3つのブルターニュ展、その1
都内ではフランス・ブルターニュ地方をテーマにした企画展が開催されています。「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」(国立西洋美術館)と「ブルターニュの光と風」(SOMPO美術館)。
そろそろ会期も終盤になってきたので、まず西洋美術館に出かけました。ブルターニュ地方とは?
<「フランスの中の異郷」。同国のブルターニュ地方は、パリなどとは異なる独自の歴史と文化を持つことからそう称される。 >(4月8日 日経新聞電子版)
今はフランスのひとつの地域ですが、
「16世紀にフランス王国に統合されるまでブルターニュ公国として独立を保ち、フランス革命期には共和国に対する反乱も起きた。中央のパリやほかの町とは異なる心性が育まれたといえる。」(日経新聞)
とかつては独立した文化圏を形成していたブルターニュ。
展覧会の公式サイトにあげられている見どころは3つ。
・ブルターニュの名を美術史に刻印した画家、ゴーガンの作品12点が集結
・30か所を超える国内所蔵先と海外美術館2館から珠玉の作品約160点を一堂に展示
・西洋だけでなく日本の近代画家たちがとらえたブルターニュの姿も併せて紹介
160点とみごたえのある内容です。オルセー美術館からの作品もあります。ゴーガンの作品も充実しています。私にとってはブルターニュと画家の創造を知るきっかけとなる企画展でした。
| 固定リンク | 0
コメント