« 週刊誌のゴールデンウィーク合併号 | トップページ | BRUTUSのCar Life »

2024/05/03

円安はいくらが適正なのか

 直近のドル円相場の乱高下。政府・日銀の複数回の介入があったとの推測が報じられています。
「政府・日銀が4月末に続き2日早朝にも円買い・ドル売り介入に踏み切ったとの観測が出ている。介入規模は2日間で計8兆円程度との見方がある」(5月3日 日経新聞電子版)。
 なぜ介入するのか。そもそもドル円相場はいくらが適正なのか。1ドル160円では悪いのか。「介入を警戒して投機筋が円売りを仕掛けにくくなっている」(5月3日 日経新聞電子版)
 投機的な投資を抑える、という目的は真っ当。しかし円安で実績が上振れする企業にとっては介入はどうなのか。
 私の世代では「日本は加工貿易」と習いました。原料を輸入して、製品に加工して、輸出する。輸出産業にとっては円安のほうがいい。ただ、原料は輸入だから原価は上がります。原価をコントロールすれば、加工貿易は利潤を得られるものではないのか。素人はこんなことを考えます。そんなに単純ではないのでしょう。
 でもドル円が為替レートの適正値は? 政府・日銀はこの答えを持っているのか。国の資産を使うのだから、そこには理屈が通っていないといけません。納得感のない介入です。

20240503




| |

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。