定年になって走る
ランニングの本を検索して見つけた『定年ランニング』(中野ジャームス修一 著)。今年の箱根駅伝で連覇をした青山学院大駅伝チームのフィジカルトレーナーをつとめる著者が「ゼロから始める50代から70代のためのランニングの教科書」です。本書では新聞社を定年退職する数年前からランニングをしていた伊東武彦さんの様々なランニングについての質問に答えるかたちで構成されています。
定年からランニングを始めるという前提なので、目標設定などはハードルが高くありません。例えば、月間走行距離で「月間200キロが目安と聞きますが」とあり、この答えとして、「200キロは目標値というより、危険ゾーンを示す数字です」とした上で、
「200キロのラインを超えたほとんどの方が、体のどこかにケガをもって走るということになります」と著者は答えています。
月間300キロを目標にしている高齢者は無謀なのか(笑)。初心者に立ち返って考えることも必要だと教えてくれる一冊です。
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