まさしく、プアなこの国
新聞広告で目にして、思わず買ってしまった『プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」』(野口悠紀雄 著)。野口さんの著作ですが、「ダイアモンド・オンライン」「東洋経済オンライン」などに掲載された内容を基としているので、書き下ろしではないです。旬な数字データを基に論じているので、早く読んだほうがいい(笑)。
目次を書くと、
第1章 気がつけば、「プア・ジャパン」
第2章 昔はこうでなかった
第3章 これから賃金は上がるのか?
第4章 増大する財政需要と政治家の無責任
第5章 デジタル化の遅れが日本の遅れの根本原因
第6章 高度人材を日本に確保できるか?
第7章 日本再生のエンジンは、デジタル人材
どの章も絶望的とも思える内容です。例えば、第4章で年金の将来が書かれています。著者のデータによると2040年代前半に厚生年金の積立金が枯渇します。早急に年金支給年齢の引き上げが必要です。
プア、というのは貧乏という意味ですが、「プア・ジャパン」のプアは単純に貧しいということ以上に、質が悪い、劣っていることを表現していると感じます。日本はどこへいくのか。
| 固定リンク | 0
コメント