7月の能楽堂ショーケース
能楽堂の今月は「能楽堂ショーケース」を観賞。ショーケースは能の初心者にも配慮した内容で、狂言・能の舞台の前に解説があります。15分ほどのコンパクトなものですが、鑑賞の前にはとてもいい内容。今回は観世喜正(シテ方観世流)による解説です。
今回の演目は、
狂言 附子(ぶす) シテ・太郎冠者:野村太一郎(和泉流)
能 熊坂(くまさか) 前シテ・後シテ:遠藤和久(観世流)
「熊坂」は後シテの熊坂が能面「長霊癋見」(ちょうれいべしみ)で長刀を振りかざし、牛若丸(源義経)を闘うシーンがみもの。狂言の「附子」は以前、国語の教科書に載っていたという(多分)だれでも知っているだろうお話です。
基本的なことを知って能をみると、さらに楽しみが増します。予習が必要なことを痛感したショーケース公演でした。
| 固定リンク | 0
コメント