2023年6月
2023/06/30
2023/06/29
納税業者、インボイスへの悩み
あと90日ほどでインボイスが導入されます。この制度導入で焦点のひとつになっているのが免税業者の対応です。一昨日の日経新聞には、
<インボイス登録、免税事業者の1割>なる記事がありました。
記事によれば、
「インボイス制度の10月の導入にあたり、初めて消費税を納めることになる免税事業者の準備が道半ばだ。約500万の事業者のうち、インボイスを発行できるよう登録したのは1割だった。」(6月27日 日経新聞)
免税事業者とは「売上高が1000万円以下のため消費税を納めていない500万ほどの免税事業者」。対象となる事業者は迷っているのか。
今週号の『週刊東洋経済』は「インボイス完全マニュアル」が特集テーマです。目次から記事のタイトルを拾うと、
「424万人に大激震! 免税事業者への衝撃」「免税業者は絶滅する!? 天国から地獄へ」「無視するか納税するか 迷える免税事業者が選べる3つの道」など免税事業者は危機、ととれる記事が並びます。
今年10月以降、いろいろ混乱しそうなインボイスです。
2023/06/28
田中和人さんの作品を購入
先日、神楽坂のギャラリーSprout Curationで「写真鉱山」展をみました。以前、通っていた写真のワークショップで教えていただいた金村修さんと小松浩子さんが出展されているので拝見してきました。この展示には田中和人さんも出展されていて、作品が素敵だったので迷ったあげく、購入(私にとっては安くない金額)。「Picture(s) #49」という作品です。
2020年、コロナが拡大し始めた時に京都で大学のスクーリングを受講しました(確か「写真知見」だと思う)。そのときに講師をされていたが田中さん。昨年、清澄白河のKANA KAWANISHI GALLERYで個展<田中和人 個展『Picture(s)』>をされています。このときには今回購入した作品と同じテーマの『Picture(s)』で構成。
またこのシリーズを5月にニューヨークで開催されたアートフェア「NADA NEW YORK 2023」に出展し、20点近い作品が完売(私が購入した作品が売れなければ買いたい、という人がいたとか)。田中さんにうかがったのですが、今年はウィーン、来年はポルトガルで出展の予定。
『Picture(s)』シリーズは、キャンバス上に印画紙(暗室で露光されたカラーフォトグラム)と絵の具(抽象絵画)が等価に並び、いわゆる「絵画的な写真」や「写実的な絵画」を軽々と凌駕します(KANA KAWANISHI GALLERYサイトより引用)。
素敵な作品です。
2023/06/27
2023/06/26
日本のGDP世界12位という予測
日本の経済って成長しているんだろうか。そもそも成長することを喜んで受け入れているのでは。日経新聞に気になる記事がありました。
「日本、GDP世界12位は敗北か」
ゴールドマン・サックスが最近まとめた2075年の世界の実質国内総生産(GDP)ランキング。これによれば、
「1位は中国、2位はインド、3位は米国。このあたりは想定内だとしても、その次にインドネシア、ナイジェリア」と続き、「日本はドイツや英国より下位の12位に沈む。」
12位はパキスタン、エジプトよりも下位です。9位ドイツ、10位英国、15位フランスとG7国も沈み込みます。
経済成長がすべてではない、という見方もあります。国民の幸せは何なのか。答えはないかもしれないけど、考えなければいけない課題でしょう。
2023/06/25
なぜか人気の金沢マラソン
エントリーしていた金沢マラソンの落選通知がきました。これまで何回かエントリーしてますが、当選したことがありません。大会の公式サイトによれば、
「定員13,000人に対し、27,198人のお申込みとなり、抽選倍率は2.37倍となりました。」
とあり、くじ運が良くないことを痛感(笑)。
