ずっと毎日聴いています。シンプルでストレートにタイトルがつけられた、マイリー・サイラスの新作アルバム『サムシング・ビューティフル』です。 アルバム1曲目の荘厳な「Prelude」から、静かで激しい「Something Beautiful」、そして一転して軽快な「End of the World」へと続き、マイリー・サイラスの世界へ引き込まれます。アルバムは曲間がなく、シームレスにつながっていて、マイリーの歌声とサウンドに浸ることができる見事な構成です。
全体としてはやや難解に感じられるかもしれませんが、ポップな「End of the World」や、80年代ヒットの同名異曲「Easy Lover」、力強いリズムの「Walk Of Fame」は、素直にマイリーの歌声が身体にしみ込んできます。そして「Every Girl You've Ever Loved」のサビの歌声には、思わずうっとりしてしまいます。
THE NEW YORKERはこのアルバムを、「Miley Cyrus Finally Makes an Album Worthy of Her Voice(マイリー・サイラス、ついに彼女の声にふさわしいアルバムを制作)」というタイトル(2025年6月5日)で高く評価しています。
記事では、 「Still, on “Something Beautiful,” Cyrus comes close to delivering what must be the thrill of hearing her live; it is by far her most mature, compelling, and improvisational work to date.(それでも、『Something Beautiful』でサイラスは、彼女のライブを聴くときの興奮にかなり近づいています。これは、これまでの彼女の作品の中で最も成熟し、説得力があり、即興性に富んだ作品です。)」と記されています。
ビルに囲まれたスペースに心地よい音楽が響きます。京橋のTODA BUILDINGでの「蓮沼執太フィル TODA BUILDING LIVE "都市と合奏"」は楽しいライブは、TODA BUILDINGの開業半年を記念するイベント。 開演の少し前にいくと、かなりの人が集まっています。人はパラパラくらいかなと思っていたのですが、とんでもない。蓮沼執太フィルも知らなかった無知をお詫びします(苦笑)。 蓮沼執太フィルは公式サイトより引用すると、 「蓮沼執太がコンダクトする、現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。2010年に結成。」で、メンバーは15人。奏でる音楽は、まさにフィルハーモニック・ポップ・オーケストラという感じ(正確に伝えられません)でボーカルが蓮沼執太。 新しい音楽と出会った素敵な時間でした。
エルトン・ジョンとシンガー・ソングライター、ブランディ・カーライルによるコラボレーション・アルバム「天使はどこへ」(Who Believes In Angels?)は、素晴らしいアルバムです。昨年、二人のデュエット「ネヴァー・トゥー・レイト」を聴いたとき、新鮮な感動を覚えたのですが、この曲を含んだアルバムが先月リリースされました。 エルトン(78歳)、ブランディ(43歳)のコラボレートをプロデュースしたのは、アンドリュー・ワット(34歳)。アンドリューは近作ではレディ・ガガの「メイヘム」(ブルーノ・マーズとのデュエット「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」を含む )などいくつものビッグアーティストの作品をプロデュース。 この3人にエルトンの長年のソングライティング(作詞)のパートナーであるバーニー・トーピン(74歳)が加わり、アルバム全10曲が書かれています。エルトン、アーニーのアイドル、ローラー・ニーロをテーマした「ローラ・ニーロの薔薇」やアルバムタイトル曲「天使はどこへ」など素敵な曲が並びますが、圧巻はアルバムラストの「この古き世界が私と共に終わる時(When This Old World Is Done With Me)」。Written byとして4人がクレジットされていますが、この曲はエルトン・ジョンとバニー・トーピンのものでしょう。 暗闇の中でも一筋の光が差し込むバニーの詞、艶やかで力強いエルトンのボーカル。白眉の一曲。 Release me like an ocean,return me to the tide.
スーパースターの力を示した素晴らしいコンサート。何度も来日しているシンディ・ローパーのファイナルとなるコンサート「Girls Just Wanna Have Fun Farewell Tour」 (4月22日・日本武道館) は会場の熱いファンと一体となったパフォーマンスでした。 コンサートは「シー・バップ」でスタート。71歳のシンディがこの曲を歌うのは味わい深い(曲の裏の意味をお調べを)。衣装を替えながら、曲間にトークをしながらのステージで、シンディはとてもくつろいでいるようです。ステージ後方の大型ディスプレイでの映像も効果的に使われています。
A spectacular concert that showcased the power of a true superstar. Cyndi Lauper’s final show in Japan, part of her “Girls Just Wanna Have Fun Farewell Tour” (held on April 22 at Nippon Budokan), was a performance that united her with the passionate crowd.
The concert opened with “She Bop.” It was deeply moving to hear 71-year-old Cyndi sing this song (look into the hidden meaning behind the lyrics). Changing outfits and chatting between songs, she seemed completely at ease on stage. The large display screen at the back of the stage was also used effectively to enhance the experience.
Even with a simple backing band consisting of just guitar, bass, drums, percussion, and two backing vocalists, Cyndi’s voice resonated powerfully. It reminded us that she is, at heart, a rock singer.
"True Colors," now more of an anthem than ever in today’s world, led into her signature hit “Girls Just Want to Have Fun” (from She’s So Unusual), transforming the stage into a sea of Yayoi Kusama-style polka dots and sending the audience into a frenzy.
Among the fans at the venue were not only people from Cyndi’s own generation or around her age, but also many younger attendees stood out. It was a strong reminder of the enduring appeal of this artist. With so much energy still in her, is this really the final tour? It’s hard to believe — and hard to accept. Cyndi Lauper, please come back.
「ディジーズ」のMVがあまりにすごい(すごいとしか言い様がない)ので、レディ・ガガの最新アルバム「メイヘム」を買ってしまいました。39歳でこんなパワフルなアーティストがいるんだろうか。 レディ・ガガの5年ぶり、7枚目のソロアルバムは、ポップな仕上がりだと感じ、とっつきにくくはなく、素直に楽しめます。The New Yorkerでは「Lady Gaga’s Return to Form(レディ・ガガの復活)と題したレビューで「「メイヘム」は、より柔らかく、より賢いガガから生まれた曲かもしれないが、彼女は依然として重要なところでは強烈なインパクトを残している」と評しています。 「ディジーズ」に続くヒット中の「アブラカダブラ」MVも魅せてくれます。 レディ・ガガは特異なパフォーマンスに注目して、肝心の楽曲を聴いていませんでした。これを機にアルバムを聴こうかと思っています。
「六弦の祭典」に集ったアーティストはほんとに豪華。シェリル・クロウはアコースティックギターで弾き語り、またベースに持ち替えジョン・メイヤーのギターで歌います。ゲイリー・クラーク・ジュニア、スティーヴン・スティルス、カルロス・サンタナもステージに。クロージングではスティーヴィー・ワンダーが登場しハーペジ(鍵盤楽器と弦楽器の要素を組み合わせた電子楽器)を演奏し、クラプトンのギターと共演します。 そしてエリック・クラプトンが亡きロビー・ロバートソンに捧げる「It Makes No Difference」(ザ・バンド「南十字星」に収録)には感動。
来月発表される2025年グラミー賞で主要4部門にノミネートされ、一段と注目を集めているサブリナ・カーペンター。アルバム『Short n' Sweet』で年間最優秀アルバム賞、収録曲の「Espresso」で年間最優秀レコード、同じく収録曲の「Please Please Please」で年間最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の4部門を含み6分門にノミネートされています。1999年生まれのまだ25歳。 Apple Musicでも聴けるのですが、『Short n' Sweet』のCDを買ってしまいました。ヒット曲「Espresso」、「Please Please Please」は耳なじみがあるのですが、アルバム全編を聴くと、さらっとした感じで、引っかかるところが少ない。でも何回か聴いていくと、ストレートでわかりやすいポップなことに気がつきます。どの楽曲も聴きやすい。アルバムの演奏時間は36分と短いこともあり、気軽に聴けます。 サブリナ・カーペンターはディズニーチャンネルの「ガール・ミーツ・ワールド」に14歳で出演、ブレイクしたとしたとされています。ちなみにディズニー出身のアーティストにはセレーナ・ゴメス、マイリー・サイラス、オリヴィア・ロドリゴ などがいます。 2月3日に発表されるグラミー賞では、サブリナ・カーペンターは受賞するのか。楽しみ。
昨日、「全米トップ40スペシャル!~ダンス・ダンス・ダンス!~」が放送されました。リスナー代表として登場しているはずですが、気恥ずかしいので聴いていません(録音したので後ほど聴きます)。 リスナー代表を交えての新春特番は毎年やっているのですが、今年のお題(今年であればダンス曲)を応募内容を知ったのは締め切りの3時間ほどまえです。選ぶべき曲は「全米ヒット・チャートでトップ40内にランク・インした『大好きなダンス・ナンバー』」。それも番組内憂から80年代にヒットした曲が条件。 困りました。そもそもダンス曲ってあまり聴かないし。思いがぐるぐる回るうち、ふとペット・ショップ・ボーイズの「Always on My Mind」が思いつきました。これってダンス曲? ヒットしたのはいつ? ChatGPTに訊くと、ダンス曲でチャートは、1988年に最高位4位(Billboard Hot100)。 この曲は昨年日本で公開された映画「異人たち」に使われていますが、オリジナルはブレンダー・リー。そしてエルヴィス・プレスリーが1972年に録音しシングルB面でしたが、カントリーチャートで上位にランキンされるなど人気がありました。 ペット・ショップ・ボーイズはプレスリーの死後10周年を記念したテレビ番組でこの曲を披露し、好評だったため録音し、リリースしました。 「Always on My Mind」 は多くのシンガーがカバーしている名曲(エリック・クラプトンもやっている)。音楽は聴き続かれます。
先月ライブをみたデュア・リパにはまっています。低音が豊かでパワフルでセクシーな歌声の歌手が好きで(古くはシャーデーとかローラ・ブラニガンとか)、デュア・リパはまさに好みです。 ライブ盤『Live From The Royal Albert Hall』が発売されました。タイトル通り、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのオーケストラ、バックコーラス、彼女のバンドを従えてのコンサートを収録。 来日コンサートではボディスーツに身を包みパフォーマンスを魅せてくれたデュア・リパですが、このコンサートでは真っ赤なロングドレス。 デュア・リパの音楽はポップを基盤としながらも、ディスコ、ハウス、R&B、ファンク、エレクトロポップが融合しているとも評されます。この音楽的スタイルとオーケストラは合うのか、という心配は無用のボーカルを聴かせてくれます。アルバムは2枚組で、DISC1は「Radical Optimism」を忠実に披露。DISC2では「コールド・ハート」でエルトン・ジョンが登場し、デュエット。
先日、YouTubeに「An Evening with DUA LIPA | Royal Albert Hall, London」と題された動画(Official版)がアップされています。まだ全部みていませんが、コンサートを1時間ほどに編集したもので、見応えがありそう。 キュートなサブリナ・カーペンターやアリアナ・グランデもいいけど、でもデュア・リパがいい。
