川村美術館の行方
3月でのいったん閉館が発表されていたDIC川村記念美術館が、移転して開館すると発表されました。
<DICは12日、運営するDIC川村記念美術館を国際文化会館(東京・港)に移転すると発表した。公益財団法人である国際文化会館と芸術・建築分野で協業する。>(3月12日 日経新聞電子版)
開館は「周辺の再開発が完了する30年をめどに移転・再開業する予定」とかなり先です。注目が集まっていたロスコ作品は売却せず、
<ロスコ作品だけを展示する「ロスコ・ルーム」は国際文化会館の新西館内に設置し、DICと国際文化会館が共同運営する。設計は世界的に著名な建築ユニット「SANAA」が手掛ける。>
とのこと。
この会社方針に対してDICの株主である香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントは、「1000億円以上用いて行うべきことではない。資本の使用方法として極めて不適切」と批判しています。
すんなりと着地しそうにないDIC川村記念美術館の問題。まだまだ時間がかかりそうです。
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