しかし、金沢マラソンは人気だな。金沢マラソンの開催日は10月29日ですが一週間あとの富山マラソンは先着順での受付。まだ結果は発表されていませんが神戸マラソンは1.8倍です。
金沢、という土地にみんな惹かれるのか。RUNNETの大会レポートの評価は87.9 点と高い。運営が優れているのかもしれません。
ということで、秋のマラソン大会はまだ決まらず。
2023/06/24
任天堂の株主総会
来月7月15日でファミコンが発売されて40年です。任天堂の株主総会にいってきました。コロナ禍のため、2019年以来、4年振りです。昨年、株式分割をして(1株→10株)、株主が増えました(4万人台から18万人台へ)。そのため、従来は任天堂の社屋で開催されていたのを、みやこめっせに会場を移しての開催です。ただ用意された会場は埋まることはない程の出席者です。
株主総会で最近メディアで話題の株主提案もなく、議案2つはすんなりと承認されました。会社の業績説明は15分くらいであっさり終わり、質疑応答に多くの時間が割かれました。株主が増えたこともあり、質問内容も任天堂に好意的なものが多い。多くの人は任天堂ファンなんですね。
株の取得価格からは足元では7倍近くになっています。いい夢をもらっているので株主総会には毎年参加しています。いつまでも理想を追い求める会社であって欲しいと思います。
2023/06/23
コンサートの獲得方法は?
コロナも政府としてはほぼ終息の対応になり、ぼちぼち社会は動き始めています。コンサート、特に外タレの来日は次々と報じられています。テイラー・スイフトの来日も発表されています。
10月にサム・スミスが来ます。横浜に新しくできるKアリーナの公演で、東京でのコンサートはありません。サム・スミスは聴きたいのでチケットサイトで申し込みましたが、抽選のため2回落選。すっかり忘れていましたが、申し込んでいたファミマで当選の通知がきました。
コンサートチケットを獲得するのは難しい。一般的にはチケットぴあが大手ですが、それ以外のサイトでの申込もあります。ファミマも結構多い(サム・スミスはファミマで当たりました)メジャーなアーティストは専用のサイトでコンサートチケットを販売してます。
ファンクラブに入ったから、希望通りのチケットが手にはいるわけでもありません。
ネット時代のコンサートチケット獲得は、かなり複雑で難しい。
2023/06/22
2023/06/21
「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展へ
これまでみた佐藤忠良とは違う佐藤忠良でした。神奈川県立美術館(葉山)で開催されている「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」をみてきました。
仙台にいたとき、宮城県美術館で佐藤忠良の作品はかなりの数をみました。佐藤忠良記念館があり、美術館にいったときいつもみていました。本展は宮城県美術館の所蔵品で構成されていますので、すでにみた作品もありますが、初めての作品もあります。
しかし、今回の展示では「佐藤忠良コレクション」作品が展示されています。佐藤忠良が所蔵した作家の作品が公開されています。ピカソ、ドガなど多くの作品を持っていました。この作品も宮城県美術館に寄贈されています。これらの作品も見ごたえがあります。これらの作品は仙台にいたころはみることができなかったの興味深く拝見しました。
彫刻という表現をもっとみたいと思い直した充実した展覧会でした。
2023/06/20
神楽坂の古風な立ち飲み
このところ神楽坂のギャラリーにいくことが何回かあり、神楽坂駅から徒歩5分ほど歩いていきます。その途中に気になっている店があります。「うまもんや」で古い建物の店です。建物の塀に貼られているお品書きから、醤油かつ丼が売りの店のようです。
醤油かつ丼はタイミングが合わずまだなのですが、この店は立ち飲み屋もやっています。先日、神楽坂に行った際、時間があったのではいってみました。広くない店内です。使い込んだ木のカウンター。2つだけ椅子があります。10人も入れない感じ。
