりしています。でも最近はご無沙汰です。とは言っても、スタジオ録音のアルバムは「ア・ビガー・バン」(2005年)以来でてないようです。しかし、ライブは活発に行っていて、今年ロンドンのハイドパークで行われたライブも先日発表されています。
平均年齢は69歳とか。ミック・ジャガーも70歳です。元気ですね。来年2月のコンサートが楽しみです。
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2013/12/17
坂本冬美のLove Songs Ⅳ
歌謡曲というジャンルは過去のものになりつつあります。小学生から中学生の頃には、歌謡曲が全盛で(もちろんJ-POPなんて言葉はありませんでした)、よく聴いていました。坂本冬美が新作「Love Songs Ⅳ」で昭和の歌謡曲をカバーしたアルバムを出したので、買ってしまいました。
演歌歌手のベテラン坂本冬美ですが、演歌の枠にとどまらず、ポップスをカバーしたアルバムを発表しています。「Love Songs Ⅳ」では、昭和の歌謡曲をカバーしています。アマゾンのサイトに掲載されている宣伝文句によれば「本作は、ターゲット層を50歳代~60歳代以上に合わせた昭和の歌謡曲を中心としたカヴァー・アルバム」とあり、まさにぴったりはまりました。
収録されているのは、「天使の誘惑」(オリジナル黛ジュン)、「真っ赤な太陽」(美空ひばり)、「喝采」(ちあきなおみ)など全12曲。坂本冬美は、オリジナルに沿うスタイルながら、坂本冬美らしさで、昭和の歌謡曲を歌い込んでいます。まったく演歌らしくはないですが、まぎれもなく歌謡曲です。さすが、坂本冬美。
また、収められた曲は、歌謡曲の編曲の多くを手がけた萩田光雄、船山基紀、若草恵を起用していて、平成時代の歌謡曲をうまく表現していて、久し振りに聴いた名曲を違和感なく、楽しむことができます。
坂本冬美のアルバムは初めて聴きましたが、その魅力は奥深かそうです。他のアルバムも聴いてみたくなりました。
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2013/12/07
1枚143円の音楽CD
Amazon.coのサイトで真偽を疑う商品を見つけました。エルヴィス・プレスリーのCDボックスですが、どこが偽物のように思えると言うと、その価格です。アマゾンサイトに記載されたデーターでは、CD10枚のBox setで、価格は1,288円。CD1枚の値段ではなく、Box setが1,288円です。
「made Famous by Elvis Presley」とタイトルされたCDのBox setです。アマゾンのサイトには曲目のデータはありません。いったいどんなCDなんだろうと、ネットで調べてみると、楽天ブックスに詳しい情報がありました。made Famous by Elvis Presley(エルヴィスによって有名になった)のタイトル通り、エルヴィス・プレスリーがレコーディングはした元歌を収録したものです。
エルヴィスの曲はオリジナルもありますが、他のアーティストのカバーも多い。このCDではエルヴィス・プレスリーのヴァージョンと元歌を収めた企画です。例えばWhite Christmasはエルヴィスの曲と共に、ビング・クロスビー、ドリフターズのバージョンが収録されています。
ファンにとってはとても価値のある企画です。しかし、何故これほど安いのか。アマゾンのCD10枚セットというのは間違っていて、実際は9枚組。でも1枚143円です。ポップスのオールドなファンであれば、この10倍の金額でも安いのではないでしょうか。発売元はドイツのmembranというところ。版権はクリアされた商品なんでしょうか。CD boxにはエルヴィスの写真はないし、なんか怪しい。事情を知っている方がいたら、教えてください。
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2013/10/29
岩谷時子の歌
岩谷時子は、同時代に活躍した作詞家とは、少し違った存在でした。作詞だけでなく、訳詞を多く手がけたためでしょしょう。歌謡曲の作詞家という俗っぽさは感じられない詩人でした。訃報を伝える新聞記事で、越路吹雪のマネージャーを、80年の彼女の死まで約30年、つとめたていたことを知りました。越路吹雪のため訳詞をいくつも書いています。
しかし歌謡曲ファンとしては、加山雄三のためにつくった一連の詩を忘れることができません。「君といつまでも」をはじめ、「旅人よ」「お嫁においで」「青い星屑」、どれも素敵な歌詞です。作曲家・弾厚作(=加山雄三)とのコンビがなければ、加山雄三は歌手として大成功をしなかったかもしれません。
その他、「恋の季節」「いいじゃないの幸せならば」「ベッドで煙草を吸わないで」「男の子女の子」など多くのヒット曲を書いています。うまく表現できませんが、ちょっと洒落た感覚の歌詞と言えばいいのでしょうか。多くの作品の中で、いちばん好きなのは「夜明けのうた」。岸洋子の曲ですが、スケールの大きいラブソングです。
歌謡曲の歴史を作った人が、亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
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2013/09/29
Elton John:The Diving Board
エルトン・ジョンはピアニストなんだな、ということを、今更ですが思わせてくるアルバムが、新作「The Diving Board」です。レオン・ラッセルとの共作「The Union」を挟み、ソロのアルバムは7年振りとか。前作の「The Captain & The Kid」も聴いていないので、久しぶりのエルトン。
本アルバムでは、エルトン初期のピアノ、ベース、ドラム編成を基本とする音作りがされています。Wikipediaの英語版によれば、アルバムプロデューサーのT-ボーン・ベネットが初期のシンプルな編成に戻るよう提案したとあります。ピアノ、ベース、ドラムに、曲によってギター、キーボード、ホーンなどが加わり、多彩な曲を構成しています。もちろん、全曲、バニー・トーピンとの共作。
かなり前からエルトン・ジョンのオフィシャルサイトに新作の情報がアップされていて、ジャケット写真が気になっていました。
ちょっと意味深なジャケットの表と裏です。
アルバム全編を通して、エルトンの味わい深いヴォーカルを聴かせてくれます。全盛期のようなパワフルさはさすがになくなりましたが、奥深さを感じさせてくれる歌声は魅力を増しています。また、ロックする曲も少なくなり、その代わり、ゆったりとスイングするような曲が素敵です。
66歳のエルトン・ジョン。相変わらずの才能を見せてくれる新作です。
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2013/08/28
Pet Shop Boys : Electric
村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の多崎つくるは父から相続したマンションに住んでいます。そこに姉が置いていったレコードがあり、それはバリー・マニローとペットショップ・ボーイズ(表記は小説の通り)のもの。多崎つくるは30歳半ばの設定ですから、姉はそれより年上。この作品ではバリーもペット・ショップ・ボーイズもちょっと前の時代に流行ったアーティストとされているようです。
しかし、(バリー・マニローはともかく)ペット・ショップ・ボーイズは今ポップミュージックの主流にいます。昨年のロンドン五輪閉会式にも登場しました。創作活動も活発です。昨年のELYSIUM のリリースから1年足らずで先月、Electricを発表しました。発売日に手に入れ、ずっと聴いていますが飽きません。いかしたアルバムです。Billboard 200では最高位26位を記録しています。
前作のELYSIUM が落ち着いたサウンドだったのに比べ、Pet Shop Boysらしいダンサブルな作品が揃っています。このユニットが結成されたのが1981年、それから30年も経てもパワフルなミュージックをつくってくれます。すごいな。
進化し続けるPet Shop Boys。次にどんなアルバムを聴かせてくれるのか。楽しみです。
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2013/08/16
ELVIS at STAX
エルヴィス・プレスリーの命日8月16日には、アルバムがリリースされます。没してから36年が経つのに、いまだ新企画ものが出てくるのが、ファンとしても驚きです。今年は「Elvis At Stax」が出されました。1973年にメンフィスのスタックス(Stax) スタジオでの一連のレコーディングを、アウトテイクを含めて編まれたアルバムです。
このアルバム、米国ではCD1枚のアルバムと3枚組のDeluxe Editionの2種類がありますが、日本では3枚組の「エルヴィス・アット・スタックス・デラックス・エディション」のみのリリース。日本盤には解説、英文ライナー、歌詞と対訳を収めた冊子が付きます。
先月、InterFMの「Barakan Morning」で音楽評論家の萩原健太が代役をつとめたとき、エルヴィスの曲をリクエストしたときオンエアしてくれたのが、このアルバムに収録されている「グッド・タイム・チャーリー」でした。28年に及ぶエルヴィスのシンガーとしてのキャリアで、このスタックススタジオでのセッションは充実し、素晴らしい曲を生み出しました。
アルバムではアウトテイクをCD1.5枚、公式にリリースされた完成テイクを1.5枚ずつ収めています。完成テイクはレコーディングに後から楽器、コーラスなどがダビングされていて、生な歌声は薄められています。これに対し、アウトテイクは未完成ながら、レアなエルヴィスサウンドが聴け、ファンにとっては嬉しい限りです。
このスタックススタジオでのセッションから生まれたレコードを買ったのは、高校生のころ。家のステレオで何十回も聴きました。その日から40年。いまだエルヴィスの新しいアルバムを買って、聴いている自分にあきれますね(笑)。ファン心理とは恐ろしいものです。
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2013/07/18
ポール・マッカートニーの来日
ポール・マッカートニーの来日公演が伝えられています。11年ぶりの公演だとか。年齢から日本ではラストコンサートとも言われ、コンサートの価値は高い。昨年のオリンピック開会式での「ヘイ・ジュード」熱唱が思い出されます。音楽活動としては昨年『キス・オン・ザ・ボトム』をリリース。ジャズ・スタンダードのカバーを中心としたもので、グラミー賞も獲得しています。
昨日の朝日新聞には見開き全面でコンサートの広告が掲載されていました。いわゆる外タレの広告がこんなに大きく載るのは珍しいです。朝日新聞がコンサートの主催者のひとつになっているためですが、何故朝日が、なんて思ったりします。
何気なくながめていた広告ですが、そこに湯川れい子さんがコンサートレポートを書いています。この一文で、湯川さんらしくエルヴィス・プレスリーとポールのエピソードを紹介しています。ポールはアメリカのテネシー州メンフィスで公演を行いました。ちょっと長いですが引用します。
「テレビのニュースでは、メンフィスでエルヴィス・プレスリーの墓前を訪れて、『エルヴィスが天国でもギターを弾けるように』と、自分の名前入りのギター・ピックを手に持って語るポールの姿が紹介され、ポールは自分に多大な影響を与えたヒーローの墓石の上に“尊敬の念と共に”ピックを置いて帰ると、その夜、メンフィスの会場フェデックス・フォーラムでのコンサートに向ったと伝えていた」(ポール・マッカートニー来日公式サイト)
広いアメリカの中で、メンフィスで公演を行ったこともちょっと意外ですが、エルヴィスとポール・マッカートニーの音楽的な繋がりをあらためて感じるエピソードです。
肝心の来日公演にいきたいところですが、S席が16,500円という価格に躊躇します。熱心なマニアなら安いと感じるのかもしれませんが、そうでもないし……。迷います。
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2013/07/04
ポップスの楽しみ
毎朝、聴いているinterFMの「barakan morning」。今週はバラカンさんがお休みで、かわりに萩原健太がパーソナリティをつとめています。音楽評論家だと思い込んでいた萩原氏は、ディスクジョッキー、作曲家、プロデューサー、ミュージシャン多才なことをウキペディアで知りました。
barakan morningはピーター・バラカンの趣味性が強く反映された番組で、オンエアされる曲も主張がはっきりした曲が多い。この理由があるから、この曲を選びましたというポリシーが貫かれています。3時間の番組ですが、全部の時間帯をお付き合いするのはちょっときつい。
それに対し、萩原健太の選曲はこれぞポップスというもので、音楽を素直に楽しめます。番組ではリスナーから「ピーターさんが絶対かけてくれないので、萩原さんにリクエストします」というものが多く、面白いです。今朝の番組中に萩原氏は「ほとんどリクエスト曲だけをかけています」とおっしゃっていました。パーソナリティが変わるだけで、リクエスト曲まで変わるものなんですね。
萩原健太はエルヴィスマニアとしても有名です。いくつかのアルバムでライナーを書いています。そこで、バラカンさんならかけないだろうエルヴィスの曲をリクエストしてみたら、昨日オンエアしてくれました。リクエストは「1973年以後のスタジオセッションでお願いします」としました。ファンでしか理解できない要求ですが、萩原氏は見事にこたえてくれました。
オンエアされたのはGOOD TIME CHARLIE'S GOT THE BLUESという曲。アルバム「GOOD TIMES」のB面最後の曲です(いまはB面なんてないですね)。萩原氏はきっと自分のコレクションから持参したんだろうな、と思います。
若い頃はポップスばかり聴いていました。洋楽が全盛の頃です。ベストヒットUSAも欠かさず見ていました。しかし、いつの間にかポップスから離れていました。萩原氏の選曲で懐かしい名曲をいくつも聴いていて、ポップスの楽しさを思い出しました。
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2013/06/11
ウイングス・オーヴァー・アメリカ
CDといえば、最近はもっぱら古いものばかりをきくことが多いです。そんなオールドな音楽ファン向けなのか、リマスターされた昔の名盤が目につきます。懐かしい作品がいくつもありますが、特に気になった「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」をつい買ってしまいました。
ポール・マッカートニーがポール・マッカートニー&ウイングスとして活動していた1976年の全米コンサートのライブ盤です。確かLPレコードを買った記憶がありますが、いまは所在不明。思い切って高価な日本版を購入。LPレコードでは3枚組だったはずですが、CDは2枚。当時は『ウイングス U.S.A. ライヴ!!』というタイトルだったのを、今回オリジナルタイトルでの発売です。
当時のポールはまだ30代前半で、ライブパフォーマンスがエネルギッシュそのもの。艶やかで、澄んだボーカルは最高です。美しいラブバラード「メイビー・アイム・アメイズド」「マイ・ラブ」、ロックする「バンド・オン・ザ・ラン」「ハイ・ハイ・ハイ」そしてビートルズナンバー「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」「レディ・マドンナ」までパワフルなライブが楽しめます。もう30年以上も前のことですから懐かしい曲ばかりですが、古さは感じません。どの作品もレベルが高い。 日本版を買ったので、曲名が邦題で記載されていて、これがなかなか面白い。例えば「あの娘におせっかい」(Listen To What The Man Said)「幸せのノック」(Let 'Em In)「心のラヴ・ソング」(Silly Love Songs)と、洒落た邦題です。今だったらこんなタイトル付けないでしょう。
ポール・マッカートニーも来週18日で満71歳。若き日のスーパースターを満喫できる「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」です。
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2013/05/12
デビッド・ボウイの『ザ・ネクスト・デイ』
デビッド・ボウイのアルバムを手に入れました。もうリリースされて2ヶ月ほど経ってしまいましたが、発売直後から評判が高かったアルバムです。結論から言えば、評判通りの充実した作品です。
デビッド・ボウイのアルバムはほとんど聴いていなくて、大ヒットした『レッツ・ダンス』くらいしかもっていません。ライブエイドで「「ダンシング・イン・ザ・ストリート」をミック・ジャガーと歌っていたのは、もう何十年も前、なんてことを思い出しました(笑)。ほとんどご無沙汰だったデビッド・ボウイは、かなり刺激的です。
10年ぶりのアルバム。デビッド・ボウイはいつの間にか66歳(調べて分かったのですが、この人エルヴィスと誕生日が同じ)。アルバムには年齢をまったく感じさせないパワフルな作品が並びます。デビッド・ボウイは、歌手だけでなく俳優としても活動しています。シンガーとしてみたとき、なにか取っつきにくい印象がありました。
しかし、このアルバムにはとてもポップな曲が多い。難解なサウンドはほとんどなく、聴きやすい音作りになっています。じっくり聴いても、また聞きながしても楽しめる質の高い曲が揃っているアルバムです。Billboard 200で最高位2位まで上昇したというのも納得できます。
10年もの沈黙を破って登場した『ザ・ネクスト・デイ』。聴き応えのある一枚です。
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2013/05/09
40年目のアロハ・フロム・ハワイ
ファン心理というものは他人には理解できないものです。すでに何枚も持っているCDが、装いを新たに発売されると、買わずにおられません。2週間ほど前に日本でリリースされた「エルヴィス・プレスリー アロハ・フロム・ハワイ・レガシー・エディション」を発売前からアマゾンに予約して手に入れました。
このアルバムは、今から40年前にエルヴィス・プレスリーがハワイで行ったコンサートのライブ盤です。このコンサートは衛星を使って日本に生中継されました。「報道番組だけに使われていた人工衛星を使い、世界同時生中継された史上初で最後の巨大ショーである」(ウキペディア)と書かれています。
ブログで何回か書いているので今更ですが、高校1年のときこのテレビ放送を見て、エルヴィスのファンになりました。それ以来ファン歴40年です(苦笑)。今回発売されたのはこの一大コンサートから40年経ったのを記念してだされたレガシー・エディションです。コンサートは1月14日だったので、今年の1月に出してくれればいいのですが、発売は4月。本国アメリカでは生中継はなく、テレビで放送されたのは確か4月。それで4月でしょうか。
もう何百回も聴いているCDですが、リマスターされたというだけで買ってしまうのはファンの性でしょう。ライナーもまだしっかり読んでいませんが、これから楽しむつもり。こんな趣味のいいものです。
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2013/03/27
ポール・サイモン「時の流れに」
ポール・サイモンのアルバムを買いました。それもかなり昔の一枚です。先月、アマゾンからメールがきて、アルバム「時の流れに」が出るという知らせです。もう30年以上も前にでたアルバムではありませんか。「レガシー・レコーディング・シリーズ」というシリーズでソニー・ロック名盤100選の一枚で出されたものです。「レコードは持ってるけど、CDはないなあ」と思いつつ、そのままに。
今月になって、ラジオ英会話を聞いていたら[after these years]というフレーズがテキストに。これがトリガーになって買ってしまいました。「時の流れに」のオリジナル・タイトルは「Still Crazy After All These Years」。after these years、すてきな響きです。
思い起こすと、浪人して大学受験が終わった3月に手にしたのがこのアルバムでした。確か、はじめてサイモン&ガーファンクル時代の音楽を乗り越えたソロアルバムと評されたのがこの「時の流れ」だったと記憶しています。当時はサイモン&ガーファンクルのアルバムも持っておらず、エルヴィス・プレスリー一辺倒だったはずなのに、何故ポール・サイモンのアルバムを買ったのか、まったく覚えていません。
ほんとに久しぶりに聴きましたが、いいアルバムです。10代の時にはわからなかっただろうなと思ったりします。タイトルチューンの「Still Crazy After All These Years」は、珠玉のラブソング。それに加えて、サイモン&ガーファンクルのレコーディング曲「My Little Town」は、バリー・ベケットのピアノイントロがいいアップテンポ曲も、何度聴いても飽きない傑作。「恋人と別れる50の方法」は洒落た一曲です。
時は流れても、いいアルバムは、いまでも傑作です。
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2013/01/08
Elvis Presleyの誕生日
ファン心理というのは不思議なものです。アイドルならともかく、他界したスターのファンであり続けるなんてことは、端から見ると馬鹿げたことでしょう。今日はエルヴィス・プレスリーの誕生日です。生誕78年。生きていればどんなシニアになっていたのかな、なんて考えます。
なくなって既に36年も経っているので、エルヴィス・プレスリーなんて知らないという人のほうが多いでしょう。日本ではファン以外は今日が誕生日なんて誰も言いません。一方、アメリカではどうなのか。公式ホームページ
