円の実力、最低レベル
昨日(8月29日)には一時1ドル147円と9カ月半ぶりの円安・ドル高水準になりました。現在は1ドル145円台後半まで反発。しかし、1ドル145円が定着した感がある円安は、家計に与える影響が小さくない。
円の実力を示すのは「実質実効為替レート」。これは「様々な通貨の相対的な価値を物価変動と貿易量などを考慮して算出する。」(日経新聞)指標。
「日銀によると、最新の7月のレートは74.31と、1970年9月以降の最低値をつけた22年10月(73.7)の水準にほぼ並んだ。1ドル=360円の固定相場制だった時代と同水準になる。」(8月29日 日経新聞)
と53年振りの水準です。
エネルギーなど輸入価格が上がり「みずほリサーチ&テクノロジーズによると、円相場がこの先1ドル=145円前後で推移した場合の1世帯あたりの負担増は、22年度以降の2年間で計18.8万円となる見通しだ」といいます。
1ドル110円あたりの為替水準にはもう戻らないのか。厳しそうだな。
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