古い本と電子本
最近、本棚にある本を何冊か読んでいます。オーディオがある地下室で音楽を聴くことが多く、その部屋にある書棚の本を見直して、読書ということです。なぜか、1980年代から90年代の本が多い。この時代に熱心に本を読んだ、ということかも。
曽野綾子『寂しさの極みの地』などの小説、田中康夫の短編集『ハッピー・エンディング』司馬遼太郎のエッセイ『アメリカ素描』などの単行本ですが、どの本も電子化されていません。『アメリカ素描』は文庫版が絶版になっていなくてありますが、その他は絶版で古本も手に入れにくいです。
昨日読み終えた川本三郎のエッセイ『私の東京町歩き』(筑摩書房、単行本は1990年刊)も単行本、文庫本とも古本でしかなく、電子化もされていません。本書は川本三郎が「東京人」に連載したものですが、武田花が写真を撮っています。いい本です。
本はどんどん増えていきますが、古い本は簡単には捨てられません。
| 固定リンク | 0
コメント