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2023/06/14

ベストセラー「言語の本質」

 言語学や言葉周辺の学問についてほぼ門外漢ですが、高いレベルの研究であることがわかります。『言語の本質 言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか』(今井むつみ・秋田喜美著・中公新書)は本書のタイトルにある通り、ことばがどのようにして生まれたかを実験、研究で明らかにしようとする内容です。
 素人なので詳しくないのですが、古今東西の研究者がこのテーマに挑んでいるのでしょう。そしていま、日本語を母語とする研究者が新たな理論を提示しています。
本書ではオノマトペを解析することから、ことばはどう生まれたかへ論を進めています。第3章の「オノマトペとは言語か」の中で、こう書かれています。

「(オノマトペは)言語学の中では、言語において取るに足りない周辺的存在として扱われてきたのである。本書はまさに、この大原則を覆す挑戦だと言っていい」

  この本、先月(5月)の中公新書の新刊ででたのですが、新聞の広告で見かけたとき何故かスルーしてしまい、買いませんでした。その後、ふと思い出し買おうとしたらAmazonhontoなどのネット書店で売り切れ。うちのそばの本屋にもなく・・・・・・。紀伊国屋書店の本店にあるのを見つけ、買いました(現在は増刷され手に入るようです)。
きっと、再読したほうがいい一冊。

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