エルヴィスが住んでいた家はGracelandと呼ばれていて、ツアーができるミュージアムになっています。Gracelandはグラミーをとった「Graceland」とう曲で歌われている通り、アメリカ人にとっては観光地となっています。エルヴィスが死んだ翌年に行ったことがあるのですが、当時は内部は公開されていなくて、いつか訪問したいと思っている場所です。小泉元首相が首相のとき、ブッシュ大統領と訪問したこともありました。そのことはアメリカ版ウキペディアにも記載されています。
日本でもファンクラブのイベントはあります。今年はエルヴィスがハワイでコンサートを行ってから40年(このコンサートは当時のファンにとっては重要なんです)なので、その記録映像の上映がメインになっています。
さて、今日はどのエルヴィスのアルバムを聴いて、誕生日をお祝いしましょうか。迷います。
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2012/12/31
紅白歌合戦とレコード大賞の司会者
昨晩、少しだけレコード大賞をみました。大賞はAKB48でしたが、これは予想通りなんでしょうか。レコード大賞を熱心にみていたのか、いつ頃までなのか。大学生の頃までかな。その時は大晦日にやっていました。12月30日にやるようになったのは、2006年のこと。ウキペディアによれば昨年の視聴率は14.9%です。1977年には50%を超えていました。
レコード大賞の司会を長年つとめていたマチャアキこと堺正章の姿はなく、今年はTBSの安住紳一郎アナが新垣結衣と司会をしていました。時代の節目を感じます。
司会といえば、今年の紅白歌合戦の総合司会は有働由美子アナ。かつてニュース番組のメインをつとめ、最近はアメリカにも赴任し、現在朝の番組「あさいち」のキャスター。朝の奥様番組(視聴率は好調のようです)に出ている有働アナが紅白の総合司会とは、ちょっと驚き、「有働由美子復活」という感じです。
紅白歌合戦はレコード大賞が視聴率50パーセントを超えた77年にはなんと77%ありました。その年は大晦日にテレビを見ている半分の人がレコ大をみて、4分の3の人が紅白を見ていたんですね。恐るべき時代でした。
今日は紅白歌合戦です。そんなに面白くないとも思いながらNHKをみてしまうのでしょう。熱心にみるわけでもないのに、眺めておかないと年が終わった気がしない。やはり、すっかりオジサンになっているようです、
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2012/12/25
エルヴィスのクリスマスアルバム
クリスマスイブにはやはりエルヴィス・プレスリーのクリスマスソングだなと、CDを探してみると、何枚もありました。なんでこんなにあるんだろう。未整理の棚から発見されたのは8枚のアルバム。埋もれているのもまだありそう。
そもそもエルヴィスのクリスマスアルバムは、オリジナルとしては「Christmas Album」(1957年)と「Elvis Sings the Wonderful World of Christmas」(1971年)の2枚です。それにオリジナルのクリスマスソング音源にカントリーシンガー達の歌をオーバーダビングして新たな曲として構成したアルバム「Christmas Duets」もオリジナルなアルバムと言っていいかもしれません。でもそれ以外にエルヴィスのクリスマスアルバムはたくさんあります。アマゾンで検索すると103件も出てきます。こんなにあるとはいささか驚き。
エルヴィスのクリスマスソングと言えば、「Blue Christmas」が有名。ホワイトクリスマスに対して、ブルークリスマスはブロークンラブソング。若々しいエルヴィスのボーカルが素敵です。「Christmas Album」に収録されています。この「Blue Christmas」と並んでよくプレイされるのが「If Every Day Was Like Christmas」。タイトルから厳密に言えばクリスマスソングではないかもしれませんが、美しいラブバラッドで、クリスマスシーズンにはぴったりです。
しかし年に一回しか聴かないクリスマスアルバムなのに、なぜこんなに持っているのか。ほんとファンというのは困りものです。
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2012/12/10
今だけのクリスマスアルバム
12月のこの時期しか聴かないのがクリスマス・アルバム。何枚か持っているアルバムをBGMがわりに聴いてますが、いったいクリスマス・アルバムってどれくらいあるんだろう。アマゾンのミュージックカテゴリーで「クリスマス・アルバム」で検索すると2072件がヒットしました。たくさんありますね。
検索での1番目になったのがフランク・シナトラの「クリスマス・アルバム」です。ネットで調べてみると1957年の作品ですから、シナトラが42歳の時のもの。聴いてみたくなりました。
うちにあるクリスマス・アルバムは、エルヴィス・プレスリーのが何枚かと、後はニール・ダイヤモンド、バリー・マニロウ、サラ・サラ・マクラクラン 、エイミー・グラントといったところ。アメリカのビッグなアーティストはクリスマス・アルバムを2枚以上出していることも多く、ニール。エイミーは2枚オリジナルアルバムがあります。
クリスマス・アルバムを何枚か聞き比べてみると、好き嫌いというか、何回も聴きたくなるアルバムか否かに分かれます。不思議なものでビッグなアーティストでもクリスマスソングを歌うと、その人の個性が薄まってしまうことがあります。バリー・マニロウ、ニール・ダイヤモンドはちょっと退屈なクリスマス・アルバムです。
それに対して、サラ・サラ・マクラクラン の「ウインターソング」はいいアルバムです。静かに謳いながら、説得力をもつサラのボーカルが素晴らしいアルバムです。この時期しか聴かないのはもったいない。アマゾンのカスタマーレビューで5つ星がついています。
クリスマス・アルバムは季節ものではありますが、じっくりきくと意外な発見もあったりして、面白いものです。
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2012/11/17
中古レコード店で買ったロッド・スチュアート
隣駅の学芸大学は活気がある商店街。先日、スポーツクラブにいくとき、商店街の一角にある中古レコード店「サテライト」に入ってみました。前から気になっていたのですが、中古のCDとレコードの両方を売っている店です。それもレコードはかなりの在庫です。これだけのレコード、買う客がいるのかといささか不思議になるほどです。
昔はどこにもあった中古レコード店ですが、いまやほとんど見かけなくなりました。自由が丘にあった店もいつの間にか閉店していました。レコードを買趣味は(いまのところは)ないのですが、中古レコード店でレコードを漁るのは楽しいものです。
ちょっとのぞいて出るつもりだったのですが、ロッド・スチュアートのCDを見つけて心が動きました。先日、FMでロッドの「I Was Only Joking」がオンエアされていて、「この頃のロッドはいいな」と聴き入りました。この曲はアルバム「Foot Loose & Fancy Free」(邦題「明日へのキックオフ」)に収録されています。このアルバムが棚にあり600円。買おうと思ったのですが、その隣に「スーパースターはブロンドがお好き」(原題「Blondes Have More Fun 」)があり、こちらを買ってしまいました。800円也。
このアルバムジャケット印象的です。懐かしい。「スーパースターはブロンドがお好き」という邦題もなかなかのもの。大ヒットした「アイムセクシー」を含む全10曲が収められたアルバムですが、いま聴くと意外とおとなしい感じで、マイルドなロックです。
中古レコード店で掘り出し物をみつけるのも楽しいものです。
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2012/11/13
桜井センリさん死去
桜井センリさんが亡くなりました。孤独死と報じられています。寂しいです。2年前、谷啓さんが亡くなったときにも書いたのですが、2006年にリリースされたクレージー・キャッツのCDがあります。「Still Crazy For You」by クレイジーキャッツ&YUMING。メインは谷啓とユーミンのデュエットで、桜井センリ(ピアノ)、犬塚弘(ベース)が演奏で参加。植木等は台詞(有名な「およびでない」です)で加わります。レコーディング時期に亡くなっていたハナ肇、石橋エータロー、安田伸は過去のレコーディングからサンプリング音源で参加です。
桜井センリさんはピアニストです。クレージー・キャッツのメンバーは誰もミュージシャンとしても一流です。ある事情からクレージー・キャッツには桜井センリと石橋エータローと2人のピアニストがいました。「Still Crazy For You」で聴かせてくれる桜井のピアノも素敵な演奏です。
手元にある「Still Crazy For You」は初回限定盤でレコーディング風景を収めたDVDが付いています。レコーディング映像には桜井センリさんがピアノを弾く場面もあります。その映像をみていたら、とても悲しくなりました。植木等、谷啓も今はいません。クレージー・キャッツの新曲はもう出ないのかもしれません。そんなことを思っていたら、また悲しくなりました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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2012/10/21
Pet Shop Boysの「理想郷」
ペット・ショップ・ボーイズのアルバムを買いました。先月リリースされた「ELYSIUM」(邦題:エリシオン~理想郷~)です。発売直後にCDショップで見かけ心が動いたのですが、試聴もできなかったので買わずにいました。しかし、先日FMでオンエアされていて、買う気になりました。昔と変わらない良質の音楽をつくっています。DJが「ペット・ショップ・ボーズ節」と表現していましたが、まさにその通りです。
ペット・ショップ・ボーイズのアルバムを買ったのは「イントロスペクティヴ」が最初。リリースは1988年ですから、もう24年も前。このアルバムに「Always On Mind」という曲が入っています。エルヴィスが1972年にレコーディングしていてファンには知られた美しいラブ・バラッドですが、ペット・ショップ・ボーズのヴァージョンは新しい解釈でアップテンポの曲に仕上がっています。Wikipediaによれば Billboard Hot 100で4位の大ヒット曲。
新作の「ELYSIUM」は24年前のペット・ショップ・ボーズといい意味で変わらないサウンド。ニール・テナントのボーカルは58歳とは思えぬパワフルでセクシーさです。先端のテクノロジーで音を構成していますが、曲をきいているとアナログ的な印象を受けます。音作りが繊細なためでしょう。シングル曲「ウィナー」、「リービング」をはじめ、粒が揃った12曲です(日本盤はボーナスで1曲追加)。
久しぶりに何回も聴きたいアルバムに出会いました。おすすめです。
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2012/08/17
エルヴィス、35年目の夏
昨日はエルヴィス・プレスリーの35年目の命日でした。もう35年前です。第一報が入ってきたのは時差のため、8月17日の朝だったため、命日といえば8月17日というイメージがいまだあります。確か冷夏で、とても涼しい夏でした。
日本では命日といっても興味を持つのは限られた人達ですが、本国アメリカでは故郷メンフィスでELVIS WEEKなるイベントが毎年行われていて、今年も35th anniversary と銘打ち盛大に開催されているようです。また久しぶりにオンラインのshopelvis(エルヴィスグッズ販売店)を覗いてみたら、いろんなものがあります。買うならこれかな。
ここ数日はジョギング用のウォークマンで聴く曲をすべてエルヴィスに入れ替えて、じぶんelvis weekにしています。いろいろなCDがありますが、やはりいちばんは、高1のとき、最初に買ったこのアルバム「エルヴィス・イン・ハワイ」。もう何百回きいたことか。いまだ飽きないのが不思議。このアルバム既に絶版のようで、アマゾンでも新品は買えません。1973年、ハワイでのライブ盤です。うちのどこかに4チャンネルのレコードもあるはず。
35年という月日の経過を振り返る8月16日。時の過ぎゆく早さを感じます。
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2012/04/01
Gerry Rafferty:City to City
先週で終わってしまった朝のInterFM<BARAKAN MORING>ですが、そこでON AIRされていたある曲に聞き覚えがありました。だれの歌? ウエブサイトでチェックするとボニー・レイットの「Right Down The Line」です。ボニーの7年振りの新作アルバム『Slipstream』に収められている曲ということが分かりました。
この「Right Down The Line」はスコットランド出身のシンガーソングライターGerry Raffertyのオリジナルで、『City to City』というアルバムに収録されています。アルバムがリリースされたのは1978年年、もう34年も前のこと。
当時、大学生でしたが夏休みに旅行していました。グレイハウンドのバスで大陸横断の旅でした。そのとき、『City to City』に収録されている「Baker Street」(邦題「霧のベーカー街」)がよくラジオでかかっていました。あまりによくかかっていたので、アルバムをタワーレコード(当時は日本になかった)で買ってきました。このアルバムに収録されている曲はどれもよく、アルバムを繰り返し聴いていました。そしていつの頃かCDも手に入れ、iPhoneにも入れています。
久しぶりにGerry Raffertyのことを思い出したの、ネットを検索していたら、ショックなことを知りました。Gerry Raffertyは昨年の1月になくなっています。知りませんでした。享年63歳。1947年生まれだから、まだ若い。日本のウキペディアにはありませんが、英語版には詳しい記述があります。これを見るとアルバム『City to City』は全米1位になっています。大ヒットしたわけです。ただ、残念ながらヒットしたのはこのアルバムだけでした。
今聴いても素晴らしい作品で、これからも聴き続ける1枚です。
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2012/02/22
懐が深いアメリカン・ミュージック
今年のグラミー賞はアデルが主要3部門を含むノミネートされた6つの部門で受賞し、話題をさらいました。wowwowに入っていないので、授賞式中継は見られませんでしたが、話題のアーティストがYouTubeに上がっています。その中で感動したひとつの映像がありました。グレン・キャンベルのパフォーマンスです。
昨年アルツハイマー病に侵されていることを発表し、最後のアルバムを発表したグレン・キャンベル。グラミーでは Lifetime Achievement Awardを受賞し、授賞式でグレンへのトリビュート・パフォーマンスが行われました。カントリーシンガーのバンド・ペリーが「ジェントル・オン・マイ・マインドl、ブレイク・シェルトンが「サザン・ナイツ」を歌った後、グレン・キャンベルが登場して「ラインストーン・カウボーイ」を披露。さすがに声は衰えた感はありますが、元気に歌ってくれました。客席にはポール・マッカートニーもいて、楽しそうに歌っています。
キャリアのあるシンガーに敬意を払う姿勢には、日本とは違ったものを感じます。新たな歴史を加えたアデルと、ポール・マッカートニー、グレン・キャンベルといったベテランもステージにもスポットをあてるグラミー賞。アメリカン・ミュージックの懐に深さに、改めて感動しました。
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2012/02/13
ホイットニー・ヒューストンの悲報
ジョギングのときに聴く音楽を手持ちのCDから探して、いろいろウォークマンに入れていいるのですが、最近見つけたのがホイットニー・ヒューストンのベストアルバム。久しぶりに歌姫の曲を聴き、やはりうまいなと感じました。
昨日届いたホイットニー・ヒューストンの悲報。1990年代までの輝いていた時期を経て、最近聴くニュースは、夫のDV、薬物中毒などネガティブな話題ばかりでした。直近のアルバムは2009年に発表されていて、一昨年には来日公演もしているのですが、ここ数年は聴いた覚えがありません。私の中ではかつてのトップアーティストという意識になっていました。
今、聴き直しているベストアルバムはWhitney the Greatest Hits 。
この頃は新しい洋楽もほとんど聴かなくなってしまいました。自分の中にスターがいなくなったしかもしれません。これからグラミー賞の中継が始まります。新しいスターが登場するのでしょう。
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2012/01/14
Aloha From Hawaii
毎年、1月14日になると引っ張り出してくる「Elvis: Aloha From Hawaii」のDVD。いまから39年前、1973年の1月14日にハワイで行われたエルヴィス・プレスリーの公演を収めたDVDです。このコンサートの模様は衛星中継され、Wikipedlia英語版によれば、アジア、ヨーロッパの40カ国で放映され、15億人が見たとあります。日本では(確か)午後7時半からというゴールデンタイムで生中継されました(そのためか、現地では深夜0時半スタートとなっています)。
この中継をみてエルヴィスのファンになったため、毎年1月14日には映像をみる習慣になっています。2004年にしっかり企画されたDVDが出されました。昔はビデオテープでみていました。Yahoo!オークションにはレーザーディスク版も出品されています。これは知りませんでした。いまでは、映像も分割されて、Youtubeにアップされてます
しかし繰り返し見ているDVDも既に廃盤です。なんとも残念。Amazonでは新品だと1万5千円以上もしている。驚き。確か日本版もあったはずですが、これは持っていません。買っておけばよかった。今更ですが。
しかし、あの日から39年も経ってしまったのか。当時、高校生。遙か昔です。
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2011/11/13
EMIの売却
いつの間にか海外の音楽レーベルがすっかり変わっていました。昨日報じられた英EMIの楽曲版権部門の売却のニュース。ニュースによれば、
「ソニーと米投資会社ブラックストーン・グループのGSOキャピタル・パートナーズ、アブダビ政府の投資会社ムバダラ開発公社などのグループは11日、英音楽大手EMIの音楽出版事業の買収で、EMIの株主である米金融大手シティグループと合意したと発表した」(11月12日 日経新聞電子版)
とのこと。記事によれば、マイケル・ジャクソン遺産管理財団も出資しているとのことで、いろんな人が絡んでちょっとわかりにくい。要するにソニーが音楽分野でもかなりの勢力をもつことになる、ということらしいです。
EMIと言えば、東芝EMIとして馴染んでいます。昔は東芝音楽工業というのがあって、その後東芝EMIになりました。Duran Duran、Huey Lewis & the Newsはこのレコード会社から出ていました。そして、もちろんビートルズ。この東芝EMIは現在はEMIミュージック・ジャパンになっていました。もう東芝の資本は入っていないのでしょうか。またエルヴィス・プレスリーの所属するRCAは、日本では、かつてはBMGビクターでしたが、いまやこの会社はないみたいです。エルヴィスのCDなどはいつの頃からかソニーミュージックからでています。
音楽著作権とちょっと不思議な商品です。今回のソニーの買収でどれほど将来的に利益を得られそうなのか。そこが知りたいです、
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2011/09/21
ミュージック・マガジンと中村とうよう
本屋でみつけた「ミュージック・マガジン」が中村とうようの追悼号なので、ほんとに久しぶりにこの雑誌を買ってきました。先々月、自ら命を絶った中村とうようが、1969年に創刊したのが、ミュージック・マガジン。大学の頃には愛読したものです。
この音楽誌の特徴は、アルバムレビューにあります。音楽のジャンル別にニューアルバムを評論家が点数をつけて評価をするものですが、私が愛読していた当時はなかなか辛辣な評価が並んでいました。いつの頃からか10点満点の評価になってしまいましたが、当時は100点満点での評価でした。40点くらいの点数もいくつかあった反面、すごい点数をとったアルバムもありました。いまでも覚えているのはザ・バンドの「南十字星」(1975年)に100点満点がついていて、すぐにアルバムを買いました。評価どおりすごいアルバム。
また、アルバム評論では、クロス・レヴユーも個性的。専門が違う評論家が何枚かのアルバムを評論するもので、これも10点満点で評価。以前は中村とうようも担当していて、0点つけたアルバムもあったようです。今号のレビューをみると、どれもおとなしい評価で、0点とかはありませんでした。
追悼特集では小倉エージ、北中正和、萩原健太、今井智子など懐かしい評論家の方々が寄稿しています。エルヴィスについてはほとんど評論をしなかったせいもあり、中村とうようの評論、ライナーノーツを読む機会は多くはありませんでした。しかし、若い頃読んだミュージック・マガジンからは明らかに影響を受けました。音楽市場の変化にもこの雑誌が生き残っていることは、中村とうようの作ったものが小さくないことを示しているのではないでしょうか。
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2011/09/05
グレン・キャンベル、美しいラストアルバム
グレン・キャンベル(Glen Cambpell)という歌手はこの国ではほとんど無名に近いかもしれません。例えばWikipediaの日本語版には項目がないほど知られていない歌手ですが、母国アメリカでは大いなるシンガーです。カントリーシンガーとされていますが、ポップスのフィールドで多くのヒット曲を出しています。日本でグレン・キャンベルが注目されたのは、35年ほど前、コカ・コーラのCM曲に「カミングホーム」が使われたことぐらいかもしれません。今年、75歳になるベテラン。ながらく聴き続けてきたシンガーです。
