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2025年2月

2025/02/28

CP+は賑わう

 写真マニアはこんなにいるのか、というのが正直なところ。セミナーをききたいため、初日のオープン時間に開場にいったら、長蛇の列だった「CP+(シーピープラス)2025」。カメラと写真映像のプレミアムワールドという展示会は、来場者はオジさんがかなりの割合を占めているのが特徴でしょうか。
 大きなブースはソニー、キヤノン、富士フイルム、ニコン。それにOMデジタルソリューション(かつてのオリンパス)も存在感があります。時代は写真(静止画)から動画に。映像を撮るものは主体からカメラからスマホに移っています。それでも「CP+」がこれだけの賑わいなのは、カメラで撮る行為にまだまだ魅力がある、ということなんでしょうか。写真の未来はまだまだ可能性があるのかもしれません。20250227-cp4 20250227-cp3 20250227-cp2

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2025/02/27

本屋で『新版 知的創造のヒント』を買う

 先日、用事があり藤沢に。時間が少しあったので駅前で有隣堂に入りました。文庫本のコーナーで新刊として『新版 知的創造のヒント』をみつけました。外山滋比古のロングセラーですが、新版とあります。文字を読みやすく、東大生・京大生からの質問に答える特別講義を初収録した2が月にでたもの。外山滋比古ファンは当然購入(笑)。
 改めて読むと、新たに教えられることがいくつもあり、やはり名著。でも本書の中で、「最近本を読まない人が多いと聞きますが、大変よいことだとだと思います」(東大生とのQ&A、2009年)という外山の発言があります。(文脈は割愛しますが)要は、本を読みすぎると自分の頭で考えなくなる、ということ。
 本の読み過ぎはやめたほうがいいのか。迷いは深まります。

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2025/02/26

高校の授業料無償化

 国会で論点となっていた高校の授業料無償化は「高校授業料無償化の所得制限を撤廃し、2026年度からは支援額も増やすことを決めた」(2月25日 朝日新聞デジタル)
 が決まりました。子どもの授業料を負担する歳ではないから実感がわきませんが、その効果、影響はどれほどなのか。少し前の日経新聞に「高校無償化、私立向け拡大「反対」70% 経済学者調査」という記事がありました。記事では日本経済新聞社と日本経済研究センターは経済学者に政策の評価を問うた結果が掲載されています。
 記事のタイトルにあるとおり、「私立高校向け支援額の引き上げには70%が反対」(2月21比日経新聞)です。その理由として、
「多くの経済学者は、私立高校向けの支援額を引き上げると、私立が学費を上げると指摘する。」
 と。
 東京大学の渡辺安虎教授(実証ミクロ経済学)は「私立校は学費を上げても給付があるので出願者数が減らなくなり、学費を上げるインセンティブが生じてしまう」と指摘。
 要はイタチごっこ?

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カローラなんて、とは言えない

 この国の停滞はいつまで続くのでしょう。日経新聞で<「カローラ買えない」年収の半分に 停滞ニッポン映す鏡>という記事がありました。日経新聞が、
<価格を平均年収で割った「カローラ価格指数」を算出すると、高度成長期を経て年収の2割台(0.2)まで下がったが、今は5割まで高まった。>
 と分析。
「トヨタの念願である『誰にでも使っていただける本当の大衆車』ができた」とはカローラ発売時の「販売の神様」といわれた神谷正太郎氏の談。
 それがいまや買えない車にありつつあります。
 「一億総中流時代」と言われた79年に発売されたのが4代目の時、指数は0.30まで低下。しかし、現在2019年発売の12代目で指数は0.55まで上昇しています。いまや、カローラも高嶺の花かも。

 