注文の方法はキャッシュオンデリバリー。店にあるカウンターで注文してお金を払います。ビールはカウンター下の冷蔵庫から取り出します。酒は焼酎、ホッピー、日本酒など豊富です。料理は基本は1品400円。美味しそうなものが黒板に書いてあります。
隠れ家みたいな立ち飲み屋さんです。
2023/06/19
「佐藤忠良」を再読する
神奈川県立近代美術館で開催中の「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展のイベントとして<トークイベント「佐藤忠良」を再読する>に参加してきました。仙台にいたときに知り合った方が登壇されることもあり、久しぶりにこの美術館に。
登壇者は棚田康司(彫刻家)、冨井大裕(美術家・武蔵野美術大学教授)、藤井匡(東京造形大学教授)、三上満良(本展監修者・前宮城県美術館副館長)の4人。
イベントを拝聴していて、彫刻作品は散々みているのですが、これまでなんとなく見てしまっていることに恥ずかしながら気付きました。そして、佐藤忠良の作品も仙台にいたとき宮城県美術館でかなりみているのに、作家についてほとんど知識がなかったことも・・・・・・。
2時間余の内容でしたが、彫刻をみる手がかりをいくつも教えられました。肝心の「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」はあらためてしっかりと見にいく予定です。
2023/06/18
熱意のある社員
数日前の日経新聞にこんな記事がありました。「日本の「熱意ある社員」5% 世界は最高、広がる差」。記事は、米ギャラップがまとめた「グローバル職場環境調査」の結果を伝えています。
「仕事への熱意や職場への愛着を示す社員の割合が日本は2022年で5%にとどまった。サンプル数が少なくデータがない国を除けば、調査した145カ国の中でイタリアと並び最も低かった。4年連続の横ばいで、世界最低水準が続いている。」(6月14日 日経新聞電子版)
この調査は初めて知りましたが、わが国の熱意がある社員が5%とは。
この調査での上位は米国、インド、ブラジルで30%をこえています。
「杉田敏の現代ビジネス英語」の今年の春号に<Who Are Quiet Quitters?>というテーマがありました。アメリカでは「Quiet Quitting(静かな退職)」とう言葉が流行していて、これをテーマにした内容です。
「Quiet Quitting(静かな退職)」とは、辞職せずに最低限の仕事はこなすものの、熱意が低く会社への帰属意識も薄い社員を意味する言葉で、2022年夏頃から話題になっているとか。
仕事への熱意が薄れているのは日本だけではないのかも。これは問題なのか、さえもわからない。仕事とはなんなんだろうな。
2023/06/17
麻生三郎とベン・シャーン
会期末があと2日(6月16日まで)になり慌てて世田美の「麻生三郎展 三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン」へ。
実は麻生三郎という画家についてほとんど知らない。まとまった作品を見るのは初めてです。
麻生三郎(1913-2000)
東京に生まれる。太平洋美術学校で学び、1938年渡仏するが大戦下の緊迫した情勢により帰国。豊島区長崎のアトリエ村に住み、美術文化協会の創立に参加。戦時下では松本竣介らとともに、自由な表現をもとめて8人の画家による新人画会を結成した。戦後、自由美術家協会に合流。1948年、世田谷区三軒茶屋にアトリエを構え、武蔵野美術大学で後進の育成にも尽力した。
展示作品をみると油彩作品はかなり黒いです。暗い、というのが最初の印象。その暗い世界に人物が描かれ、暗さだけでない世界を感じます。
