「小説家の映画」は不思議な重さ
今月映画演出のワークショップを受けることにしていて、その講師の杉田協士監督から、できれば事前にみておいてと言われた「小説家の映画」をみてきました。なんとも捉えどころのない映画というのがみている間の感想。でも、見終わったあとになにか重さが残る。物語も平坦なものだし、泣いたり、笑ったりするドラマティックなシーンもほとんどない。なのに、不思議に惹かれる作品です。
監督・脚本・製作・撮影・編集・音楽がホン・サンス。要は俳優以外のメインをすべてホン・サンスがやっている作品。この監督の作品は初めてみたのですが、本作で第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)を受賞。3年連続4度目の銀熊賞受賞の快挙です。
もう一度、みた方がいいかもと感じる作品です。
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