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2023/04/16

土門拳の古寺巡礼

 土門拳という写真家は、遠い存在です。著名な写真家で、これまでに作品はいくつもみているのですが、何か自分の中に馴染まない。例えば木村伊兵衛だともう少し近くにいるのですが、土門拳は遠い。
「土門拳の古寺巡礼」を東京都写真美術館でみました。まさにタイトル通り、土門拳の代表作、というか土門そのものというべき古寺巡礼の作品が展示で広がります。
<ライフワーク『古寺巡礼』の第一集が刊行されたのは1963年、今年で60年を迎えます。戦前から仏像行脚を続けた土門は、みずからの眼で選んだ古寺や仏像を徹底して凝視し撮影。建築の細部や仏像の手や足、口などをクローズアップで捉える独自のスタイルを貫きました。>(美術館ホームページより引用)
 大判カメラで撮られたという作品は、ボケ味とは無縁のパンフォーカスで捉えられた被写体は、精緻な写真世界です。
 古寺巡礼だけでなく、数々の写真作品を残している土門拳。この写真家のもっと近くにいくことを試みなければ、と思った写真展です。 

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