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2024年8月

2024/08/31

イッセー尾形「右往沙翁劇場 in 葛飾」

 夏の恒例となったイッセー尾形の一人芝居をみてきました。今回は「右往沙翁劇場 in 葛飾」。会場は昨年に続き、かつしかリリオホールです。台風の中、広い会場はほぼ満員。
 公演のチラシには、イッセー尾形からのメッセージ。
「葛飾一年ぶりです。どんな1年だったかは新作が教えてくれます」
 演目。
1.中学教師
2.  病院の相談室
3.  かりあげOL
4.  サービスエリア
5.  長年のカンをデータ化
6.  神主による邪気払い
7.  雪子の冒険 小樽編
8.  負け犬マカロン
 どのネタもキレがありました。毎回のファンは楽しみにしている「雪子の冒険」は小樽編です。
 衰えを知らぬイッセー尾形です。

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2024/08/30

難しい「現代写真とは何だろう」

 難解な本でした。『現代写真とは何だろう』(後藤繁雄 著)は編集者、クリエイティブデレクターの著者が現代写真について論じた一冊です。現代写真の見方を解説するというより、著者の考える現代写真について語ったというのがその内容。
 現代写真そのものが(多分)難解であり、これを難解な方法で書いているため、難解な本になっている、という感想を持ちました。書かれる言葉は決してわかりにくいものではありませんが、文章はわからないところが多い。そして私にとっては取り上げた写真家、アーティストの写真の多くをみたことがないため、語られることがかなり理解できません。何らかの方法でこれらの写真家、アーティストの写真集、作品展のアーカイブをみないと、この本を理解はできない。
 これから現代写真をみていこうとするなら、手がかりになる本だとは思います。もっと写真をみろ、ということでしょう。

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2024/08/29

まるごと一冊エルヴィスという本

 先週、たまプラーザのスポーツクラブにいったとき、有隣堂をのぞいてみました。雑誌のコーナーをみていると、とある本(雑誌)が目にとまりました。「エルヴィス4」というもので、いわゆるムック(今はあまり使わないか)。表紙に「まるごと一冊エルヴィス」とも書いてあります。
 よく内容も見ずに買ってしまいました。140ページちょっとで2,420円とちと高い。今年はエルヴィスがデビューして70周年です。この本の表紙にも「デビュー70周年の集大成」と書かれています。
 内容は「YEARS OF 1954-1955『サン・レコード時代』ROAD TO THE KING」、「お薦めアルバム『20』」から「楽しみ方は無限大!“エルヴィス・ファンのHappyな食卓”」に富んでいます。
「エルヴィス4」だから「エルヴィス1」~「エルヴィス3」があるはず。版元のシンコーミュージックエンターテインメントのホームページを見ると2021年から毎年1回でてます。1と2は既に売り切れでAmazonでは少し高い値段で出品されてます。
 でも、ファンながらこのような本を買う人、少ないのではと思うのですが。どうなんだろう。

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2024/08/28

ストレッチと筋膜ケア

 今週に入って少し暑さも和らいできた気もしますが、相変わらず熱帯夜が続いています。8月に入ってから、右膝が痛くなりました。時々痛くなるのですが、今回はちょっと違う。で、いつもお世話になっているスポーツ整体にいったら、かなり凝っていると言われましら。
 暑いのでジョグのスペードは落ちます。7分台後半なんてのもざら。スピードが落ちるとランニングのフォームが崩れ、いつもの悪い癖に陥り、右膝がいたくなる。推測するにこんなことではないかと。
 暑さ対策として、ランニングをコンパクトにすることを目標に。コンパクトというのはスピードを速くして、走る時間を短くする。内容もビルドアップなど追い込むトレーニングにする。なかなか難しい。今日は止めとこう、なんて思うこともしばしば。
 あわせてストレッチをしっかりやることにしました。これまでストレッチは真面目にやっていなかったので、これを機にやろうと。Tarzanの『ストレッチ・筋膜ケア』っていうのを買って。道具でフォームローラーを購入し、ヨガマットは女房から借りてストレッチ、筋膜ケアをやっています。メニューはRUNNETのサークル「さらに加齢に克つ会」にはいっていて、ここで動画を配信してくれるので、これをやっています。
 またリカバリーになるかとジムのピラティスのレッスンもやり始めました。
 そろそろロング走もやらないと。でも暑いしなあ。