若く、パワフルなパワーで、会場が一体となった熱いパフォーマンス。いま、アメリカのポップミュージックの中心にいるオリヴィア・ロドリコの初来日ステージをみてきました(9月27日・有明アリーナ)。 オリヴィア・ロドリコはシンガーとしてのオリジナルのアルバムは2枚だけですが(主演したミュージカルのサントラはあります)。2枚ともビルボードのアルバムチャート1位を記録し、アルバムからカットされた「Drivers License」、「Vampire」などはHOT100の1位を獲得しています。 ステージは「Bad Idea Right?」からアンコールの「Get Him Back!」まで全23曲。チェックしてないのですが、2枚のアルバムの曲をほとんど歌ったかな。バックはギター2人、ベース、ドラム、キーボード、2人のコーラスで、すべて女性のロックバンド。
オリヴィアアルバムをApple Musicで聴いたとき、衒いがないな、と感じました。ストレート、ピュアともわずかに違う耳ざわりのミュージック。21歳という若さゆえか、それとも才能があるからなのか。よくわからないのですが。アリアナ・グランデの曲世界とは違う、当たり前だけど。「Vampire」のようなスローテンポな曲もいいけど、「Get Him Back!」みたいなロック曲に惹かれます。いまは若くて可愛いシンガーとして見られているだろうけど、ひょっとすると、とてつもない才能があるのかもしれない。
リミックスされた音源はどれも魅力的に仕上がっているが、特にディスク5の「GRACELAND76」には心が動く。死去の前年、1976年に自宅・グレースランドの通称ジャンルルームでレコーディングされた。エルヴィスの体調が良くなく、自宅に機材が持ち込まれ、ミュージシャンが集まり、行われたセッション。レコードで発売された当時の淵源は、スタジオの録音ではないため、良好なサウンドとはほど遠かった。今回、リミックスされ、エルヴィスのボーカルがクリアになり、素晴らしい歌が迫ってくる。 特に「ダニーボーイ」。グレン・D・ハーディン(Glen D. Hardin・69年のラスベガスから亡くなる2ヶ月前のコンサートまで、ほとんどのライブ、レコーディングでバックをつとめた)のピアノで歌うエルヴィスの歌は、とても言葉では言い表せない。ただただ美しい。
この夏、Perfumeはアジアツアー「Perfume "COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5" Asia Tour 2024」を開催。香港、上海、台北、バンコクの4都市でのツアー。7月13日・ツアー最終のバンコクでのコンサートがライブビューイングで配信されました。 リアルタイムは夜10時半スタートと遅い時間できついんで、14日のディレイビューイングをみてきました。会場はTOHOシネマ日本橋です。コンサートのセットリストは「Perfume Countdown Live 2023→2024」とほぼ同じですが、新曲「The Light」が組み込まれています。 ただ、ラスト曲の「MY COLOR」でステージから去ったPerfumeは客席からのアンコールで舞台に再び登場し、「The Light」を披露してくれました。最近のステージしかみていませんが、Perfumeはアンコールをしません。ファンには嬉しいパフォーマンスです。 相変わらず元気で最高のステージをみせてくれたPerfumeです。
ボン・ジョヴィの新作『フォーエヴァー』をCDで買っていました。Apple Musicで聴けるのですすが、特典映像が付いているデラックスを購入。ボン・ジョヴィのアルバムを買うのは初めてです。大雑把にはハードロックはあまり聴かないので。 きっかけは小林克也の「ベストヒットUSA」でこのアルバムを取り上げていて、ジョン・ボン・ジョヴィのインタビューがありました。アルバムからのシングルカット曲「レジェンダリー」のMVが流され、この曲についてジョン・ボン・ジョヴィはアメリカンポップスに言及していました(正確な表現は覚えてないのですが)。 歌詞に、 Friday night comes around like a song "Sweet Caroline," and we all sing along 「金曜の夜が歌のようにやってくる 『スウィート・キャロライン』みんなで歌う」
長いアルバム。先月に発売されたテイラー・スィフトの新作『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』から2024年5月4日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でトップ14を独占。この新作はCDとサブスクなどの配信とでは収録曲目が違います。CDの日本版ではボーナストラックを含め17曲ですが配信バージョンでは『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』とタイトルされたものもあり、31曲で演奏時間は2時間4分です。 とにかく聴くのが大変。どんなアルバムだったか、と問われてもなんとも答えようがありません。「THE NEW YORKER」は「Why Normal Music Reviews No Longer Make Sense for Taylor Swift(なぜ通常の音楽レビューがテイラー・スウィフトにとって意味をなさなくなったのか)とタイトルされた記事で、Swiftverse(テイラー・スイフトが生み出した創作世界および彼女のファンダムが共有する文化的空間を指す言葉の意味)という言葉を使い、これを理解しないと、「スウィフトの音楽やテイラー・スウィフト自身のほとんどが意味をなさないでしょう」と書いています。 なんか難しくなったテイラー・スィフトです。
Netflixで「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」をみたときから気になっていた宇多田ヒカル。でも露出が少ない人なので、そのままになってなっていたのですが。この天才アーティスト(これには異論もあるだろう)をちゃんと聴きたいと思い、ベストアルバムが発売されたので買いました(もちろんベストアルバムでアーティストのことがよくわかるわけではないですが)。 4月10日に発売された『SCIENCE FICTION』はCD2枚組で26曲で、新曲「Electricity」に加え、「Addicted To You」「traveling」「光」を新たにレコーディングした曲が収められています。 宇多田ヒカルマニアではないので、初めて聴く曲、聴いたかもしれないけど覚えてない曲も多い。26曲を何回か聴きましたが、いいです。今更だけど(笑)。デビューの2曲もミキシングされて、もちろんいまでも輝きがありますが、「花束を君に」も素敵。この曲をつくっただけで、充分ですよ。 しばらく愛聴盤になりそうです。
いまやポップミュージックを支配している感があるテイラー・スウィフトがグラミー賞でも歴史をつくりました。2月5日(日本時間)発表された第66回グラミー賞で、テイラーは『Midnights』で年間最優秀アルバム賞を受賞。4度受賞した初のアーティストです。 主要4部門(年間最優秀アルバム・年間最優秀レコード・年間最優秀楽曲・最優秀新人賞)は女性アーティストが独占。 年間最優秀アルバム:テイラー・スウィフト『Midnights』 年間最優秀レコード:マイリー・サイラス「Flowers」 年間最優秀楽曲:ビリー・アイリッシュ:「What Was I Made For? 」 最優秀新人賞 ヴィクトリア・モネ 「ローリングストーン」のWEBサイト記事では、「歴史を塗り替えたテイラー・スウィフトと女性たちの大勝利」と評しています。授賞式見たかった。
「P.T.A. BOOK 2023」が送られてきました。Perfumeのファンクラブ会員に年1回に発行される「Perfume Official Fanclub Book」。オールカラー140ページを超える厚さで、無料。フォンクラブに入って2年目なので、2冊目。 これってお得では。他のアーティストのファンクラブに入ってないので事情はわからないのですが、Perfumeファンクラブ(「P.T.A.」=Perfumeとあなた)の年会費は4500円です。ファンクラブの他の特典は会員限定のグッズが買えたり、もちろんコンサートはファンクラブ先行販売もあります。昨年はファンクラブ会員向けのコンサートもありました。 アーティストにとってファンクラブは大事、ということですね。
昨日、1月8日はエルヴィス・プレスリーの誕生日。ということで何かエルヴィスの曲を聴こうとひっぱり出したのが、「Elvis On Tour: The Rehearsals」。内容は映画「Elvis On Tour」収録に合わせてのリハーサル音源らしいのだが、海賊版? RCAのロゴが小さく入っているので、どうやら正規な版か。 アマゾンで検索すると「この商品を購入したのは2005/1/20です。」と親切なメッセージが表示されています。19年前か。ちなみにこのCD、中古ではまだ買えます。 そしてなぜかポール・サイモンの「グレースランド」が聴きたくなり、運良くレコード棚でみつけました。このアルバムは1986年のリリース。40年近く前、時は過ぎゆく。
大晦日、カウントダウンコンサートにいってきました。Perfumeの「Perfume Countdown Live 2023→2024 “COD3 OF P3RFUM3” ZOZ5」。会場はぴあアリーナMM。 昨年の全国ツアー以来の大きな会場でのコンサートですが、カウントダウンはファンクラブ会員限定です。一万人規模の会場ですが、抽選で選ばれた人だけが参加できるという貴重なチケット。 コンサートは昨年ロンドンでの「Perfume LIVE 2023 "CODE OF PERFUME"」を発展させた内容で、ベストヒットライブ(あ~ちゃん)。馴馴染みの「レーザービーム」「チョコレイト・ディスコ」から新曲「Moon」「すみっこディスコ」までを歌い、踊ります。 また、(おそらく)ライゾマティクスによる営巣表現世界も凄いです。
クリスマスがいよいよですが、例年この時期は仕事でホリディ気分でなないのです。今年もさすがに予約が入って、忙しい日を過ごしています。出かけられないので、せめてクリスマスソング聴こうとエルヴィスのアルバム「If Every Day Was Like Christmas」を聴いています。 エルヴィスはクリスマスアルバムをオリジナルとしては2枚だしていますが、このアルバムは後年リリースされた編集もの。アルバムタイトルになっている「If Every Day Was Like Christmas」は1966年にリリースされた曲です。 エルヴィスのクリスマスソングでは「Blue Christmas」がラジオなどでオンエアされることが多いのですが、「If Every Day Was Like Christmas」は欧米ではクリスマスシーズンにかけられることが多い、ときいたことがあります。 曲はスタンダードなクリスマスソングではなく、メンフィスマフィア(エルヴィスの取り巻き)の一人、レッド・ウエストの作でほとんど注目はされていません。しかしシンプルな歌詞、美しいメロディー、そして静かに語りかけるようなエルヴィスのボーカルは秀逸です。
ドリー・パートンはカントリーシンガーと刷り込まれているのですが、違うのです。昨年には「ロックの殿堂」入りを果たしています。「NEW YORKER」で「Dolly Parton Salutes Rock and Roll(ドリー・パートンはロックンロールに敬意を表する)」とタイトルされたインタビュー記事が記載されていて、ここで「I’m seventy-seven years old, and I’m a rock star.(私は77歳でロックスターです)」と言っています。
圧巻の歌の上手さでした。イギリスのシンガー、サム・スミスのコンサートを楽しみました (今回の来日公演は大阪と横浜のみ)。 コンサートのオープニングに「Stay With Me」、続けて「I'm Not the Only One」。アンコールに選んでも良いだろう曲をトップに歌う意外な選曲。会場は曲に合わせ大合唱になり、一気にサム・スミスの世界に引きこまれます。 最初の4曲の後、「Part1:Love」「Part2:Beauty」「Part3:Sex」と3つのパートで展開されます。 バックミュージシャンは(紹介がなかったので正確でないですが)、ギター、ベース、ドラム、ピアノに加え3人のバックコーラスとシンプル。 後半、シンガーとのデュエット、ダンサーが加わっての構成となり、ステージの厚みが増します。エンディングは「Unholy」。アンコールはなく、1時間40分ほどの公演ですが、充実していました。 いい表現が思い浮かばないのですが、とにかくサム・スミスは聴かせます。聴けば聴くほど、もっと聴きたくなる魔力のような魅力を持ったボーカルです。
もう1か月ほど前にでたのにまだ、しっかりと聴き終えていないテイラー・スウィフト「スピーク・ナウ」。なにせ、・エディションの2枚組だと計22曲、トータル1時間45分ほどのボリューム。 2010年にリリースされた通算3作目のオリジナル・アルバム「スピーク・ナウ」を再録音したもの。これに加え<フロム・ザ・ヴォルト>(金庫から取り出した、という意味らしい)として新曲6曲が加えられています。 アルバムのライナーノーツにテイラーは(オリジナルアルバムの曲は)「18歳から20歳にかけて、私が完全に自分ひとりで書き上げたもの」と書いています。 2010年リリース版をすべて聴いていないのですが、今回のアルバムは曲調もロックからカントリーまでバランスがとれた選曲。ともかくテイラーのボーカルがパワー溢れています。 また<フロム・ザ・ヴォルト>からは「アイ・キャン・シー・ユー」のPVがリリース。これはwritten and directed by Taylor Swift となっています。テイラーの才能がものすごいことを知る作品です。
来年はビッグなアーティストが続々来日します。テイラー・スィフト、ブルーノ・マーズそしてビリー・ジョエルが1月に来日。東京ドームでのコンサートはONE NIGHT ONLY IN JAPANと銘打ち、1回のみ。 テイラー・スィフトは4回、ブルーノ・マーズは7回(これも凄いな)。なのに、ビリー・ジョエルは1回。大御所は違う。肝心のコンサートチケットの価格は、最高のVIP SS席が10万円から最安値のB席1万2000円まで。S席でも2万4千円です。
