書店がなくなり、読者はどこへ
日経新聞に「1億人の未来図」なるシリーズの記事があります。昨日(10月20日)<「読書難民」の孤独 1日1店消える書店、30年後7割減も>が掲載されています。記事の冒頭には、
「かつては商店街や駅前など街の至るところにあった書店。足元では1日1店以上のペースで街から消え、20年前と比べて書店数は半減した。人口が1億人を切る2050年代には現在から7割減の約3000店まで減る可能性もある。」
2023年度の書店総数は約1万900店。減ってしまったなあ、と今さらながら思います。書店数は2万店となんとなく覚えていたのですが、それは遙か昔。
先日発表された文化庁の調査では69%が「読書量が減った」と回答。本を読む人が減っていては、本屋はやっていけない。悪いことばかりでなく、記事には敦賀駅(福井県敦賀市)前にある「ちえなみき」が紹介されています。全国初の公設民営の書店ですが、公的な資金を使わないと書店は成り立たない、ということも言えます。
東急東横線の沿線の近い駅、祐天寺、中目黒駅前にあった書店が相次いで閉店しました。残っているのは蔦屋書店だけです。書店にとって本当に厳しいのはこれからかもしれません。
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