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2026/08/07

読書はパフォーマンスという『本とは何か』

 本源的な問いがタイトルの『本とは何か』(難波優輝 著)は、書籍の歴史を辿るものではなく、本を読むとはどういうことなのか、を分析美学とポピュラーカルチャーの哲学を専門とする著者が論じた著作です。展開される内容は、分析の切り口が面白い。
 著者は、
「私たちが、本を読む、ということは、本で何かをパフォーマンスしている、ということだ」
 といいます。
 これは本を閉じた後も、今読んでいた物語にぼんやりと思いをめぐらしている。これは本を読んでいるパフォーマンスの続きであり、そして本棚を整理することも読書パフォーマンスであると書きます。この読書パフォーマンスという概念で小説、人文書、マンガからハウツー本、楽譜、レシピなどを読み解いています。
 そもそも「本を読むとはどのような行為なのか」ということを考えたことはありませんでした。新たな視点を与えてくれる1冊です。

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