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2024/08/27

くらし応援事業の商品券

 東京都の臨時くらし応援事業の申し込んだのは先月だったか。その商品券が届きました。正式には「東京都物価高騰対策 臨時くらし応援事業」というのですが、応援内容は1万円の商品券、電子マネーなどから選択です。
 JCBの商品券を選びました。電子マネーだと使えるのは申込者(世帯主)になってしまうので、商品券がいいということで。
 ゆうぱっくで届いたのですが、発送元(依頼主)は千葉県柏のJPCOM。このJPCOMというのはJPコミュニケーションズで日本郵便の子会社です。ここに業務をいたくしているわけ。
 国は今年度も住民税非課税の世帯に10万円の支給を決めていますが、昨年度受け取った世帯は対象外です。ということで今年度はこの商品券だけのようです。

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2024/08/26

朝のインターバル

 朝、ランニングにでるのが6時頃。気温は27度くらいですが、風が少しだけ涼しく感じます。暑さのため、疲労防止という言い訳で、3日走って休む、としています。で、今朝は休んでもいいのですが、5キロほど走ろうと思い立ち、「インターバル」をやってみようかと。
 起床してから1時間弱で走り始めているのですが、身体が起きていないから追い込むトレーニングはあまりしませんでした。そうはいってもこの暑さです。早朝走るしかなく、インターバルに挑戦(笑)。
 とはいっても軟弱なので、1000m×3に設定し、走り始めました。結果は1km5′47″、5′33″、5′37″とおまけで500mを2′45″。きつい。
 暑いけど、だましだましやるしかない。

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2024/08/25

街からは書店が消えるだろう

 書店が減っているのはたびたび伝えられています。経済産業省は3月に書店振興のプロジェクトチームを立ち上げています。書店の苦境はニューヨークでも同じようで「THE NEW YOKER」は「Are Bookstores Just a Waste of Space?(書店は単なるスペースの無駄なのでしょうか?)」なる記事を掲載しています(2024819日)。

 書評(確か「週刊文春」)で取り上げられていたので読んだ『2028年 街から書店が消える日』(小島俊一 著)。出版関係者30人のインタビューで構成された内容です。前書きから引用すると、
「(本屋が街から消えることに対し)この答えを出すために日本初の試みとして出版界のプロフェッショナル達が実名(一部匿名)で、それぞれの立場で本屋について熱く本音を語ってくれました。読者のあなたと一緒に出版界の現状を俯瞰しながら、問いの答えに近づいてゆこうと思っています」
 と著者の思いは熱い。
 でも、残念ながらそのアプローチは中途半端です。30人ものの人にきいているため、それぞれの内容が浅い。また、対談形式(著者と架空の甥との対話が各インタビューの前に入る)での構成から、著者の視点が曖昧と感じざるを得ません。人選を絞りキーパーソンにきっちり取材し、問題点とその解決法を明示して欲しかった。
 そもそもなんで2028年なの? これが明確に書いてない。
 私見ですが、本を再販価格維持制度から外し、正味(書店への仕切)を5055%にすること。まず、これをやらないと、リアルな書店は滅びるでしょう。

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2024/08/24

リンガーハットの通販

 長崎ちゃんぽんのリンガーハットは刷り込まれています。40年以上前、大学をでて会社に入り、すぐに福岡に赴任しました。単身だったので夕飯にリンガーハットに寄りました。当時、東京ではちゃんぽん、皿うどんの店はほとんどなく、珍しかった。そのころはちゃんぽんは300円台ではなかったかな。ネットで調べてみると福岡にいた頃には、リンガーハットは上場もしていない会社でした。
 ときどきリンガーハットが食べたくなるのですが、近間に店もなく、最近はもっぱらオンラインで冷凍品を買っています。セールを使うと、一人前500円位で買えます。おまけに送料無料。
 調理もすごく簡単。冷凍の具材と麺を煮るだけです。5分もかからず出来ます。リンガーハット、癖になってます。