グレン・キャンベルの最後のスタジオ録音アルバム「Ghost On The Canvas」が一週間ほど前に届きました。先々月にAmazon.comでこのアルバムを見つけ、そこに"final studio album"とありました(日本のアマゾンではこの記述は省かれています)。最後のスタジオアルバム、ということの意味がわからず、アルバムにあるグレン自身によるライナーノーツにもその理由はありません。
ネットで検索していたら、そのわけがわかりました。今年の6月、グレン・キャンベルはアルツハイマー型認知症であることを公表しています。悲しいです。もうレコーディングはしない、ということです。プロのシンガーとして、どれほどつらいことなのか、想像もつきません。
「Ghost On The Canvas」は全16曲。そのうち6曲がインストメンタル曲でグレンの歌曲を繋いでいく形でアルバムが構成されています。アップテンポな曲も、スローなナンバーもグレンらしい高く澄んだ声で、美しく歌われます。すごくいい。ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァーなど有名ミュージシャンとの共演曲もあり、グレン・キャンベルの素敵な歌声が響きます。Amazon.comには、今35のユーザーレビューがつき、ほとんどが最高の5つ星を付けています。最後のアルバムなんて信じたくない傑作です。
アルバムにグレンはこう書いています。
"All my litte rollercoaster ride - the laughter, the tears, the successes and failures - are part of who I am now." (ローラーコースターにのったときのような、これまでの笑い声、涙、成功、そして失敗、これらの小さなことすべては、今、私の中にあります)
「Ghost On The Canvas」、これからも聴き続けます。
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2011/08/16
Elvisとソーシャルメディア
今日はElvis Presleyの命日。久しぶりに公式ウエブサイトをのぞいてみたら、かなりすごいことになっていました。トップページに掲載されているコンテンツがすごくたくさんあります。最新ニュース、「SHOP ELVIS」というグッズなどの販売、グレースランド(自宅)のツアー案内、局のダウンロード(本国のみ)、そして様々なソーシャルメディアへリンクが目を引きます。
Facebook、Twitter、YouTube、Myspace、Foursquareなどのソーシャルメディを使って情報を発信しています。iPhoneアプリもあります。ま知らないサイトもあります。さすがアメリカのアーティストのサイトですが、Elvisは没後34年です。いまだこれだけの情報があることが驚きではあります。またソーシャルメディアをここまで活用していることも興味深いものがあります。
Elvisは今年で生誕76年ですから、常識的に考えればファン層は中高年です。しかし、恐らく若い世代のファンも少ないのでしょう。これだけのソーシャルメディアへの対応をみると、すくなくともウエブサイトの運営者は中高年とは思えません。
今日はウエブサイトを探検してみます。
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2011/07/31
Barry Manilowのオリジナルアルバム
バリー・マニロウは好きな歌手です。いつの頃から聴くようのなったのは覚えていないのですが、確か日本武道館でコンサートをみた記憶があります。もう30年近く前でしょう。そのバリーの新作アルバムが先月リリースされています。タイトルは「15 Minutes」
最近は名曲のカバーやらベスト、クリスマスのアルバムは出ていましたが、このアルバムはオリジナルアルバムとしての新作です。全16曲、曲はすべてバリーの自作、詩はENOCH ANDERSONにより書かれたまさにオリジナル。このアルバムは副題に「FAME...Can You Take It?」と付けられ、バリー自身にライナーによればFame、Successをテーマにしたアルバムです。
バリーの魅力はいうまでもなく、そのヴォーカル。広がりのある高い声は、バラードでもアップテンポの曲でも対応し、表現力に富んでいます。1943年6月生まれですから、もう68歳ですが、そんな年とは思えない若々しい歌をきかせてくれます。正統なボーカルアルバムがお好きな方にはおすすめです。
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2011/07/19
JAZZ FOR JAPAN
東日本大震災被災者支援のアルバム”JAZZ FOR JAPAN"を購入しました。CDはすでに6月1日に発売され、それに先立ち4月5日からiTunes Storeでダウンロード販売されていたものです。ジャスファンはすでにご存じかと思いますが、この分野に疎い私は今頃気づき、買わせていただきました。
"SONGS FOR JAPAN"が既存の曲を集めたアルバムであるの対し、”JAZZ FOR JAPAN"は新録音。ウエブサイトによれば
「アバター・レコーズCEOのラリーロビンソンの呼びかけで、ロス在住のトップ・ジャズ・ミュージシャンが集結。3月23日と24日の2日間、ハリウッドのキャピトル・スタジオで録音が行われ、日本への震災支援アルバム『Jazz For Japan』が完成」
とあります。
ジャスはまったくわからないのですが、参加しているミュージシャンをみると、スティーブ・ガッド、ケニー・G、ジョージ・デューク、デヴィッド・ペイチ、マーカス・ミラー、ネイサン・イーストなど、馴染みのある名前があります。
CDは2500円で、2枚組とお得。収益の一部は義援金となります。おすすめです。
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2011/07/03
変わらないクリストファー・クロス
クリストファー・クロスのアルバムを聴いています。5月にリリースされた久しぶりのオリジナルアルバム「Doctor Faith 」です(どうやら98年以来らしい)。3年ほど前に自らの曲を再録音作品を出しましたが、今回は新作で編まれたアルバムです。
クリストファー・クロス、いくつになったのかな。調べてみたら今年60歳。意外と若い。大昔ですが、1986年によみうりランドイーストでグレン・フライとのライブを見にいったことを思い出しました。『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』が30年前です。まだ現役で活躍しているようで、今年も来日公演をしています。
アルバム「Doctor Faith 」では、全曲 Christopher Cross とRob Meurerによる作品(この2人は長年のコンビらしい)で、クリストファー・クロスらしい高いボーカルを聴かせてくれます。昔と変わらないサウンドは、今では新しさはありませんが、心穏やかに聴いていられます。中でも「Leave It To me」がアップテンポでクリスらしいアップテンポな一曲でお気に入り。
ちょっとオールドなポップスファンにはおすすめの一枚です。
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2011/06/24
美空ひばり、1枚のアルバム
今日は美空ひばりの23回忌。先日20日には法要が行われました。美空ひばりとは歳が20ほど違い、リアルタイムでヒット曲をきいたことはほとんどありません。ブルーコメッツとやった「真っ赤な太陽」くらいかな(古い)。
でも何枚かアルバムはあります。その中でiPodの入れているのが『不死鳥』。このアルバムの1曲目がシングル曲としてだされた「みだれ髪」。1987年(なくなる2年目)の作品ですが、病気で長期入院。退院後の復帰作となったのがこの「みだれ髪」です。
この曲のレコーディングが生中継されました。当時、10月だったと思いますが(ウキペディアによれば10月9日)、たまたま平日ながら休みをとって家にいました。当時どのテレビ局でもやっていた3時台のワイドショーで、どこかの局が美空ひばり復活というネタでレコーディングを生中継したわけです。
これもウキペディアによりますが、この「みだれ髪」の録音はオーケストラ含め、伴奏は一発録りで行われたといいます。レコーディングがほとんどライブ録りみたいなものだったわけですね。初めて聴いたライブの美空ひばりにショックを受けました。「なんなんだ、この歌手は」という感動。その時が美空ひばりとの実質初めての出会いでした。
「みだれ髪」では通常の音域から裏声となる高音域まで使って歌われていて、ここが聴きどころです(先日、NHKの歌謡コンサートで田川寿美がこの曲を歌っていたのを聴きましたが、高音域まで使っていませんでした)。
美空ひばりという天才歌手を、いつかはちゃんと聴きたいところです。
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2011/03/06
イーグルス in Tokyo Dome
「ホテル・カリフォルニア」というアルバムを買ったのは、確か大学2年の時だったでしょうか。見開きのジャケット内側の写真が印象的でした。その時からすでに四半世紀近くが経ちましたが、イーグルスが日本にやってきました。東京ドームでのコンサートは、オジサン、オバサン達で満員です。ツイッターで検索してみたら、「親がイーグルスのコンサートに行ってしまった」というつぶやきがいくつもあって笑ってしまいました。
来日したのは、グレン・フライ、ドン・ヘンリー、ジョー・ウオルッシュ、ティモシー・B・シュミットの4人。「ホテル・カリフォルニア」のメンバーであるランディ・マイズナーではなく、後ほど参加したティモシーが加わっている解散時の構成です。
メンバーも若くないし、そんな長時間のコンサートはないだろうなと思っていたのですが、予想を覆して途中20分ほどの休憩を挟みながら、3時間あまりの熱演を聴かせてくれました。コンサートはバックバンドが10人ほどはいたでしょうか。イーグルスというロックバンドのコンサートというより、イーグルスバンドのコンサートといった趣きです。
しかし、いいですね。イーグルスサウンドの特徴は、メロディラインの美しさにあります。当時はAORとも言われましたが、まさしく優しいロックサウンドです。
コンサートでは、アンコールにやるだろうと予想していた「ホテル・カリフォルニア」をなんと3曲目に披露! アンコールは「テイク・イット・イージー」、知らない曲が一曲あって、最後は「デスペラード」。ドン・ヘンリーのボーカル、やっぱいいわ。ジョー・ウオルッシュのギター、グレン・フライ、ティモシー・B・シュミットのボーカルもいいけど、やっぱりイーグルスはドン・ヘンリーです。
イーグルスを堪能した3時間、しばし70年代に戻りました。
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2011/01/25
フィル・コリンズとシンディー・ローパー
最近は80年代ポップスをよく聴きます。ちょっと前に、アマゾンで見つけてフィル・コリンズのベストアルバムを衝動買い。「HITS」と題された1998年リリースのものが、今年国内盤が再発されていて、1500円。アマゾンだと、1300円くらいで買えましす。
最近新しいアルバムを出したフィル・コリンズですが、やはり60年代のヒット曲はいいです。この時期、熱心にポップスを聴いたこともありますが、印象深い曲がたくさんあります。「恋はあせらず」「アナザー・デイ・イン・パラダイス」「セパレート・ライヴス」「ワン・モア・ナイト」などなど、佳曲が揃ってます。フィル・コリンズ独特の声、魅力ありますね。
このアルバムに「 トゥルー・カラーズ」が入ってます。シンディー・ローパーのヒット曲のカバーです。そういえば、シンディ・ローパー、3月に来日公演するんですよね。新聞広告で知ったんですが、「まだやってたのね」っていう感じっです。80年代にははじけてましたが、いまはどうなんだろう。ちょっと見てみたい気もします。
オジサンにとっては、懐かしの80年代です。
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2010/12/31
iPhoneで聴く音楽の著作権
窓ふきなどのお掃除をしながら、音楽を聴こうとiPhoneを取り出しIPodに入れた音楽を聴いているうち、音楽アプリを買ったのを思い出しました。Music Mega Packというのですが、450円も払いながら、ほとんど使っていませんでした。
このアプリ、いろんなカテゴリーからポピュラー音楽が聴けるもの。例えば、「Top 100s By Year」は1947年から2010年まで各年のトップ100がランダムに聴けます。1947年なんて昭和22年ですよ。とりあえず1980年のをきいてみたんですが、懐かしい。このカテゴリー分けを、なかなか面白いです。まだほとんど聴いていないのですが、「100 Greatest Rock Debut Singles」、「100 Greatest Rock Bass Performances」、「100 Greatest Stadium Songs」などなど工夫がこらされてます。公式ウエブサイトによれば、1万曲が聴けるそうです。
iPhoneでは、いろんなもの聴けますよね。最近パワーアップしたらしいRadiko。このアプリを使えば、AM、FMラジオが聴けるので、これもちょっと便利。ITunesに入っているインターネットラジオのアプリもありましたね。
Radikoは無料ですが、それ以外のアプリもそんなに高いものではありません。それに、買ってしまえばあとは無料でずっと使えます。曲の著作権料どうなっているんでしょうね。Megapackなんて、名曲の宝庫(ビートルズも入ってました)なのですが、著作権料ってちゃんと処理されているんでしょうか。ちょっと心配。
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2010/12/24
Bryan Adams のライブアルバム
久しく歌声を聴いていなかったロックシンガーのブライアン・アダムス。新作の「Bare Bones 」を手に入れました。このアルバムは同名のツアーをライブ収録したもの。ライブなので、パワフルなロックをやっているのかと思って聴いたら、アコースティックなサウンドです。アコースティックギター、ピアノだけのステージ。
最近のブライアン・アダムス、どうしているんだろう。でも、アルバムをきくと、ちょっとハスキーながら魅力あるヴォーカルは相変わらず。御年51歳なんですね。もう大ベテランです。「レックレス」を大ヒットさせたのが1984年、それから4半世紀が経っている。どこから聴かなくなってしまったんだろう。85年に武道館のコンサートにいきました。熱気あるコンサートだったのをよく覚えています。
アルバムに収録されたのは全20曲。Cuts Like A Knife 、Summer Of '69 、It's Only Love 、 Heaven など懐かしい曲が嬉しい。素敵なアコースティックロックです。
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2010/12/20
Alone Again(Naturally)
ニール・ダイアモンドのアルバム「Dreams」に収録されていたAlone Again(Naturally)をきいたら、オリジナル曲がききたくなり、iTunesでライブを手に入れたのですが、いまひとつ。ついに、アルバムをAmazonで買ってしまいました。歌うのはもちろんGilbert O'Sullivan(ギルバート・オサリバン)です。
ネットで調べてみると、Alone Again(Naturally)がヒットしたのは1972年。高校生の頃ですか。手に入れたアルバムはSuper Bestとなってます。でも、Gilbert O'Sullivanのヒット曲って、Alone Again(Naturally以外だと、Get Down、Clairしか知らない。すくなくとも、日本では一発屋だった感はあります。しかし、最近でもアルバムを発表していてm2006年にも新作がでています。
Alone Again(Naturally)、何回きいても、いいです。あれからもう40年近くがすぎてしまったんですね。オジサンはそのころを振り返って懐かしく振り返っております。
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2010/12/18
ヘッドホンに凝っていますか
iPhoneを使っている人、どんなヘッドホン使っているんでしょう。ヘッドホン付いてないので、別なのを使わないといけないのですが、何にするか迷いますよね。iPodに付いてたのそのまま使うのも、なんか音が良くさなそうださし。ヘッドホン視聴できる量販店にいって聴いてみても、音にうるさくない私の耳では、どれもほとんど同じに聴こえます(苦笑)。
価格も3千円くらいから数万円までさまざま。いろいろ聴いた中で、いいのを見つけました。フリップスのインナーイヤータイプ。型番はSHE9850。このヘッドホン、音のレベルが高い。iPhoneに付けて音楽聴いていると、不満に感じるのが音のレベル。大体どのヘッドホンでも、音量レベルで最高を10とすると、8くらいにしないで満足できない。ひどく大きな音で聴くのが習慣なわけでもないんですが。
このフィリップスのヘッドホンは、音のレベルが大きい。iPhoneだと、音量レベルの半分で十分。視聴した中ではこれだけのレベルを出してくれるのは、このヘッドホンだけでした。ちょっと高かったですが、買ってきました。一般的なイメージだと、フィリップスのヘッドホンて有名ではないですよね。ふつうだと、国内メーカーのSONY、ビクター、オーディオテクニカあたりから選びがちです。意外な選択をしましたが、満足して使っております。
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2010/12/14
エルヴィス33年振りのニューアルバム
エルヴィスの新しいアルバムを買いました。「VIVA ELVIS THE ALBUM」 これまでは、ニューアルバムとはいっても、本人はこの世にいないわけですから、編集物か未発表バージョンでした。最近は未発表曲もありません。しかし、今度のアルバムには「33年振りのニューアルバム」というコピーがついてます。33年振りというと、エルヴィスの死の直後にだされた「エルヴィス・イン・コンサート」以来というわけです。
ファンにはかなり衝撃的な文句ですが、未発表曲集というわけではありません。発売元のウエブサイトにはこうあります。
「『21歳のエルヴィスがこの21世紀にニュー・アルバムを制作したらきっとこんなサウンドを創り出していたに違いない』というコンセプトにもとづき、エルヴィスと彼の音楽を21世紀に讃えて、全く新たな方法論(エルヴィスのヴォーカルトラックを残しつつ、新たなるサウンドを革新的にクリエイト)で制作が行なわれた」
ラスヴェガスで行われているシルク・ドゥ・ソレイユの公演『Viva ELVIS』の音楽プロデューサー Hugo Bombadire&Erich が、アルバムのプロデューサーを務め、斬新なサウンドをつくるあげたというわけです。
ニューアルバムとはいっても、ほんとの新しい曲が入っているわけではないんですね。それなりに楽しめましたが、衝撃的なものではなかったな。それよりラスヴェガスの『Viva ELVIS』みてみたいです。
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2010/12/05
井上陽水の魔力
久しぶりに井上陽水の新作アルバムを買いました。「魔力」です。このアルバム、4年ぶりの新作。井上陽水、そもそもあまり熱心にきいてこなかったことに気づきました。今年の春にライブのDVDを買って、健在ぶりに感心しましたが、今度のアルバムでも、相変わらずの美声を聴かせてくれます。
アルバムを聴きながら、ふと「井上陽水って、どんなジャンルのシンガー?」という疑問が。あえてジャンル分けしなくてもいいんですが。iTunesのカテゴリー分けだとPOPになっているのですがロックシンガーとしても一流だと思います。もちろん、バラードもいいいのですが。デビューした頃はきっとフォークシンガーになっていたのでしょうが、今の井上陽水はいろんな音楽ジャンルを超えて、オリジナルな世界をつくっています。
ただ、このアルバムはすでにテレビとか映画のテーマソングになっていた曲も多く、アルバムとしての統一感はあまり感じられません。最近は曲を切り売りするせいで、アルバムらしいアルバムが少ないのが残念です。井上陽水も例外ではありません。でも、「ブララモリ」のテーマソング、「MAP」が入っているし、「覚めない夢」は美しいバラードです。素敵な一枚であることには間違いがありません。
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2010/11/29
ノラ・ジョーンズの才能に驚くアルバム
ノラ・ジョーズのちょっと変わった新作アルバムが出ましたね。ノラが他のアーティストとこれまでに共演した曲を集めた「FEATURING NORAH JONES」という一枚。国内盤には「ノラ・ジョーンズの自由時間」と洒落たタイトルが付けられています。
ノラの才能は、ちょっと外れたことをやるときに、はっきりわかる気がします。彼女の音楽を構成している要素があらわになって、「こんなことから音をつくっていたのか」なんてことがわかります。もう6年ほど前にでたライブDVDを見たときにも感じましたが、このアルバムでもいろいろなアーティストと共演していて、ノラの本質みたいなところが聴けます。
全曲、発表済みのものですが、ノラのアルバムにはいっていたものも多く、初めて聴く曲が大半です。なにより楽しかったのは1曲目のリトル・ウィリーズとの「ラブ・ミー」。エルヴィス・プレスリーのヒット曲ですが(57年頃だったかな。「ラブ・ミー・テンダー」とは違います)、こんな曲をノラガお気に入りとは。ノラはこうコメントしています。
「私にとって、それが有名か否かに関係なく自分が誇りに感じている曲をこのコンピレーションに収録することが重要だったわ」
