内野聖陽の芭蕉通夜舟
さすがの上手さ、巧みさ。内野聖陽が演じる「芭蕉通夜舟」。
40年にわたる松尾芭蕉の俳人としての人生が、富士三十六景になぞらえて全三十六景で描かれます。内野聖陽の一人語りが中心で、ほぼ一人芝居。内野に加え、達者な小石川桃子、松浦慎太郎、村上佳、櫻井優凛が脇を固め、演出は鵜山仁。
本作は過去、1983年初演の小沢昭一、12年前に坂東三津五郎が演じています。今回は井上ひさし生誕90年記念公演のひとつとして上演されています。
日経新聞の記事では、
「今回の内野は愛敬が生き、人たらしの俳人を眼前に見るようだ。ダジャレや言い違いがおかしく、高く悟って俗にかえる人間芭蕉の『俗』の味がくっきり。」(10月5日 日経新聞電子版)
と評しています。
井上ひさし、こまつ座、奥が深い。演劇初心者はまだまだその魅力をほとんどわかっていないようです。少しずつ観ていきます。
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