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2024/08/23

人間ドックでいろいろ

 1年ぶりの人間ドックを受診。7月末に予定していたのですが、直前にコロナになってしまい延期になりました。昨年と同じ、赤坂山王メディカルセンターです。ドックでの最難関は胃の内視鏡(胃カメラ)です。前回は口からの挿入でとても苦しかったので今回は鼻から。これが拍子抜けするほど苦しくなかった。個人差、病院差はあるのだろうけど、口からの胃カメラがおすすめかも。
 ドックの詳細結果は後ほど結果が来ますが、この日分かる範囲のデータで問診。お医者さんがデータを見ながら接面してくれます。とあるところでパソコンの画面をさし、
「ここらのデータが良くなってますが?」
と。
「3月から酒を飲んでいないので」
 お医者さんは納得したように、
「これらのデータは酒を飲むと悪くなるんですよ」
と。
 ソバーキュリアスの効果ですね。
 あと、「軽い貧血ですね。なにかやってますか?」
「朝、ランニングを」
「それですね。汗で鉄分がでてしまっている」
 そういえば、アスリートの貧血、って聞いたことがあります。
 人間ドックって、大事です。

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2024/08/22

「現代英語基礎辞典」と英語学習

 やっと杉田敏さんの「現代英語基礎辞典」を読み終えました。本書はタイトルの通りアルファベット順の辞典ですが、
「1文字語、2文字語、3文字語、4文字語から成る『基礎語』の現代的な用法を、豊富な例文、イディオムと共に集録」(版元・集英社インターナショナルの紹介文より)
 といった内容。
 日経新聞の記事には、「『辞典』と銘打つが『読み物として楽しめるように工夫した』」(2024年5月25日 日経新聞電子版)と著者は話しています。
 知らないイディオムが並んでいるので、読み物としては難しかったです。
 本書を読んで、英語学習の本を書棚でみつけ、再読しました。
『英語の学び方』は渡部昇一と松本道弘の対談。どのようにして英語を学ぶか。おふたりの対談からは得るものが多い。それに『英会話のすすめ』は田崎清忠の著作。NHKで「テレビ英語会話」を16年担当されました。高校のとき、最初にみた英会話の番組です。確かモノクロでした。
 英会話、英語を学び始めて50年以上経つのに、ほとんど上達していない。というか最近は退化しています。英語ができる人はほんと尊敬します。

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2024/08/21

舞台「母と暮らせば」

 こまつ座の「母と暮らせば」をみてきました。井上ひさしが構想を持っていながら未完だった作品を、2015年に山田洋次が映画として制作した「母と暮らせば」。こまつ座の舞台で2018年に上演されています。このときの主演が富田靖子と松下洸平で、同じく2人で再演したのが今回の公演です。
 1945年8月9日の原爆で被害を受けた長崎で、ひとり暮す伸子。彼女は息子・浩二を原爆で亡くしていた。あれから3年、ようやく息子の死を受け入れられるようになった伸子の前に、浩二が亡霊となって現れる。
 伸子(富田靖子)と浩二(松下洸平)のふたりで演じられる90分。引き込まれずにはいられない演技です。
 演劇とは、芝居とは。いくつも考えさせられる舞台でした。

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2024/08/20

石田尚志 絵と窓の間

 映像と平面絵画、インスタレーションがそれぞれに関わりながら、何かを表現しているのか。作家の提示するものを上手く受け取れないような展示です。「石田尚志 絵と窓の間」(神奈川県立近代美術館葉山)は、石田尚志の2015年以来の大規模な個展。
 石田は自らが描く絵画を連続的に撮影する手法で制作した映像作品で国内外で評価されました。本展では10代前半の油彩画から最新作の油彩まで展示し、石田のキャリアを俯瞰しています。見どころは2つ。
 ひとつめは、10代から最新作まで、石田尚志の「絵画」を再考する。そして葉山の自然と呼応する新作と旧作、です。外光を採り入れた展示室で公開制作をしています。
 かなか難しい展示でした。何回かみないと理解できないかも。そもそもわかろうとしなくてもいい。迷いながら、展示室を回りました。時間があれば再訪したいです。

