藤田嗣治の写真
興味深い展覧会でした。「藤田嗣治 絵画と写真」(東京ステーションギャラリー)は藤田と写真の関わりにフォーカスをあて独特な視点からアーティスト・藤田嗣治に迫ります。本展の視点は3つ。
1)絵画と写真につくられた画家
「アイコニックな風貌を世に知らしめたのは、何度となく描かれた自画像や繰り返し複製され流通した自身の肖像写真でした。」(公式サイトより引用)
と絵画と写真を通して、セルフブランディングする藤田嗣治を見せます。
2)写真がつくる絵画
多くの画家が試みたように、藤田嗣治も絵画制作に活用しました。そのプロセスを検証。
3)画家がつくる写真
生涯にわたって数千点におよぶ写真を残した藤田嗣治の作品を紹介します。
展示の中で、やはりいちばん見入ったのは、藤田嗣治が撮った写真作品。木村伊兵衛に評価されたという作品ですが、とてもいい。一般の写真の評価基準からみれば、そうでもない、と言われるかも。フレームの中にいろいろなものがあり、雑多ですが綺麗に切りとられています。いいなあ、この写真。
会場は藤田嗣治にひかれて来ただろう人がたくさんいました。藤田嗣治に興味が薄くても、写真マニアはみるべきです。
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