いま、「時代の風音」
「君たちはどう生きるか」をやっとみました。素敵な作品で、楽しみました。宮崎駿の新作をみる前に、本棚で見つけてた『時代の風音』を読みました。堀田善衛、司馬遼太郎、宮崎駿による鼎談です。雑誌「エスクァイア日本版」に掲載された内容をまとめたもので、発刊は1992年。
堀田、司馬とも鬼籍に入っていますが、当時のお二人の膨大な知識が凄い。宮崎はあとがきで、「私はとり残された裏店の絵草子屋のようでした」と書いています。
宮崎さんよりずっと知識のない私は本の半分も理解していない。本書は230ページほどの本文(鼎談)に約30ページの註がついていますが、これを読んでもわからない愚かな私(苦笑)。
表紙、扉の絵は宮崎駿作。本書は絶版で朝日文庫化されていますが、表紙には宮崎駿の絵は残念ながら使われていません。
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