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2024/08/19

ブラウザーが暴走

 一昨日のことだったか、パソコンが突然変になりました。最初はブラウザーのchromeでヘルプページが新たなタブで立ち上がり、ここに画面が移ってしまいます。次に、起こったきっかけは不明なのですが、マイクロソフトエッジが勝手に立ち上がり、「Microsoft Edge のヘルプとラーニング」ページが開きます。そして新しいタブで次々に同じページが開きます。ほとんど暴走状態です。
 マイクロソフトエッジが勝手に開くのことをネットで検索して、対策しようと設定画面にしますが、次々タブが開くので設定変更ができない。
 トラブルが起きたパソコンは、5年ほど使っているマウスのデスクトップ。今年、新しいパソコンを買い換えたのですが、いくつかソフトをアンインストールしたら、ハードディスクにも少し余裕ができ、サブパソコンとして簡単な作業に使っていました。
 仕方ないのでwindowsの初期化をしました。初期化は「個人用ファイルを保持する」と「すべて削除する」のどちらかを選択します。最初、「個人用ファイルを保持する」でやったら症状は治らず、「すべて削除する」で元に戻しました。これでブラウザー問題は解決しました。
 元々、初期化しようとバックアップは保存していたので問題はないようです。消えてしまったソフトのうち、最低限必要なものを再インストールしました。
 どうしてこんなことが起きたのか。少し前にセキュリティソフト(ESET)を新たにいれたのですが、これがいけなかったのか。しばらくはこのセキュリティソフトはいれないでおきます。
 パソコンは、時々とんでもないことが起きます。恐い。

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2024/08/18

初のオーケストラオイリュトミー公演

「オーケストラオイリュトミー公演」をみました。オイリュトミーというものが一般的とは思えない上に、オーケストラがついています。これはどんな公演なのか。
 オイリュトミーは月1回、習っているので少しはわかっているつもり(怪しいが)。オイリュトミーはルドルフ・シュタイナーによって1912年に創始された舞踏芸術です。日本でもシュタイナー教育の一環から実践している人がいるようです。
 オイリュトミーは、音楽のオイリュトミーと言葉のオイリュトミーがあり、本公演のオーケストラオイリュトミーは、「私たちは弦や管・打楽器など異なる特徴を持つ楽器から生まれる「うた」となって動きます。」(公式サイトより)
 という音楽のオイリュトミー。
 プログラムは、以下の通り。
【第1部】
A.コレッリ アダージョ
岩崎航 五行詩より
G.v.スペー おひさま
E.エルガー ニムロッド(エニグマ変奏曲より)
R.シュタイナー 人というもの
【第2部】
オーケストラオイリュトミーのデモンストレーション
A. ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」 全楽章
 三澤洋史指揮による オーケストラにも の演奏による上演
 
 メインは<ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」 全楽章>です。
 会場のパルテノン多摩・大ホール(1154席)が満席。
 舞台藝術としてのオイリュトミーは、まだよく理解できていません。ましてやオーケストラオイリュトミーは難しかったです。

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2024/08/17

PERPANEPという文具

 コクヨの筆記具「ファインライター」と「ローラーボール」を買いましたが、検索しているとPERPANEPというノートをみつけました。ネットではファインライターと組み合わせるといいと書いている記事もあり、興味半分ですが。
 購入したのはPERPANEPのTSURUTSURU。そもそもPERPANEPとは。公式サイトによれば、「PAPER と PEN を組み合わせたアナグラムでできています。」とあります。「アナグラム」とは「ある言葉やフレーズの文字を並べ替えて、別の意味を持つ言葉やフレーズを作る遊びや手法のこと」で「紙(PAPER)とペン(PEN)の組み合わせをコンビネーションを考え、デザインした文具シリーズです。」
 PERPANEPシリーズなのでノート3種とペン3種があり、それぞれ組み合わせが決まっているみたい。例えば「ファインライター×TSURUTSURU」。これ以外の組み合わせはダメなのか。ちなみにPERPANEPのファインライターは高いものとは違い、1本200円ほどの「ファインライター<PERPANEP>ペルパネプ細字」。
 ノートのZARAZARAも買ってしまい、これは万年筆に適したもの。なかなか難しい文房具です。