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2025/02/25

下北沢演劇祭の演劇創作プログラム

 毎年2月に開催し、今回で35回目を迎える下北沢演劇祭ですが、ここに「下北沢演劇創作プログラム」があります。これは、
<「地域に根ざした手作りの演劇」をテーマに基づき、経験の有無に関わらず公募にて参加者を募り>行われる市民参加型の演劇です。
 ここに知り合いの方が出演されているので、みてみました。AチームとBチームの2チームに分かれて演じますが、出演されているのはBチームの『囚われたもの達と一人の少女』で<地震によってデパートに閉じ込められた人々が、醜い食料争いを避けるため、 一人の少女をみんなで想像するお話。>。
 皆さん、プロではないはずですが、堂々と演じられています。演劇はほとんど素人ですが、熱演ぶりはしっかりと受け止めることができます。いちど舞台に立つと止められなくなるんだろうな、きっと。演劇の世界を楽しみました。

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下北沢演劇祭:「下北沢演劇創作プログラム」

「第35回下北沢演劇祭」で市民参加型の「下北沢演劇創作プログラム」で知り合いの方(以前、映画にでていただいた)が舞台に立つので、みてみました。
『囚われたもの達と一人の少女』という中編ですが、出演されている皆さん、プロではないはずですが上手い。いちど、舞台に立つと止められなくなるのでしょうか。熱演を楽しみました。

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2025/02/24

ロードムービー「ルート29」

「CINEMA Chupki TABATA」で映画は「ルート29」。綾瀬はるか主演のロードムービー。中尾太一の詩集「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、森井勇佑がつくった映画(監督・脚本)。
 ロードムービーは登場人物が旅をする過程を描いた映画のジャンルだが、あまりみたことがありません。ただ『バニシング・ポイント (Vanishing Point, 1971年)』 がロードムービーといえ、公開時にみて感銘を受け、最近Blu-rayも買って見直しました。
「ルート29」は少し奇妙な作品。どうしてこんな物語(脚本)が書けるのか、と。森井勇佑の才能に驚きます。
 本作の撮影は飯岡幸子さん。映画のワークショップで教えていただいていた方で、カメラワークはさすがの上手さです。発見がいくつもあった素敵な作品です。

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2025/02/23

20席の映画館

 こんなシアターがあるんだ、という驚き。田端のCINEMA Chupki TABATA」で映画を鑑賞しましたが、ここわずか20席の映画館です。ホームページによれば、「日本初のユニバーサルシアター」で、
「目のみえない人たちだけでなく、耳のきこえない人や車いすの人、子育て中の人など。様々な理由で、映画館に行くことをためらってしまっていたどんな人も、安心して映画を楽しめる、ひらかれた映画館」
 です。
 田端駅から徒歩5分ほどの田端駅下仲通りにある小さいなビルの1階にあります。とても映画館があるとは思えない。しかし、シアターに入り席に座ると快適です。
 田端駅から、かつての花街であったおぐぎんざ商店街にいき、何回か写真を撮りました。独特の雰囲気をもったエリアです。
 

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2025/02/22

三宅裕司 VS 小倉久寛 ザ・タイトルマッチ3

 面白いね、この二人。「ザ・タイトルマッチ3 お楽しみはこれからだ~You ain't heard nothin' yet~」(紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA)をみてきました。<小倉久寛 生誕70年記念 コントライブ>というステージは、最後にゲストの浅野ゆう子は登場しますが、演じるのは小倉久寛と三宅裕司の二人だけです。
 タイトルマッチ3ということで、過去2回やっているらしい(みていませんが)。いつもは絶妙なボケをみせる小倉が、はじめて突っこみを演じますが、これにも大笑い。ボケにまわった三宅も絶妙のタイミングでかわす。上手い。
 お二人とも70歳をこえているとは思えない若々しさ。まだまだ爆笑のコントをみせてくれるでしょう。

