本を読む本
長く読まれている本なので読んだ方も少なくないでしょうが、恥ずかしながら最近、この本を知りました。『本を読む本』(J・モーティマー・アドラー、V・チャールズ・ドーレン 著、外山 滋比古、槇 未知子 翻訳)。
原題『How To Read a Book』を知れば内容は想像できるように、「どのように本を読むか」について書かれた本です。文章を読解することは小さな頃から習ってきたことですが、本をどう読むかについては習ったことはないのでは、と気づきました。
本書では読書を四つのレベルに分けて解説しています。語や文の意味を理解する「初級読書」、ざっと拾い読みする「点検読書」、徹底的に精読する「分析読書」、主題について複数の文献を関連付けながら読む「シントピカル読書」の4段階。
読書は常に熟読しなくていい。ざっと読むこともあり、ということ。本の読み方は人それぞれですが、基本の型は必要ということを本書は教えてくれます。
多くの教えが書かれている良書です。
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