愛聴盤になりそうです。
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2010/11/24
Neil Diamondのスタンダードアルバム
アマゾンをさまよっていたら見つけたニール・ダイアモンド(Neil Diamond)の新作。よく内容を見ないで注文してしまいましたが、「Dreams」とシンプルで、ある意味ありきたりなタイトルのアルバムは、スタンダード曲のカバー集です。アルバムにあるニール自身のライナーによると、「ロック時代のベストな曲をアルバムにすることをずっと夢見ていました。ついにこのアルバムをリリースすることを決心しました」とあります。
ニールが愛する曲をカバーしたこのアルバム。収められたのは全14曲。オールドポップスファンに向けて、その曲をご紹介しますね。
<Dreams>
1. Ain't No Sunshine
2. Blackbird
3. Alone Again (Naturally)
4. Feels Like Home
5. Midnight Train To Georgia
6. I'm A Believer
7. Love Song
8. Losing You
9. Hallelujah
10. Song For You, A
11. Yesterday
12. Let It Be Me
13. Desperado
14. Don't Forget Me
私にとって聴き馴染みのある曲は半分くらい。知らない曲もあります。
アルバムのBest tuneは5曲目、Midnight Train To Georgiaです。オリジナルはGladys Knight & the Pipsですが、すごくいい。哀愁あふれるニールのヴォーカルが心に響きます。
ロッド・スチュアートが次々とアメリカのスタンダードアルバムを出してますが、そんなのがゴミと思えるニールのスタンダード集です。古めのポップスファンの方、是非聴いてみてください。
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2010/11/20
倉木麻衣:FUTURE KISS
おじさんにとっていわゆるJ-POPというものはほとんど馴染みがないのですが、倉木麻衣だけはアルバムを買っています。数日前にとどいた新しい「FUTURE KISS」。倉木麻衣だけの方法なのかはよく分からないのですが、アルバムに収められた全13曲のうち、半分の7曲はすでにテレビ番組のテーマソングなどで発表されているものです。
当然、アルバムとしての統一感は明確ではありません。でも、このFUTURE KISSは前作のtouch Me!よりは楽曲がいい感じがします。熱心なファンではないので、どの曲がどれほどいいか、具体的には言えないんですが、アルバムを聴いていると、曲がすんなり体に入ってきて、いい感じです。
初回限定版についているDVDに、倉木麻衣自身が曲を解説する映像が入っているんです。それを見ていると、なかなか天然ですね、この子。まあ、アーティストはこうでなければ、いけません(笑)。しばらくは楽しめそうなアルバムです。
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2010/11/12
エルトン&レオン・ラッセルのアルバム
アマゾンのサイトでぶらぶらしていたら、見つけたのがちょっと驚きのアルバム。エルトン・ジョンとレオン・ラッセルのデュエット作品「UNION」です。レオン・ラッセルって、まだ健在だったんだ、というのが正直な感想です。中学校の頃だったかな、「タイト・ロープ」きいたの。それ以来、アーティストとしてのレオンとは接していません。他のアーティストがカバーした「ソング・フォー・ユー」(カーペンターズ)や「マスカレード」(ジョージ・ベンソン)の方をよくききました。
そんなレオン・ラッセルがエルトン・ジョンとの共演でアルバムを作りました。正直いって予想を上回っています。最近のエルトンは、さすがに高音がでなくなって、かつての甘く、澄んだボーカルがきこえず、アルバムから遠ざかっていたのですが、このUNIONではかなりいいです。往年と比較してはどうしようもないですが、味わいのある唄を聴かせてくれます。また、レオン・ラッセルは私の記憶にある歌声とあまり変わっていない気がします(そんなことはないのですが)。
アルバムには全16曲が収録。曲はエルトン・ジョンとバニー・トーピンのお馴染みのコンビ作の他にレオン・ラッセル単独の作品や、エルトン+レオン作の曲もあり、興味深いものがあります。
レコード会社のWEBに、エルトンのこんなコメントがありました。
「今も活躍中の偉大なミュージシャン達は、みんなレオンに憧れているんだ。グレース・ジョーンズや、ポール・マッカートニー、それからスティーヴィー・ニックスも、僕らのレコーディング中、レオンに会うためスタジオにやって来たんだよ」
すごいですね。 オールドファンには是非ともおすすめの1枚です。
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2010/08/16
Johnny Be Goodがない Elvis on Tour
昨日に引き続きエルヴィス・プレスリーの話題です(すんません)。ビデオで発売されたきり、DVD化がされていなかった” Elvis on Tour"が最近、Blu-Ray化され、発売されました。ちょっと理由があり、Amazon.comに注文したいたものが、届きました。
この Elvis on Tourが公開されたのは1972年、銀座のテアトル東京で見た記憶があります。ビデオも持っていますが、最近どこへいったやら。Blu-Rayを早速みました。冒頭のシーンでかなり驚きました。
映画はエルヴィス子供の頃の写真で始まります。そこにエルヴィスのインタビュー。父に言われた言葉を語るエルヴィス。「ギター弾きはみんな文無し。電気工になるのか嫌なら、ギター弾きになれ。でもギター弾きはろなものじゃない」。オリジナル版ではエルヴィスの笑い声とともに「Johnny Be Good」(歌はエルヴィス)が演奏され、映画はスタートします。
このJohnny Be Goodが、Blu-Ray版ではDont'Be Cruel(冷たくしないで)に差し替わっています。どうしたんだろう。ギター弾きの話だから、Johnny Be Goodなのに。これじゃ、台無し。
ネットで調べてみると、どうやら版権がらみの理由らしい。この曲つくったチャック・ベリーがごねたのか。こんなこともあるんですね。
ちなみに、このBlu-Ray、アメリカからの輸入物ですが、日本語の字幕が付いてます。買ったのは、 Elvis on Tou、Jailhouse Rock 、Viva Las Vegas の3枚組。アメリカからの送料込みで45ドルくらいと、これは格安。なぜか日本のアマゾンでは買えません。これも不思議。
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2010/06/15
HMV渋谷の閉店
先週来、ネットでかなり報道されているHMV渋谷店の8月閉店のニュースには、様々な論調があります。昨日の朝日新聞では「ネットの荒波 音楽にも」と題して音楽市場の変化に触れています。記事によれば、HMV閉店の背景にはCD不況があるといいます。ピークの1998年には6000億円を超えていたCDなど音楽ソフトの生産額は2009年には約3200億円と、約半分に落ち込みました。
約10年で半分になってしまった音楽ソフト市場。インターネット音楽配信が成長しているとはいっても、この落ち込みは激し過ぎます。まだネット配信に浸食されていない書籍、雑誌は1998年には売上約2兆6000億円だったのが、2009年は1兆9000億円ほどです。音楽配信が成長しているといわれていますが、実態は厳しいようです。
「音楽配信自体もかつての勢いはなくなりつつある。5月25日付の日経新聞朝刊は『国内音楽配信 成長ブレーキ』の見出しで、09年度の音楽配信販売件数が前年度比で初のマイナスになったと報じた」(日経新聞電子版・6月14日記事)
とあるように、すでに音楽配信さえも成長市場でないかもしれません。日経新聞の記事は「音楽配信だけでHMV渋谷閉鎖の理由を語るのは少し無理がある」と論じています。HMV渋谷閉店の要因として、リーマンショック以降の渋谷という街の地盤沈下を指摘しています。
かつて渋谷にタワーレコードができたとき(今の場所ではなく、東急ハンズのそば)、その規模は日本のレコードショップとしてはかなり大きなモノでした。アマゾンが日本に進出する前には、CDを探すのは、タワーレコードかHMVでした。いまや、タワーにもHMVにもたまにしか行かなくなりました。HMV渋谷の閉店は、しかたがないことかもしれない、とも感じます。
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2010/04/13
井上陽水も40年
昨日取り上げた小椋佳さんのコンサートで、井上陽水さんとのことを話していました。小椋さんの初コンサートは1976年のNHKホールでのライブ、というのが公式なものだが、その前に新宿のルイードでライブをやっていたとか。そのライブは井上陽水との二人ライブだったといいます。おそらく、70年代前半のことでしょう。井上陽水は、昨年デビュ40年を迎え、ツアーを行いました。そのツアーとは別な構成で武道館で行われた1回だけのライブがDVDになり、思わず衝動買いしました。
小椋佳、井上陽水、二人のシンガーがその原点で共通点を持っています。二人ともかつてポリドールレコードに所属し、多賀英典のプロデュースによって作品を作りました。井上陽水の初期の傑作「傘がない」「夢の中へ」は多賀のプロデュースによるものです。
『40th Special Thanks Live in 武道館』と題されたDVDは、井上陽水のベストヒット集ともいっていい名曲、佳作が並びます。全編で2時間を超える熱演を見せてくれます。高く澄んだ声は、60歳を越えた今でも健在です。やはり、井上陽水は天性のスターです。
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2010/04/12
小椋佳コンサート、「邂逅」
小椋佳さんがファーストアルバム『青春~砂漠の少年~』をリリースしたのは1971年1月。それから40年間に渡って歌づくりを続けてきました。小椋さんは40年目の今年、コンサートツアーを行っていて、その皮切りは1月のNHKホール。その模様がテレビで放映されていて、生のコンサートが見たくなり、昨日、神奈川県民ホールでの公演に行ってきました。神奈川県民ホール久しぶりです。昔、ジャニス・イアン、シャーリー・バッシーのコンサートに行きました(古い)。
小椋佳のファンも年月を重ねています。私より年下の人を探すのは難しく、年上の人はかなりいらっしゃるようです。前の席にいた二人のおばさまは携帯をマナーモードにしていたとこが目に入ったのですが、字が大きい高齢者用です(苦笑)。そうですよね、小椋佳さんが66歳。ファンも高齢化するのは当然です。梅沢富美男、美空ひばり、五木ひろしなどに曲を提供しているので、その線からのファンも少なくないのでしょう。
小椋さんのコンサートはいつ以来だろう。ひょっとすると30年ほど前に福岡で見た時以来でしょうか。コンサートは途中休憩を挟みながら、2部構成で3時間15分ほどの長い熱演でした。2部では、歌綴りと表現された45分ほどの歌物語が演じられました。小椋さんがナレーションと歌をつとめ、バンドメンバーが役を演じる短い物語です。短いながらも、歌と物語が織りなす世界には惹きつけられます。
会場は満員の観客で埋まっていました。小椋さんは自分にとっての新しいことをすることを「挑み」と表現しています。66歳になっても、いまだ挑み続ける姿勢には、ただただ感心するばかり。とてもすてきなコンサートでした。
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2010/02/28
Neil Diamond:HOT AUGUST NIGHT
このブログのIt's a beautiful noiseというタイトルは(以前も書きましたが)、ニール・ダイアモンド(Neil Diamond)のBeautiful Noiseという曲(同名のアルバムに収録)からいただいています。ニールを聴き始めて、たぶん30年以上たっています。このシンガーほど本国アメリカと日本での評価の落差がある人は他にいないのではないでしょうか。アメリカではスーパースターですが、この国ではほとんど注目されていません。最近は、CDも日本盤も出ません。寂しい限り。
しかし、本国では精力的に活動しています。1941年生まれ(今年69歳)ですが、一昨年発売された『Home After Dark』はビルボードの総合アルバムチャートで1位になりました。コンサートツアーも行っています。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(2万人収容)で2008年に行ったライブがCDとDVDになって発売されています。CDは手に入れたのですが、DVDがは日本ではみられないリージョンなので購入を断念(パソコンだとみられるのでしょうが)。
しかし、先日Blu-ray版が発売され、日本のアマゾンでも買えることに。早速注文しました(Blu-rayはアメリカと日本が同じリージョン指定)。『Hot August Night/NYC』とタイトルされたコンサートライブ作品です。自作の名曲を次々と熱唱するニールに、観客もスタンディングでの盛り上がりをみせ、会場が一体化したすてきなコンサート。ニューヨークの街のサウンドを「Beautiful Noise」と表現したこの曲も歌っています。特に会場がわき上がったのが「Sweet Caroline」。観客がニールと一緒になって歌っています。
60代の後半になりながらその年をほとんど感じさせず、ボリュームがあり、包み込むようなヴォーカルは健在。ニール・ダイアモンドはいまでもスーパースターです。
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2010/02/17
小椋佳、40年の「邂逅」
先日、リリースされた小椋佳の新しいアルバム『邂逅』をききました。2006年夏に発表された『未熟の晩鐘』以来のオリジナルアルバムです。小椋佳が最初のアルバム『青春~砂漠の少年』を発表したのが1971年1月。それから40年目の新作というわけです。
小椋佳40年の歌手としてのキャリアで39年ファンである私ですが(大変失礼なことですが)、シンガー、作詞家、作曲家としてここまで活動を続けられるとは思っていませんでした。銀行員との二足のわらじを履いていた時代。退職して東大に再入学。また、胃がんの手術。自分にこれだけのことが起きたら、とてもやっていけないほどの半生を過ごしながら、まだなお創作活動に注力している小椋佳。すごいです。
小椋佳は、多くの曲を自作していますが、時に作曲は他のアーティストに委ねてきました。前作『未熟の晩鐘』ではほとんどの曲が小椋の作詞、作曲でしたが、この新作『邂逅』では半分ほどの曲が他の人の手になるものです。その中でも、かつて小椋の曲のアレンジで才能を発揮した星勝に作曲や編曲を任せています。また、いくつかの曲では、初期の作品で編曲を担当した小野崎孝輔がストリングスのアレンジを手がけています。
小椋佳の曲は美しい旋律を持っていますが、時として単調になりことがありました。作曲を他のアーティストに任せることで、曲にいい意味での変化が生まれ、そのために詩がよりいかされています。
『邂逅』はスペシャルエディションというのを買いました。これはオリジナルアルバムに加えて、「しおさいの詩」「シクラメンのかほり」「愛燦燦」など、これまでの代表的な曲を収めたCDが付いた二枚組です。
40年ほど前の曲と、今の新しい曲。その間には、小椋佳にいろいろなことがあったのでしょうが、作品の清々しさは変わりません。すてきなアルバムです。
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2010/02/01
小椋佳、デビューから40年
昨日の日経新聞に「小椋佳、デビュー40周年」という記事がありました。知らなかったのですが、久しぶりに新しいアルバムを先月発表し、合わせてコンサートツアーを開始しています。「邂逅 歌創り40年、旅途上」とタイトルされたコンサートのリハーサルの模様が、記事に書かれています。
これによると、40分に及ぶ「黒い瞳」と題された歌物語がコンサートのハイライト。この歌物語は、小椋が「日本人が創造した新しい音楽物語」を模索し、たどり着いた新しい表現手法。小椋と作家と共同でストーリーを考えるといい、ミュージカルとも、オペラとも違うといいます。
私の昔話をすると、今から37年前に「初めての愛」という映画に使われていた小椋佳の曲を聴いたのが、初めての出会いです。そのとき、スクリーンにでた小椋佳が「おぐらけい」と読めなくて、メモして、レコード屋に買いにいきました。当時は、小椋佳のことなど知らない人の方が多かったと思います(確か、FM東京でDJをやっていました)。
その小椋佳も、今年66歳。これまでにつくった曲は2000を超えます。小椋はこう言います。
「僕がデビューした時、まだ言葉には力があった。しかし、その後、映像表現が全盛となり、言葉は無視された。その結果、行き着いたのはあいまいコミュニケーション。言葉の喪失は考えることを喪失したことでもあるんです」
これからの音楽活動に期待したいと思います。
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2010/01/08
エルヴィス、生誕75周年
今日、1月8日はエルヴィス・プレスリーの誕生日。1935年(昭和10年)生まれ。エルヴィスも生きていれば75歳。日本の有名人だと、倉本聰さん、大江健三郎さん、小澤征爾さんが同じ1935年生まれ。また、ダライ・ラマ14世も同じ年です。まだまだ活躍できるお年です。
誕生日といっても、とりたててどうってことはないのですが、今年は生誕75年ということで、記念のCDが何種類かリリースされています。本国アメリカとイギリスから、同じ「elvis 75」というタイトルながら、違った内容のものが出されています。ファンにとっては、どれも欲しいと思わせる危険なラインアップ(苦笑)。アメリカから出されているCDセットは昨年中にAMAZON.COM(アメリカ)から仕入れておいたのですが、昨日開封しておもしろいことに気付きました。
ジャケットが、今アマゾンで売られているものと違っているんですね。アマゾンジャパンでは在庫しているようなので、これが実物でしょう。1950年代の若いステージ姿と、60年代後半の円熟期のステージ姿の違い。2種類のバージョンがあるのか。いや、これもコレクターにとってはすごく危険。見なかったことにしましょう。
買った「elvis 75」とアマゾンで売られているものは、ジャケットが違います。
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2009/12/30
日本レコード大賞の今
仕事納めの日に、新国立劇場に。年末の挨拶ですが、仕事の話などしている中で
「レコード大賞で、年末も忙しいですね」
とおっしゃいます。
実は日本レコード大賞は、新国立劇場が会場なんですね。初めて知りました。すっかり帝国劇場でやっているものと思いこんでいました。新聞のテレビ番組欄をみても、新国立劇場が会場なんて書いてないし。番組のWEBにも書いていない。過去のWEBを見ると、新国立劇場の中劇場が会場のようです。ここ席数は1000席ちょっと。調べてみると帝国劇場は1800席ほどありました。
レコード大賞って、いつから12月30日になったのでしょう。かつて(かなり昔)、レコード大賞は大晦日の夜7時から、紅白歌合戦は9時からと決まっていました。レコード大賞、わくわくして見たのは、いつ頃まででしょう。そもそも、「レコード大賞」ってネーミングが古い。かといって、CD大賞ってのも、重みがない。「レコード」という言葉には、ある情緒的なものが感じるのはおじさんだけかな。
さて、今年のレコード大賞、だれが取るのか。おそらく知らないアーティストでしょう(笑)。
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2009/11/28
バリー・マニロウのクリスマスアルバム
先日、ニール・ダイアモンドのクリスマスアルバムのことを書きましたが、ニールのと一緒にバリー・マニロウのクリスマスアルバムも仕入れています。「In the Swing of Christmas 」というタイトル通り、ジャズ仕立ての作品です。
このアルバム、今年Aristaレーベル(永年、バリーが所属してきたレーベル)からリリースされていますが、公式WEBをみると2年前に別なレーベルから同名のアルバムが出されています。今回出たCDは、それにボーナストラック(おそらく新録音)を加えて、本家Aristaレーベルから発売されたもののようです。
全11曲、アルバムタイトル通り、スイング感たっぷりのバリーの歌が楽しめます。「シルバー・ベルズ」「ウィンター・ワンダーランド」「赤鼻のトナカイ 」など、ほとんどが古典的なクリスマスソング。1曲、バリーが曲をかいているオリジナル「クリスマス・イズ・ジャスト・アラウンド・ザ・コーナー」があります。
でも、バリー・マニロウも御年66歳ですが、ヴォーカルは昔と変わらない艶があり、透明感溢れる素敵なままです。声だけ聴いていると、30年前の録音と変わらないのでは(褒めすぎ?)と思わせます。また、このクリスマスアルバム、日本版も発売されています。日本にもまだ多くのファンがいるのでしょうか。すごいな。まさに、ベテランならではのあじわいたっぷりの作品です。
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2009/11/15
ビートルズのCDを聴いて
先々月発売されたとき、ちょっとしたブームになったビートルズのCD。アルバム全14作を最新のデジタルリマスターした音源で収録した話題作。発売前から、CDショップではすごい宣伝がされていて、ブームを作り出している感があったのですが、それが見事功を奏して、大ヒットしたようです。アルバム14枚をセットにした「ザ・ビートルズ BOX」はORICON SYTYLEによれば、10月の洋楽売上で6位NI