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2025/02/21

スロージョギングとは

 日経新聞だったか読書欄に載っていた書店の新書ランキングに入っていた本を、タイトルにひかれ購入。『ランニングする前に読む本』(田中宏暁 著)なんですが、内容はスロージョギングで走ることの方法です。著者の本はすでに『マラソンはゆっくり走れば3時間を切れる!』を読んでいました。
 要は著者の提唱するスロージョギングでトレーニングをすれば、サブスリーもできるといいます。『ランニングする前に読む本』には「スロージョギングがマラソン・サブスリーへのいちばんの近道」とあります。
 そのスロージョギング、どれくらいのペースで走ればいいのか。著者は「にこにこペース」といい、これは「息を切らすことなく、笑顔を保っておしゃべりできる上限のスピード」と定義します。具体的には「乳酸閾値」以下のスピードで走ることだといいます。
 私のことでいえば、ガーミンの推定値で乳酸閾値は4:53 /kmです。これはかなりの速度です。たまたま昨日、2キロを全力疾走しましたが、ペースは4:59/kmでした。こんなペースでフルマラソン走れない。10キロも走れません。
 スロージョギング、なんとも不思議なランニングです。

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2025/02/20

不二屋書店の閉店

 昨日の朝日新聞夕刊で大きな記事で報じられていますが、自由が丘駅にある不二屋書店が、今日2月20日に閉店します。記事は<「文化拠点」誇り102年、書店に幕>とタイトルされ、
<東京都目黒区の自由が丘駅前にある老舗書店が今月20日に閉店する。1923年創業の「不二屋書店」。>
 と。
 物心ついた時からあった本屋さんです。中学生のころは、自由が丘駅には、この不二屋書店と自由書房、三省堂書店と3軒の本屋がありました。いくつかの書店が開店、閉店し、いまはこの不二屋書店とブックファーストが残っています。近隣、東横線沿線の書店は厳しい状況です。
<23年に中目黒駅の新高堂が閉店、24年には祐天寺駅の王様書房が店舗営業を終了した。>
 駅前にあった書店がなくなる。寂しく、悲しい。

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2025/02/19

給付金3万円のハガキ

 国で決まった給付金「物価高騰対応重点給付金」。なんとも長い。要は、
「令和6年度住民税非課税または住民税均等割のみ課税の世帯を対象に、1世帯当たり3万円を支給します。また、平成18年4月2日以降生まれの子どもがいる対象世帯には、子ども1人当たり2万円を追加で支給します。」(目黒区の公式サイトより)
 という内容。
 この通知ハガキがきたのですが、このデザインが役所からの通知とは思えないくだけたもの。お姉さんのイラスト入りで保険更新の通知かと一瞬思った(笑)。
 なんか恒例となった感のある物価対策の給付金はありがたのですが、肝心の物価上昇を抑えて欲しい。

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2025/02/18

映画「雪の花」

 芳根京子をみたくて映画「雪の花 -ともに在りて-」をみました。予備知識なくみたのですが、いい映画でした。吉村昭の小説『雪の花』が原作。江戸時代末期の福井藩(現・福井県)で大流行した疱瘡(天然痘)と闘った実在の医師・笠原良策を描く作品。妻・千穂を芳根京子が演じます。
 主人公が度々の苦難に陥る物語ですが、爽やかな作品でした。主演の松坂桃李の演技が上手いためか、制作陣が安定したベテラン勢だからか。監督は長年黒澤明の助手をつとめた小泉堯史、撮影は先月亡くなった上田正治(黒澤明作品で撮影を担当)。よき日本映画です。

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2025/02/17

Perfume@KOT

 今年もPerfumeのコンサートへ。「Perfume 10th Tour ZOZ5 "ネビュラロマンス" Episode 1」は昨年末のぴあアリーナMMに続き、今回は有明アリーナです。
 ステージ周りのつくりは同じですが、セットリストは変わっていました。前半はアルバム『ネビュラロマンス 前篇』のそのままの曲順で披露。後半は過去のナンバーですが、これが意外。「チョコレイト・ディスコ」をやらない。いつもこの曲で大盛り上がりなんですか。
 毎回、入場しないとわからない席は、今回は残念ながら3階席でした。
 グッズ販売コーナーも混んでいなくて、ご当地フライトタグを買いました。タグの「KOT」って何だろうと思ったら、江東区でした。
 Perfumeの熱演を楽しんだ、2時間でした。