昨年の12月、ニューヨークにいったときマディソン・スクエア・ガーデンでコンサートをやってた(one night onlyではなかった)。 マディソン・スクエア・ガーデンのサイトにビリー・ジョエルのコンサート情報があって(直前はマライア・キャリーがやってた)、そこからコンサートチケットサイトにいける。アメリカでは当然ことかもしれないが、コンサートの席を指定して買える。 そのとき、ステージセンターから5列目の席が300ドルくらいで売ってた。 さて、日本でのコンサートはどうしよう。いまのビリー・ジョエルを日本でみることに、どれほどの価値があるかなと考えてしまう。
少し前の、先々月だったか矢口清治さんのラジオ番組でオリビア・ニュートン=ジョンのデュエットアルバムがリリースされると知りました。「Just The Two Of Us: The Duets Collection」とタイトルされたアルバムは、過去オリビアがデュエットした曲のコンピレーション。ただ1曲ドリー・パートンとのデュエット「Jolene」は新たな録音です。レコーディングの映像がネットにアップされていますが、みていて悲しくなります。
Perfumeが約9年振りのロンドン公演「Perfume LIVE 2023 “CODE OF PERFUME”」 を行い、ライブ・ビューイングが開催。これを今朝みてきました。ライブなのでロンドン時間でのビューイングは午前4時開演です。会場は東京では2つの映画館でのビューイングで、そのひとつ新宿ピカデリーに。 ロンドン公演の会場は劇場のようなスペースで、舞台でPerfumeはパフォーマンス。東京、横浜あたりでの大きなスペースでのダイナミックなものではないですが、映像表現が抜群。おそらくライゾマティクスの演出でしょう。 公演は1時間半ほどで終了。国内のパフォーマンスでは会場との交流タイムがあるのですが、英語圏ではそれはちょっと無理かな。ということでほぼ歌って踊っていたPerfumeです。 午前4時からなんだけどシアターは満員。どうやって来たのだろう。ファンは熱心だね。
バート・バカラックが亡くなりました。アメリカン・ポピュラー・ソングは詳しくないのですが、その歴史で多くの素敵な曲を書いていることは間違いありません。ずっと聴いてきたニール・ダイヤモンドはバカラックと(結婚していた)キャロル ・ベイヤー・セイガーと共作の「ハートライト」を歌って ヒットさせています。 「THE NEW YORKER」は、 You need to hear only a few bars of a Bacharach song to sense his singular gift. (バカラックの歌を数小節聞くだけで、彼の類いまれな才能を感じることができます。) と書いています。 カーペンターズの「遙かなる影」<(They Long to Be) Close to You>もバート・バカラック作品。(作詞はハル・デイヴィッド)。カーペンターズの「LIVE IN JAPAN」に収録されていたので、聴きました。カーペンターズとバート・バカラック、素晴らしい曲を残してくれました。
洋楽ファン(いまや減少しつつあるようですが)にとって気になるグラミー賞が発表されました。事前の予想通りかもしれませんが、ビヨンセが4部門で受賞しました。これでグラミー賞史上最多となる32冠です。 ビヨンセは凄いのですが、ボニー・レイットが「年間最優秀楽曲」など3部門で受賞です。ボニーは73歳、昨年リリースしたアルバム「Just Like That」からのタイトル曲が受賞。ボニーは73歳のギタリスト。驚きです。 ボニーは2012年の「Slipstream」を聴いてからほぼ遠ざかっていました。グラミーを受賞したアルバムも聴いていません。ダメだな。早速聴きます。
ドイツに勝って意気あがる日本。ワールドカップと音楽の話題で面白いことを知りました。一昨日、矢口清治さんがパーソナリティをつとめる「Music Freeway」で「You'll Never Walk Alone」がオンエアされていました。サッカーファンなら常識なんでしょうが、この曲は、 <サッカークラブリヴァプールFCのサポーターソングとして歌い継がれるようになり、試合開始前と終了後に常に歌われるクラブの愛唱歌(Anthem)となった。>(ウィキペディア) とか。 リヴァプールFCだけでなくドルトムントや日本のFC東京でもアンセムとして歌われる名曲。 多くのアーティストがカバーしていますが、「Music Freeway」で矢口さんが選んだのはエルヴィス・プレスリーのバージョンです。「今年はエルヴィスの年」というのがその理由。 エルヴィスの「You'll Never Walk Alone」は同名のアルバムに収められています。が、このアルバムは廉価版のシリーズで注目度は低いものでした。たまたまレコードがありました。でもこの曲はアメリカではシングルカットされビルボードHOT100で90位を記録しています。 さて、ワールドカップはまだまだ続きます。好試合がこれからも期待できそうです。
Billboard Hot 100のチャートを席巻したテイラー・スウィフトの「Midnights」のCDを買いました。まだ聴きこんでいないのですが、どの曲も濃い感じ(曖昧ですが)、歌詞を読んで聴けばどんどんはまっていくだろう力のある楽曲ばかりです。ヒットチャート狙いではなく、曲が上質に仕上がっていると思います。今さらだけど、テイラー・スウィフトは歌が上手い歌手なんだと感じます。 CDは、 <「Moonstone Blue」、「Jade Green」、「Blood Moon」、「Mahogany」という4形態でリリースされる。その4つのバージョンのバック・カバー・アートもそれぞれデザインが異なり、その4枚を合わせると時計のデザインになる。>(タワーレコードon-lineより) と4種類あり、Jade Greenを買いました。 アルバムに収められているのは13曲+ボーナストラック3曲です。Billboard Hot 100の11月5日のチャートでは1位から20位までに16曲、21位以下にも2曲、テイラーの曲がランクインしています。アルバム収録曲より多い。どうしてなんだろう? ネットで検索してわかりました。別バージョン『MIDNIGHT 3AM』が発売されていました。これはCDではなくネット配信での発売で、20曲収められています。だから、Billboard Hot 100にこれだけの曲がチャートインしているのですね。 レコードのシングル曲の売上、オンエアなどデータからチャートを決めていた時代は、もう昔の話なんです。年寄りはついていけない時代だな。
昨日、メディアで報じられていますが、テイラー・スウィフトの新作アルバム『Midnights』収録曲がBillboard JAPAN HOT 100で1位から10位までを独占しました。11月5日のチャートで1位の「Anti-Hero」以下10位まですべてがテイラー・スウィフト。そして11位から20位にも4曲チャートインしています。20位まで14曲がテイラー・スウィフトです。10位までを独占はHot 100史上初の快挙です。 ヒットチャートと言えば、シングル曲のチャートという思い込みがありますが、いまはそうではないようです。 「CDセールス、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ再生、動画再生、ルックアップ(PCへのCD読み取り数)、ツイート、カラオケの8種類のデータからなる総合ソングチャート“Billboard JAPAN HOT 100”。」(Billboard JAPANのサイトより) これは日本のビルボードチャートの解説ですが、本家米国も同様でしょう。アルバムからのシングルがヒットチャートにランクインする、というのは昔の話。 それにしてもテイラー・スウィフトというシンガーはすごい。Apple Musicで聴けるのですが、CDを買うか迷います。
今日はエルヴィス・プレスリーの命日です。没後45年経ちました。例年は特に気にすることもないのですが、今年は映画「エルヴィス」の公開っもあり、聴いてみようと思い立ちます。 エルヴィスのアルバムは膨大ですが、没後様々な編集ものや未発表音源を含むアルバムがでているためで、オリジナルアルバムは何枚あるのか。よく分からない(笑)。「The RCA Albums Collection by Elvis Presley」というボックスを持っています。オリジナルアルバムを紙ジャケ仕様でボックスに収めたものです。ディスクは全部で60枚ですが、アルバム未収録の音源をまとめたディスクが3枚あるので、オリジナルアルバムは57枚ということか。しかし、没後にリリースされた最後のライブアルバム「Elvis In Concert」は入っていません。 ともかく、60枚もあるので、今日、全部聴くのは無理。お気に入りのアルバムを何枚か聴くことになりそうです。いまのナンバーワンは「GOOD TIMES」。このアルバムに収録「I Got a Feelin' in My Body」が「エルヴィス」で効果的に使われていました。
オリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル(Physical )」というアルバムがあります。発売されたのは1981年で邦題は「虹の扉」。当時大ヒットしたと思いますが、発売40年を記念して「Physical [Deluxe Edition]」が昨年10月に発売されました。発売から少し経って知り、タワーレコードで注文しましたが1ヶ月経っても入荷しません。しかたないので昨年末Amazonで購入。現在、主立った通販サイトでは品切れです。 「Physical [Deluxe Edition]」は2CD+DVDの豪華仕様ながらAmazonでは4000円と高くはありません。内容は、 <アルバム本編のほか、リミックス、ボーナストラックなど全31曲が2021年最新リマスターで収録されたCD2枚組と、グラミー賞「Video of the Year」を受賞した「Physical」のミュージックビデオや、「Olivia: Live in Concert」の映像が収録されたDVDからなる>(hmvのサイトより引用) 中でも「Olivia: Live in Concert」がいいです。1982年アメリカユタ州でのライブですが、ヒット曲満載です。これだけでもこのパッケージを買う価値があるのでは。 あの頃、オリビア・ニュートン=ジョンはほんとに人気がありました。いまみても新鮮です。何度も聴き、みたいアルバムです。
最近、愛聴している矢口清治さんがパーソナリティーをつとめる「Music Freeway」でオリビア・ニュートン・ジョンのアルバム『Physical』40周年記念盤が発売されたのを知りました。あれから40年か。まだ20代。この記念盤は、2CD+DVDで <2CDにはアルバム・タイトルトラック「Physical」やリミックス、ボーナス・トラック等、全31曲のリマスター音源が収録、DVDにはグラミー賞のVideo of the Yearを受賞した「Physical」のミュージック・ビデオ、『Olivia: Live in Concert』のライヴ映像が収められる。>(UDISCOVER.JPより引用) と内容豊富です。早速タワーレコードのオンラインストアで注文しましたが、ずっと入荷しない状況が続いています。 オリビア・ニュートン・ジョンといえば、『水の中の妖精』も印象深いです。思いだし、Amazonなんかで探すと、新品はいま売られていません(廃盤?)。余計に欲しくなり、ディスクユニオンの中古品を手に入れました。アメリカ盤の中古です。 アルバムに収録された曲はビージーズ「Come On Over」、ドリー・パートン「Jolene」、ウィーリー・ネルソンで有名な「Blue Eyes Crying in the Rain」などが収録されています。 楽曲も素晴らしいですが、ジャケットのインパクトがすごい。アルバムの原盤タイトルは「Come On Over」ですが、『水の中の妖精』という邦題をつけたセンスに感銘します。 それにしても『Physical』早く来ないかな。
エルヴィス・プレスリーのバックバンドをつとめたドラマーのロン・タット(Ronnie Tutt)が亡くなりました。エルヴィスがラスヴェガスでステージに復帰した時からバンドに参加(TCB Band)し、ほとんどのレコーディングセッションでもドラムを叩いています。 エルヴィスの没後(1977年)、ニール・ダイヤモンドのバンドに参加するほか、多くのミュージシャンのバックをつとめました。Rolling Stonesのウエブサイトには、 Ronnie Tutt, drummer and original member of Elvis Presley’s TCB Band and the Jerry Garcia Band and a famed session musician who performed alongside Billy Joel, Buckingham Nicks and more, has died at the age of 83. と報じられています。 エルヴィスの公式サイト(the Graceland website)で伝えられているほか、ニール・ダイヤモンドもInstagramでコメントを発表しています。 1969年以降のエルヴィス・サウンドはギタリストのJames BurtonとRonnie Tuttがキープレーヤーだったと思います。ドラマーとして数々の名演でエルヴィスを支えました。 ご冥福をお祈りいたします。
レディー・ガガが発起人となりWHO(世界保健機関)と慈善団体「Global Citizen」が行った新型コロナウィルス対策支援のためのコンサート「One World: Together at Home」は豪華なスター競演でした。 最近のポップスターはまったく知らないのですが、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ザ・ローリングストーンズといった馴染みのある(?)人たちも登場して、素敵なパフォーマンスを楽しみました。 それぞれのアーティストの選曲が興味深いです。ポールは「Lady Madonna」、エルトンは「I’m Still Standing」、ストーンズは「You Can’t Always Get What You Want」。 達者なアーティストたちの競演です。レディ・ガガも魅力ある歌を聴かせてくれます。また、ジョン・レジェンドとサム・スミス「Stand By Me」のパフォーマンスが凄いです。感動しました。 歌のパワーを感じたパフォーマンスでした。