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2024/08/16

エルヴィス・プレスリーのアルバム:MEMPHIS

シンプルに「MEMPHIS」とタイトルされたコレクションは、エルヴィス・プレスリーの初セッションから70年、命日(816日)に合わせリリースされたCD5枚組。
デビューシングルを収録したサン・スタジオでのセッションから死去する前年、自宅でのレコーディングまで、エルヴィスのホームタウン・メンフィスでのレコーディング111曲が収められている。
従来、命日にリリースされた企画は別バージョン、未発表テイクなどを収めたコレクションが大半だったが、「MEMPHIS」はアルバムなどで発表されたオリジナル曲だけで構成されている。こう書くと、今さらと思われるかもしれない。しかし、コレクションの特徴はディスク1のサン・スタジオのセッション以外、88曲をグラミー賞4回受賞したマット・ロス・スパング(Matt Ross-Spang)がリミックスしていることにある。
エルヴィスの権威として名を知られるエルンスト・ヨルゲンセン(Ernst Jorgensen)がプロデュースし、グラミー賞受賞歴のある音楽歴史家ロバート・ゴードン(Robert Gordon)がライナーノーツを書いている。

リミックスされた音源はどれも魅力的に仕上がっているが、特にディスク5の「GRACELAND76」には心が動く。死去の前年、1976年に自宅・グレースランドの通称ジャンルルームでレコーディングされた。エルヴィスの体調が良くなく、自宅に機材が持ち込まれ、ミュージシャンが集まり、行われたセッション。レコードで発売された当時の淵源は、スタジオの録音ではないため、良好なサウンドとはほど遠かった。今回、リミックスされ、エルヴィスのボーカルがクリアになり、素晴らしい歌が迫ってくる。
特に「ダニーボーイ」。グレン・D・ハーディン(Glen D. Hardin69年のラスベガスから亡くなる2ヶ月前のコンサートまで、ほとんどのライブ、レコーディングでバックをつとめた)のピアノで歌うエルヴィスの歌は、とても言葉では言い表せない。ただただ美しい。


かつて「村上ラジオ」で、番組のテーマは記憶にないのだが「ダニーボーイ」をかけることになり、村上春樹はこのエルヴィスのバージョンを選んだ。
ファンではない人には興味がないだろうが、エルヴィスのマニアにとっては垂涎のコレクション。

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2024/08/15

ファインライターとローラーボール

 巷では話題になっている気配はないのですが、コクヨの希少なペン2種を手に入れました。ファインライターとローラーボールです。この筆記具はどういうものなのか。まず、ファインライターは、公式サイトでは<頭の中を書き出す 軽く滑らかな筆記感>というコピー。
 特徴は「微細なスリットの入った樹脂製チップをもつファインライターは、文字や図形・イラストを軽やかに書き出すことができます」
 とあります。まだ使い込んでいないのですが、上質な筆ペン? とも思えますが、これまでの筆記具にはなかった書き心地です。
 一方、ローラーボールのコピーは<気持ちのままに書き綴る 摩擦レスレベルの解放感>。そして特徴は「インクの粘度が低く、上下左右サラサラと走るローラーボールは、自由度が高くペンが走るので、表現力豊かに書き出すことができます>
 書いた感触はゲルインクのペンっぽいけど、違う独特な筆記感です。
 ファインライターとローラーボールとも人気で、手に入りにくい。コクヨのダイレクト販売ではずっと在庫なしです。ファインライターは先月JALショッピングで販売されているのを発見し購入。ただこれはJALバージョンでJALロゴとA350-1000初号機機番が入っていて、本来のファインライターより高い5500円(ノーマル商品は4400円)。
 ローラーボールは先週、丸の内の丸善のいったら売っていて、購入。ファインライターもありました(お一人様1個でしたが)。
 コクヨの新しい筆記具は、面白い。

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2024/08/14

立花隆の生涯を描いた『神と人と言葉と』

難しい本でした。2021年に亡くなった立花隆の生涯を追った『神と人と言葉と 評伝・立花隆』(武田 徹 著)。著者は資料を読み込み、立花隆と交流があった人に取材し、丹念に立花隆の生涯を描いています。
読み始めて気づいたのですが、評伝といいながら、一般的な評伝とは違うということ。例えば、偉大な経営者(松下幸之助とか)の生涯を書いた評伝とはアプローチの仕方が異なります。本書では立花隆がどのようにして著作を書くに至ったか。その思想、哲学について描いていることがある意味、特異とも言えます。
著者はウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』を重要な本として取り上げ、この本から立花隆の仕事を解き明かそうとしています。ここが哲学の素人には難しい(笑)。
本書で著者が取り上げた立花隆に影響を与えたとされる本を読まないと、本書は十分に理解できないでのでは、と思います。

