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2024/07/20

刺激的な英語能「青い月のメンフィス」

 面白く、刺激があり、新しい世界へと導いてくれる作品。昨日、早稲田大学の大隈講堂で上演された英語能「青い月のメンフィス」は、予想以上の素晴らしい内容でした。
ネットで「青い月のメンフィス」をみかけたとき、どんなものか知らないのに、エルヴィスマニアは引きつけられました。
 本作品「青い月のメンフィス(Blue Moon Over Memphis)」はアメリカ人の劇作家デボラ・ブレヴォートが日本の伝統芸能である能に刺激を受け、エルヴィス・プレスリーを題材に1993年に書かれたもの。本公演はこの日本公演で、グローバルに活動する国際的な演劇集団シアター能楽により上演されます。
 作者のデボラ・ブレヴォートは元々エルヴィスのファンではありません。日本人が「能という詩を共有いている」が、アメリカ人にとっては何なのか、ということの答をアメリカのポップカルチャーとエルヴィスに見いだしました。上演は本質を極めています。シテ、ワキ、地謡、笛方などほとんどが外国人により演じられますが、振付は能の舞、所作(すり足など)に基づいています。一回限りの公演なのに、舞台も鏡板、橋掛りがつくられています。

 タイトルの「青い月」はエルヴィスが1954年に録音したスタンダード「Blue Monn」からとられています。メンフィスはもちろんエルヴィスのホームタウン。
 ちなみに偶然ですが、公演上演日の719日は、エルヴィスのデビューシングル「That's All Right」が発売された日から満70年の記念日です。

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