ミュージシャンのハル・ブレインが先日11日に亡くなりました。一昨日、朝日新聞の夕刊で萩原健太が記事を書いていて知りました。日本の新聞の訃報欄で伝えられるほどの人ではないかもしれませんが、偉大なドラマーです。 <ビーチ・ボーイズ「グッド・バイブレーション」、フランク・シナトラ「夜のストレンジャー」、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス「蜜の味」、フィフス・ディメンション「輝く星座」、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」、カーペンターズ「遥(はる)かなる影」など、彼が演奏に参加した楽曲は3万5千曲以上。うち、およそ150曲が全米トップ10ヒット入りしたというからすごい>(3月25日 朝日新聞夕刊)。 ハル・ブレインの名前を知ったのは、ジョン・デンバーのライブアルバム「An Evening With John Denver」(1975年)でミュージシャンと参加していた時です。エルヴィスの「Can't Help Falling in Love」にも参加しています。 ハル・ブレインの参加した曲をみていたら、島倉千代子の「愛のさざなみ」がありました。作詞・なかにし礼、作曲・浜口庫之助。この曲がロサンジェルスでレコーディングされ、ドラムはハル・ブレイン。録音されたのは1968年(昭和43年)です。驚き。 伝説の名ドラマー、ハル・ブレインのご冥福をお祈りいたします。
今月6日に亡くなったグレン・キャンベルのアルバム「Adios」が届きました。6月にリリースされたグレンのラストアルバムです。Apple Musicで聴くことができるのですが、訃報に接し、CDを買いました。
アルツハイマー病を公表した後、2012年から13年かけてにレコーディングしたアルバムと伝えられています。アルバムに収録されたのは全12曲。多くの名曲をグレンに提供しているJimmy Webb作品が4曲。美しい曲ばかりです。それに加えて、Willie Nelson作の「Funny How Time Slips Away」をWillieとデュエット(Willieももう84歳)し、ボブ・ディランの「Don't Think Twice, It's All Right」、カントリーの名曲「She Thinks I Still Care」などを聴かせてくれます。すごくいいです。極上のボーカルです。
何回も聴きかえしたい素敵なアルバムです。
AOR CITY 2017なるCDシリーズが発売されています。ソニーミュージックによる企画ですが、昨年もAOR CITY 1000という企画で1000円で100枚のアルバムが発売された続編企画です。AORとはAdult-oriented Rockの略で、大人向けのロック。和製英語らしいです。
8月2日に発売された中に、ピーター・アレンの「ノット・ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」を見つけ、買ってしまいました。ピーター・アレンはシンガーであり、ソングライター。自身では大ヒットはないものの、クリストファー・クロスの大ヒット曲「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」、リタ・クーリッジの「あなたしか見えない」、オリビア・ニュートン=ジョンの「愛の告白」といった曲を書いています。また、竹内まりやの「Fly Away」(アルバムLOVE SONGS収録)も書いています。
「ノット・ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」は派手さはありませんが、ピーターの透明感のある歌が聴ける上質のアルバムです。昔、レコードを買った記憶があります。これまでアマゾンやApple musicで手に入らなかったアルバムですから、1080円で買えるとは嬉しいです。
23日には第2弾がでるAOR CITY 2017。また衝動買いしてしまいそうなアルバムがあります。なかなか心憎い企画です。
5月に買ったのですが、記事にしていなかったダン・フォーゲルバーグのCDがあります。「Live at Carnegie Hall」と題されたアルバムのリリースを知ったのはApple Musicのニューリリースでのこと。確か、5月中旬でした。Amazon.comに注文しましたがなぜか手に入らず、日本のアマゾンで購入しました。
「Live at Carnegie Hall」は1979年にカーネギーホールで行ったコンサートを収録したライブ盤。ただ、レコード化が前提のレコーディングではなく、一昨年DATが偶然見つかり、それをCDとしてリリースしたものです。
音源はモノラルですが、クリアな音質です。ダン・フォーゲルバーグがバックバンドなく、自身のギター、ピアノのみで歌うコンサートが、CD2枚に26曲が収められています。
ダン・フォーゲルバーグをはじめて聴いたのは、1984年。仕事で付き合いのあったエピックソニーの担当者から「Windows and Walls」のデモテープをもらったのがきっかけでした。「Live at Carnegie Hall」はこれより前のレコーディングですから、はじめて聴く曲もいくつもあります。
今年はダン・フォーゲルバーグが亡くなって10年。いまだ多くの人に愛されるシンガーの素敵なアルバムです。
ボブ・ディランを熱心に聴いたことがありませんでした。ディランは1941年生まれ、ニール・ダイアモンド、ポール・サイモンも同じ年の生まれ。世代的には古いわけでもありません。多分、ディランの声があまり好きでないせいかも(笑)。
エルヴィスがディランの「Tomorrow Is a Long Time(明日は遠く)」をレコ-ディングしています。「カリフォルニア万才」というつまらない映画のサントラ盤にボーナストラックとして、映画の挿入歌ではなく収録されました。地味な曲ですが、ファンには人気が高い曲です。ディランが "the one recording I treasure the most."(Wikipedia)と語ったと伝えられています。
いまさらですが、歌を聴いてみようとThe Bandの解散コンサートThe Last WaltzのDVDをみました。40年前の映像です。The Bandはディランのバックバンドでした。このコンサートでディランは最後に登場し、「いつまでも若く」、「連れてってよ」を歌い、全員のフィナーレ「アイ・シャル・ビー・リリースト」をリードをとります。若いディランはロックミュージシャンのようです。
文学者ボブ・ディランの魅力を知るには時間がかかりそうです。
Fire TV Stickを買ったので、Amazonプライム会員の登録をしてみました。30日無料なので、試してみようかと。プライム会員の特典はいくつかあるのですが、取りあえずプライムビデオにどんな番組があるのかを探索(?)するのが目的。
Amazonプライム会員の特典にPrime Musicがあります。「100万曲以上の楽曲や数百のプレイリスト、そしてプライムラジオが聴き放題」ということですが、その内容はどんなものでしょう。
じっくりみていませんが、どうもプレイリスト中心のコンテンツのようです。例えばビートルズのアルバムは全部揃っていません。Let It Beはありますが、Abbey Roadはありません。最近リリースされたLIVE AT THE HOLLYWOODもなし。プレイリストは充実しています。でもアルバムで聴きたいです。ちなみにApple Musicにはすべて揃っています。
多分、AmazonにとってPrime Musicはおまけ、という位置づけなのでしょう。プライム会員のトータルメリットで判断しなくてはいけないということです。ここで思考を放棄するとアマゾンの思う壺というわけです。アマゾン、なかなかやりまます(笑)。
昨日はエルヴィス・プレスリーの命日。エルヴィスの墓がある自宅Gracelandには今年も多くのファンが詰めかけています。FOX NEWSでは「Elvis fans make pilgrimage to his gravesite at Graceland」と巡礼という表現で伝えています。
先日、このGracelandを改装し、さらに4500億ドルをかけて新たなエンターテイメントビルを建設することが発表されました。テネシー州メンフィスの一大レジャー施設というわけです。没後39年も経つのに、魅力はまだまだお金を稼いでいるエルヴィスです。
毎年、命日にあわせアルバムが出されます。ファン心理に訴える商売も39年目。今年は「ウェイ・ダウン・イン・ザ・ジャングル・ルーム」がでました。ジャングルルームとは自宅の居間のこと。ここに機材を持ち込んでのレコーディングが行われたのは1976年。エルヴィスが亡くなる前年で、最後のスタジオレコーディング。
エルヴィスのアルバムでは珍しく、ジャケットに本人の写真がありません。つい買ってしまったアルバムを聴きながら、39年前をまた、思い出しました。
もう3年ほど前、ピーター・バラカンの番組で音楽評論家の萩原健太氏が代役をつとめたことがありました。そのとき、バリー・マニロウの「Twenty Four Hours a Day」という曲がオンエアされました。すごくいい曲で、収録されているアルバムは「Barry」。
手に入れたいとアマゾンなどネットで探してみましたが、新品はなく、中古も出品されていません。Amazon.comでも新品、中古もなし。1980年にリリースされ、全米では15位を記録しているアルバムです。どうしてないのか。
そんなことも忘れ去っていたのですが、前月末、このアルバムが再発されたのを発見。即購入しました。sonyから「AOR CITY 1000」シリーズがでて、その中に「Barry」があります。
この「AOR CITY 1000」はAOR40周年を記念し、AOR100枚のアルバムが1枚1000円で発売されるもの。アルバムはどれも懐かしいものばかり。
SONYもいい企画をやってくれます。嬉しいです。
渋谷の法務局に用事があり、帰りに井の頭通りへでると、HMVの看板があがったショップを見かけました。そういえば、渋谷にHMVが復活するというニュースを思い出しました。入ってみると、店内にはレコードが並べられています。
この店は再出店したHMVではなくて(HMVの新店はHMV&BOOKS TOKYO)、HMV record shopといアあナログレコードの店でした。中古品のレコードに加えてカセットテープも並べられています。
店があるあたりにはタワーレコードがありました。開店したのは輸入盤のLPを売っていた時代です。近くにはシスコレコードもありました。ここも輸入盤では有名な店でした。10年近く前に倒産していたようです。このあたりはレコードショップの聖地、とも呼ばれていました。
レコードファンの広がりを感じるHMV record shopです。
2年ほど前から聴き始めたNHK FMの「ミュージックプラザ」。月曜から木曜の午後4時から放送されている音楽番組ですが、聴いているのは木曜の洋楽 HIT GRAFFITIです。パーソナリティをつとめている矢口清治さんとは大昔、仕事をさせていただいたこともあり、聴いていました。
このところリアルタイムで聴くことができず、録音だけしてありましたが、昨日久しぶりに4時からの放送を聴きました。すると、このミュージックプラザが3月末で終了と矢口さんがさりげなく言っています。驚きました。最近聴いていなかったので、すでに発表済みだったのでしょう。
ミュージックプラザで矢口さんがパーソナリティを始めたのは2005年4月。もう10年目ですが、まだまだ続くと思い込んでいました。洋楽 HIT GRAFFITIは懐かしの洋楽ヒットがたっぷり聴ける楽しい番組でした。それが今月で終わりなんて、ちょっとショックです。NHKも酷なことをします。残念です。
スーパースターの凄さを感じたコンサートでした。昨日、エルトン・ジョンのコンサートにいってきました。今回の来日は大阪と横浜に2公演のみとです。エルトン・ジョンはヒット曲を中心にきく程度のおよそ熱心とはいえないファンです。これまでに何回も来日していますが、コンサートにいくのははじめてです。
コンサートは「Elton John & His Band」とタイトルされ、デイヴィー・ジョンストーン(ギター)、ナイジェル・オルスン(ドラムス)らエルトン・ジョン・バンドがバックを支えます。エルトンがピアノを弾きながら歌います。バックはギター、ドラムス、ベース、パーカション、キーボードからなるエルトン・ジョン・バンドのみで、コーラス、ボーンなどはいない潔い構成です。
エルトンが歌ったのはアンコール曲まで全24曲、2時間半近い熱演でした。Your Song、Goodbye Yellow Brick Road、The Bitch Is Back、Don't Let the Sun Go Downといったヒット曲に加えて、パリ襲撃の犠牲者に捧げると前置きしてBelieve、レオン・ラッセルとのコラボレーションアルバム「The Union」からHey Ahabなども歌ってくれました。
68歳になるエルトンですが、艶のあるヴォーカルは健在です。ロックンロールからラヴバラッドまで素敵な歌を楽しんだ一夜でした。
巷ではAmazonの定額動画配信が話題のようです。Fire TV Stickを購入すると、プライムビデオ見放題サービスとやらで、かなりの数の動画を見ることができるというもの。動画をみる習慣がないので、あまり気持ちが動きません。
それより、今頃定額制「音楽」配信サービスに興味がわいています。Appleが7月にApple Musicをはじめましたが、定額制音楽配信を提供するのはAppleだけではありません。AWA、LINE MUSIC、Googleもあります。
毎月、定額料金を払えば、音楽は聴き放題なわけですが、そもそもどれくらい音楽を聴く時間があるのか。音楽なので、聴きながらができるので、きける時間は長いからお得か。いろいろ考えます。
Apple Musicは3ヶ月の無料トライアル期間があり、7月のサービス開始時にはかなりの登録があったようです。その後、有料で使い続けているのはどれくらいになるのか。正確な数字は明らかになっていません。
Apple Musicを個人で使うと、月に980円です。年間約12,000円。好きな音楽をいつでも聴けるなら、安いでしょう。この定額制音楽配信が本格的に広がると、今より更にCDは売れなくなるのか。なんとも悩ましいサービスではあります。
今年のElvis Presleyの命日に合わせリリースされたアルバム"エルヴィス・トゥデイ・レガシー・エディション"。オリジナルアルバムが発売されたのは40年前。発売からの40周年記念のレガシーエディションと銘打って出された商魂たくましい商品ですが、ファンは買ってしまいます(苦笑)。