油彩作品、素描作品に加え、装丁の仕事の作品も展示されています。装丁なので商業作品、暗さはありません。この落差はなんなんだろうな、と思ったりします。
本展では麻生が強く惹かれ自ら作品を蒐集した作家ベン・シャーンの作品も展示されています。版画集『リルケ「マルテの手記」より 一行の詩のためには…』全24点を含む麻生旧蔵の作品群も公開され、貴重な展示となっています。
麻生三郎という作家を知る意欲的な展覧会です。
2023/06/16
「現展」から「ワールドクラスルーム」
知人が出展している国立新美術館で「現展」をみて、せっかく六本木にきたのだからと、久しぶりに森美術館へ。開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」が開催中です。
少し変わったタイトルの展示は、
本展は、学校で習う教科を現代アートの入口とし、見たことのない、知らなかった世界に多様な観点から出会う試みです。(美術館の公式サイトより~
科目で「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」ぼセクションに分かれています。先日の「日曜美術館」で「現代アートはわからない?」として特集されていました。
本展のキーワードは「わからない」。
現代アーティストが私たちの固定観念をクリエイティブに越えていこうとする姿勢もまた、こうした「わからない」の探求に繋がっています。そして、現代美術館はまさにそうした未知の世界に出会い、学ぶ「世界の教室」とも言えるでしょう。(公式サイトより)
展示の特徴のひとつは出展作品約150点の半数以上を森美術館のコレクションが占めるということ。こんなに森美術館はコレクションしていたんだ、という驚き。そして本展のための新作も披露されています。
見ごたえのある企画展です。
2023/06/15
医師のランニング処方箋
今年の4月にでた『ランニング処方箋』を最初に見つけたのは、新聞に載っていたミネルヴァ書房の広告です。ミネルヴァ書房は学術書の出版社で、ホームページには「人文・社会科学の学術出版社です」と書かれています。
広告の中で『ランニング処方箋』は異彩を放っていました。ランニングのノウハウを書いた本ではないの? ともあれ早速購入し、読み進めるうちに「確かにこれは学術書だな」と確信していきました。
本書の副題に「医者の僕が走る理由」とあるとおり、著者の大槻文悟さんは京都大学医学研究科で教える医師です。山中伸弥先生もランニング仲間(本書の冒頭で文章を書いています)。
大槻さんはマラソンだけでなく、ウルトラマラソン、トレイルランでも好成績を残し、いまだ走り続けています。そんなアスリートが海外の研究論文を読み込んだ上で、マラソンを走る「処方箋」を書いています。
体験から導き出されたことに加え、研究によってわかるランニング処方箋は、学ぶことがたくさんあります。本に付箋がたくさんついてしまいました。
ランナーにはおすすめの一冊です。
2023/06/14
ベストセラー「言語の本質」
言語学や言葉周辺の学問についてほぼ門外漢ですが、高いレベルの研究であることがわかります。『言語の本質 言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか』(今井むつみ・秋田喜美著・中公新書)は本書のタイトルにある通り、ことばがどのようにして生まれたかを実験、研究で明らかにしようとする内容です。
素人なので詳しくないのですが、古今東西の研究者がこのテーマに挑んでいるのでしょう。そしていま、日本語を母語とする研究者が新たな理論を提示しています。
本書ではオノマトペを解析することから、ことばはどう生まれたかへ論を進めています。第3章の「オノマトペとは言語か」の中で、こう書かれています。
「(オノマトペは)言語学の中では、言語において取るに足りない周辺的存在として扱われてきたのである。本書はまさに、この大原則を覆す挑戦だと言っていい」