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2025/02/16

銀行のチラシ

 少し前のことですが、ポストに銀行のチラシが入っていました。大和ネクスト銀行のチラシで、3種。「円定期預金 特別金利キャンペーン」「米ドル定期預金(個人のお客さま限定)」「米ドル定期預金(法人のお客さま限定)」
 ちらしの内容は例えば、円定期預金だと1ヶ月定期預金だと<年3.00%>の金利。市場の金利としては高いですが、期間が1ヶ月で、その後は通常金利に戻ります。おまけに3000万円以上3億円以下の預入れが条件。例えば3000万円定期に預けると利息は75,000円。高額かそうでないか。
 それにしても銀行がポストにチラシとは。金利が上がり始め、預金獲得の競争が始まっているのかも。

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2025/02/15

電子辞書が終わりそう

 電子辞書を使い始めたのはいつの頃か。便利なツールの電子辞書が市場から消えそうです。朝日新聞の記事「カシオが電子辞書の新規開発を中止」は衝撃です。
 記事によれば、
「カシオ計算機は14日、電子辞書の新規開発をやめると発表した。」(2月15日朝日新聞)
 ともう新機種はでない、ということ。電子辞書の市場は厳しいようです。
「2024年の国内の電子辞書販売台数の約8割をカシオが占めたが、他のメーカーを合わせた総販売台数は19年と比べて7割減少したという。」
 5年で7割減少か。
  昨年春に電子辞書を買い替えました。スマホ、PCで調べられるけど、やはり辞書は手元に置いておきたい。そんな思いから買ったのですが・・・・・・。
 いまさら、紙の辞書にはもどれないしな。学習することを続けるのには難しい時代になりました。

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2025/02/14

恵比寿映像祭・Docs ―これはイメージです―

 毎年恒例の東京都写真美術館の恵比寿映像祭に。今年のテーマは総合テーマはDocs —これはイメージです—」。ちょっとわかりにくいテーマで、すんなりとは入ってきません。公式サイトによれば、
<ドキュメント(document)は書類や文書を意味し、事実に基づく情報の記録(言葉はもとより写真・映像などのイメージを含む)を指します。そして、これを形容詞化したドキュメンタリー(documentary)という言葉はドキュメント的という語義を持つだけでなく、記録映画を意味する名詞としても使用されます。>
 と定義し、
<実写映画の起点がリュミエール兄弟による、工場から出てくる人々を記録した《工場の出口》(1895年)>
 から130年の現在、<「ドキュメント/ドキュメンタリー」の再考を試みます。>
 とあります。
 しかし写真、映像をみていると、ドキュメンタリーを強く感じることはありませんでした。作品展示のメッセージを受け取られていないのか。難しい展示ではありました。

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2025/02/13

達者な古今亭文菊独演会

 久しぶりに落語をきいてきました。「古今亭文菊 独演会 3席たっぷり!」。昨年、蝶花楼桃花との二人会で高座をつとめた文菊師匠。そのときの落語が印象に残っていたので、独演会に。
 上手いです。文菊師匠、まだ46歳なんですが、年に似合わず老成しています。古典落語を演じると、とても46歳にみえません。70代のように感じる円熟の高座です。この日の前座、柳家小きちの後、3席。
小きち
・のめる
文菊
・長屋の花見
・片棒
・鰍沢
 鰍沢は人間描写がすごい。またききたい。でも5月の独演会は売り切れの模様。さすが、人気です。

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2025/02/12

藤沢で写真のグループ展

 写真を大学で専攻したのはもう6年ほど前。同期生の方おふたりが属しているグループの展示をみてきました。「善行写友会作品展 四季の鼓動18」(藤沢市民ギャラリー)。
 いわゆる趣味で写真を撮っている方々の作品ですが、皆さん上手い。ほんと、好きこそものの上手なれ、を実感します。私が行くのにあわせてか、同期の方がさらに2人合流し、飲み会になりました。
 もっぱら写真談義です。大学は終えたけど、みんな写真を撮り続けています。見習わないといけない。写真を撮ることの意味を、少しだけ考えました。
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2025/02/11

豪華なクロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023

 小林克也の「ベストヒットUSA」で知った「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」。エリック・クラプトンが主宰する伝説的なギター・フェスティヴァル『クロスロード・ギター・フェスティヴァル』は過去何回か開催されていますが、2023923日と24日にアメリカ・ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催されたライブが映像化され、Blu-rayCDでリリースされています。

