サム・スミス、魅力のコンサート
圧巻の歌の上手さでした。イギリスのシンガー、サム・スミスのコンサートを楽しみました
(今回の来日公演は大阪と横浜のみ)。
コンサートのオープニングに「Stay With Me」、続けて「I'm Not the Only One」。アンコールに選んでも良いだろう曲をトップに歌う意外な選曲。会場は曲に合わせ大合唱になり、一気にサム・スミスの世界に引きこまれます。
最初の4曲の後、「Part1:Love」「Part2:Beauty」「Part3:Sex」と3つのパートで展開されます。
バックミュージシャンは(紹介がなかったので正確でないですが)、ギター、ベース、ドラム、ピアノに加え3人のバックコーラスとシンプル。
後半、シンガーとのデュエット、ダンサーが加わっての構成となり、ステージの厚みが増します。エンディングは「Unholy」。アンコールはなく、1時間40分ほどの公演ですが、充実していました。
いい表現が思い浮かばないのですが、とにかくサム・スミスは聴かせます。聴けば聴くほど、もっと聴きたくなる魔力のような魅力を持ったボーカルです。
来場者は若者が多く、女性比率が高いです。ちなみにサムはゲイであることを公表した後、ノンバイナリー(ジェンダー・アイデンティティを男性・女性のどちらかに当てはめないこと、当てはまらないこと)をカミングアウトしています。
コンサートが終わり、退場する混雑する列の中で、「最高だった」「わざわざ来た価値があった」「ほんと、良かった」という声をいくつも聴きました(コンサート後にこんなことは、意外とないです)。サムのコンサートがファンに突き刺さったのでしょう。
会場のK アリーナは、メディアで伝えられていた通り、ホントに音が良かったです。2万人規模でのサウンドとは思えない良質の音空間です。
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