オリジナルアルバムの”エルヴィス・トゥデイ”発売当時(浪人時代でした)、LPアルバムを買って何回も聴いたのを思い出します。結果としてこのアルバムはエルヴィスにとって最後のスタジオレコーディング作品となりました(76年にレコーディングをしていますが、自宅に機材を持ち込んでのものでした)。
オリジナルには10曲収められていますが、その中で「And I Love You So」には魅せられます。「American Pie」のヒットで知られるDon McLeanが書いた名曲ですが、Perry Comoの歌唱で知られます。ElvisヴァージョンもPerry Comoとは違った趣ながら、大らかに歌い上げる名唱です。
"エルヴィス・トゥデイ”はエルヴィス作品の中では目立たない作品ですが、「And I Love You So」だけは聴く価値がある。そんなアルバムです。
かれこれ1ヶ月ほど前に買ったバーバラ・ストライザンドの「Partners」をいまでも時々聴いています。聴き飽きないアルバムです。アメリカで発売されたのは昨年9月中旬ですが、発売後ビルボードのアルバムチャートで1位になり、1月10日付けの最新チャートでもまだ22位にランクインしているベストセラー。
この「Partners」はバーバラ・ストライザンドが12人のアーティストとデュエットした作品集です。スティーヴィー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ライオネル・リッチー、マイケル・ブーブレ、ベイビーフェイスといったビッグなシンガーとデュエットしています。これらのシンガーとはリアルタイムで共演したのでしょうが、エルヴィス・プレスリーとのデュエットもあります。「ラブ・ミー・テンダー」の音源を使ってデュエットに仕上げています。かつて映画「スター誕生」でバーバラの相手役として候補にあがったエルヴィスとの共演がここで実現したというわけです。
面白いのは選曲。スティーヴィー・ワンダー、ライオネル・リッチー、マイケル・ブーブレ、ベイビーフェイスとはバーバラの持ち歌をデュエットしていますが、ビリー・ジョエルだけはビリーの代表曲「ニューヨークの想い 」(New York State of Mind)を歌っています。
バーバラ・ストライザンドは72歳になりますが、ヴォーカルは相変わらずの美しい歌を聴かせてくれます。デュエットソングの楽しさを改めて知る一枚です。
これは感動の一枚です。トニー・ベネットとレディ・ガガのデュエット「CHEEK TO CHEEK」はジャズスタンダードをデュエットしたアルバム。アメリカのチャートでは1位を獲得していますが、日本でもヒットしています。毎週日曜にオンエアされているJ-WAVEのTOKIO HOT 100では10月12日に1位を獲得しています。
トニー・ベネットは88歳。いまだ現役で歌っていることに感動します。かたやレディ・ガガは28歳。60歳違いのデュエットです。トニー・ベネットは「Duets: An American Classic」「Duets II」と素晴らしいデュエットを発表していますが、「Duets II」でレディ・ガガと歌っています。
アルバムを聴いて驚いたのは、レディ・ガガのうまさ。奇抜な出で立ちは知っていましたが、歌は聴いたことがありませんでした。トニー・ベネットとのスタンダード・ジャスを歌うレディ・ガガは28歳の若さシンガーとは思えません。ベテランのようです。
トニー・ベネットの年齢を超えたパワーとレディ・ガガの実力を知る「CHEEK TO CHEEK」。おすすめです。
仕事をしていない頃は、毎週聴いていた木曜のミュージックプラザ。今は録音して週末に聴いてます。1ヶ月ほど前でしょうか。DJの矢口清治さんが選んだ一曲がオリビア・ニュートン・ジョンの「きらめく光のように」(Making A Good Thing Better)でした。
久し振りにいオリビアの歌声を聴き、思いだしまた。横浜文化体育館での来日公演にいったこと(1976年です)。映画「グリース」をUCLAのそばの映画館でみたこと。そしてアルバム「そよ風の誘惑」「水の中の妖精」は何回も聴きました。
LPレコードはあるのですがCDは1枚も持っていないので、ベストアルバムを一枚買ってしまいました。以来、最近の愛聴版になっています。「Gold」とタイトルされたアルバムに40曲収録されていますが、記憶にある曲、懐かしい曲などが満載です。一世を風靡したシンガーだったことを改めて認識します。そしてバラッドからアップテンポなロックまで表現力豊かに歌う力量に、今更ながらに感動しました。当然だけど、単なるアイドル歌手ではありませんね。
オリビア・ニュートン・ジョン。素敵な歌姫です。
2日目のコンサート、2部のオープニングは「シクラメンのかほり」でした。布施明が歌い、大ヒットとなった有名な曲。1975年のことです。このヒットのおかげで小椋佳は表舞台に引っ張り出されます。歴史にもしもはありませんが、「シクラメンのかほり」のヒットがなければ、小椋佳のアーティストとしての足取りも異なっていたでしょう。
このコンサートで歌う曲について綴った『小椋佳 生前葬コンサート』で「シクラメンのかほり」のところにちょっと驚くことが書いてありました。
「シクラメンのかほり」の文体は、エルヴィス・プレスリーのMary In The Morningの歌詞から借りてきたというもの。Mary In The Morningの冒頭の歌詞は、
Nothing's quite as pretty as Mary in the morning
(朝のマリーほど魅力的なものはない)
です。これが「シクラメンのかほり」の
真綿色したシクラメンほど清しいものはない
と創られた、と小椋佳は書いています。
小椋佳を聴き始めて42年、エルヴィスのファンになって41年。いままでこの事実を知りませんでした。調べてみるとウィキペディアにも書いてあるので、すでに有名なことかもしれません。
小椋佳によれば「シクラメンのかほり」はアルバムの入れる曲を選ぶ段階で落とした作品で、布施明の新曲用としてB面曲として渡したものだそうです。それが、後世に残る大ヒットになるとは、曲の評価の不思議さを感じます。
毎年8月16日の前にリリースされるエルヴィス・プレスリーのアルバム。37年目の命日を記念した今年は「Elvis: That's the Way It Is」。Elvis: That's the Way It Isは日本では1971年に「エルビス・オン・ステージ」のタイトルで公開された映画の原題です。
映画は1970年夏、ラスヴェガスでのライブを収録したドキュメンタリー映画で、アルバムはこのサントラ盤を中心に未発表作品を含むライブ、スタジオリハーサルを加えた作品。未発表をいくつか散りばめて、ファン心理を刺激し、購買に結びつけようろする制作者側の企みですが、思わず買ってしまうファン心理がここにいます(笑)。
毎年命日には出費は覚悟しているのですが、今回のElvis: That's the Way It IsはCD×8、DVD×2の豪華セットですので、かなりの高額になります。死後37年経っても稼ぐエルヴィスはすごいが、アルバムを買い続けるファンはすごくない(苦笑)。
まだ一部しか聴いていないので、命日の今日はこれで過ごします。
手に入れたのは4月のことですが、いまでも愛聴しているアルバムがジョージ・マイケルの『Symphonica』。FMで素敵な曲がオンエアされていて、誰だろうとサイトをみると、「 Let her down easy」という曲。
ネットで調べると、3月にリリースにこのアルバムがリリースされていました。シンフォニカオーストラリアをバックに、ジョージ自身の作品のセルフカバーと、他のアーティス曲のカバーしたヴォーカルアルバムです。
ジョージ・マイケルと言えば、ワム!でブレイクし、その後ソロとして『Faith』『Listen Without Prejudice』で上質な作品をつくり、アーティストとして高い評価を得ました。しかし、その後はプライベートでいろいろ問題があり、少なくとも日本で伝えられる評判は芳しいものではありませんでした。長らく彷徨っていたという印象です。
この『Symphonica』では、澄んだ高音を巧みに使いながら、情緒たっぷりにバラッドを歌い上げています。今更ですが、ジョージ・マイケルという人は上手いシンガーなんだと感心させられます。アルバムの中では「愛は面影の中に」の邦題で知られるロバータ・フラックの「The first time ever I saw your face」やエルトン・ジョンの『蒼い肖像』に収められている「Idle」は見事なカバーです。
個人的には「Praying for Time」がいちばん好きです。オリジナルと一部歌詞を変え、現在のジョージの心情を歌っているように思えます。
素敵なヴォーカルを味わえる珠玉の一枚です。
ローリング・ストーンズは平均年齢70歳近い人たちとは思えないパワーを見せつけてくれました。8年振りの来日公演にいってきました。東京ドームは、若い世代からオジサン、オバサンまで幅広い観客で満員です。
開演時間の18時30分から待たされること30分、7時にコンサートはスタート。オープニングは「一人ぼっちの世界(Get Off Of My Cloud)」。最近のコンサートでの定番スタートミー・アップではない意外な幕開けです。
ミック・ジャガーは相変わらず細身。70歳には見えない若々しさです。そして、まとわりつくようなボーカルも健在。中央部が花道が設置されている広いステージを走り回って歌います。
ヘビーなキース・リチャード、鋭いロニー・ウッドの両ギタリスト。シャープで確実に打つチャーリー・ワッツのドラム。メンバー4人はまさに円熟した職人芸を聴かせてくれます。コンサートはストーンズに加え、ベース、キーボード、ホーン、コーラスなどがバックメンバーとして加わり、いわばザ・ローリング・ストーンズ楽団のコンサートといった感じですが、まさにロックンロールバンドのサウンドです。
ヒット曲を中心に、約2時間のコンサート。音楽会の世界遺産ともいわれるザ・ローリング・ストーンズを満喫しました。
Amazon.coのサイトで真偽を疑う商品を見つけました。エルヴィス・プレスリーのCDボックスですが、どこが偽物のように思えると言うと、その価格です。アマゾンサイトに記載されたデーターでは、CD10枚のBox setで、価格は1,288円。CD1枚の値段ではなく、Box setが1,288円です。
「made Famous by Elvis Presley」とタイトルされたCDのBox setです。アマゾンのサイトには曲目のデータはありません。いったいどんなCDなんだろうと、ネットで調べてみると、楽天ブックスに詳しい情報がありました。made Famous by Elvis Presley(エルヴィスによって有名になった)のタイトル通り、エルヴィス・プレスリーがレコーディングはした元歌を収録したものです。
エルヴィスの曲はオリジナルもありますが、他のアーティストのカバーも多い。このCDではエルヴィス・プレスリーのヴァージョンと元歌を収めた企画です。例えばWhite Christmasはエルヴィスの曲と共に、ビング・クロスビー、ドリフターズのバージョンが収録されています。
ファンにとってはとても価値のある企画です。しかし、何故これほど安いのか。アマゾンのCD10枚セットというのは間違っていて、実際は9枚組。でも1枚143円です。ポップスのオールドなファンであれば、この10倍の金額でも安いのではないでしょうか。発売元はドイツのmembranというところ。版権はクリアされた商品なんでしょうか。CD boxにはエルヴィスの写真はないし、なんか怪しい。事情を知っている方がいたら、教えてください。
CDといえば、最近はもっぱら古いものばかりをきくことが多いです。そんなオールドな音楽ファン向けなのか、リマスターされた昔の名盤が目につきます。懐かしい作品がいくつもありますが、特に気になった「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」をつい買ってしまいました。
ポール・マッカートニーがポール・マッカートニー&ウイングスとして活動していた1976年の全米コンサートのライブ盤です。確かLPレコードを買った記憶がありますが、いまは所在不明。思い切って高価な日本版を購入。LPレコードでは3枚組だったはずですが、CDは2枚。当時は『ウイングス U.S.A. ライヴ!!』というタイトルだったのを、今回オリジナルタイトルでの発売です。
当時のポールはまだ30代前半で、ライブパフォーマンスがエネルギッシュそのもの。艶やかで、澄んだボーカルは最高です。美しいラブバラード「メイビー・アイム・アメイズド」「マイ・ラブ」、ロックする「バンド・オン・ザ・ラン」「ハイ・ハイ・ハイ」そしてビートルズナンバー「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」「レディ・マドンナ」までパワフルなライブが楽しめます。もう30年以上も前のことですから懐かしい曲ばかりですが、古さは感じません。どの作品もレベルが高い。 日本版を買ったので、曲名が邦題で記載されていて、これがなかなか面白い。例えば「あの娘におせっかい」(Listen To What The Man Said)「幸せのノック」(Let 'Em In)「心のラヴ・ソング」(Silly Love Songs)と、洒落た邦題です。今だったらこんなタイトル付けないでしょう。
ポール・マッカートニーも来週18日で満71歳。若き日のスーパースターを満喫できる「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」です。
ポール・サイモンのアルバムを買いました。それもかなり昔の一枚です。先月、アマゾンからメールがきて、アルバム「時の流れに」が出るという知らせです。もう30年以上も前にでたアルバムではありませんか。「レガシー・レコーディング・シリーズ」というシリーズでソニー・ロック名盤100選の一枚で出されたものです。「レコードは持ってるけど、CDはないなあ」と思いつつ、そのままに。
今月になって、ラジオ英会話を聞いていたら[after these years]というフレーズがテキストに。これがトリガーになって買ってしまいました。「時の流れに」のオリジナル・タイトルは「Still Crazy After All These Years」。after these years、すてきな響きです。