「六弦の祭典」に集ったアーティストはほんとに豪華。シェリル・クロウはアコースティックギターで弾き語り、またベースに持ち替えジョン・メイヤーのギターで歌います。ゲイリー・クラーク・ジュニア、スティーヴン・スティルス、カルロス・サンタナもステージに。クロージングではスティーヴィー・ワンダーが登場しハーペジ(鍵盤楽器と弦楽器の要素を組み合わせた電子楽器)を演奏し、クラプトンのギターと共演します。
 そしてエリック・クラプトンが亡きロビー・ロバートソンに捧げる「It Makes No Difference」(ザ・バンド「南十字星」に収録)には感動。

 知らないアーティストのほうが多いですが、それぞれパフォーマンスはすごい。いちばん惹かれたのはブルーグラスバンドのザ・デル・マッコリー・バンドとマンドリン奏者のシエラ・ハル。ここにクラプトンが加わっての演奏は、それぞれが粒だっていながら、表されるサウンドは融合した強力なパワーがあります。
 現在、映画版「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」も公開されています。映画は120分ですが、Blu-ray2枚)は計4時間半以上、CD4枚)は計4時間なので、少々高くても買う価値はありかな。
 4月には計8回の武道館コンサートを行うエリック・クラプトン。とても御年80歳とは思えません。

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2025/02/10

バブル兄弟を描く

 バブル経済とは何だったのか、改めて考えさせられました。東京オリンピックの収賄容疑で逮捕され、いまだ裁判中の高橋治之と総資産1兆円超のイ、ア、イグループを展開した高橋治則(2005年死去)。『バブル兄弟』(西崎伸彦 著)はバブル経済という狂乱の時代から現代へとこの国が辿った明るくない道を、一歳違いの希有な兄弟を描くことで照らし出します。「週刊文春」の長期連載を単行本化。本書のサブタイトルは”五輪を食った兄”高橋治之と”長銀を潰した男”高橋治則

 連載時から読んでいましたが、単行本で通読すると著者の深く鋭い取材に驚き、感銘します。治之には複数回インタビューし、治則の長年の愛人にも直接取材しています。
 章タイトルは3つの名詞でつけられていますが、第1章が本書の内容ほとんどを語っているように思えます。「慶応・電通・日航」。
バブル経済がはじけ、我が国は「失われた30年」へ。そして今、緩やかに衰退の坂を下っています。
 本書に最後に著者・西崎伸彦はこう書きます。
「狂乱のバブルに踊り、栄光と挫折の物語を生きた二人は、時代が求めた最後のアンチヒーローだった。」

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Niksenというライフスタイル

「杉田敏の現代ビジネス英語」で最近知った「Niksen」。これはオランダ発祥の「何もしないこと」を意味する概念のこと。ChatGPTに訊いてみたら、
「意識的に何もせず、ボーッとしたり、ただ窓の外を眺めたり、何かを考えたりせずに過ごす時間を作ることで、ストレスを軽減し、創造性や心の余裕を育むことを目的としています。」
 と教えてくれました。Niksenが広まったのは2019年頃で、
「2019年に米紙『ニューヨークタイムズ』が取り上げたことがきっかけといわれます。」(BIZREACHサイトより引用)
 とのこと。
 Niksenはマインドフルネス、瞑想とはどう違うの、という疑問もあります。ChatGPTによれば、
・マインドフルネス → 「今この瞬間」に意識を集中させる
・瞑想 → 呼吸や思考の流れを意識的にコントロールする
・Niksen → 何も考えず、ただ「何もしない」
 と区分。
 Niksenについて書かれた日本語で書かれた本は少ないので、英語版(オランダ語からの英訳でしょう)を読むしかない。とりあえずAmazonでいちばん薄い『Niksen: The Dutch Art of Doing Nothing(Carolien Janssen著)』を読みました。Niksen概念の提唱者とされるOlga Meckingの『Niksen: Embracing the Dutch Art of Doing Nothing』を読まねばいけないのだろうけど、英語だからな。
 ChatGPTが勧めてくれる方法、
・短い時間から始める
・スケジュールに組み込む
・環境を整える
 を実践かな。

