石橋財団コレクション×山口晃
山口晃は面白い。アーティゾン美術館で開催中の「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」をみてきました。
恒例となったアーティゾン美術館のジャムセッション。これは、
「ジャム・セッションは、アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会です。アーティストと学芸員が共同して、石橋財団コレクションの特定の作品からインスパイアされた新作や、コレクションとアーティストの作品のセッションによって生み出される新たな視点による展覧会を構成します。」(美術館の公式サイトより)
今回のジャムセッションについて山口晃は、
「写実絵画やアカデミズム絵画に対する反動としての、あるいはその本来性を取り戻すためのものが西欧の〈近代絵画〉であろう。が、写実絵画やアカデミズム絵画の歴史を持たぬ本邦に移入された近代絵画とはなんであろう。」(公式サイトより)
《東京圖1・0・4輪之段》、《善光寺御開帳遠景圖》といった細かな作品にはただただ見入ります。インスタレーションは、透明な箱に展開する小さなワールド。
来場者は若い女性が目立ちました。コミックも描く山口晃ならではのファン層なのかな。楽しくみてきました。
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