思い起こすと、浪人して大学受験が終わった3月に手にしたのがこのアルバムでした。確か、はじめてサイモン&ガーファンクル時代の音楽を乗り越えたソロアルバムと評されたのがこの「時の流れ」だったと記憶しています。当時はサイモン&ガーファンクルのアルバムも持っておらず、エルヴィス・プレスリー一辺倒だったはずなのに、何故ポール・サイモンのアルバムを買ったのか、まったく覚えていません。
ほんとに久しぶりに聴きましたが、いいアルバムです。10代の時にはわからなかっただろうなと思ったりします。タイトルチューンの「Still Crazy After All These Years」は、珠玉のラブソング。それに加えて、サイモン&ガーファンクルのレコーディング曲「My Little Town」は、バリー・ベケットのピアノイントロがいいアップテンポ曲も、何度聴いても飽きない傑作。「恋人と別れる50の方法」は洒落た一曲です。
時は流れても、いいアルバムは、いまでも傑作です。
クリスマスイブにはやはりエルヴィス・プレスリーのクリスマスソングだなと、CDを探してみると、何枚もありました。なんでこんなにあるんだろう。未整理の棚から発見されたのは8枚のアルバム。埋もれているのもまだありそう。
そもそもエルヴィスのクリスマスアルバムは、オリジナルとしては「Christmas Album」(1957年)と「Elvis Sings the Wonderful World of Christmas」(1971年)の2枚です。それにオリジナルのクリスマスソング音源にカントリーシンガー達の歌をオーバーダビングして新たな曲として構成したアルバム「Christmas Duets」もオリジナルなアルバムと言っていいかもしれません。でもそれ以外にエルヴィスのクリスマスアルバムはたくさんあります。アマゾンで検索すると103件も出てきます。こんなにあるとはいささか驚き。
エルヴィスのクリスマスソングと言えば、「Blue Christmas」が有名。ホワイトクリスマスに対して、ブルークリスマスはブロークンラブソング。若々しいエルヴィスのボーカルが素敵です。「Christmas Album」に収録されています。この「Blue Christmas」と並んでよくプレイされるのが「If Every Day Was Like Christmas」。タイトルから厳密に言えばクリスマスソングではないかもしれませんが、美しいラブバラッドで、クリスマスシーズンにはぴったりです。
しかし年に一回しか聴かないクリスマスアルバムなのに、なぜこんなに持っているのか。ほんとファンというのは困りものです。
隣駅の学芸大学は活気がある商店街。先日、スポーツクラブにいくとき、商店街の一角にある中古レコード店「サテライト」に入ってみました。前から気になっていたのですが、中古のCDとレコードの両方を売っている店です。それもレコードはかなりの在庫です。これだけのレコード、買う客がいるのかといささか不思議になるほどです。
昔はどこにもあった中古レコード店ですが、いまやほとんど見かけなくなりました。自由が丘にあった店もいつの間にか閉店していました。レコードを買趣味は(いまのところは)ないのですが、中古レコード店でレコードを漁るのは楽しいものです。
ちょっとのぞいて出るつもりだったのですが、ロッド・スチュアートのCDを見つけて心が動きました。先日、FMでロッドの「I Was Only Joking」がオンエアされていて、「この頃のロッドはいいな」と聴き入りました。この曲はアルバム「Foot Loose & Fancy Free」(邦題「明日へのキックオフ」)に収録されています。このアルバムが棚にあり600円。買おうと思ったのですが、その隣に「スーパースターはブロンドがお好き」(原題「Blondes Have More Fun 」)があり、こちらを買ってしまいました。800円也。
このアルバムジャケット印象的です。懐かしい。「スーパースターはブロンドがお好き」という邦題もなかなかのもの。大ヒットした「アイムセクシー」を含む全10曲が収められたアルバムですが、いま聴くと意外とおとなしい感じで、マイルドなロックです。
中古レコード店で掘り出し物をみつけるのも楽しいものです。
桜井センリさんが亡くなりました。孤独死と報じられています。寂しいです。2年前、谷啓さんが亡くなったときにも書いたのですが、2006年にリリースされたクレージー・キャッツのCDがあります。「Still Crazy For You」by クレイジーキャッツ&YUMING。メインは谷啓とユーミンのデュエットで、桜井センリ(ピアノ)、犬塚弘(ベース)が演奏で参加。植木等は台詞(有名な「およびでない」です)で加わります。レコーディング時期に亡くなっていたハナ肇、石橋エータロー、安田伸は過去のレコーディングからサンプリング音源で参加です。
桜井センリさんはピアニストです。クレージー・キャッツのメンバーは誰もミュージシャンとしても一流です。ある事情からクレージー・キャッツには桜井センリと石橋エータローと2人のピアニストがいました。「Still Crazy For You」で聴かせてくれる桜井のピアノも素敵な演奏です。
手元にある「Still Crazy For You」は初回限定盤でレコーディング風景を収めたDVDが付いています。レコーディング映像には桜井センリさんがピアノを弾く場面もあります。その映像をみていたら、とても悲しくなりました。植木等、谷啓も今はいません。クレージー・キャッツの新曲はもう出ないのかもしれません。そんなことを思っていたら、また悲しくなりました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ペット・ショップ・ボーイズのアルバムを買いました。先月リリースされた「ELYSIUM」(邦題:エリシオン~理想郷~)です。発売直後にCDショップで見かけ心が動いたのですが、試聴もできなかったので買わずにいました。しかし、先日FMでオンエアされていて、買う気になりました。昔と変わらない良質の音楽をつくっています。DJが「ペット・ショップ・ボーズ節」と表現していましたが、まさにその通りです。
ペット・ショップ・ボーイズのアルバムを買ったのは「イントロスペクティヴ」が最初。リリースは1988年ですから、もう24年も前。このアルバムに「Always On Mind」という曲が入っています。エルヴィスが1972年にレコーディングしていてファンには知られた美しいラブ・バラッドですが、ペット・ショップ・ボーズのヴァージョンは新しい解釈でアップテンポの曲に仕上がっています。Wikipediaによれば Billboard Hot 100で4位の大ヒット曲。
新作の「ELYSIUM」は24年前のペット・ショップ・ボーズといい意味で変わらないサウンド。ニール・テナントのボーカルは58歳とは思えぬパワフルでセクシーさです。先端のテクノロジーで音を構成していますが、曲をきいているとアナログ的な印象を受けます。音作りが繊細なためでしょう。シングル曲「ウィナー」、「リービング」をはじめ、粒が揃った12曲です(日本盤はボーナスで1曲追加)。
久しぶりに何回も聴きたいアルバムに出会いました。おすすめです。
先週で終わってしまった朝のInterFM<BARAKAN MORING>ですが、そこでON AIRされていたある曲に聞き覚えがありました。だれの歌? ウエブサイトでチェックするとボニー・レイットの「Right Down The Line」です。ボニーの7年振りの新作アルバム『Slipstream』に収められている曲ということが分かりました。
この「Right Down The Line」はスコットランド出身のシンガーソングライターGerry Raffertyのオリジナルで、『City to City』というアルバムに収録されています。アルバムがリリースされたのは1978年年、もう34年も前のこと。
当時、大学生でしたが夏休みに旅行していました。グレイハウンドのバスで大陸横断の旅でした。そのとき、『City to City』に収録されている「Baker Street」(邦題「霧のベーカー街」)がよくラジオでかかっていました。あまりによくかかっていたので、アルバムをタワーレコード(当時は日本になかった)で買ってきました。このアルバムに収録されている曲はどれもよく、アルバムを繰り返し聴いていました。そしていつの頃かCDも手に入れ、iPhoneにも入れています。
久しぶりにGerry Raffertyのことを思い出したの、ネットを検索していたら、ショックなことを知りました。Gerry Raffertyは昨年の1月になくなっています。知りませんでした。享年63歳。1947年生まれだから、まだ若い。日本のウキペディアにはありませんが、英語版には詳しい記述があります。これを見るとアルバム『City to City』は全米1位になっています。大ヒットしたわけです。ただ、残念ながらヒットしたのはこのアルバムだけでした。
今聴いても素晴らしい作品で、これからも聴き続ける1枚です。
グレン・キャンベル(Glen Cambpell)という歌手はこの国ではほとんど無名に近いかもしれません。例えばWikipediaの日本語版には項目がないほど知られていない歌手ですが、母国アメリカでは大いなるシンガーです。カントリーシンガーとされていますが、ポップスのフィールドで多くのヒット曲を出しています。日本でグレン・キャンベルが注目されたのは、35年ほど前、コカ・コーラのCM曲に「カミングホーム」が使われたことぐらいかもしれません。今年、75歳になるベテラン。ながらく聴き続けてきたシンガーです。
グレン・キャンベルの最後のスタジオ録音アルバム「Ghost On The Canvas」が一週間ほど前に届きました。先々月にAmazon.comでこのアルバムを見つけ、そこに"final studio album"とありました(日本のアマゾンではこの記述は省かれています)。最後のスタジオアルバム、ということの意味がわからず、アルバムにあるグレン自身によるライナーノーツにもその理由はありません。
ネットで検索していたら、そのわけがわかりました。今年の6月、グレン・キャンベルはアルツハイマー型認知症であることを公表しています。悲しいです。もうレコーディングはしない、ということです。プロのシンガーとして、どれほどつらいことなのか、想像もつきません。
「Ghost On The Canvas」は全16曲。そのうち6曲がインストメンタル曲でグレンの歌曲を繋いでいく形でアルバムが構成されています。アップテンポな曲も、スローなナンバーもグレンらしい高く澄んだ声で、美しく歌われます。すごくいい。ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァーなど有名ミュージシャンとの共演曲もあり、グレン・キャンベルの素敵な歌声が響きます。Amazon.comには、今35のユーザーレビューがつき、ほとんどが最高の5つ星を付けています。最後のアルバムなんて信じたくない傑作です。
アルバムにグレンはこう書いています。
"All my litte rollercoaster ride - the laughter, the tears, the successes and failures - are part of who I am now." (ローラーコースターにのったときのような、これまでの笑い声、涙、成功、そして失敗、これらの小さなことすべては、今、私の中にあります)
「Ghost On The Canvas」、これからも聴き続けます。
バリー・マニロウは好きな歌手です。いつの頃から聴くようのなったのは覚えていないのですが、確か日本武道館でコンサートをみた記憶があります。もう30年近く前でしょう。そのバリーの新作アルバムが先月リリースされています。タイトルは「15 Minutes」
最近は名曲のカバーやらベスト、クリスマスのアルバムは出ていましたが、このアルバムはオリジナルアルバムとしての新作です。全16曲、曲はすべてバリーの自作、詩はENOCH ANDERSONにより書かれたまさにオリジナル。このアルバムは副題に「FAME...Can You Take It?」と付けられ、バリー自身にライナーによればFame、Successをテーマにしたアルバムです。
バリーの魅力はいうまでもなく、そのヴォーカル。広がりのある高い声は、バラードでもアップテンポの曲でも対応し、表現力に富んでいます。1943年6月生まれですから、もう68歳ですが、そんな年とは思えない若々しい歌をきかせてくれます。正統なボーカルアルバムがお好きな方にはおすすめです。
東日本大震災被災者支援のアルバム”JAZZ FOR JAPAN"を購入しました。CDはすでに6月1日に発売され、それに先立ち4月5日からiTunes Storeでダウンロード販売されていたものです。ジャスファンはすでにご存じかと思いますが、この分野に疎い私は今頃気づき、買わせていただきました。
"SONGS FOR JAPAN"が既存の曲を集めたアルバムであるの対し、”JAZZ FOR JAPAN"は新録音。ウエブサイトによれば
「アバター・レコーズCEOのラリーロビンソンの呼びかけで、ロス在住のトップ・ジャズ・ミュージシャンが集結。3月23日と24日の2日間、ハリウッドのキャピトル・スタジオで録音が行われ、日本への震災支援アルバム『Jazz For Japan』が完成」
とあります。
ジャスはまったくわからないのですが、参加しているミュージシャンをみると、スティーブ・ガッド、ケニー・G、ジョージ・デューク、デヴィッド・ペイチ、マーカス・ミラー、ネイサン・イーストなど、馴染みのある名前があります。
CDは2500円で、2枚組とお得。収益の一部は義援金となります。おすすめです。
クリストファー・クロスのアルバムを聴いています。5月にリリースされた久しぶりのオリジナルアルバム「Doctor Faith 」です(どうやら98年以来らしい)。3年ほど前に自らの曲を再録音作品を出しましたが、今回は新作で編まれたアルバムです。
クリストファー・クロス、いくつになったのかな。調べてみたら今年60歳。意外と若い。大昔ですが、1986年によみうりランドイーストでグレン・フライとのライブを見にいったことを思い出しました。『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』が30年前です。まだ現役で活躍しているようで、今年も来日公演をしています。
アルバム「Doctor Faith 」では、全曲 Christopher Cross とRob Meurerによる作品(この2人は長年のコンビらしい)で、クリストファー・クロスらしい高いボーカルを聴かせてくれます。昔と変わらないサウンドは、今では新しさはありませんが、心穏やかに聴いていられます。中でも「Leave It To me」がアップテンポでクリスらしいアップテンポな一曲でお気に入り。