この本、先月(5月)の中公新書の新刊ででたのですが、新聞の広告で見かけたとき何故かスルーしてしまい、買いませんでした。その後、ふと思い出し買おうとしたらAmazon、hontoなどのネット書店で売り切れ。うちのそばの本屋にもなく・・・・・・。紀伊国屋書店の本店にあるのを見つけ、買いました(現在は増刷され手に入るようです)。
きっと、再読したほうがいい一冊。
2023/06/13
人間ドックが終わった
しばらくさぼっていた健康診断を受診しました。正確には人間ドックなので、健康診断とは違うみたい。
「人間ドックも健康診断の一部と言えますが、法的な義務はなく、個人の意志によって受診するものになり、大きな違いは『検査項目の多さ』になります。」(ミッドタウンクリニック名駅のサイトより引用)
人間ドックを受ければ健康診断を兼ねるということですかね、きっと。今回受けた人間ドックは延べ3日になりました。
1)胃カメラを含む人間ドック(きっとこれが健康診断に近い)
2)PET-CT検査
3)大腸内視鏡検査
3つの検査が別な日に受診。
胃カメラも負担がありましたが、大腸内視鏡検査が大変でした。朝8時半に受付して、終わったのが14時半頃。「一日がかりになることを予定ください」と事前に告知されていいました。この日はクルマ、バイク、自転車の運転、飲酒、運動が禁止です。
検査を終え、遅い朝メシ兼昼メシを食べて帰宅すると、PET-CT検査の結果が届いていました。「わすかに所見を認めますが、日常生活には支障はありません」というB判定でした。
健康診断、かなりハードルの高い行為のように感じました、私だけかな。
2023/06/12
週刊文春とTOKYO FMのタイアップ
どうも今週はラジオの聴取率調査の期間らしい。「週刊文春」の今週号(6月8日発売)でTOKYO FMのタイアップ記事が全面的に展開されています。先週にはTOKYO FMの番組に「週刊文春」の編集長が出演し、タイアップを盛り上げていました。プレスリリースも出ています。
<週刊文春×TOKYO FMが今年もタイアップ!「週刊文春」(6月8日発売号)誌面にTOKYO FMパーソナリティ陣が続々登場!>
とか。どうやら昨年もタイアップがあったようですが、記憶にないです。
「週刊文春」の誌面に登場するタイアップ記事は、
●「原色美女図鑑」に住吉美紀(『Blue Ocean』)が登場。
●「新・家の履歴書」に浜崎美保(『Skyrocket Company』)が登場。
●「時はカネなり」に中西哲生(『TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park』)が登場。
●「阿川佐和子のこの人に会いたい」にヒコロヒー(『トーキョー・エフエムロヒー』)が登場。
●「男の肖像」に川上洋平(『Panasonic presents おと、おかし』)が登場。
●巻末グラビア企画「ゲストと食べたい!鉄板おやつ」に吉田明世(『ONE MORNING』『THE TRAD』)、中川絵美里(『THE TRAD』)、野呂佳代(『Roomie Roomie!』)、COCO教頭(『SCHOOL OF LOCK!』)が登場
●「村上RADIO」特集
なんと住吉美紀さんが「原色美女図鑑」ですよ。それに「村上RADIO」まで動員。
TOKYO FMはどれくらいのお金を払っているのか。そもそも(ネットワークされているとはいえ)東京のFM局が全国で買える「週刊文春」にタイアップとは。なんか、余裕だなTOKYO FM。
2023/06/11
南部市場のかたやきそば
横浜南部市場にいきました。撮影が目的ですが、この市場なかなか面白い場所です。以前は横浜市中央卸売市場でしたが現在は民営されていて、食の店舗が集まっています。
食堂があり、現在は3つの店が入っています。この中の「マルキュウ麺食堂」で昼ご飯を。食堂の外に貼ってあったPOP「デカ盛りかた焼きそば」にひかれて食べました。これが予想外のかたやきそばで、麺と具が別皿に盛られている!