立花隆の著作は、何冊か読んでいます。立花隆の単著としては最初の『思考の技術』は発売時に購入し、最近再読しました。この評伝を読み、本棚で見つけた『「知」のソフトウェア』も読みました。どちらもパソコンなどない時代に書かれたものですが、内容の本質は少しも古くありません。
少しずつですが、立花隆を再読しようと思っています。

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2024/08/13

蝶花楼 桃花 夏の独演会

 人気ですね、蝶花楼桃花。中野で「蝶花楼桃花 夏の独演会」をきいてきました。3月に「古今亭文菊 蝶花楼桃花 二人会をみて、パワーがあり、個性ある噺家さん、おまけに女性。そこで今回は独演会にいってきました。
 文菊師匠との二人会では110席のなかの芸能小劇場でしたが、今回の独演会は中野ZERO 小ホールで、席数は501。ここが満席です。
 独演会はゲストが林家彦いち(林家木久扇の弟子)、前座は三遊亭東村山。
<演目>
一、まんじゅう怖い 東村山
一、マキシム・ド・呑兵衛 桃花
一、神々たちの唄 彦いち
一、所沢パラダイス 桃花
一、試し酒 桃花

「まんじゅう怖い」だけが古典。それ以外は新作落語という演目ですが、面白かった。蝶花楼桃花、いいです。

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2024/08/12

いまどきの懐中電灯

 先日の宮崎県の日向灘を震源に最大震度6弱の地震が発生で、気象庁からは南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されたました。誰もが思いだしたのは備えているのか、ということ。泥縄ではないけれど、満足な懐中電灯がないことに、今ごろ気付きました。
 そこでヨドバシカメラのサイトで懐中電灯を探して注文しようとしたらサイトが混雑しているのか、注文を確定できません。誰でも考えてることは同じかも。
 翌日、注文でき品物が届きました。購入したのはパナソニックの<残量チェック機能付き電池がどれでもライト「BF-BM20P」>で、商品名の通り、単1形~単4形の電池がどれでも1本あれば使え、残量チェック機能もついています。ライトはLEDなので、電池も長持ち。進んでます。
 地震に備えるのは自分でやるしかない。まだまだ不十分だろうな。チェックしよう。

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2024/08/11

オリンピックの男子マラソン

 パリオリンピック、日本勢は大活躍です。今(8月11日朝)の時点で、金メダル18個を含む43個でランキング4位。昨晩行われた女子やり投げで北口榛花が金メダルは、すごい。
 メダルには届かなかったけど、男子マラソンにはワクワクしました。赤崎暁が一時はメダルまで届くか、という走り。
終盤まで表彰台を争い、メダル圏内の3位との差は32秒。日本人もアフリカ勢ら世界と戦える。そう、示した価値ある6位入賞だ。」(8月10日 朝日新聞デジタル)
 また大迫は13位でしたが、レース直後のフラッシュインタビューで「ロスに向けて」と4年後の五輪を目指すことを早速宣言しています。この闘志もすごい。
 マラソンって、奥が深い。





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2024/08/10

はじめてのふるさと納税

 山形から桃が届きました。ふるさと納税の返礼品です。
 今年度は住民税を納めなくてはいけない状況なので、ふるさと納税を初めて利用しました。ふるさと納税って、どのように計算して住民税から控除されるのか、わかっておらず(ファイナンシャルプランナーなのに)、いろいろ調べていまのところ予想される納税額を計算。ふるさと納税に使える金額から、まずはやってみようと、山形市の桃を選びました。ふるさと納税の返礼品って膨大にあるので、選ぶのは大変。それにサイトもいくつもあります。結局、マイレージがたまるJALのサイトにしました。
 先日、世田谷区は今年度分の住民税の流出額が約109億円(速報値)となり、23区で初めて100億円を超えることを明らかにしています。今回、納税の仕組みを調べて、ふるさと納税は問題点がある制度だと感じました。でもこれだけ広がると、もう変えることはできないのではないか。都民としては地元自治体のふるさと納税を選択肢にいればければだめだな、と思います。

