いまのビッグマック指数
このところの円安で日本は安い、と指摘されています。足元では少し円高に振れていますが、この先はどうなるか。日本が安いという議論で引き合いに出されるのが「ビッグマック指数」です。ビッグマック指数(BMI)は、購買力平価(PPP)によって為替相場を推測するための指標となるものですがちょっと難しいので、野口悠紀雄さんの『どうすれば日本人の賃金は上がるのか』によれば、
<「ある国のビッグマックが自国通貨建てではいくらか」を見るほうがわかりやすい。>ということです。
ニューヨークのマクドナルドでビッグマックを食べました。
ビッグマックのボリュームは日本を同じみたいです。で、日本のマクドナルドと比べてみると、
・ニューヨークのマクドナルドでの「ビッグマック」5.69ドル
・日本のマクドナルド(学芸大学店)410円
直近のドル円レート(1ドル132円)で換算すれば、ニューヨークのビッグマックは751円です。ちょっと前の1ドル145円だと825円です。日本のビッグマックは安いね。
安く買えるというのはいいこと、と思うかもしれません。しかし野口悠紀雄さんによれば
「ビッグマックが安い国は、賃金も安い場合が多いのである」
と指摘しています。
この国、厳しいなあ。
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