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2023/07/20

充実の「ABSTRACTION」展

 これも今月初めにみた展示なのですが、見ごたえのある内容でした。アーティゾン美術館のABSTRACTION」。サブタイトルのとおり「抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」と大きなテーマながら、ボリュームのある作品で抽象絵画の流れをみることができます。
「本展では、石橋財団コレクションから新収蔵作品95点を含む約150点、国内外の美術館、個人コレクション等から約100点、あわせて約250点の作品を、アーティゾン美術館の全展示室を使ってご紹介いたします。」(公式サイトより)
 250点はかなり多いです。作品をみるのが速いほうですが、1時間半ほどかかりました。なにせ、抽象絵画というのは多くの表現形式と膨大な作品があります。挑戦的とも言える展示だと思います。
<欧米だけでなく日本の作家も含めた約260点の作品で、19世紀末から1960年代までの流れを概観する。近現代美術の「グローバルヒストリー」を描こうとするような意欲的な試みだ。>(日経新聞電子版 6月10日)
 昨年暮れにニューヨークのメトロポリタン美術館でみた「Cubism and the Trompe l’Oeil Tradition」展と比べてみると、発見がありそうだ(いまはゆっくり図録をみる時間がないのだが)。
 おすすめの企画展です。

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