村上春樹、米国での講演
村上春樹が4月に米マサチューセッツ州のウェルズリー大学で行った講演原稿が「新潮」7月号に掲載されています。「疫病と戦争の時代に小説を書くこと」と題された講演は「新潮」では日本語では7頁と長い内容ではありません。これに英語の原稿が合わせて掲載されています。
村上春樹は英語で講演を行いました。本誌に村上は前書きで、まず原稿を日本語で書き、大学の教授が英訳し、これに村上は手をいれ、講演したと書いています。
まだ日本語の講演しか読んでいませんが、難しい言い回しは使わず、ストレートにいまの時代、そして近作「街とその不確かな壁」について語っています。
講演の最後で、こう話しています。
「小説が、物語が、少しでもそのような考察の力になれるといい。それが我々小説家の心から臨んでいることです。どうか時間をかけて本を読んでください。我々も時間をかけて作品を書きます」
また、村上春樹の作品を読みたくなりました。
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