2023/06/10
村上春樹、米国での講演
村上春樹が4月に米マサチューセッツ州のウェルズリー大学で行った講演原稿が「新潮」7月号に掲載されています。「疫病と戦争の時代に小説を書くこと」と題された講演は「新潮」では日本語では7頁と長い内容ではありません。これに英語の原稿が合わせて掲載されています。
村上春樹は英語で講演を行いました。本誌に村上は前書きで、まず原稿を日本語で書き、大学の教授が英訳し、これに村上は手をいれ、講演したと書いています。
まだ日本語の講演しか読んでいませんが、難しい言い回しは使わず、ストレートにいまの時代、そして近作「街とその不確かな壁」について語っています。
講演の最後で、こう話しています。
「小説が、物語が、少しでもそのような考察の力になれるといい。それが我々小説家の心から臨んでいることです。どうか時間をかけて本を読んでください。我々も時間をかけて作品を書きます」
また、村上春樹の作品を読みたくなりました。
2023/06/09
92歳、元気な櫻井秀勲さん
「毎日が面白くて、まったく死ぬ気がしない。この年齢になってもどうしたら自分を売り込めるか、いつも考えているんです」(6月8日 朝日新聞)
こう言っているのは櫻井秀勲さん、92歳。
昨日の朝日新聞夕刊にわが仲人さんが載っていてちょっと驚きました。「(一語一会)編集者・櫻井秀勲さん 光文社元社長・神吉晴夫さんからの言葉」と題された記事です。
記事から引用します。
<「伝説」の人物である。東京外大でロシア語を学び、出版社・光文社に入る。文芸編集者として川端康成、三島由紀夫、松本清張らの謦咳(けいがい)に接し、31歳で「女性自身」の編集長に就任。同誌を発行部数147万部まで伸ばす。「OL(オフィスレディー)」という言葉をつくり、英国のモデル、ツイッギーを日本に紹介、「ミニスカ」ブームを起こす。>
いまでは信じられない147万部という数字。
光文社で神吉晴夫さんから言われたのは、
「どうしたら自分を高く買ってもらえるか考えなさい」
意味深い言葉です。
兎にも角にも、櫻井さんはまだまだ活躍しそうです。
2023/06/08
2023/06/07
オリビアの「Just The Two Of Us: The Duets Collection」
少し前の、先々月だったか矢口清治さんのラジオ番組でオリビア・ニュートン=ジョンのデュエットアルバムがリリースされると知りました。「Just The Two Of Us: The Duets Collection」とタイトルされたアルバムは、過去オリビアがデュエットした曲のコンピレーション。ただ1曲ドリー・パートンとのデュエット「Jolene」は新たな録音です。レコーディングの映像がネットにアップされていますが、みていて悲しくなります。
このアルバムを発売日(とは言っても輸入盤ですが)の前にAmazonに予約。しかし当初の発送日直前になっていきなり「発送日未定」の知らせが・・・・・・。それではとアメリカのAmazonの注文しました。発注から6日ほどで到着、配送はヤマト運輸です。
輸入盤しかないアルバムをどこで買うのか。意外と悩ましい。
日本の株価上昇
株価はほんとよくわからない。何故か、日本の株価が上昇しています。昨日(6月5日)は、
「5日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は3万2217円43銭と1990年7月20日以来約33年ぶりの高値をつけた。」(6月6日 日経新聞電子版)
この理由は、日経新聞によれば、
「米債務上限問題や米利上げに対する懸念が後退し、世界的に株式を買う動きが広がった。日経平均の上昇にも弾みがついた。」
と、海外の市場の影響とか。
「日経ヴェリダス」の先週号(5月28日)は「日本株、最高値への挑戦」が特集。その中で来年3月までの日本の株価見通しを専門家が予想している記事があります。記事によれば、最高高値は3万8000円、低いほうが3万1500円です。11人の予想で、すでに4人が予想を外してます。
株価の予想はできないのでしょうか、たぶん。さて、どこまで株価は上がるのか。
2023/06/05
ソニー デジカメ戦記
ソニーのミラーレスカメラを使っています。レンズ交換式のカメラを買ったのは、4年前。ペンタックスの一眼レフを持っていたのですが、ミラーレスカメラが欲しくなり、ソニーのαを買いました。その後、写真を学びに京都の大学へ入学。まわりはカメラを長年やってきた人ばかりで、多くはキヤノン、ニコンの一眼レフを使っていました。
それから4年が経ち、ソニーのカメラに乗り換える人が出てきました。ニコン、オリンパスあたりからの転向です。
『ソニー デジカメ戦記』を読みました。
