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2023/06/17

麻生三郎とベン・シャーン

 会期末があと2日(6月16日まで)になり慌てて世田美の「麻生三郎展 三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン」へ。
 実は麻生三郎という画家についてほとんど知らない。まとまった作品を見るのは初めてです。


麻生三郎(1913-2000)
東京に生まれる。太平洋美術学校で学び、1938年渡仏するが大戦下の緊迫した情勢により帰国。豊島区長崎のアトリエ村に住み、美術文化協会の創立に参加。戦時下では松本竣介らとともに、自由な表現をもとめて8人の画家による新人画会を結成した。戦後、自由美術家協会に合流。1948年、世田谷区三軒茶屋にアトリエを構え、武蔵野美術大学で後進の育成にも尽力した。




 展示作品をみると油彩作品はかなり黒いです。暗い、というのが最初の印象。その暗い世界に人物が描かれ、暗さだけでない世界を感じます。
 油彩作品、素描作品に加え、装丁の仕事の作品も展示されています。装丁なので商業作品、暗さはありません。この落差はなんなんだろうな、と思ったりします。
 本展では麻生が強く惹かれ自ら作品を蒐集した作家ベン・シャーンの作品も展示されています。版画集『リルケ「マルテの手記」より 一行の詩のためには…』全24点を含む麻生旧蔵の作品群も公開され、貴重な展示となっています。
 麻生三郎という作家を知る意欲的な展覧会です。

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