「風景論以後」
ご無沙汰していた写真美術館で、「風景論以後」が今週末まで(11月5日)と気付き、慌てていってきました。美術館のホームページでの予習もしないでいったのですが、熱量の高展示でした。美術館のホームページから引用すると、
「どこにでもある風景を現実の側からとらえ直す、視覚芸術を通じて、文化、社会、政治との関係から風景を表現していくそのラディカルな方法は、1970年前後の写真家、映像作家に大きな影響を与えました。 本展では、こうした風景論をめぐる日本の写真映像表現を、当時の資料を交えて歴史的に再考するとともに、今日の現代作家にいたるまでの写真映像と風景の変容を、コレクションを中心に包括的に検証いたします。」
2000年代からさかのぼる形式で年代別に作家作品を展示されています。中平卓馬、大島渚、若松孝二の作品、資料は貴重なもの。特に<永山則夫『詩 無知の涙』ノート>が保存されていたのには驚きました。
意欲的な企画だと思います。
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