<ソニーのデジカメ「サイバーショット」の草創期からこの分野を担当し、開発の現場、マーケティング、役員として経営資源のミラーレス集中投入決断と、成長・挫折・逆襲のすべてを見てきた>石塚茂樹氏へのインタビューをまとめた内容です。
キヤノン、ニコンという巨大な存在がいるプロ用カメラのマーケットへソニーが参入し、現在の地位を築くまでの苦闘の歴史が面白い。ソニーの技術を最大化し、ミラーレスカメラトップへ駆け上がる過程は、カメラマニアでなくても心動かされるのではないでしょうか。
凄いことやってる、ソニー。
2023/06/04
Perfumeのロンドンライブ
Perfumeが約9年振りのロンドン公演「Perfume LIVE 2023 “CODE OF PERFUME”」 を行い、ライブ・ビューイングが開催。これを今朝みてきました。ライブなのでロンドン時間でのビューイングは午前4時開演です。会場は東京では2つの映画館でのビューイングで、そのひとつ新宿ピカデリーに。
ロンドン公演の会場は劇場のようなスペースで、舞台でPerfumeはパフォーマンス。東京、横浜あたりでの大きなスペースでのダイナミックなものではないですが、映像表現が抜群。おそらくライゾマティクスの演出でしょう。
公演は1時間半ほどで終了。国内のパフォーマンスでは会場との交流タイムがあるのですが、英語圏ではそれはちょっと無理かな。ということでほぼ歌って踊っていたPerfumeです。
午前4時からなんだけどシアターは満員。どうやって来たのだろう。ファンは熱心だね。
2023/06/03
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」アニメ作品で歴代2位に
好調ですね、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。ニュースによれば、
<映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の世界興行収入が12億8800万ドル(約1790億円)に達し、アニメ作品で歴代2位となった。国内で配給する東宝東和が2日発表した。>(6月2日 日経新聞電子版)
1790億円とは凄いです。
アニメ映画の全世界興行成績1位は、19年の「アナと雪の女王2」で14億5000万ドル。これまでの2位は13年の「アナと雪の女王」の12億9000万ドル。アナ雪は強いね。見てない(笑)。
「今はミッキーやディズニーブランドに近寄れたのではないかと思います」(5月3日 日経新聞電子版)
こう任天堂の宮本茂さんは日経新聞のインタビューで話していました。
スーパーマリオはまだまだ飛んでいます。
2023/06/02
秋のマラソン大会は横浜?
一昨日、横浜マラソンの当選通知がきました。去年に続いての当選です。よっぽど運がいいと思いがちですが、そうではないらしい。今年の横浜マラソンの公式発表データでは、定員14,100 人に応募が16,194 人。倍率は1.15倍。
単純に推測すれば、当選しても参加費を払い込まない人もいるだろうから、水増し当選をしなくてはいけないでしょう。であれば、全員当選としているのでは、とも思えます。ネットのつぶやきではそんな声もあります。かつては3倍ほどの倍率があった人気マラソンですが、昨年も1.14(女性ランナー優先枠からの繰り入れ含む)でした。やはり、参加費2万1000円が高いのかな。
今秋のマラソンはいくつかエントリーしています。金沢、神戸、福岡と。多すぎだな。どこで走るのか。そもそもフルマラソン走れるのか、なんて無邪気な悩みも(笑)。そろそろ真剣に考えないといけない。
2023/06/01
Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"のBlu-ray
昨日(5月31日)に発売の「Perfume 9th Tour 2022 “PLASMA”」が前日の30日に届きました。昨年、全国で行ったツアーのライブを収めたライブ映像です。
ツアーの最初のコンサート(有明アリーナ)をみているので、映像ソフトを買わないでもいいだろう、とも思いますが、熱心なファンは買うんだろうな。チケットは一般での抽選で当たったので(ファンクラブ先行ではなくて)、S席だったけステージからはかなり遠かったから、Perfume3人娘のパフォーマンスはもっぱら大型スクリーンでみてました。
初回限定盤 [Blu-ray 3枚組+グッズ+デジパック+スペシャルスリーブ仕様]ってのを購入したのですが、冷静になるとかなり高めの金額です。通常版でもよかったかも。まあ、いいか。それより早くみないと。
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