入っています。
ブームにのせられて、このBOXを買ってしまいました。ビートルズのアルバムは、CDでは「LET IT BE」オリジナルとNAKED。それにナンバーワンを集めた「1」を持っているだけ。レコードの時代に、サージェント・ペパーズ、マジカル・ミステリー・ツアー、アビイ・ロード(確か、アビイ・ロードはピクチャアレコードだった)を買った記憶があります。
洋楽を聴き始めた中学の頃は、すでに映画「LET IT BE」が封切られて、ビートルズ終焉の時期になっていた年代です。洋楽では、そのあとエルヴィスに熱中してしまったので、ビートルズを体系的にはきかないまま、今に至っています。むしろ、ポールのソロ(ウイングスを含めて)のほうがよくきいていました、
言い訳じみていますが、いい機会なのでビートルズを整理しようと、BOXセットを買いました。ビートルズファンにとっては、特に音質の向上を歓迎しているのでしょうが、私としては以前のCD音質をほとんど知らないので、そのポイントではあまり感激はしません。
全作品をきいてみて、ファンの方には暴論ではありますが、ビートルズってジョン・レノンのバンドだったのでは、と感じました。個人的には、ポール作品のほうが好きなのですが、ビートルズにとってはジョンという存在が大きかったのではと思います。
ともあれ、この14枚のアルバムはずっときき続けることになりそうです。
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2009/11/11
今、ライオネル・リッチーをきく
最近リリースされたライオネル・リッチーのベストアルバム「ライオネル・リッチー ベスト・コレクション」を手に入れました。アマゾンでは品切れで楽天ブックスからの購入です。若い音楽ファンはライオネル・リッチーなんてご存じないかもしれません。ポップミュージックのメインストリームから遠ざかって久しいライオネルですが、1980年代の活躍を知るオジサンにとっては、なんとも懐かしいヒット曲が並ぶアルバムです。
思えば30年以上前、大学の時にアメリカ大陸を横断する一人旅をしました。1978年のことです。そのとき、至る所で耳にした曲が「THREE TIME A LADY」です。ライオネルがメンバーだったコモドアーズの大ヒット曲。この「THREE TIME A LADY」、邦題は「永遠の人に捧げる歌」はライオネル初の全米ナンバーワンヒット。何年ぶりにきいたんだろう、この曲。いまでも、新鮮な一曲。
この曲に加えてソロヒット曲が並びます。「SAY YOU,SAY ME」「ENDLESS LOVE」「ALL NIGHT LONG 」などなど、甘く、透明感溢れるライオネルのヴォーカルがきけます。
その昔、後楽園球場でのコンサートにいきました(Wikipedeiaによれば、1987年5月)。東京ドームじゃないですよ、後楽園球場です(笑)。そのときから20年余り、ライオネル・リッチーは今年5月にリリースしたアルバム「ジャスト・ゴー」では全米アルバムチャートで24位を記録しています。まだまだ活躍しているスーパースターです。80年代にポップソングを聴いていた世代にはおすすめです。
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2009/10/12
矢沢永吉というシンガー
一昨日だったか矢沢永吉のライブをNHKでやっていて、録画してみてみました。先月、東京ドームでのコンサートを収録したもの。矢沢は今年、還暦の60歳です。エネルギッシュなシンガーです。
しかし、矢沢永吉の魅力というのが、ずっと分からないままです。ライブをみていても、どうしてそこまで観客が熱狂するのかが、感じられないんです。歌手としてこれだけキャリアがある人なので、どこか魅力ああるだろうと、歌を聴いているのですが、ピンとこない。
高校生の時、「ぎんざNOW!」という番組にキャロルが登場したときのことは、新鮮に覚えていますが、ソロシンガーの矢沢はほとんど聴いてきませんでした。唯一、コマーシャルソングになった「時間よ止まれ 」くらいが記憶にあるくらい。
矢沢永吉は、私好みのサウンドではないのでしょう。ロックンロールはこれとは違う、という思い込みもあるのかもしれません。シンガーの好みを決めのは、なんなのでしょうね。不思議です。
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2009/09/10
倉木麻衣のBESTは多様なフォーマット
昨日の朝日新聞に一面広告がのっていたに気付いた方もいると思いますが、倉木麻衣のベストアルバム『ALL MAY BEST』が発売されました。事前にアマゾンに予約しといたので、発売日に届いたのですが、これは初回限定「2CD+DVD」。ちょっと高いけど、ファンならDVDは欲しい、という心理にこたえたものでしょう。
新聞広告をみて驚いたのは、そのパッケージフォーマット。新聞広告にのっているのを列挙してみます。
①2CD+DVD(初回限定)②2CD(通常盤)③microSDメモリーカード④USBメモリー⑤MiniDisc(2枚組)⑤カセットテープ(2巻組)⑥アナログ・レコードLP盤(4枚組)⑦10周年記念オリジナルフレーム切手シート付:2CD
倉木麻衣ファンで、このファーマットを利用したことのある人、多くないのでは。ちなみに私はあります(苦笑)でもどうしてこんなこと思いついたんだろう。ちょっと不思議です。
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2009/09/02
カーペンターズのライブ・イン・ジャパン
最近はCDの紙ジャケットがいろいろでていて、うまくユーザーを誘い込んでるなと思う企画があります。この紙ジャケット、レコードを聴いていたオールド世代がターゲットではないでしょうか。先日、HMVによった際、いいものを見つけました。カーペンターズの紙ジャケシリーズです。
「初回限定生産」とあるので、思わず一枚買ってしまいました。「ライブ・イン・ジャパン」、1974年に大阪で行われたライブ盤です。懐かしいです。確か、レコード持っていたはず。収録されているのは耳に馴染みのあるヒット曲ばかりです。「トップ・オブ・ザ・ワールド」「イエスタデイ・ワンス・モア」「愛のプレリュード」、どれも素敵なカレンの歌声です。
このアルバム、日本だけの発売だったようで、アメリカのAMAZON でIMPORTものが60ドル近くで売られています。CDにはおまけがついてます。
ピンナップっていうやつですね。カーペンターズの和服姿。昔のレコードは、こんなサービスを凝らしていたんです。よき時代、という感じです。
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2009/08/27
Blue-spec CDとは
CDショップで「Blue-spec CD」なるものを見つました。何だろう、コレは。公式WEBによれば
『Blu-spec CD™』は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントがBlu-ray Disc™の素材と製造技術を応用して開発した高品質CDです。お手持ちのCDプレーヤーで再生可能です。
とあります。要は高音質のCDということらしい。
エルヴィスのCDがあったので、ちょっと無駄遣いかな、と思いつつ、買ってしまいました。「ELVIS 2ND TO NONE~エルヴィス・オンリー・ワン」というCDですが、聴いてみると、サウンドが柔らかい印象。しかし、劇的に音質がよくなっているとは感じません。
高音質のCDといえば、スーパーオーディオCDがあります。これとの違いはどうなんでしょう。スーパーオーディオCDは聴いたことがないので音質の良さはわかりませんが、これもそんなに普及していると思えないのですが・・・・・・。
昔のように大きなオーディオセットで音楽を聴くこともなくなってしまった今、音源CDの音質へのこだわりがあまりなくなってしまいました。Blue-spec CD、普及していくんでしょうか。
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2009/08/16
エルヴィスの銅像が神戸に
今日はエルヴィス・プレスリーの命日。ファンでない方にはどうでもいいことですが、ちょっとエルヴィスの話題。今年の1月、東京は原宿にある「LOVE ME-TENDER」なるエルヴィス専門店が閉店しました(その時にも記事かいてました)。店の前にエルヴィスの銅像があったのですが、当時そのいき場所が決まらず、ファンは心配していました。それがこの度、神戸で設置され、今月の10日に除幕式がありました。
場所はハーバーランドにある 神戸情報文化ビル前。除幕式には小泉元首相の参加して、盛り上がったおうです。もともとこの銅像はエルヴィス没後10周年を記念して小泉さんや、平尾昌晃氏、 和田アキ子らが寄付をして設置されたもの。小泉さんのエルヴィス好きも長い歴史があるんですね。神戸では気軽に行けなくなってしまいましたが、ともあれエルヴィス銅像の住まいができて、嬉しいです。
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2009/07/27
マックス・ラーベとバラストオーケストラ
先週金曜日のイッセー尾形さんの公演の最後に登場、その演奏を聴かせてくれたマックス・ラーベとバラストオーケストラ。その本番の公演に行ってきました。このオーケストラは、イッセーさんが3年前、日本に呼び、初公演。今回は2回目です。
マックス・ラーベとバラストオーケストラのことを説明するのは、ちょっと難しい。ボーカリストのマックス・ラーベと12人のバラストオーケストラの面々は、ベルリンから来ました。マックスが歌う曲は、1920年代から30年代にかけての歌謡曲。日本の年代で言えば、大正末期から昭和初頭。古き時代を感じさせる演奏は、何故か懐かしいものも感じるから不思議。
このオーケストラの特徴は、まっとうに曲を演奏する合間に、オーケストラの面々がコミカルな演技を交えること。かつてのスパイク・ジョーンズのように徹底してはいないものの、いわゆる冗談音楽とされる演奏です。要はまじめなんだか、コミカルなのか、よく分からない。ここがちょっと奇妙。
会場にはイッセーさんの姿もあり、最後の曲ではハンドベル演奏で参加。彼らを呼んできたイッセーさんの興味のありどころが、ちょっと垣間見えて、興味深く感じました。でも、13人もの音楽家を呼んで、東京で2回だけの公演。これで5000円では、赤字ではないのかな、と心配。イッセーさん、持ち出していないかな。でも、楽しかったのでまた呼んでくださいね。
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2009/07/12
サイモン&ガーファンクルへ
東京ドームは、中年の観客で埋まっていました。昨日のサイモン&ガーファンクルのコンサート、日本では16年ぶりとなる公演に行ってきました。希代のソングライター、ポール・サイモンと「天使の歌声」アート・ガーファンクル、ともに1941年生まれですから今年67歳。決して若いとはいえませんが、ステージはエネルギッシュに約2時間も歌ってくれました。
オープニング「旧友」から始まって古くからのファンにはなじみのある曲を次々と演奏してくれます。「スカボロ・フェア」「ミセス・ロビンソン」「コンドルは飛んでいく」。コンサート中盤ではポールとアートのソロパートがそれぞれ3曲ありました。ポールが「グレイスランド」を歌ってくれたのは嬉しい。アートには「Scissors Cut」をやって欲しかった。
終盤では「明日に架ける橋」「サウンド・オブ「・サイレンス」「ボクサー」を歌い、ラストは「セシリア」。ほんと、いい曲がたくさんあったんだな、と再認識。ポールの味のあるボーカルも、アートの(ちょっとは衰えたけど)美しく高い声も、それぞれ素敵です。
思い出せば、サイモン&ガーファンクルとの出会いは、確か「コンドルは飛んでいく」、中学2年の頃。それから40年近くが経って、初めてのサイモン&ガーファンクル、生ステージでした。楽しい一夜を過ごしました。
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2009/06/27
マイケル・ジャクソンに思うこと
CNNのWEBでは「KING OF POP DIED」と報じられたマイケル・ジャクソンの死。この人の才能は何だったのか。「スリラー」の登場は、衝撃的でした。極めてオリジナル性の高い作品が揃ったアルバム。併せてストーリー性を持ったミュージックビデオ、そしてダンスパフォーマンスのすごさ。スリラーの成功は、サウンドと映像を駆使したトータルなプロデュース力によるものでしょう。
マイケルは歌、ダンスに天賦の才能がありました。その才能に加え、時代の先端をいくエンターティメントが加えられていたことにより、アルバム「スリラー」の1億400万枚売り上げ、37週全米1位という記録がつくられたのでしょう。ある意味、プロデューサー、スタッフなどのトータルなパワーで作り出されたスーパースターではないか。その点で、ほとんど本人の才能だけでスターとなったエルヴィス・プレスリーと違うのでは、と思います。
それは、才能の量の差ということではありません。マイケルとエルヴィスは約半世紀の年齢差があります。スーパースターが作り出される仕組みが違っていたということです。
マイケルは、「スリラー」以後も、何枚もアルバムを発表し、セールス的にも成功しています。マイケルのディスコグラフィーをみて、ほとんどアルバムは手に入れて聴いていたことに気付きました。でも、今思い出せるのは「スリラー」とWe Are The World、そしてポール・マッカートニーとのデュエット、Say Say Sayくらいです。
マイケルにとっては、「スリラー」があまりに大きすぎる成功だったのでしょう。そして、それを昨日まで越えることができなかたったのかもしれません
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2009/05/17
SP盤、知っていますか
今時の音楽の聴き方って、どのようにしているのでしょう。ひょっとして、若者はCDは買わないで、ネットからのダウンロードするのでしょうか。いまや、音楽はCDなどのメディアを通さないで手にすることができます。
私が若い頃は(笑)、音楽聴くのはレコードでした。LPとドーナツ盤です。LP33回転、ドーナツ盤=EP盤45回転でしたね。このLP盤の前にSPレコードがあったのですね。さすがに、私もこの世代ではありません。
でも、昨日の大学での授業でこのSPレコードを。先生が聴かせてくれました。大衆芸能論の授業で、昔の漫才が収録されたSPレコードです。この先生、私より若く(恐らく)40代前半。どうして、こんなSPなんか気に入っているんでしょうね。ちょいと不思議。ちなみにレコードプレーヤーはこんなんです。
Yahoo!オークションで一万円しない金額で落としたとか。ちなみに、このレコードプレーヤーの針は1回しか使えない(いわゆる使い捨て)ですが、まだ買えるところがあるそうです。SPレコード、とてつもなく深い世界のようです。
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2009/05/10
忌野清志郎というシンガー
昨日、青山学院大学で授業が終わった午後3時頃、父の墓に寄りました。歩いて10分足らずでいけるところにあるので、時々いくことがあります。歩いて10分足らずのルートは、246から根津美術館のある交差点までいって、そこを曲がる道筋です。根津美術館の前の交差点までくると、すごい人の列です。どこまで続いているんだろう。礼服に黒いネクタイの人も多く、これは青山斎場に参列する人たちだろうな、と思いました。私と同年齢の人やもっと若い人もいます。ひょっとしたら……。
家に帰ってネットで検索してみたら、先日なくなった忌野清志郎さんの告別式であったことがわかりました。忌野さん、そしてRCサクセションの曲は、なぜかほとんど聴いていません。世代的には5歳ほど上なので、音楽の世代としてはそれほどずれていません。なのにアルバムは一枚も買ったことがありません。まったく関わりを持たなかったアーティストです。どうしてなんだろう。
ファンにとって大きな存在であった忌野清志郎、その魅力はどこにあったのでしょう。いまさらですが、すこしずつ聴いてみようと思います。
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2009/05/07
ELVIS PRESLEY ゴスペルソングの集大成
先々月アメリカのAmazonから仕入れたアルバムですが、この連休にまとめて聴くことができたエルヴィス・プレスリーの『I Believe THE GOSPEL MASTERS』。なにせ4枚組、全68曲。このCDセットはエルヴィスが生涯に録音したゴスペルソングをほとんど(すべて?)網羅したものです。
未発表のテイクはありませんが、かなりの範囲まで広げて収録しています。正式にリリースされた賛美歌を中心とする聖歌(sacred song)のアルバムを3枚つくっています。ここに収められた曲に加え、ライブ録音、映画で歌われた曲、ドキュメンタリー映画「エルビス・オン・ツアー」でバックステージで歌われた曲、ホームレコーディングまで、"gospel song"をかなり柔軟に解釈して、4枚のアルバムを構成しています。
アルバムのライナーノーツにこんな一文があります。
「おざなりな評者はエルヴィス・プレスリーが驚くべき音楽キャリアの中でたった3回しかグラミー賞を受けていないことに驚くだろう。そしてさらに道理にあわないことは、その3回のグラミー賞がどれも革命的なロックンロールのビッグヒットに与えられたのではなく、すべて教会音楽に与えられたことである」
エルヴィスは膨大なヒット曲をもちながら、グラミー賞を取ったのはゴスペル部門だけでした。このアルバムは、そんな彼の全軌跡を辿ることができるアンソロジーです。
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2009/03/03
ディープなるアルバム「レイジング・サンド」
最近ははやりの音楽などほとんど聴かないのですが、先日発表されたグラミー賞(第51回)で5部門の賞を取ったアルバム「Raising Sand」が気になり、手に入れました。このアルバム、レッド・ツェッペリンのヴォーカリスト、ロバート・プラントとブルーグラスシンガー、アリソン・クラウスの共同作品。アルバムに収められている全13曲は、完全なデュエットソングがあり、またどちらかがメインボーカルを取っている曲のありと、表現形式は様々です。
私はレッド・ツェッペリンのアルバムは一枚ももっていませんし、アリソン・クラウスというシンガーは初めて名前をききました。しかし、二人のシンガーの作り出すサウンドは、ディープで、シンプルな味わいを感じます。カントリーとブルースとロックンロールを混ぜ合わせて、土臭い香辛料を降りかけたような感じかな。
ロバート・プラントのヴォーカルも深いですが、アリソン・クラウスの高く透明感のある歌声は印象的であり、また彼女のフィドル演奏もパワフル。特に「レット・ユア・ロス・ビー・ユア・レッスン」は古いロックンロールを思い出させてくれ、何回も聴きました。
このアルバム、聴けば聴くほど、その魅力が分かってくる素敵な一枚です。
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2009/02/16
豪華なデイヴィッド・フォスターのライブ
先週の週刊文春で紹介されていて知った「君こそすべて~デイヴィッド・フォスター&フレンズ ライヴ 」(CD+DVD)。さっそくアマゾンに注文して、この週末楽しみました。デイヴッド・フォスターといえば、セリーヌ・ディオン、ホイットニー・ヒューストン、アース・ウィンド&ファイア、シカゴ、ナタリー・コール、ピーター・セテラなどなどビッグなアーティストのプロデューサーとして、長らく活躍してきた人。
このデイヴッド・フォスターの活躍をたたえて、ラスベガスで行われたライブを収めたCD+DVD。豪華なシンガーたちが参加してます。ケニー・G、セリーヌ・ディオン、ベイビー・フェイス、マイケル・ブーブレ、それに懐かしいボズ・スキャッグス、ピーター・セテラなど。
デイヴィッド・フォスターの名前、ほんとたくさんのアルバムでみました。映画音楽も手がけていたし、AORブームを作ったのもこの人ではないでしょうか。
このアルバム、DVDは2時間余りの映像が収められています。そのエッセンスCDに収められ、4200円ほど。お得なセットです。古いポップスファンにはおすすめですよ。
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2009/02/13
Christopher Crossの新たなアルバム
この年になると今はやっている音楽についていくのはちと辛い。昔懐かしいアーティストのアルバムを見つけると、つい買ってしまいます。先日、ネットでクリストファー・クロスのアルバムを見つけ、手に入れました。「The Cafe Carlyle Sessions」とタイトルされた作品は、クロスの昔の曲を、再録音した一枚。再録音をいうと、ネガティブなイメージを抱きがちですが、これ存外にいいです。
かつて、クロスはAORの代表的アーティストと称されました。AORとは、今や死語ですが、Adult Oriented Rockの略称で、大人向きのロックとでも言えばいいのでしょうか。穏やかなロックですね。ロックといえ、クロスの作品は、彼の透明感あふれるヴォーカルだけで聴かせていました。
しかし、クロスも年をとりました。ヒット曲Salingを放って、29年が経っています。この。「The Cafe Carlyle Sessions」では、サックス、フルートなどをメインにしたアレンジで、かなりジャズによった仕上げで、かつてのヒット曲を聴かせてくれます。これが、いい感じです。確かにかつてのような声の伸びはありません。しかし、透明感がある声は健在。ヴォーカルも包み込むような暖かさがあります。
昔を懐かしむも良し、緩やかなヴォーカルを楽しむもあり、中高年にはおすすめの一枚です。
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2009/01/28
倉木麻衣『touch Me! 』 どうですか?