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2025/02/09

台湾サンダルで快走

 たまに履いている人見かけますが、流行っていたのですね。昨日の朝日新聞(2月8日 朝日新聞夕刊)に「台湾サンダル、マラソン快走」と題された記事が載っていました。
<台湾製のサンダルでマラソンを走る人たちが増えている。16日に熊本市で開かれる熊本城マラソンでは、少なくとも十数人にはなりそうだ。>
 と記事にあります。
 熊本マラソンってフルマラソンだよね。サンダルで走れるの、というランナーは思います。記事は続けます。
<奇をてらっているわけではなく、「マラソンシューズと遜色ない走りができる」と選ばれている。>
 サンダルを販売しているのは小部本舗。社長の阿部雅哉さんはマラソンが趣味で「別府大分毎日マラソンを3時間5分で走った。」
 サンダルは4千円くらいで買えます。もう一万円をこえるランニングシューズを使う必要はないのでしょうか。

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2025/02/08

音楽雑誌「エリス」とは

 昨年末、ネットでみかけた知った音楽雑誌の「エリス」フリー(購読無料)の電子版音楽雑誌で年3回発行。電子版のメディアでありながら有料の紙版もあり、これを購入しました。わざわざ買ったのは、興味がある記事が載っていたからです。最新号(2024年11月発行)には、
・巻頭はエルヴィス・プレスリー!初録音から70周年に、エルヴィスにとって特別な街、メンフィスとの関わりについて再注目。萩原健太編集長は8月に米国で発売されたCD5枚組ボックス、ずばり『メンフィス』を徹底解説。
・亀渕昭信は7月に鑑賞した画期的な外国人能楽師が英語で演じる能『青い月のメンフィス』の感動レポートを。
(公式サイトより引用)
 が載っていて、読みたかったから。
 この「エリス」は最新号が43号。ということはもう14年もやっているということか。雑誌は「強力な執筆陣が大きな魅力です」とのことで最新号は北中正和、天辰保文、ピーター・バラカンなどが執筆しています。
 音楽雑誌というものを読まなくなって久しいことに気づきました。たまには音楽を読むのもいいかも。

Eris







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2025/02/07

MOTION SENSORを買ってはみたが

 自分のランニングフォームは正しいのかという疑問はありますが、これを判定する方法はなかなかありません。専門家にみてもらえばいいのだけれどそんなに簡単にはいかない。前から気になっていた「モーションセンサー」を先日購入しました。カシオとアシックスが共同でつくっているものか。プロダクツには両社のロゴが入っています。
 これ発売時に知っていたのですが、当時はカシオのランニングウォッチとペアで販売されていました。しかしあまり売れなかったのでしょう。カシオのランニングウォッチは生産完了に。でもモーションセンサーは単独で販売されています。
 モーションセンサーはスマホと連携するので、ランニング中はスマホを携帯しないといけない、と思い込んでいました。でも最近、ランニングが終わってからスマホと通信させればいい、ということを知り、それならと購入。
 何度か使ってみましたが、ランニング中のデータ(走行スピードとか距離)に加えランニングフォームの解析をしてくれます。これは役にたちますが、問題は使うまでです。
 モーションセンサーを起動して、GPSを受信させ、そのあと測定開始ボタンを押し、ランニングパンツの後ろに装着、という動作。これが毎回だと結構面倒です。GPSのデータはガーミンのウォッチで取得できるので、それだけでもいいか、という感じ。
 たまに使うにはいいのかも。それにしては高かったかもしれない。

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2025/02/06

ディープシークとは何ですか?