ちょっとオールドなポップスファンにはおすすめの一枚です。
窓ふきなどのお掃除をしながら、音楽を聴こうとiPhoneを取り出しIPodに入れた音楽を聴いているうち、音楽アプリを買ったのを思い出しました。Music Mega Packというのですが、450円も払いながら、ほとんど使っていませんでした。
このアプリ、いろんなカテゴリーからポピュラー音楽が聴けるもの。例えば、「Top 100s By Year」は1947年から2010年まで各年のトップ100がランダムに聴けます。1947年なんて昭和22年ですよ。とりあえず1980年のをきいてみたんですが、懐かしい。このカテゴリー分けを、なかなか面白いです。まだほとんど聴いていないのですが、「100 Greatest Rock Debut Singles」、「100 Greatest Rock Bass Performances」、「100 Greatest Stadium Songs」などなど工夫がこらされてます。公式ウエブサイトによれば、1万曲が聴けるそうです。
iPhoneでは、いろんなもの聴けますよね。最近パワーアップしたらしいRadiko。このアプリを使えば、AM、FMラジオが聴けるので、これもちょっと便利。ITunesに入っているインターネットラジオのアプリもありましたね。
Radikoは無料ですが、それ以外のアプリもそんなに高いものではありません。それに、買ってしまえばあとは無料でずっと使えます。曲の著作権料どうなっているんでしょうね。Megapackなんて、名曲の宝庫(ビートルズも入ってました)なのですが、著作権料ってちゃんと処理されているんでしょうか。ちょっと心配。
久しく歌声を聴いていなかったロックシンガーのブライアン・アダムス。新作の「Bare Bones 」を手に入れました。このアルバムは同名のツアーをライブ収録したもの。ライブなので、パワフルなロックをやっているのかと思って聴いたら、アコースティックなサウンドです。アコースティックギター、ピアノだけのステージ。
最近のブライアン・アダムス、どうしているんだろう。でも、アルバムをきくと、ちょっとハスキーながら魅力あるヴォーカルは相変わらず。御年51歳なんですね。もう大ベテランです。「レックレス」を大ヒットさせたのが1984年、それから4半世紀が経っている。どこから聴かなくなってしまったんだろう。85年に武道館のコンサートにいきました。熱気あるコンサートだったのをよく覚えています。
アルバムに収録されたのは全20曲。Cuts Like A Knife 、Summer Of '69 、It's Only Love 、 Heaven など懐かしい曲が嬉しい。素敵なアコースティックロックです。
エルヴィスの新しいアルバムを買いました。「VIVA ELVIS THE ALBUM」 これまでは、ニューアルバムとはいっても、本人はこの世にいないわけですから、編集物か未発表バージョンでした。最近は未発表曲もありません。しかし、今度のアルバムには「33年振りのニューアルバム」というコピーがついてます。33年振りというと、エルヴィスの死の直後にだされた「エルヴィス・イン・コンサート」以来というわけです。
ファンにはかなり衝撃的な文句ですが、未発表曲集というわけではありません。発売元のウエブサイトにはこうあります。
「『21歳のエルヴィスがこの21世紀にニュー・アルバムを制作したらきっとこんなサウンドを創り出していたに違いない』というコンセプトにもとづき、エルヴィスと彼の音楽を21世紀に讃えて、全く新たな方法論(エルヴィスのヴォーカルトラックを残しつつ、新たなるサウンドを革新的にクリエイト)で制作が行なわれた」
ラスヴェガスで行われているシルク・ドゥ・ソレイユの公演『Viva ELVIS』の音楽プロデューサー Hugo Bombadire&Erich が、アルバムのプロデューサーを務め、斬新なサウンドをつくるあげたというわけです。
ニューアルバムとはいっても、ほんとの新しい曲が入っているわけではないんですね。それなりに楽しめましたが、衝撃的なものではなかったな。それよりラスヴェガスの『Viva ELVIS』みてみたいです。
アマゾンをさまよっていたら見つけたニール・ダイアモンド(Neil Diamond)の新作。よく内容を見ないで注文してしまいましたが、「Dreams」とシンプルで、ある意味ありきたりなタイトルのアルバムは、スタンダード曲のカバー集です。アルバムにあるニール自身のライナーによると、「ロック時代のベストな曲をアルバムにすることをずっと夢見ていました。ついにこのアルバムをリリースすることを決心しました」とあります。
ニールが愛する曲をカバーしたこのアルバム。収められたのは全14曲。オールドポップスファンに向けて、その曲をご紹介しますね。
<Dreams>
1. Ain't No Sunshine
2. Blackbird
3. Alone Again (Naturally)
4. Feels Like Home
5. Midnight Train To Georgia
6. I'm A Believer
7. Love Song
8. Losing You
9. Hallelujah
10. Song For You, A
11. Yesterday
12. Let It Be Me
13. Desperado
14. Don't Forget Me
私にとって聴き馴染みのある曲は半分くらい。知らない曲もあります。
アルバムのBest tuneは5曲目、Midnight Train To Georgiaです。オリジナルはGladys Knight & the Pipsですが、すごくいい。哀愁あふれるニールのヴォーカルが心に響きます。
ロッド・スチュアートが次々とアメリカのスタンダードアルバムを出してますが、そんなのがゴミと思えるニールのスタンダード集です。古めのポップスファンの方、是非聴いてみてください。
昨日に引き続きエルヴィス・プレスリーの話題です(すんません)。ビデオで発売されたきり、DVD化がされていなかった” Elvis on Tour"が最近、Blu-Ray化され、発売されました。ちょっと理由があり、Amazon.comに注文したいたものが、届きました。
この Elvis on Tourが公開されたのは1972年、銀座のテアトル東京で見た記憶があります。ビデオも持っていますが、最近どこへいったやら。Blu-Rayを早速みました。冒頭のシーンでかなり驚きました。
映画はエルヴィス子供の頃の写真で始まります。そこにエルヴィスのインタビュー。父に言われた言葉を語るエルヴィス。「ギター弾きはみんな文無し。電気工になるのか嫌なら、ギター弾きになれ。でもギター弾きはろなものじゃない」。オリジナル版ではエルヴィスの笑い声とともに「Johnny Be Good」(歌はエルヴィス)が演奏され、映画はスタートします。
このJohnny Be Goodが、Blu-Ray版ではDont'Be Cruel(冷たくしないで)に差し替わっています。どうしたんだろう。ギター弾きの話だから、Johnny Be Goodなのに。これじゃ、台無し。
ネットで調べてみると、どうやら版権がらみの理由らしい。この曲つくったチャック・ベリーがごねたのか。こんなこともあるんですね。
ちなみに、このBlu-Ray、アメリカからの輸入物ですが、日本語の字幕が付いてます。買ったのは、 Elvis on Tou、Jailhouse Rock 、Viva Las Vegas の3枚組。アメリカからの送料込みで45ドルくらいと、これは格安。なぜか日本のアマゾンでは買えません。これも不思議。
昨日取り上げた小椋佳さんのコンサートで、井上陽水さんとのことを話していました。小椋さんの初コンサートは1976年のNHKホールでのライブ、というのが公式なものだが、その前に新宿のルイードでライブをやっていたとか。そのライブは井上陽水との二人ライブだったといいます。おそらく、70年代前半のことでしょう。井上陽水は、昨年デビュ40年を迎え、ツアーを行いました。そのツアーとは別な構成で武道館で行われた1回だけのライブがDVDになり、思わず衝動買いしました。 小椋佳、井上陽水、二人のシンガーがその原点で共通点を持っています。二人ともかつてポリドールレコードに所属し、多賀英典のプロデュースによって作品を作りました。井上陽水の初期の傑作「傘がない」「夢の中へ」は多賀のプロデュースによるものです。 『40th Special Thanks Live in 武道館』と題されたDVDは、井上陽水のベストヒット集ともいっていい名曲、佳作が並びます。全編で2時間を超える熱演を見せてくれます。高く澄んだ声は、60歳を越えた今でも健在です。やはり、井上陽水は天性のスターです。
このブログのIt's a beautiful noiseというタイトルは(以前も書きましたが)、ニール・ダイアモンド(Neil Diamond)のBeautiful Noiseという曲(同名のアルバムに収録)からいただいています。ニールを聴き始めて、たぶん30年以上たっています。このシンガーほど本国アメリカと日本での評価の落差がある人は他にいないのではないでしょうか。アメリカではスーパースターですが、この国ではほとんど注目されていません。最近は、CDも日本盤も出ません。寂しい限り。 しかし、本国では精力的に活動しています。1941年生まれ(今年69歳)ですが、一昨年発売された『Home After Dark』はビルボードの総合アルバムチャートで1位になりました。コンサートツアーも行っています。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(2万人収容)で2008年に行ったライブがCDとDVDになって発売されています。CDは手に入れたのですが、DVDがは日本ではみられないリージョンなので購入を断念(パソコンだとみられるのでしょうが)。
しかし、先日Blu-ray版が発売され、日本のアマゾンでも買えることに。早速注文しました(Blu-rayはアメリカと日本が同じリージョン指定)。『Hot August Night/NYC』とタイトルされたコンサートライブ作品です。自作の名曲を次々と熱唱するニールに、観客もスタンディングでの盛り上がりをみせ、会場が一体化したすてきなコンサート。ニューヨークの街のサウンドを「Beautiful Noise」と表現したこの曲も歌っています。特に会場がわき上がったのが「Sweet Caroline」。観客がニールと一緒になって歌っています。
60代の後半になりながらその年をほとんど感じさせず、ボリュームがあり、包み込むようなヴォーカルは健在。ニール・ダイアモンドはいまでもスーパースターです。
先日、ニール・ダイアモンドのクリスマスアルバムのことを書きましたが、ニールのと一緒にバリー・マニロウのクリスマスアルバムも仕入れています。「In the Swing of Christmas 」というタイトル通り、ジャズ仕立ての作品です。
このアルバム、今年Aristaレーベル(永年、バリーが所属してきたレーベル)からリリースされていますが、公式WEBをみると2年前に別なレーベルから同名のアルバムが出されています。今回出たCDは、それにボーナストラック(おそらく新録音)を加えて、本家Aristaレーベルから発売されたもののようです。
全11曲、アルバムタイトル通り、スイング感たっぷりのバリーの歌が楽しめます。「シルバー・ベルズ」「ウィンター・ワンダーランド」「赤鼻のトナカイ 」など、ほとんどが古典的なクリスマスソング。1曲、バリーが曲をかいているオリジナル「クリスマス・イズ・ジャスト・アラウンド・ザ・コーナー」があります。
でも、バリー・マニロウも御年66歳ですが、ヴォーカルは昔と変わらない艶があり、透明感溢れる素敵なままです。声だけ聴いていると、30年前の録音と変わらないのでは(褒めすぎ?)と思わせます。また、このクリスマスアルバム、日本版も発売されています。日本にもまだ多くのファンがいるのでしょうか。すごいな。まさに、ベテランならではのあじわいたっぷりの作品です。
最近リリースされたライオネル・リッチーのベストアルバム「ライオネル・リッチー ベスト・コレクション」を手に入れました。アマゾンでは品切れで楽天ブックスからの購入です。若い音楽ファンはライオネル・リッチーなんてご存じないかもしれません。ポップミュージックのメインストリームから遠ざかって久しいライオネルですが、1980年代の活躍を知るオジサンにとっては、なんとも懐かしいヒット曲が並ぶアルバムです。 思えば30年以上前、大学の時にアメリカ大陸を横断する一人旅をしました。1978年のことです。そのとき、至る所で耳にした曲が「THREE TIME A LADY」です。ライオネルがメンバーだったコモドアーズの大ヒット曲。この「THREE TIME A LADY」、邦題は「永遠の人に捧げる歌」はライオネル初の全米ナンバーワンヒット。何年ぶりにきいたんだろう、この曲。いまでも、新鮮な一曲。
この曲に加えてソロヒット曲が並びます。「SAY YOU,SAY ME」「ENDLESS LOVE」「ALL NIGHT LONG 」などなど、甘く、透明感溢れるライオネルのヴォーカルがきけます。
その昔、後楽園球場でのコンサートにいきました(Wikipedeiaによれば、1987年5月)。東京ドームじゃないですよ、後楽園球場です(笑)。そのときから20年余り、ライオネル・リッチーは今年5月にリリースしたアルバム「ジャスト・ゴー」では全米アルバムチャートで24位を記録しています。まだまだ活躍しているスーパースターです。80年代にポップソングを聴いていた世代にはおすすめです。
CNNのWEBでは「KING OF POP DIED」と報じられたマイケル・ジャクソンの死。この人の才能は何だったのか。「スリラー」の登場は、衝撃的でした。極めてオリジナル性の高い作品が揃ったアルバム。併せてストーリー性を持ったミュージックビデオ、そしてダンスパフォーマンスのすごさ。スリラーの成功は、サウンドと映像を駆使したトータルなプロデュース力によるものでしょう。
マイケルは歌、ダンスに天賦の才能がありました。その才能に加え、時代の先端をいくエンターティメントが加えられていたことにより、アルバム「スリラー」の1億400万枚売り上げ、37週全米1位という記録がつくられたのでしょう。ある意味、プロデューサー、スタッフなどのトータルなパワーで作り出されたスーパースターではないか。その点で、ほとんど本人の才能だけでスターとなったエルヴィス・プレスリーと違うのでは、と思います。