先週、発売された倉木麻衣のNEW ALBUM『touch Me!』が、アマゾンから来ました。約1年ぶりの新作です。iPodにいれて何回かきいてみたのですが、なぜかぐっと響いてきません。倉木麻衣のアルバムは、最近は買っていて、どれも心に残る曲がいくつもあり、楽しませてもらってます。
しかし、今回のアルバムは何か、もうひとつ。きいているとあっという間に終わってしまいます。全12曲、曲数は少なくないのに、不思議。でも、4曲目に収められている「夢が咲く春」、このremix versionが12曲めに入っています。同じアルバムに、元の曲とremixが入っているのはどうなんだろう。また、11曲目の「TOP OF THE WORLD」、カーペンターズのカバーですが、これもどうかな、という出来です。
アルバムに収められている曲のうち、7曲がテレビ番組のための曲だったり、CMソングだったりしています。その制で、アルバムとしての統一感もなく、ばらばらな印象なんですね。ファンは、このアルバムどう感じているんでしょう。倉木麻衣と同世代のファンにきいてみたいところです。
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2009/01/19
LOVE ME TENDERが閉店
原宿にあるエルヴィス・プレスリーの専門店LOVE ME TENDERが昨日で閉店しました。まあ、ファンでない方には関心がないことでしょうが、店の前にはエルヴィスの銅像があります。その前で、定期的にロカビリーシンガーによる演奏が行われてきました。昨日はその最後の銅像前ライブがあり、のぞいてみました。
すごい人です。優に100人はいます。次々と登場するロカビリーシンガーの歌に、おおいに盛り上がっています。観客(?)の層は幅広い。20代から私のような50代まで。エルヴィスが生きていれば今年74歳、若いファンがいるのには、ちょっと驚きます。また、登場したシンガーの中には、中学生、小学生までいました。
エルヴィスファンにとっては、LOVE ME TENDERの閉店は、ちょっと寂しいです。エルヴィスの銅像はどうなるんだろう、心配してます。
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2009/01/09
紙ジャケットCDの帯
一般のかたには(?)興味もないことですが、昨日はエルヴィス・プレスリーの誕生日。生誕74年と、存命ならまだまだ活躍している年齢です。エルヴィスの誕生日と命日には、歌声をききたくなります。
去年の暮れに、エルヴィスのアルバムの紙ジャケット仕様がでたので、手に入れました。かつて、LPレコードの頃は、ジャケットは当然紙でした。アルバムだと、紙のジャケットに、必ず「帯」が付いていました。この帯が、味わい深いものでしたね。タイトルと、キャッチコピーが書かれた帯が、ジャケットの右の部分にかけられています。紙ジャケットCDでは、その帯が原盤に忠実に復元されています。曰く、
「お待ちかね、王者エルヴィスが心をこめて歌いあげる話題の最新作」
とか。CDの国内盤にも帯みたいなものが付いていますが、CDを開封したあとには、その処置に困る代物です。いっそ、CDもすべて紙ジャケット仕様にしてしまったら、素敵なのにな、と思った次第です。
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2008/12/20
68歳トム・ジョーンズ、健在なり
トム・ジョーンズのアルバムを買いました。トム・ジョーンズといえば、トップスターとして活躍したイギリスのシンガーですが、いまでも精力的に活動しているのですね。調べてみると、ことし68歳。そうですよね、エルヴィス(今年生誕73歳)と並び称された時期もあったわけですから、そんな年になるわけです。
かつては「ラブ・ミー・トナイト」「よくあることさ」「デライラ」そして「思い出のグリーングラス」などを思い出します。すでに大ベテランですが、今回のアルバムは全くの新作。全14曲が納められていますが、どの曲もトム・ジョーンズそのもの。パワフルさは少しだけ衰えたかなとも感じますが、とても68歳のボーカルとは思えない力強さです。注目はU2のボノ、ジ・エッジがレコーディングに参加している「シュガー・ダディ」。ボノとトムは友人、今回ボノ、ジ・エッジが曲を提供し、共演までしたようです。
歌手生命、なんて言葉がありますが、シンガートム・ジョーンズはいまだ全盛期かもしれません。
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2008/12/02
エルヴィスの新作クリスマスアルバム
早いものでもう12月、クリスマスがすぐですね。この時期になるとお気に入りのアーティストのクリスマスアルバムを引っ張り出してきて聴くこの季節です。ところが今年はエルヴィス・プレスリーの見かけないクリスマス・アルバムをAmazonで見つけました。「どうせ、編集ものかな」と思ったのですが『CHIRISTMAS DUETS』というタイトルが付いてます。あまり期待しないで、MOMAのカレンダーを注文するついでに、米国のAmazonから取り寄せました。
先日、到着したCDを聴いてびっくり。エルヴィスのクリスマスソングに現役の女性歌手がボーカルを被せて歌っている「デュエット」です。エルヴィスは20代の前半のときと、30代半ばのとき、2回クリスマスアアルバムをつくっています。若さと円熟と、どちらも魅力ある作品です。敬虔なクリスチャンで知られるエルヴィスのクリスマスソングは、素敵です。
このオリジナルにデュエットで加わったのは、アメリカのカントリーを代表する歌姫たち。実は、このアルバムで初めて知ったのですが、マルティナ・マクプライド、キャリー・アンダーウッド、リアン・ライムスといったカントリーのスターたちがエルヴィスと競演しています。また久し振りに歌声を聴いたスターともデュエット。エイミー・グラント(クリスチャン・ミュージックのスター)、アン・マレー(エルヴィスは彼女のヒット曲「スノーバード」をカバーしてます)、オリヴィア・ニュートン・ジョン(元祖歌姫ですね)といったスターたちも、楽しそうにデュエット。
これが、ホントのデュエットだったらな、と思わずにはいられない素晴らしいクリスマスプレゼントです。
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2008/11/24
グレン・キャンベルの新作
タイトルをみてグレン・キャンベルって?という方も多いでしょうね。OLDな音楽ファンなら「恋はフェニックス」(By the Time I Get to Phoenix )はご存じかもしれません。グレン・キャンベルの曲は、長らく聴いてきました。カントリーシンガーながら、ポップ領域に踏み込んだサウンドで、アメリカのスターシンガーのひとりです。
もうかなりのヴェテランなので(1936年生まれ)、最近は新作アルバムも出してなかったようですが、ふとAmazonで探すしていると、今年新作を発表していました。グレンはかつてはソングライターJimmy Webbの作品をいくつか歌って、これが彼の代表曲になっているので、この新作でもJimmyとの仕事を期待していましたが、残念ながらそうではありませんでした。
新作アルバム『MEET GLEN CAMPBELL』は、グレンがジョン・レノン、U2、ジャクソン・ブラウン、トム・ペティ&ハート・ブレーカーズなどの曲をカバーした10曲で構成されています。高く甘い歌声は、既に70歳を過ぎたとは思えない若々しく、魅力的な表現を聴かせてくれます。久し振りに、すてきなアルバムと出会いました。
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2008/11/04
ディスクユニオンで掘り出し物を発見
先週、下北沢にいったときディスクユニオンをみつけ、すごく懐かしい気持ちになりました。昔、新宿でよくエルヴィスのLPを買ったな(いつの話だ)。中古レコード屋の大手ですね。まだ、あったんだ。ネットで調べてみると、このディスクユニオン、かなりの数の店舗があります。「まだ、やっていた」なんて、とても失礼なことでした。
店内をみていると、ふと珍しいものを見つけました。エルヴィスのクリスマスアルバムです。このアルバムジャケットには見覚えがあります。CD持ってますが、ここにあるもはちょっと違います。ジャケットが紙で、形は縦長。珍しいので、買ってきました。
雪化粧したグレースランド(エルヴィスの家です)です。楽しい。飛び出す絵本みたい。もちろん、CDもついてます。「SPECIAL COLLETORS' EDITION」です。こんな豪華なものが、1470円。おまけにちょうどセールで4割引、882円で買えました。アメリカのアマゾンでは、60ドル近い値がついでていました(円高でも約6000円!)。超掘り出し物でした。
中古CD屋ディスクユニオン、くせになりそうです。
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2008/10/21
竹内まりや、どの曲も同じにきこえる不思議
買わないつもりが、ひょんなことで手に入れてしまったアルバム『Expressions』。10月13日、20日とオリコンで1位になっている竹内まりやのベストアルバムです。デビュー30周年記念とかで、3枚組CD。竹内まりやは、学年でいうと2つ上で、大学も一緒でしたが、ほとんどアルバムを買ったことがありません。去年でた『Denim』というのが初竹内まりやでした。
大学のとき、巷ではよく流れてた記憶があります。「September」とか「不思議なピーチパイ」とか。このアルバムには42曲収録されていて、きき覚えのある曲もいくつかあります。
アルバムを一枚目から順番にきいていくと、ちょっと不思議な感覚に襲われました。どの曲も、同じような感じなんです。もちろん、選ばれた曲は、曲調も、内容もバラエティーに富んでいます。若い頃の恋の歌から、娘を嫁がせる母の心境を歌った曲まで、30年の歴史を感じさせてくれる曲の変遷がありますが、アルバムに集中してきいていないと、さらっと体を通り過ぎてしまうような感じ。メリハリがないっていうのかな。
竹内まりやさん、意図的に同じように歌っているんでしょうね、多分。変わらないこと、の素敵さとでもいうのでしょうか。ちょっと複雑な心境にさせてくれるアルバムです。
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2008/08/16
Graceland
8月16日はエルヴィス・プレスリーの命日。一月ほど前に、注文したDVDが先日届いたのを、見ました。『Elvis presley!s Graceland』。かつての邸宅がいまや博物館のようになっていて、そのガイド映像です。(小泉元首相がブッシュ大統領と共に訪れ、パフォーマンスしたところです)
このDVD、アマゾンでも買えず、直接エルヴィスの公式サイトから買ったのですが、日本語の字幕がついてます。日本人のファン、多いんですね。驚きます。
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2008/08/06
井上陽水の弾き語り
もう30年以上も前の映画で「放課後」という邦画があります。主演は栗田ひろみ。この映画のDVDをかってまま、みていないのですが、映画の中で井上陽水の「夢の中へ」と「いつのまにか少女は」が流れます。これが私の井上陽水との出会いです。
井上陽水の『弾き語りパッション』を聴いていると、彼がすでに30年以上もシンガーとして活躍していることの、改めて驚きます。このアルバムは、もともとはコンサート会場限定で販売されていたものを、公式に発売したものだそう。その経緯からか、アルバムとしての統一感はあまり感じられず、淡々と弾き語る井上陽水の歌が続きます。やはり、井上ファンのための一枚といえそうです。
どこかにしまい込んだ陽水のベスト盤を聞きたくなりました。
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2008/05/13
マドンナというシンガー
世の中には年齢不詳な人が少なからずいます。また、実際の歳よりずっと若くみえるという人もいます。マドンナという女性は、ほんとはいくつなんだろう、と思わせる不思議な女性です。先月、日本でも発売された新作「HARD CANDY」は、40代後半とは思えないパワフルなサウンドを聴かせてくれるアルバムです。20年以上前、「Like A Virgin」で世の中に出てきた頃と変わらない生命力かもしれません。すごいです。
このアルバム、iPodで聴くよりは、クルマでドライブしながら楽しむのがいいです。久し振りに、ロードスターの幌をあけて、このアルバムをかけたら、ぴったりな感じです。
でも、アルバムのジャケット、過激。おおっぴらには持ち歩けません。
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2008/03/07
スリラー25周年だとか
巷で話題の三浦和義「ロス疑惑」は27年前。そしてマイケル・ジャクソン「スリラー」が出てから25年なんですね。どちらもよく知っているのは、オジサンの証拠です。さて、「スリラー25周年記念リミテッド・エディション」なるCDが発売されていて、懐かしくなって買ってきました。
このアルバム、オリジナルの楽曲に加え、リミックスの2008年版や未発表曲が入ってます。当時オリジナルのアルバムは全世界で1億400万枚売れたとか。いま、改めて聴いてみると、こんな感じだったかな、とちょっと肩すかし。当時はもっと迫力が感じられた記憶があるのですが・・・。このアルバムは、楽曲だけでなく、当時は新鮮だったミュージックビデオを加えたトータルな作品で、大きなブームを作ったのでしょう。この25年記念CDには、DVDが付いていて、そこには「スリラー」のミュージックビデオが収録されています。これは確かにすごい。ラストのダンスシーンは高いレベルでダンスとサウンドが構成されていて、見ごたえがあります。
それにしても、最近マイケルどうしているのかな。もう、新作のアルバムなど望めないのでしょうね。
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2008/01/09
あちこちに、エルヴィスが
興味のない人には、つまらない話題ですが。昨日はエルヴィス・プレスリーの誕生日。生きていれば73歳です。最近、米国で発売されたCDを手に入れました。『ELVIS VIVA LAS VEGAS SOUNDTRACK』と題されたこのアルバム、昨年ABCテレビで放映されたエルヴィスのスペシャル番組のサウンドトラック(このブログの紹介が詳しい)。ブルース・スプリングスティーンがエルヴィスのヒット曲 VIVA LAS VEGASをカバーしているのがききものです。
没後、30年以上もたつエルヴィスですが、現代にもまだ生きているようです。たとえば、これ。ドミノピザのCMです。→http://www.dominos.jp/tvcm/index.html
演じるのは劇団ひとり。派手ですね。ちなみに、本物は、これです。
エルヴィスは未だ生きているようです。
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2008/01/07
倉木麻衣のNEW ALBUM
昨年末、朝日新聞に倉木麻衣の新作が、全面広告で載っていました。新作がでることは知っていたんですが、この大げさな広告にはちょっと驚きました。元旦に発売の『ONE LIFE』をさっそく買ってきました。
若い歌手で、新作がでると必ず買うのは、倉木麻衣だけになってしまいました。宇多田ヒカルもいつの間にか飽きたし、それ以外はほとんど興味がわきません。
倉木麻衣の魅力は、本人が歌で伝えたい思い、意志がはっきりと感じられることだと思っています。このアルバムは、かなりストレートで、シンプルな曲が多く、その点で一昨年でたDIAMOND WAVEとはちょっと違った印象です。しかし、何回も聞き込んでいくと、新たな魅力がわかってくる曲も多く、パワフルな一枚です。
しばらく、愛聴しそうです。
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2007/12/24
ダン・フォーゲルバーグ、去る
知りませんでした。tantanmenさんのブログ「花崗岩のつぶやき」で知ったダン・フォーゲルバーグ逝去のニュース。今月16日、前立がんのため、死去。ロイターのニュースにはこう報じられています。
米シンガー・ソングライターのダン・フォーゲルバーグ氏が16日、進行性前立腺がんのため死去した。56歳だった。同氏のウェブサイト(http://www.danfogelberg.com)では「(フォーゲルバーグ氏は)がんと勇敢に戦い、メーン州の自宅で妻ジーンさんに見取られて穏やかに亡くなった」としている。
このアーティストの大ファンです。もう20年以上も前、一枚のアルバムと出会います。知り合いのレコード会社宣伝の方がすすめてくれたダンの『Windows and Walls』です。これ作品をきいて以来、ダンの作品をきいてきました。好きなアーティストの一人です。(以前、このブログで、こんな記事を書いています)
ダン・フォーゲルバーグの作品には、美しく、清らかな曲がたくさんありました。まだまだ、作品をつくって欲しかった。残念です。
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2007/12/14
ピーター・シンコッティのアルバム
朝のJ-WAVEできいた曲「グッバイ・フィラデルフィア」が気に入って、CDを衝動買いしたシンガー、ピーター・シンコッティ。アルバムタイトルは『イースト・オブ・タウン』。はじめてきくシンガーです。ライナーを読むと、まだ24歳の若さながら、アルバムに収められた全曲をジョン・ベティスとの共作のオリジナルで構成しているシンガーソング・ライター。(ジョン・ベティスといえば、かのカーペンターズのリチャードの同級生で、「トップ・オブ・ザ・ワールド」などを作っています)また、アルバムのプロデュースはこれも有名なデビッド・フォスター。
若さを感じるピーターの歌声ですが、魅力的な曲がいくつもあります。「エンジェル・タウン」はアップテンポで、軽快なスイング感がいいです。また、1回きいただけですっかり気に入った「グッバイ・フィラデルフィア」はスローなバラッド。しっとりしたヴォーカルが心に響きます。
クリスマスシーズンにはぴったりの、素敵なアルバムです。
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2007/11/27
イーグルス、お久しぶりのアルバム
イーグルス、といっても若い世代は、知らない人も多いでしょうね。言わずもがな、アメリカのロックバンドですが、先月末になんと「28年振り」のオリジナルアルバム「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」を出しています(ロング・ラン以来です)。迷ったのですが、ちょっと前に買ってきました。まよった理由は、かつてのグレートアーティストの久々のアルバム、って期待を裏切られることが多々あるからです。
イーグルスの新作は、どうだったのでしょう。私の感想は、残念ながらもうふたつ、という感じ。メンバーはドン・フェルダー以外は揃い、いい演奏しているのですが、やはりエネルギーが足りないすてきな曲、いくつもあるんですが、なんかぐっとくるものが足りません。。
特に気になったのは、このアルバム2枚組だということ。どうして、2枚組にする必要があったのでしょう。1枚に凝縮したら、全体の印象もかなり変わっていたと思います。イーグルスを同世代できいた世代としては、やっぱり、期待しすぎたかもしれません。
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2007/10/17
SIMPLY REDのミュージック
日曜の昼頃、J-WAVEのはなちゃんがDJをしている番組(タイトルを覚えていないのですが)でかかる曲は、センスの良さを感じます。ここでオンエアしたある曲がひっかかりました。この番組では曲紹介がないので、WEB でチェックしてみると、SIMPLY REDの曲です。
懐かしいアーティストに再会した気分です。もうベテランといってもいい人達です。ミック・ハックネルを中心とするグループのはずですが、アルバムのジャケットに写っているのは、いつもミック一人というのが不思議。
シンプリー・レッドの新しいアルバムに入っているのが、J-WAVEでプレイされていた「The World And You Tonight」。甘いイメージが広がる素敵なタイトルの曲。ベテランらしい落ち着いたボーカルの爽やかなラブソング。いいです。
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2007/09/16
ラッセル・ワトソンという歌手
たまにCDを買います。月に1枚くらいでしょうか。オジサンにとって、たとえばHMVなんかにいっても、並んでいるのは知らないアーティストのほうが多いし。そもそも私のようなオヤジ客はいませんね(笑)。