 最近メディアでみかけるディープシーク(DeepSeek)が中国製の生成AIと知ったのは昨日のこと。ダンサー、振付師の先生がディープシークで自分のことを尋ねたら、エロ漫画家とこたえられたそうです。ちなみにChatGPTで調べたらちゃんと答えてくれた。同姓同名がありそうなにないお名前なので、たぶん漫画家はいない。
 ディープシークのことは、国会でも取り上げられています。自民党の小野寺五典氏が、
<米オープンAIの対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」と機能の比較をしたことを紹介。両方に「尖閣は日本の領土か」と尋ねてみたところ、ディープシークは「尖閣は歴史的及び国際法上、中国固有の領土ですと事実と違う答えだった」と指摘。>(1月31日 朝日新聞デジタル)
 The NEWYorkerでは「Is DeepSeek China’s Sputnik Moment?(DeepSeek は中国のスプートニクの瞬間か?)なる記事を掲載しています。
 いまのところディープシークを使う気はないけど、そのうち広まっていくのでしょうか。なんか恐ろしそう。
 

Deepseek










 



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2025/02/05

すべてのものとダンスを踊って:金沢21世紀美術館

 用事の合間に慌ただしく「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」(金沢21世紀美術館)をみてきました。この展覧会は開館20周年記念として開催されているものです。
<当館の年間テーマである「新しいエコロジー」は社会や精神、情報を含む総合的なエコロジー理論であり、本展はこのテーマに基づきアーテイストの鋭敏な感性と観察のもとに制作された作品を展示します。>(美術館公式サイトより)
 私にとっては難しい内容でした。テーマの「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」をちゃんと受け取れていないと思います。
 大雪の日でしたが、平日にもかかわらず会場は賑わっていました。鑑賞者は若者がほとんどです。オジさんには理解出来がたい作品世界なのかも(苦笑)。
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2025/02/04

大雪の金沢

 用事があって金沢に弾丸でいってきました。折しも日本海側には大雪の予報が出ています。金沢に着いたのは午前10時頃でしたが、降り始めなのか、そんなには積もっていませんでした。でも夕刻には吹雪のような降り方になっていました。
 そんな中、兼六園にいきましたが(なんで雪の中いく?)、観光客は少なくありません。しかし聞こえてくるのは中国語やハングルです。雪をみにくる、ということか。インバウンドは元気です。

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2025/02/03

山中伸弥教授、62歳で自己新記録

 ただただ感心するしかありません。
「京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授(62)が一般部門(カテゴリー4)に出場。3時間20分32秒で自己ベストを更新」(2月2日 Yahoo! Japan ニュース)
 62歳で自己ベストを更新。記録も3時間20分台。すごいことだち思います。記事によれば、
「月約300キロを走り続けてきた」と、これも簡単にできることではありません。
 市民マラソンランナーにとっては目指すべき目標です。頑張りたいけど凡人はとてもとても、難しい。

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2025/02/02

展示室の外:栗林隆 Roots

 神奈川県立近代美術館・葉山で「栗林隆 Roots」をみました。栗林隆というアーティストの作品は初めてみると思います。正直、なかなか理解しがたい展示でした。なにより驚くのは、美術館の通常の展示室を使わず、ロビー、屋外にインスタレーションを展示していることです。またこれも展示スペースとしては使わない講堂で映像作品を上映しています。
 美術館のホームページには、
<活動開始から一貫して「境界」をテーマに、ドローイングや、インスタレーションや映像などの多様なメディアを用いて身体的体験を観客にうながす作品を国内外で発表してきました。>
 とされている栗林隆ですが、見るものにとっては、難しい。
 いまさらながら、アートの奥深さを感じた展示でした。

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2025/02/01

EPSONとGARMINのデータ

 ランニングウォッチでガーミンを使い始めて5ヶ月ほど。まだまだ機能を使いこなしてはいません。ランニングのデータはGARMIN CONNECTで管理できるのですが、未だEPSONのアプリ・EPSON VIEWを併用しています。
 長年使っているので使いやすい。特に月間の走行距離がカレンダー表示でわかるので、ここが便利。ガーミンではカレンダーの下に小さく表示されていて、慣れればいいのでしょうが見づらい。でもEPSON VIEWは来月で使えなくなるはず。ガーミンに慣れないといけない。
 先月の走行距離あ316キロでした。

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