ChatGPTを使った「東京都同情塔」
ChatGPTを使い始めて『東京都同情塔』を思いだし、読みました。今年1月に発表された芥川賞を受賞した九段理江の作品は、作家がChatGPを利用して書かれた作品だと明かしています。
作品の主人公は建築家の女性。「犯罪者は同情されるべき人々」という考え方をもとに、犯罪者らが快適に暮らすために新宿の公園に建てられた高層タワー「東京都同情塔」をデザインしたことを中心に物語が展開します。作家はChatGPTの使い方について、
「小説の構想の土台になっているところをChatGPTに尋ねているんですね。」(2月9日 NHK NEWS WEB)
と答えています。
生成AIを利用して書かれた小説を芥川賞に選ぶことに批判はないのか。
「選考委員を務めた小説家の平野啓一郎さんは『選考会でAIの使用については議論にならなかった』とした」(2月18日 東京新聞 TOKYO WEB)
と伝えられています。
でも、全編生成AIで書かれた小説が芥川賞とかとったらどうするのだろう。今のうちにルールを決めておいたほうがいいでしょう。
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