最近はFMで流れている曲を聴いて「いいな」と思ったものを、買うことが多い。ょっと前に手に入れたアーティストのアルバムも、朝のJ-WAVEで聴いて、初めて知りAmazonに注文したもの。ラッセル・ワトソンというシンガーです。『ザッツ・ライフ』と題されたアルバムは、「ストレンジャー・イン・ザ・ナイト」や「霧のサンフランシスコ」など往年の名曲を、しゃれたアレンジで歌うもの。さっぱりとした甘いボーカルが特徴かな。このアルバムにはエルヴィスが歌っていた「ユー・ドント・ノー・ミー」もありました。
調べてみるとラッセル・ワトソンはすでにベスト・アルバムを出しているほどのキャリアがあるイギリスの歌手です。知りませんでした。パソコンに入れて、愛聴してます。
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2007/08/16
2007/05/28
ずっと、変わらないもの
数日前の新聞の広告に載っていた新刊のお知らせ。この本、超ロングセラーです。実は、以前みつはしさんと仕事でお付き合いがあったので、とても懐かしくなりました。ピュアなものがたりは、変わっていないのでしょう。
さて、変わらないものといえば、この人もそうです。先日、竹内まりやの新作アルバムを買いました。以前も書いたのですが、彼女とはほぼ同世代です。でも、レコード(古い)は買ったことがありません。新作は『Denim』とタイトルされた6年振りのオリジナルアルバム。
甘いヴォーカルは20年以上前にきいたときから、変わっていないような気がします。竹内まりや、20代の未発表曲といわれても信じてしまいそうな曲ばかりです。しかし、その音は懐メロではなく、今のサウンドです。
アルバムタイトルのDenimの意味することを御本人がアルバムに記しています。
人生はまるでデニムのようだと、私は思う。
青春をおろしたての真新しいインディコ・ブルーにたとえるとすると、年を重ね人生が進むにつれて、そのデニムの青は少しずつ風合いを増しながら、様々に変化していく。(後略)
人生をデニムになぞらえる感覚が、私とはちょっと違うなと感じます。この辺が、20数年前、彼女のアルバムを買わなかった理由かもしれません(笑)。
ただ、アルバムの最後の曲「人生の扉」は、いいです。これは、まりやさんと同世代しか良さはわからないでしょう。変わらないことのすごさ、を実感しました。
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2007/04/12
26年振りの竹内まりや
昨晩のNHKの番組、SONGSを見ていたら、なんと竹内まりやさんが出演していました。なんと、26年振りのテレビ出演だとか。いやいや、懐かしいですね。ずっと音楽活動していたんですね。うかつにも知りませんでした。この番組では、竹内まりやさん自身がナレーションを語っていました。
竹内まりやさんとは、大学が同じです。彼女は2学年上。在学中に見かけたことはないのですが、友人の丸山くんは、クラブ(確か軽音楽系のクラブに入っていたはず)で一緒にソフトボールをやったとか、いっていました。そんなこと、どうでもいいですね(笑)。ほぼ同世代ですが、当時は甘いボーカルながら、歌唱力が抜群とはいい難い歌に飽き足らなかったせいで、レコードは買ったことがありませんでした。でも、SEPTEMBERとか不思議なピーチパイとか、ヒット曲はよくききました。
番組の最後に歌った、「人世の扉」という曲。いいですね。50代という年齢を素直に表現して、ピュアな気持ちになれる作品です。甘ったるいボーカルも、いまきくと心地いい。
竹内まりや、その魅力は昔のままかもしれません。
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2007/03/31
小椋佳のアルバム「夢追い人」
先日、小椋佳さんのことを書いたのですが(この記事)、そのあとNHK BSで今年1月に行われたコンサートが放映されました。小椋さんはコンサートで、懐かしい曲をいくつも歌ってくれました。その中でも、久しぶりにきいた「思い込み」という曲。この歌を聴きたくなって、アマゾンで探したら、収録されているCDを発見。
「夢追い人」とタイトルされたアルバムは、昭和50年(1975)に発売されたもので、Wikipediaによると小椋佳はじめてのオリコンチャート1位を獲得したアルバム。この年、昭和50年には、布施明による「シクラメンのかほり」が大ヒットし、シンガーソングライター小椋佳がメジャーになった年でした。レコードは当然持っているのですが、CDは廃盤になっていて手に入りませんでした。しかし、昨年、再発されていました。
このアルバムは確か、仕事でアメリカに居た小椋さんが現地で録音したはず。クレジットされたミュージシャンに錚々たる名前が並びます。
Jim Kelter(drum),Lee Litour,David.T.Waker(guitar),Wilton Felder(bass),Joe Sample(keybord)
ちょっと古い洋楽ファンなら、おわかりになると思います。クルセイダーズのピアニスト、Joe Sampleまで参加しているのには驚きです。
また、アルバムでは小椋さんは作曲を自身ではしないで、他のミュージシャンに任せている珍しい作品。中には井上陽水が曲を書いた「坂道」もあります。
ここに収められた「思い込み」は、柔らかなで、優しい曲。今きていても、決して古さを感じない。むしろ新鮮にも感じます。
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2007/03/17
久しぶりの小椋佳
今週の月曜日、NHKを見ていたらプレミアム10という番組で小椋桂さんの特集をやっていました。題して「小椋佳 63歳のメッセージ」。すでに、小椋さんも還暦を過ぎていたんですね。この人を聞き始めたのが、私が確か高校一年の時ですから、はるか昔(笑)。この番組では、小椋さんの過去から現在までを、歌声とインタビューで振り返る構成で、進行役を中村雅俊さんが努めていました。懐かしい映像もあり、楽しめました。
この番組で知ったオリジナルアルバム「未熟の晩鐘」。昨年出ていたらしいのですが、これは9年ぶりのオリジナルアルバムです。さっそくアマゾンで買ってしまいました。
情緒溢れる詩、優しいメロディー、そして甘い歌声は、まさに小椋佳の世界です。公式WEBで、コンサート活動も精力的におこなっていることを知りました。まだまだ前進していこうとする姿勢が感じられ、ファンとしては嬉しくなりました。
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2007/02/04
ノラ・ジョーンズ:not too late
ノラ・ジョーンズの久しぶりのアルバム not too late。先日、発売されてすぐ買いました。いま、新作を必ず買うアーティストはこの人くらいでしょう。それ以来、何回も聴き、少しずつアルバムの良さが感じられてきました。ノラの魅力は、じんわりと分かってくるのが特徴ではないか、ちょっと変なことを感じています。
not too lateでは、すべての曲作りにノラが参加。このアルバムでは、これまでのアルバムに比べて、よりノラの歌いたい曲を作ったのではないのでしょうか。ジャスレーベルのblue noteからだされているノラですが、その音楽はカントリー、ブルースといったアメリカの大衆音楽から深い影響を感じます。ボーカルがじっくり味わえる素敵な一枚です。
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2006/12/05
サラ・マクラクランという女性シンガー
最近、とある歌手に凝っています。きっかけは、ちょっと前のJ-WAVEの日曜朝のロハス・サンデーでオンエアーされていた曲が、妙にこころにひっかかりました。早速WEBで調べてみると、ANGELと題された曲。歌っているのはサラ・マクラクランという女性シンガーです。
その歌声は、力強く、でもスイートで、なおかつ切なさを感じさせてくれます。いったいどんな歌手なのか、気になり早速、アマゾンでこのAMGELが収録されている『サーフィシング』を購入。このアルバムは、10年近く前に出されたものですが、当時ビル・ボードのアルバムチャートで初登場2位を記録、グラミー3部門に輝いた大ヒット作品であることを知りました。サラの歌は、すべて自作。芯の強さを感じさせながらも、優しさももったすてきなボーカル作品が続きます。私にとっては久しぶりに出会った素晴らしいアルバムです。
このサラ・マクラクランのクリスマス・アルバム『ウィンターソング』が先日発売されました。即、買いました。これも、いいです。今年は、この一枚でクリスマスを過ごせそうです。
★サラ・マクラクランのアルバムは
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2006/11/04
日本とアメリカのアマゾン
CDを買うのに、アマゾンを使うことが多いです。特に、買いたいものが決まっているときは、アマゾンなどは便利。国内版は新譜でもアマゾンだと2割引で買えるものも多くい。なんかショップで買うのがばからしくなったりします。また、輸入版のCDを買うときは、ちょっと工夫すると、思いの外安く買えます。アマゾンだとマーケットプレイスを使えば、輸入業者の登録があり、アメリカから直輸入で購入ができます。
しかし、CDによってはアマゾンのアメリカ(Amazon.com)から直接買う方法もあります。先日、エルヴィス・プレスリーのCDを2枚買ってみました。値段はCD2枚で約26$。送料が約8$で計34$ほどです。換算レートはだいたい1$が120円くらいですから、約4100円。同じものを日本のアマゾンで買うと、約4500円します。アメリカに注文しても、オーダーから品物が来るまで、今回は1週間でした。在庫がある商品だと、これくらいが標準のよう。送料の割には、早い。
考えてみれば、日本のアマゾンができる前には、直接アメリカから買っていました。うまく活用すれば、お得な買い物ができます。
★Amazon.com:トップページに「日本でお買い物をしましょう」とでるのが面白い。
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2006/09/27
水原弘を知っていますか
ずっと、つん読になっていた本を、やっと読了。『黒い花びら』(河出文庫)、直木賞作家の村松友視が書いた歌手・水原弘の生涯を辿ったノンフィクションです。「昭和歌謡曲を疾風のごとく駆け抜けた無頼の歌手」と評される水原弘を綿密に取材した評伝です。
水原弘を知っている方は、かなり昔からの歌謡曲ファンです。(要はオジサン、オバサンってことですね)この本、一年ほど前に文庫化されたものですが、オリジナルは2001年に出された本。村松友視は『トニー谷、ざんす』『力道山がいた』など昭和を個性的に生きた人の評伝をいくつも書いています。
水原は、昭和10年生まれ。デビュー曲の「黒い花びら」でレコード大賞受賞。その後、酒好き、博打好きがたたり多額の謝金を抱え低迷したが「君こそわが命」でカムバック。しかし、荒れた生活は直らず、42歳の若さで死去。昭和10年(1935年)生まれといえば、エルヴィス・プレスリーと同じ。また亡くなった年も、42歳で同じ奇遇。
実は「君こそわが命」はカラオケの愛唱歌なのですが、昭和42年にヒットした当時の記憶がほとんどありません。同じ年の「知りたくないの」(菅原洋一)「世界は二人のために」(佐良直美)「真赤な太陽」(美空ひばり)は覚えているのですが、この「君こそわが命」は覚えていないんですよね。
本を読んで、水原のオリジナル曲を聴きたくなり、CDの「全曲集」を買ってしまいました。久しぶりにきいた水原の「君こそわが命」、うまいです。
ほとんど死語ともいえる「無頼」を地でいった水原弘の生涯は、まさに壮烈の一言です。読み応えのある一冊です。
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2006/08/12
久しぶりの倉木麻衣
先週、HMVに立ち寄ったとき、倉木麻衣の新作アルバムを見つけ、衝動買い。以前は何枚かアルバムを聴いていたんですが、最近はご無沙汰。確か、PERFECT CRIMEとか、「名探偵コナン」の主題歌歌っている頃ですから、何年前でしょう?
最近はもっぱら洋モノの古いポップスを買うことがもっぱらで、いわゆるJ-POPに手を出すのは珍しい。宇多田の新作も、FMとかで聴いた感じでは、買う気になりませんでした。倉木麻衣の新作 "DIAMOND WAVE"は、通算6枚目のアルバム。モノクロのジャケットに惹かれて、買ってしまいました。
この子の魅力は、か細いヴォーカルだと思うんです。聴いていると、頼りなげなんですが、実はパワフルな面も感じる不思議な歌声。これを、声量が足りないとか、歌唱力がないとかいってしまえば、それまでなんですが、ヴォーカルの魅力はそれだけではないです。私は、力強い女性ヴォーカルが好みなんですが、倉木麻衣の歌だけは、なんか別物。
また楽曲は倉木が作詞し、曲を別の人が作るというスタイルですが、この詩が意外といい。シンプルですが、聴いていると気分が明るくなってきます。特に「ベスト オブ ヒーロー」がお気に入りです。
歌声と同じように、スタイルもか細く、少女のイメージがあった麻衣ちゃんですが、付属のDVD映像では、大人の雰囲気を感じさせてくれます。
すてきな一枚です。
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2006/05/25
Amazonで、ちょっと不思議なこと
ちょっとばかり古いシンガーですが、Helen Reddy(この人を知っている方は、かなり年期の入ったポップスファンです)の歌が聴きたくなって、Amazonで探してみたら、けっこうな品揃え。そのなかで、確かレコードで聴いた覚えがある「Live in London」を買うことに決意。
このアルバム、国内盤はなく、輸入盤のみ。Amazonでは、「通常6~7日で発送」で1532円なり。注文しようとしたところ、マーケットプレースで同じものが1075円であります。これよくみてみると、中古品ではなく、「米国マイアミから直送!12日-16日以内にて商品到着。」とあり、新品のよう。マーケットプレースの送料340円を加えてもこちらのほうが安い。試しに注文してみました。
注文から12日で、商品が到着。ポストに、入っていたのは、白い小さなパッケージ。宛名はちゃんと日本語表記。でも英語の伝票みたいなものが貼ってあって、アメリカからきた雰囲気。いったいどの業者さんが届けてくれたのでしょう。
要は、アメリカのCDを扱う業者のようです。アマゾンも懐が深いですね。競合する業者を同じサイトに正式にのせているのですから。ふつうはあり得ないこと。ちょっと不思議です。
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2006/05/04
夜のストレンジャー
最近、古いスタンダードにはまり気味です。昨日、アマゾンに注文して届いたのが「ベスト・オブ・フランク・シナトラ」。スタンダードのひとつ「夜のストレンジャー」が急にききたくなって、久しぶりにシナトラのアルバムを買ってしまいました。ことのきっかけはひと月ほど前にバリー・マニロウのベストアルバムをHMVで見つけ、購入。バリーの甘い歌声を堪能しましたが、このアルバムで「夜のストレンジャー」のカバーも収録されてました。この曲をきくと、オリジナルとほぼ同じアレンジで歌っているせいもあり、いまひとつだな~って感じ(バリーさん、ごめんなさい)。でシナトラのオリジナルがききたくなったわけです。
「夜のストレンジャー」、いいですね。艶があり、甘い歌声。軽快なスイング感。シンプルな歌詞を、素敵に表現する歌唱力。聞き惚れてしまいます。しばらくはシナトラを聞き続けそうです。
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2006/04/24
君の瞳に恋してる
「ものしり英語塾」で英語の歌で取り上げていたヴッキー・カーのFOR ONCE IN MY LIFE。この曲は、スティービー・ワンダーのバージョンで有名ですが、ヴィッキー・カーがオリジナルでしょうか。この歌手、ちょっと昔の人ですが、大学生の頃、フォンでした。確か、中野サンプラザあたりにコンサートを見にいった記憶があります。
ヴィッキー・カーの持ち歌のひとつに「君の瞳に恋してる」があります。この曲、いろんなアーティストが取り上げていますね。オリジナルはフランキー・ヴァリの歌らしい。軽快なラブソング、Can't Take My Eyes Off Youが原題。これを「君の瞳に恋してる」と訳したセンスは、さすがだと思います。
このすてきな曲を聴きたくなって、ヴィッキー・カーのCDを衝動買いしてしまいした。彼女には、It Must Be Him.というダイナミックなラブソングもあります。20年以上前に戻りました(笑)。
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2006/02/05
はまりますね「青春のうた」
「喫茶店日誌」さんのBLOGで知った「青春のうた BEST Collection」。思わず買ってしまいました。60年代から80年代までの『青春のうた』のCDブック。これが創刊号で、「70年代前期1」です。
CDに収録されているのは、「あの素晴しい愛をもう一度」、「神田川」、「誰もいない海」、「花嫁」、「青春の詩」、「心の旅」の6曲。この曲、すべて知ってる人は、ちょっと古い方(?)ですよ。「あの素晴しい愛をもう一度」、「花嫁」は中学ののヒット曲で、たしかドーナツ盤(死語)を買いました。懐かしいですね〜。このブックには、ギターコード付きの歌詞が載っています。「花嫁」の歌詞の一節。
花嫁は夜汽車にのって嫁いでいくの
夜汽車、これも死語に近いです。
なんとも、オジサンにつぼにはまったこの企画は、隔週刊です。毎号は買わないかもしれないけど、懐かしい曲が入っていたら、つい買いそうです。
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2006/01/17
ピンクレディーのUFO!
昨年末、作詞家・阿久悠さんの特別番組でピンクレディーの映像が放映されているのをみて、つい買ってしまいました。
「PINK LADY LAST TOUR Unforgettable Final Ovation 豪華UFO型BOX版」です。昨年行われたピンクレディーのコンサートを納めたDVD。これがUFO型のパッケージに入ってます。
おまけに、ミーちゃん、ケイちゃんのフイギュア入りです。(あまり似てないですが)
内容は昨年(2005年)に、東京の国際フォーラムで行われたツアー最終コンサートの2ステージです。すでに47歳のオバサンのピンクレディー(自分たちでそういってます)に二人が、大熱演。
ペッパー警部、UFO、S.O.S、カメレオンアーミー、カルメン’77・・・、どれも懐かしいですが、でも古さは感じませ。ピンクレディーの楽しいコンサートが、たっぷり楽しめます。
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2005/12/25
「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」とLIVE AID
FMなどでよくかかるクリスマス・ソングはなんでしょう。ワム!の「ラスト・クリスマス」などよくかかりますね。「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」もプレイされています。この曲、アフリカで飢餓に苦しむ人々を救おうとイギリスのスターたちが一時的に結成したバンド・エイドによるもの。この「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」を受けて、アメリカのスターたちはUSA・フォー・アフリカを結成、「ウィー・アー・ザ・ワールド」が生まれます。この2つの企画からライブ・イベント「ライブ・エイド」が行われます。20年前の1985年のことです。
このライブ、古い音楽ファンならしってますよね。イギリスとアメリカの2会場からのライブが、日本にも中継され、当事のスーパースターが、次々と演奏しました。このライブのDVDがでていて、秋ころに買いました。このDVD、総時間が8時間以上もあるもので、先日やっと見終えました。当事、日本では中継がよるから始まって、翌日の昼頃まで続いた記憶があります。私は、自分の部屋にウイスキーを持ち込んで、飲みながらみていたら、いつのまにか就寝・・・、気付いたら朝になってました。ということで、このDVDでは、初めて見る映像が多く、新鮮です。
どのスターの演奏も、目が離せないものですが、やはり圧巻は、エンディング間近の、ミック・ジャガーとティナ・ターナーのデュエット。すごい迫力です。20年前の若者に戻ってしました。
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2005/12/23
お気に入りのクリスマスアルバムはありますか?