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2024/08/09

映画「めくらやなぎと眠る女」

 日本のアニメーション作品とも思える不思議な映画です。『めくらやなぎと眠る女』は村上春樹の6つの短編を原作に、フランスのピエール・フォルデス監督 がアニメーションにした作品。
6つの短編は「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」
 村上春樹が書いたそれぞれの物語をひとつの物語にしてしまう才能はすごい。また舞台は2011年、東日本大震災直後の日本。日本人ではないピエール・フォルデスが描いたとは思えないほど、日本らしい光景です。そしてまさしくサラリーマン、って人も登場し、これも日本的。
 村上春樹ファンではない人にもおすすめの1本。

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2024/08/08

メタモルフォーゼ、行ってきます

 知り合いが出演している舞台をみてきました。「メタモルフォーゼ、行ってきます」というもので、なんと表現したらいいのか。舞踏と言えばいいのか。
 定期的に習っているオイリュトミーを指導してくれているダンサー鯨井謙太郒が舞踏家大倉摩矢子が「ユリイカ!!プロジェクト」を開催していて(身体系のワークショップ?)。ここに参加している方による公演です。
 タイトルにあるメタモルフォーゼは英語で「変態」や「変身」の意味。フランツ・カフカの短編小説『変身』(独: Die Verwandlung)の原題も「メタモルフォーゼ」です。パンフレットから引用すると、
<それぞれが培ってきた異なる身体作法の「今」を、あの手この手でエクスチェンジさせ、「新舞踏譜」ならぬ未知のコレオグラフィーの開拓と新たな身体性を発見してゆくプロジェクト。>
 と。いや、難しい。やってみないとわからない。
 舞踏という表現にとんどなじみがなく、苦手。理解を超えたパフォーマンスでした。

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2024/08/07

新札は出回っている?

 先日、財布に入っているレシートを整理しようとしたら、中に渋沢栄一さんが。新一万円札です。思い返すと、宇多田ヒカルのコンサートでいった仙台、会場に向かう前にセブンイレブンのATMで引き出したものです。
 最近は電子マネー、クレジットカードなどキャッシュレスで支払うことが多いので、財布の現金は少額。この日はコンサート会場で現金しか使えないこともあるかと、引き出しました。
 一万円札は手に入れましたが、五千円札、千円札はまだです。ATMもめったに使わないから、新札にはとうぶんおめにかかれそうにありません。

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2024/08/06

日本の財政はどうなるか

 先日、内閣府が、国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)について、令和7年度に8千億円の黒字が見込めるとの試算を明らかにしました。黒字化すれば34年ぶりです。税収が確定したわけではないので、あくまで見込み。
 日本の財政は絶望的に悪い状況です。国や自治体などを含めた「一般政府」でみると、対GDP比の債務残高は260%で、先進国でワースト1です。イタリアでさえ、約144%。 
『日本の財政―破綻回避への5つの提言』(佐藤主光 著)は我が国の財政について問題点を整理し、財政破綻を回避するための方策を提言していいます。 
 本書で、「筆者を含む財政学者等は、財政危機を繰り返し強調してきたが、実際の危機は未だ起きていない。そのため『オオカミ少年』と揶揄されてきた。しかし、イソップ物語の「オオカミ少年」の結末はどうだったろうか」 
 と書いている。
 多くの人にとって無縁と思われている財政危機。やり過ごしていい問題ではないでしょう。
 筆者は興味深い言葉を引用しています。ノーベル経済学賞受賞のサイモン・クズネッツが1960年代に、
「世界には4種類の国がある―先進国、途上国、日本、アルゼンチン」
 アルゼンチンは第一次世界大戦前には世界で十指に入る豊かな国だったが、2000年代には2度、国の債務不履行(デフォルト)に陥っています。60年代、日本は高度成長の真っ只中です。なんか、怖い。

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2024/08/05

レガシーハーフにはでられない

 抽選で外れていた「東京レガシーハーフマラソン2024」ですが、2次抽選で当選しました。2次抽選があるのは、最初(1次)で当選したけど、お金を払い込まなかった人がある程度いた、ということですね。
 でも、レガシーハーフは10月20日です。この1週間後に横浜マラソンにエントリーしていて、既にお金払っています。フルマラソンの1週間前にハーフマラソンはさすがにやめておいたほうがいいだろう。ちなみにレガシーハーフの1週間前の東京30kにも、とあることでエントリー料金なしで走れる。
 計画性がないと言われればそれまでですが、大規模なマラソン大会はどこも抽選だから、まずはエントリーするしかない。参加する大会は当選してから考える、というしかない。
「東京レガシーハーフマラソン2024」はコースが魅力的ですが、走れそうにありません。

