小林克也の「ベストヒットUSA」で知った「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」。エリック・クラプトンが主宰する伝説的なギター・フェスティヴァル『クロスロード・ギター・フェスティヴァル』は過去何回か開催されていますが、2023年9月23日と24日にアメリカ・ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催されたライブが映像化され、Blu-rayとCDでリリースされています。
「六弦の祭典」に集ったアーティストはほんとに豪華。シェリル・クロウはアコースティックギターで弾き語り、またベースに持ち替えジョン・メイヤーのギターで歌います。ゲイリー・クラーク・ジュニア、スティーヴン・スティルス、カルロス・サンタナもステージに。クロージングではスティーヴィー・ワンダーが登場しハーペジ(鍵盤楽器と弦楽器の要素を組み合わせた電子楽器)を演奏し、クラプトンのギターと共演します。
そしてエリック・クラプトンが亡きロビー・ロバートソンに捧げる「It Makes No Difference」(ザ・バンド「南十字星」に収録)には感動。
知らないアーティストのほうが多いですが、それぞれパフォーマンスはすごい。いちばん惹かれたのはブルーグラスバンドのザ・デル・マッコリー・バンドとマンドリン奏者のシエラ・ハル。ここにクラプトンが加わっての演奏は、それぞれが粒だっていながら、表されるサウンドは融合した強力なパワーがあります。
現在、映画版「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」も公開されています。映画は120分ですが、Blu-ray(2枚)は計4時間半以上、CD(4枚)は計4時間なので、少々高くても買う価値はありかな。
4月には計8回の武道館コンサートを行うエリック・クラプトン。とても御年80歳とは思えません。
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