昨晩、雪の仙台から帰京。暖かく感じるから不思議です。明日は、クリスマスイブ。雪の多い今年の冬でも、東京ではホワイトクリスマスは期待できそうにはありません。
家にアマゾンにオーダーしていたエルヴィス・プレスリーの『クリスマス・ピース』が届いていました。このアルバム、2年前の出された2枚組のもの。エルヴィスは、歌手のキャリアの中で、2枚のクリスマスアルバムと3枚のゴスペルアルバムをつくっています。敬虔なクリスチャンであるエルヴィスは、ゴスペル、賛美歌を好んで歌いました。
この『クリスマス・ピース』は、クリスマス・ソングと、ゴスペルの中からバラッドを選りすぐったもの。真摯なエルヴィスの歌声が素晴らしいです。大スターは、ほとんどクリスマスアルバムをだしていますが、私の中では、エルヴィスのクリスマスソングがベストです。
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2005/11/26
Madonnaのダンスアルバムはすごいです
この前の休みに、久し振りにHMVに寄ってみたら、マドンナの新作を見つけました。「最近はどうしてるかな〜」と思って、ジャケをみてみると、なかなかハデな姿を披露してます。店のPOPに『50近いオバサンとは思えないサウンド』なんて、お褒めの言葉(?)が書いてあり、おもわず買ってしまいました。マドンナって、いくつなのと調べてみたら58年生まれですから、今年47歳ですか。
Confessions on a Dance Floorとタイトルされたアルバム。タイトルは「ダンスフロアーでの懺悔」とでも訳せばいいのでしょうか。全編、ダンスミュージックで、パワフルなボーカルを聴かせてくれます。確かに47歳の歌とは思えない力強さがあります。また、マドンナのチャームポイント、甘い歌声も健在。オジサンには、最近のダンスミュージックは、刺激的すぎてちょっと抵抗がありますが、このアルバムは、ちょっとレトロなサウンドで、すんなりのれます。
マドンナといえば、あのLIKE A VIRGINで登場したのは、もう20年以上前。いまだ、進化を感じさせるアルバムです。
☆マドンナのニューアルバムのファンにTBさせていただきます。
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2005/11/03
スティービー・ワンダー、渾身の新作
スーパースターの新作をきくのは、ちょっと緊張します。特にそれがベテランとなると、自分の期待した音楽をつくってくれるだろうかという、すごくわがままな気持ちがあります。天才歌手、スティービー・ワンダーの10年振りの新作が先日リリース。『A TIME 2 LOVE』とシンプルなタイトル。全部で15曲、77分をこえ、アナログレコードであれば、2枚組になるような大作。確か今年の春に、発売される告知があったまま、半年近く延期されていました。制作の最終過程でいろいろあったんでしょうか。
アルバムをきいた感想を結論からいってしまうと、スティービーの才気を充分感じる秀作だと思います。アップテンポな曲より、スローなラブソングにいい曲が多い。特に気にいったのは「SHELTER IN THE RAIN」。ハリケーン・カトリーナの被災者に捧げられた曲とのこと。歌詞は、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」に通ずる、献身的なラブソングです。また「SWEETEST SOMEBODY I KNOW」は、聴いているうちに快くなる、美しいメロディーな曲。
全盛期の高く甘いスティービー・ヴォイスを期待すると、ちょっとな、と思いますが、曲作りは相変わら秀逸です。スティービーからの美しいラブ・メッセージは充分届いています。素敵な一枚です。
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2005/09/23
夢を見続ける小椋佳の新作:夢歌詩
ひさしぶりに小椋佳のアルバムを買いました。新作『夢歌詩』。夢をテーマに30曲が収められた2枚組。一枚は、新作3曲と、彼自身の過去作品のセルフカバー。「夢芝居」、「俺たちの旅」、「モク拾いは海へ」などの曲の再レコーディング。もう一枚は内外の名曲のカバー。「スターダスト」、「ムーンリバー」から「オールド・ファッションラブ・ソング」(高校の時、大ヒットしました。スリードッグナイトですね)、「青春時代」(森田公一とトップギャランですね。ご存じですか?よくカラオケで歌いました)まで、多彩な選曲。いづれも夢がテーマで選ばれています。
小椋のファンになったのは、もう30年以上前。お互いに年をとりました(笑)。胃ガンを患い、胃を切り取るまでの大病を経た小椋の活躍は、長年のファンとしては嬉しい限りです。さすがに少しは衰えを感じるものの、「小椋世界」を作ってきた美しい歌声は、心に響きます。「夢」を見続けることについて、ちょっと考えさせられました。
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2005/08/17
いつまでもLOVE ME TENDER
東京での盆は7月ですが、その時墓参りができなかったので、昨日いってきました。うちの墓は青山なので、そのあと思いついて、あるところにいってみました。竹下通りにあるLOVE ME TENDERで、エルヴィス・プレスリーの専門店です。
昨日8月16日は、エルヴィスの命日なんです。ここに来るのは、何年ぶりかな。命日ということで、店の前ではエルヴィスをうたう歌手、ビーリー諸川さんのミニライブが行われていました。
店内も、エルヴィス同世代から若い人まで、幅広い年代のお客さんで賑わっていました。最近岩波書店から「エルヴィス・プレスリー」と題された本(右上の写真)が発売されるなど、没後28年たっても、エルヴィス人気は不滅のようです。
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2005/06/22
Musical Batonがやってきました
最近、あちこちのブログで見かけているMusical Batonが、私のところにも。「まじぇゴはん」さんからいただきました。これは
海外のブログに端を発する、音楽に関する企画とのこと。音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す、というルール。
ミュージックバトンとも呼ばれているようです。
その5つの質問とは?
1.Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
2.Song playing right now (今聞いている曲)
3.The last CD I bought (最後に買ったCD)
4.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean
a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
5.Five people to whom I'm passing the baton
(バトンを渡す5人)
4と5が、難しいですが、はじめてみます。
1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
iPod mini用に1.9GB(610曲)
2.今聞いている曲
Norah JonesのThose Sweet Words
ALBUM:feel like home
最近のベストはノラ・ジョーンズの2枚目、feel like home。このアルバムはどの曲もいいですが、特にこのThose Sweet Wordsはお気に入りです。よく聴きます。心が和みます。
3.最後に買ったCD
Mariah Carey:The Emancipation of Mimi
バトンを渡されて「最近CD屋にいっていないな」と思い、一昨日HMVへいって買いました。久し振りのマライアでしたが、私としてはもう一つ。iPodに入れるか、微妙。
ALBUM:The Emancipation of Mimi
4.よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
これが難しい。「特別な思い入れのある5曲」でいってみます。
(1)アメリカの祈り:ELVIS PRESLEY(エルヴィス・プレスリー)
このブログでも、さりげなく何度か書いているのですが、私はエルヴィス・プレスリーの大ファンです。高校1年の時に、ハワイのコンサートを衛星で生中継するというビッグイベントがありました。それを家のテレビでみて以来、30年以上ファンを続けています。エルヴィスのことを書き出すと、ブログ1ヶ月分くらいは書いてしまいます。
そのコンサートのライブアルバムがこれ。
ALBUM:エルビス・イン・ハワイ
アルバムの白眉ともいえる曲が「アメリカの祈り」。言葉では伝えられないほどすごいエルヴィスの熱唱です。ちなみにこのコンサート、昨年DVDも発売されました。
(2)September Morn:NEAL DIAMOND(ニール・ダイアモンド)
現在はもうベテランになってしまいましたが、アメリカを代表する歌手。日本では異常に評価が低いと思いますが、アルバムがでると必ず買うシンガーです。その中でも、好きなアルバムのタイトルチューン。シャンソンの大スター、ジルベル・ベコーとの共作の、美しいバラッド。
ALBUM:September Morn
(3)Blieve in Me:DAN FOGELBERG(ダン・フォーゲルバーグ)
孤高のシンガーと呼ぶにふさわしいダン・フォーゲルバーグ。彼の作品には美しいラブ・バラッドがたくさんありますが、その中でも最初に出会ったのがこのBlieve in Me。心が洗われる、ただただ美しい名作。
ALBUM:ベリー・ベスト・ダン・フォーゲルバーグ
(4)I'm Still Standing:ELTON JOHN(エルトン・ジョン)
イギリスを代表するスーパースター、エルトン。最近はちょっと声の衰えが感じられますが、全盛期の作品はどれもすごいです。この曲は中期の作品ですが、力強いロック。歌詞に勇気をもらいました。長年の相棒、バニー・トーピンとの傑作。
ALBUM:Too Low for Zero
(5)少しは私に愛を下さい:小椋佳
高校のとき、「初めての愛」という映画をみました。東宝のいわゆる青春映画。大感激しました。監督は「八甲田山」などで有名な森谷司朗。この映画の挿入歌が「少しは私に愛を下さい」。当時、「小椋佳 」が読めず、紙に書いてレコード屋へ。映画のサントラ盤を買い、何回も聴きました。 まだ「シクラメンのかほり」でブレイクする前です。それ以来小椋ファンです。
ALBUM:遠ざかる風景
5.バトンを渡す5人
これも迷います。いっそバトンを渡さない、とも思ったのですが、せっかくいただいたバトンですし、お渡しすることにします。私の勝手で、選ばせてもらいました。パスしてもいいと思いますし、バトンを渡すブログは5つ以下でも、渡さないでもいいと思います。よろしくお願いします。
・SIVAのしっぽさん
・仙台・幸町から写真日記さん
・藤娘的日常さん
・食ったり踊ったりさん
・Respiroさん
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2005/02/21
レイ・チャールズのアルバム:永遠の愛
ちょっと前の話題ですが、グラミー賞でレイ・チャールズがアルバム「genius loves company(ジーニアス・ラヴ)」で8部門を受賞しました。このアルバム、グラミー賞にノミネートされたあと、HMVで買いました。iPodに入れて、割と愛聴してましたね。グラミー受賞はやっぱり、という感想。昨年この世を去ったレイに対して、賞の授与は当然のこと?
このアルバム、レイのデュエット集。12人のシンガーとの、競演です。ただお相手のシンガーは、ノラ・ジョーンズをのぞけば、すべて超ベテランばかり。レイとのデュエットは、円熟し、渋さ溢れる歌声です。お互いの個性をぶつけ合うというより、ちょっと控えめなパフォーマンスが、心に響きます。
私は、このデュエットの相手をどう決めたのかな、と思いました。エルトン・ジョン、ナタリー・コールのようなスーパースターや、ジェームス・テーラー、ウィリー・ネルソンといったシンガーソングライター、またパワフルなシンガーのB・Bキングやヴァン・モリソン、ヴァラエティに富んでいます。選曲も、レイの持ち歌、デュエット相手の曲からスタンダードまでと、いろいろ。デュエット相手と、その選曲の妙が、このアルバムの最大の聴きどころだと思います。
私のベスト曲は、ナタリー・コールとのFEVERです。当然、グラミーをとったノラとのHere We Go Againもいいです。ながく聴けるアルバムです。
☆レイのグラミー賞受賞のことにを書かれているブログ、いくつかにTBさせていただきます。
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2004/12/20
ノラのDVDにはまってます
最近、ノラ・ジョーンズのDVDがお気に入り。時間があると見てます。日本では先月末にリリースされた『ノラ・ジョーンズ&ハンサム・バンド・ライブ』。今年の8月、ナッシュビルでのライブ。2週間前のグラミー賞ノミネート発表で、6部門にノミネートされたノラ。新人で8部門での受賞に続き、今回もセカンドアルバム『Feels Like Home』でのノミネート。
ノラのファースト、セカンドアルバムを聴いていて、才能溢れる歌声の魅せられていましたが、正直いってグラミー8部門をとった「理由」はよくわからないままでした。でも、このDVDをみて、ノラの凄さがわかりました。
ノラ・ジョーンズは音楽ジャンルでは「ジャズ」になるようです。(少なくとも仙台のHMVではジャズのコーナーにおかれています)でも、このナッシュビルでのライブを聴いてはじめてよくわかったのですが、彼女はジャズとかの旧来のカテゴリーではくくれない音楽を歌ってる。アメリカ音楽の大きなカテゴリー(ジャンル)であるジャズ、カントリー、ブルース、そして比較的歴史の新しいロック、このすべての音楽ジャンルを、ノラは自分の中で融合させ、ノラの音楽、歌、ボーカルとして表現しているんですね。ノラのボーカルは、時にはジャズ、時にはカントリー、また時にはロックします。
たとえばカントリーの女王、ドリー・パートンとデュエット「クリーピン・イン」。まさに彼女の歌声はカントリーそのものです。
このように、音楽ジャンルを融合して、いわばジャンルレスな音を表現できる歌手は、そんなに多くない、というよりほとんどいないのでは。そこがノラの類い希なる才能。
素人な私は、このことは、CDを聴いただけではわかりませんでした。
ノラ・ジョーンズ、静かにポピュラーミュージックの歴史を変えているようです。
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2004/11/15
好対照なROCKスター達の新作
単身赴任をはじめたら、CDとかきく時間が増えると内心思っていたんですが、意外とそうでもないんです。結構雑用に時間をとられてる。最近はもっぱら旅先でiPodできくことが多い。
しかし、このところ久しぶりにアルバムを立て続けに2枚買いました。どちらも、ロックのスーパースター達の新作。
まず、アメリカのアルバムチャートで25年ぶりに全米一位になったと話題のロッド・スチュワートの『Stardust ... The Great American Songbook: Volume III』。このアルバムはスタンダートの曲を歌った3作目。「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」ををスティービー・ワンダーのハーモニカ伴奏で熱唱。ギターのエリック・クラプトンとの「ブルームーン」や「スターダスト」など14曲。
ロッドは59歳。あのしゃがれ声は健在。若い頃、ロックにはあの声は不向きではとも思ったのですが、今、スタンダードを歌うにはぴったりです。でも、なんでスタンダードなの?それも3作も出さないでもいいのではと思うのです。
ドリー・パートンとのデュエット曲があり、彼女が今でも高くキュートな歌声を聴かせてくれたのが収穫ですが、アルバムは聴いていても、そんな感動はなかったな。
かたや、ロックバンドの最高峰、ローリング・ストーンズ。最新のライブ版『LIVE RICKS』。
これはカッコいい、すごい!彼らの平均年齢は60歳近いはず。ミックは確か’43年生まれだから還暦すぎてますよ。ミック、なんでこんなrockが歌えるの?キースも、ロン、チャーリーみんなすごいサウンドでプレイしてます。これこそがrock。感激しました。特にSherly Crowをゲストボーカルに迎えたHonky Tonk Womenがいい。
It's Only Rock n' Roll !
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2004/09/13
定禅寺通りでJAZZを楽しむ
週末の11.12日、定禅寺ストリートジャズフェスティバルが開催されました。定禅寺通りを中心に、街角のいたるとこで、主にアマチュアグループが演奏をしています。今年は計660グループが参加とか。
feeさんのページの詳しいレポートがあります。
MELODIOUS BEAT Blog出張所 さんのページによると浅野知事も以前ギターをもって参加していたとか。
私は主にメイン会場のビックバンドを聞きました。ビールを片手に、昼間からの屋外できくジャスはなかないいです。
また、日が暮れてからのストリートでの演奏。定禅寺通りのけやき並木に、サックス、ベース、ピアノの音がこだまし、いい雰囲気でした。
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2004/09/08
台湾のアイドルだったんですね
先月遊びにいった香港で買ってきたCD、なかなかいいのでSIVAのしっぽ(KAZUMI)さんにお聞きしたら、調べて頂けました。アンジェラ・チェンという台湾のアイドルですね。
香港のHMVにいって、香港ポップのコーナーをみていたのですが、曲目さえ意味がわかりません。で、NEW RELEASEのコーナーからジャケットの雰囲気で決めて買ってきました。
名前の読み方がわかって(KAZUMIさん、読めるんですね。すごい)、調べてみたらこんなWEBを見つけました。このWEB、アマゾンそっくりのデザインですね。最初みたとき、香港版アマゾンかと思いましたよ。また岸上さんのブログでも、触れておられます。
このCDは100香港ドルくらいでした(日本円で1,500円くらいかな)。12曲入りのCD+BONUS VCDの2枚組。このVCDはビデオCDですね。DVDが登場する前に一時広まったフォーマットですが、日本ではもう死滅してますよね。香港などのアジア圏ではまだまだ現役のよう。このビデオCD、うちのDVDプレーヤーでも再生できましたよ。香港のポップスは、ビデオCD付のものが多かったです。
香港を含む中国圏のポップス、アイドルは奥がふかそうだなあ。
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2004/08/16
27年前の今日
今日、8月16日はエルヴィス・プレスリーの命日です(1977年8月16日)アメリカ、メンフィスには多くのファンがが訪れていることでしょう。私は高校の時にファンになっていらい、かれこれ30年以上、エルヴィスを聞き続けていることになります。
今年は、彼がデビューして50年。エルヴィスをロックンロールの原点とするなら、今年はロック生誕50周年ということになります。ちぇるし〜ほてるさんのページにもふれられてますが、エルヴィスの新しいファンが増えているのでしょうか。「忘却界抄」さんのようなファンにとってうれしいブログもあります。
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2004/07/17
DJシロー、って?
仙台のFMは民放1局(エフエム仙台=FM東京系)+NHKFMとちと寂しい。東京でINTER FMとかJ-WAVEとかを聴きなれているとバリエーションがちょっと少ない感じ。そんな中、コミュニティFMというのか、地域限定FMとういのか、SENDA RADIO 3:ラジオ3をよく聴いています。朝の時間帯はJ-WAVEの再送信もしていて、仙台にいながら東京の雰囲気が味わえる(?)
このラジオ3で、面白い番組があります。題して「シローと夢トーク」。DJシローが軽妙に語るエルヴィス・プレスリー専門番組。毎週水曜の夜30分の放送なんだけど、このシローさんは、なんと浅野史郎 宮城県知事なんですね。
30年来のエルヴィスファンの私としては、堪えられないプログラム。シローさんのエルヴィスの知識もすごい、私より詳しい。おまけに、知事とは思えない、軽いおしゃべり。ほんと、宮城県の一部地域でしか聴けないなんて、もったいない。浅野知事、もっと宣伝したら。
今年は、エルヴィスがデビューして50年という節目の年、今月末には映画の代表作とも言える「エルヴィス・オン・ステージ」が映画館で上映されたり、歴史的な映像のDVDがでたり、ざと9901さんもかかれているように、この夏はエルヴィスファンにとっては楽しいことが続きます。
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