それは、才能の量の差ということではありません。マイケルとエルヴィスは約半世紀の年齢差があります。スーパースターが作り出される仕組みが違っていたということです。
マイケルは、「スリラー」以後も、何枚もアルバムを発表し、セールス的にも成功しています。マイケルのディスコグラフィーをみて、ほとんどアルバムは手に入れて聴いていたことに気付きました。でも、今思い出せるのは「スリラー」とWe Are The World、そしてポール・マッカートニーとのデュエット、Say Say Sayくらいです。
マイケルにとっては、「スリラー」があまりに大きすぎる成功だったのでしょう。そして、それを昨日まで越えることができなかたったのかもしれません
先週、発売された倉木麻衣のNEW ALBUM『touch Me!』が、アマゾンから来ました。約1年ぶりの新作です。iPodにいれて何回かきいてみたのですが、なぜかぐっと響いてきません。倉木麻衣のアルバムは、最近は買っていて、どれも心に残る曲がいくつもあり、楽しませてもらってます。 しかし、今回のアルバムは何か、もうひとつ。きいているとあっという間に終わってしまいます。全12曲、曲数は少なくないのに、不思議。でも、4曲目に収められている「夢が咲く春」、このremix versionが12曲めに入っています。同じアルバムに、元の曲とremixが入っているのはどうなんだろう。また、11曲目の「TOP OF THE WORLD」、カーペンターズのカバーですが、これもどうかな、という出来です。
アルバムに収められている曲のうち、7曲がテレビ番組のための曲だったり、CMソングだったりしています。その制で、アルバムとしての統一感もなく、ばらばらな印象なんですね。ファンは、このアルバムどう感じているんでしょう。倉木麻衣と同世代のファンにきいてみたいところです。
原宿にあるエルヴィス・プレスリーの専門店LOVE ME TENDERが昨日で閉店しました。まあ、ファンでない方には関心がないことでしょうが、店の前にはエルヴィスの銅像があります。その前で、定期的にロカビリーシンガーによる演奏が行われてきました。昨日はその最後の銅像前ライブがあり、のぞいてみました。
すごい人です。優に100人はいます。次々と登場するロカビリーシンガーの歌に、おおいに盛り上がっています。観客(?)の層は幅広い。20代から私のような50代まで。エルヴィスが生きていれば今年74歳、若いファンがいるのには、ちょっと驚きます。また、登場したシンガーの中には、中学生、小学生までいました。
エルヴィスファンにとっては、LOVE ME TENDERの閉店は、ちょっと寂しいです。エルヴィスの銅像はどうなるんだろう、心配してます。
タイトルをみてグレン・キャンベルって?という方も多いでしょうね。OLDな音楽ファンなら「恋はフェニックス」(By the Time I Get to Phoenix )はご存じかもしれません。グレン・キャンベルの曲は、長らく聴いてきました。カントリーシンガーながら、ポップ領域に踏み込んだサウンドで、アメリカのスターシンガーのひとりです。 もうかなりのヴェテランなので(1936年生まれ)、最近は新作アルバムも出してなかったようですが、ふとAmazonで探すしていると、今年新作を発表していました。グレンはかつてはソングライターJimmy Webbの作品をいくつか歌って、これが彼の代表曲になっているので、この新作でもJimmyとの仕事を期待していましたが、残念ながらそうではありませんでした。
新作アルバム『MEET GLEN CAMPBELL』は、グレンがジョン・レノン、U2、ジャクソン・ブラウン、トム・ペティ&ハート・ブレーカーズなどの曲をカバーした10曲で構成されています。高く甘い歌声は、既に70歳を過ぎたとは思えない若々しく、魅力的な表現を聴かせてくれます。久し振りに、すてきなアルバムと出会いました。
興味のない人には、つまらない話題ですが。昨日はエルヴィス・プレスリーの誕生日。生きていれば73歳です。最近、米国で発売されたCDを手に入れました。『ELVIS VIVA LAS VEGAS SOUNDTRACK』と題されたこのアルバム、昨年ABCテレビで放映されたエルヴィスのスペシャル番組のサウンドトラック(このブログの紹介が詳しい)。ブルース・スプリングスティーンがエルヴィスのヒット曲 VIVA LAS VEGASをカバーしているのがききものです。
このアーティストの大ファンです。もう20年以上も前、一枚のアルバムと出会います。知り合いのレコード会社宣伝の方がすすめてくれたダンの『Windows and Walls』です。これ作品をきいて以来、ダンの作品をきいてきました。好きなアーティストの一人です。(以前、このブログで、こんな記事を書いています)
日曜の昼頃、J-WAVEのはなちゃんがDJをしている番組(タイトルを覚えていないのですが)でかかる曲は、センスの良さを感じます。ここでオンエアしたある曲がひっかかりました。この番組では曲紹介がないので、WEB でチェックしてみると、SIMPLY REDの曲です。
懐かしいアーティストに再会した気分です。もうベテランといってもいい人達です。ミック・ハックネルを中心とするグループのはずですが、アルバムのジャケットに写っているのは、いつもミック一人というのが不思議。
シンプリー・レッドの新しいアルバムに入っているのが、J-WAVEでプレイされていた「The World And You Tonight」。甘いイメージが広がる素敵なタイトルの曲。ベテランらしい落ち着いたボーカルの爽やかなラブソング。いいです。
ノラ・ジョーンズの久しぶりのアルバム not too late。先日、発売されてすぐ買いました。いま、新作を必ず買うアーティストはこの人くらいでしょう。それ以来、何回も聴き、少しずつアルバムの良さが感じられてきました。ノラの魅力は、じんわりと分かってくるのが特徴ではないか、ちょっと変なことを感じています。
not too lateでは、すべての曲作りにノラが参加。このアルバムでは、これまでのアルバムに比べて、よりノラの歌いたい曲を作ったのではないのでしょうか。ジャスレーベルのblue noteからだされているノラですが、その音楽はカントリー、ブルースといったアメリカの大衆音楽から深い影響を感じます。ボーカルがじっくり味わえる素敵な一枚です。
「ものしり英語塾」で英語の歌で取り上げていたヴッキー・カーのFOR ONCE IN MY LIFE。この曲は、スティービー・ワンダーのバージョンで有名ですが、ヴィッキー・カーがオリジナルでしょうか。この歌手、ちょっと昔の人ですが、大学生の頃、フォンでした。確か、中野サンプラザあたりにコンサートを見にいった記憶があります。
ヴィッキー・カーの持ち歌のひとつに「君の瞳に恋してる」があります。この曲、いろんなアーティストが取り上げていますね。オリジナルはフランキー・ヴァリの歌らしい。軽快なラブソング、Can't Take My Eyes Off Youが原題。これを「君の瞳に恋してる」と訳したセンスは、さすがだと思います。
このすてきな曲を聴きたくなって、ヴィッキー・カーのCDを衝動買いしてしまいした。彼女には、It Must Be Him.というダイナミックなラブソングもあります。20年以上前に戻りました(笑)。
「喫茶店日誌」さんのBLOGで知った「青春のうた BEST Collection」。思わず買ってしまいました。60年代から80年代までの『青春のうた』のCDブック。これが創刊号で、「70年代前期1」です。
CDに収録されているのは、「あの素晴しい愛をもう一度」、「神田川」、「誰もいない海」、「花嫁」、「青春の詩」、「心の旅」の6曲。この曲、すべて知ってる人は、ちょっと古い方(?)ですよ。「あの素晴しい愛をもう一度」、「花嫁」は中学ののヒット曲で、たしかドーナツ盤(死語)を買いました。懐かしいですね〜。このブックには、ギターコード付きの歌詞が載っています。「花嫁」の歌詞の一節。
この前の休みに、久し振りにHMVに寄ってみたら、マドンナの新作を見つけました。「最近はどうしてるかな〜」と思って、ジャケをみてみると、なかなかハデな姿を披露してます。店のPOPに『50近いオバサンとは思えないサウンド』なんて、お褒めの言葉(?)が書いてあり、おもわず買ってしまいました。マドンナって、いくつなのと調べてみたら58年生まれですから、今年47歳ですか。
Confessions on a Dance Floorとタイトルされたアルバム。タイトルは「ダンスフロアーでの懺悔」とでも訳せばいいのでしょうか。全編、ダンスミュージックで、パワフルなボーカルを聴かせてくれます。確かに47歳の歌とは思えない力強さがあります。また、マドンナのチャームポイント、甘い歌声も健在。オジサンには、最近のダンスミュージックは、刺激的すぎてちょっと抵抗がありますが、このアルバムは、ちょっとレトロなサウンドで、すんなりのれます。
マドンナといえば、あのLIKE A VIRGINで登場したのは、もう20年以上前。いまだ、進化を感じさせるアルバムです。
スーパースターの新作をきくのは、ちょっと緊張します。特にそれがベテランとなると、自分の期待した音楽をつくってくれるだろうかという、すごくわがままな気持ちがあります。天才歌手、スティービー・ワンダーの10年振りの新作が先日リリース。『A TIME 2 LOVE』とシンプルなタイトル。全部で15曲、77分をこえ、アナログレコードであれば、2枚組になるような大作。確か今年の春に、発売される告知があったまま、半年近く延期されていました。制作の最終過程でいろいろあったんでしょうか。
アルバムをきいた感想を結論からいってしまうと、スティービーの才気を充分感じる秀作だと思います。アップテンポな曲より、スローなラブソングにいい曲が多い。特に気にいったのは「SHELTER IN THE RAIN」。ハリケーン・カトリーナの被災者に捧げられた曲とのこと。歌詞は、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」に通ずる、献身的なラブソングです。また「SWEETEST SOMEBODY I KNOW」は、聴いているうちに快くなる、美しいメロディーな曲。
東京での盆は7月ですが、その時墓参りができなかったので、昨日いってきました。うちの墓は青山なので、そのあと思いついて、あるところにいってみました。竹下通りにあるLOVE ME TENDERで、エルヴィス・プレスリーの専門店です。
昨日8月16日は、エルヴィスの命日なんです。ここに来るのは、何年ぶりかな。命日ということで、店の前ではエルヴィスをうたう歌手、ビーリー諸川さんのミニライブが行われていました。
その5つの質問とは? 1.Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量) 2.Song playing right now (今聞いている曲) 3.The last CD I bought (最後に買ったCD) 4.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲) 5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
4と5が、難しいですが、はじめてみます。
1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量 iPod mini用に1.9GB(610曲)
2.今聞いている曲 Norah JonesのThose Sweet Words ALBUM:feel like home
最近のベストはノラ・ジョーンズの2枚目、feel like home。このアルバムはどの曲もいいですが、特にこのThose Sweet Wordsはお気に入りです。よく聴きます。心が和みます。
3.最後に買ったCD Mariah Carey:The Emancipation of Mimi バトンを渡されて「最近CD屋にいっていないな」と思い、一昨日HMVへいって買いました。久し振りのマライアでしたが、私としてはもう一つ。iPodに入れるか、微妙。 ALBUM:The Emancipation of Mimi
(3)Blieve in Me:DAN FOGELBERG(ダン・フォーゲルバーグ) 孤高のシンガーと呼ぶにふさわしいダン・フォーゲルバーグ。彼の作品には美しいラブ・バラッドがたくさんありますが、その中でも最初に出会ったのがこのBlieve in Me。心が洗われる、ただただ美しい名作。 ALBUM:ベリー・ベスト・ダン・フォーゲルバーグ
(4)I'm Still Standing:ELTON JOHN(エルトン・ジョン) イギリスを代表するスーパースター、エルトン。最近はちょっと声の衰えが感じられますが、全盛期の作品はどれもすごいです。この曲は中期の作品ですが、力強いロック。歌詞に勇気をもらいました。長年の相棒、バニー・トーピンとの傑作。 ALBUM:Too Low for Zero
単身赴任をはじめたら、CDとかきく時間が増えると内心思っていたんですが、意外とそうでもないんです。結構雑用に時間をとられてる。最近はもっぱら旅先でiPodできくことが多い。
しかし、このところ久しぶりにアルバムを立て続けに2枚買いました。どちらも、ロックのスーパースター達の新作。
まず、アメリカのアルバムチャートで25年ぶりに全米一位になったと話題のロッド・スチュワートの『Stardust ... The Great American Songbook: Volume III』。このアルバムはスタンダートの曲を歌った3作目。「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」ををスティービー・ワンダーのハーモニカ伴奏で熱唱。ギターのエリック・クラプトンとの「ブルームーン」や「スターダスト」など14曲。
これはカッコいい、すごい!彼らの平均年齢は60歳近いはず。ミックは確か’43年生まれだから還暦すぎてますよ。ミック、なんでこんなrockが歌えるの?キースも、ロン、チャーリーみんなすごいサウンドでプレイしてます。これこそがrock。感激しました。特にSherly Crowをゲストボーカルに迎えたHonky Tonk Womenがいい。
It's Only Rock n' Roll !
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