独特な映像世界「トニー滝谷」
市川準のつくる映像が美しい映画「トニー滝谷」をみました。村上春樹の短編『トニー滝谷』を主演のイッセー尾形、宮沢りえで映画化されたのは2005年。21年の時を経て4K映像でリマスター化されました。
全編でカラーともモノクロともいえぬ独特な淡い映像が展開されます。
<市川監督の信頼を受け、ポストプロダクション全般を任されていた撮影監督・広川泰士の指示のもと、白黒とカラーの間ある中間色を再現するためのグレーディング作業を重ね、唯一無二の透明感を湛えた映像世界が完成>(本作の公式サイトより引用)。
カメラを水平移動して撮影するシーンが多用されているのも印象的。
また、音楽は坂本龍一、ナレーションは西島秀俊。リマスターでは、
「本作を含め長年にわたり市川作品を支えてきた録音技師・橋本泰夫が、サウンドエディターの野村みきとともに、オリジナル音源をベースに、4K版に対応した音作りを施している」
と音も素晴らしい。
80分ほどの短い映画ですが、心に残る作品です。
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