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2024/08/04

山形美術館で川瀬巴水

 宇多田ヒカルのコンサートで仙台に泊まって、翌日はそのまま帰京することもない。でも暑い中、歩き回れないので久しぶりに山形に行きました。仙台に住んでいたときは山形市には時々いっていました。山形美術館で美術展をみて、板そばを庄司屋で食べる、というのが定番でした。
 仙台駅前から高速バスで山形駅まで。ここから徒歩10分ほどで山形美術館。この日は「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」が開催中です。各地を巡回している企画展で、渡邊木版美術画舗の所蔵作品で構成されています。
 川瀬巴水の作品はいくつもみていますが、これだけまとまった作品をみることは初めてかもしれません。川瀬巴水の木版画は構図と艶やかな色でみる者を魅了します。
 学芸員さんのギャラリートークが始まる時間だったせいか、来場者は多かったです。暑い中、いった価値がある展覧会でした。

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2024/08/03

日経平均2216円安

 あっという間に株価が下落していました。昨日(8月2日)の下げ幅は終値は2216円(5.8%)安の3万5909円で、ブラックマンデー翌日である1987年10月20日(3836円)に次ぐ歴代2番目。とは言っても、下げ幅は5.8%だから大きくない。
 メディアによれば大幅な下落の要因は、「引き金となったのが、前日発表された米景気指標の下振れだ。」(8月2日日経新聞電子版)。これに円高が加わり、株価を下げたとか。
 新NISAを始めた人は、困惑しているか。「楽天証券も『長期投資という大前提を忘れず、落ち着きましょう』と呼びかけた。」(8月2日朝日新聞デジタル)とはいわれても、不安になるかも。
 日経平均の推移をこの1年でみれば、まだ高値。要は最近、大きく上昇し始めたということ。しばらくは、このあたりで落ち着くのでは、とも思ってますが、株価だけは予測はできません。

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2024/08/02

宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」コンサート

 ピュアで飾り気がなく、でも高いレベルで歌が奏でられた素晴らしいステージ。宇多田ヒカルのコンサート「SCIENCE FICTION」(7月31日・宮城県・セキスイハイムスーパーアリーナ) をみてきました。宇多田ヒカルはつまみ食いみたいにしか聴いてこなかったので、ライブのコンサートは初めてです。
 アルバムなどで発表される楽曲は、(詳しくないのですが)創作のためいろいろサウンドの処理とかがされているため、レアなアーティストのボーカルとは違っている、多分。コンサートで聴く宇多田ヒカルの歌は、(手垢のついた表現だけど)ホントにうまい。パワフルで、スイートで、聴くものを大きく包み込む。卓抜した歌声を聴かせてくれます。
 もちろん、楽曲も素晴らしい。歌詞、メロディーが多様で、ひとつのパターンに入り込むことがない曲の数々。

 オープニングの「time will tell」からアンコールの「Automatic」まで2回衣装替えをして、2時間半のステージ。バックはギター、キーボード、ドラム、ベースなどのシンプルな構成で、より宇多田ヒカルのボーカルが引き立ちます。

 今でもキラキラしている「First Love」、アップテンポが心地いい「traveling」、そしてやはり「花束を君に」はいい。
 希有な才能、宇多田ヒカルのステージを楽しみました。

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2024/08/01

200キロには達せず

 先月のラン走行距離は196.2キロで200キロには少しだけ足りませんでした。やはり新型コロナに罹って6日走れなかったので、仕方ない。まあ、コロナも重症にならなかったを喜ばなくてはいけません。なにせ高齢者ですから。
 病み上がりからトレーニングも距離を減らして、コンパクトにしています。暑さ対策です。先日書いたようにグッズを備えて、トレーニング内容も少し変えています。基本はビルドアップで、スローなペースから徐々にペースを上げていく走り方。とはいっても、暑さからペースは上がっていきません。こればかりはどうしようもない。
 今月も暑そう。いやいや、気が重い。

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