お金を死ぬまでに使うこと
新年度が始まり、賃金は上がったのでしょうか。新聞にはその辺の記事が見当たらない感じなのですが、見落としているかな。
商品の値上げも続き、生活は大変という巷の声が溢れる中、新刊の『90歳までに使い切る』(大江秀樹著)を読みました。お金を貯めるのではなく、お金を使う方法を伝授してくれる内容。本の帯には、
<死ぬ時に一番お金を持っている日本人><「老後不安」という物語、「貯める・増やす」という呪縛><「コスパ最高!」が日本経済を低迷させている>
とあります。
要は日本人の多くはお金を貯め込んでいるので、死ぬ前に(90歳までに)使ってしまいましょう、ということを著者は主張しています。
著者が書いていることはよくわかります。間違っていません。でももう少し具体論が展開されると良かったかな。お金を使ってしまうということであれば、本書でも引用されていますが、ベストセラーになった『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス 著)が明確に述べられていて腑に落ちます。
まあ、いつまで生きるか本人には分からないから、お金の扱いに正解はありませんね。ちょっと難しい。
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