広がる李禹煥
「李禹煥」(国立新美術館)にやっといってきました。国立新美術館会館15周年記念の大規模な回顧展です。「李禹煥 余白の芸術展」(横浜美術館、2005年)以来の大規模な個展です。
本展では、「もの派」にいたる前の視覚の問題を問う初期作品から、彫刻の概念を変えた<関係項>シリーズ、そして、静謐なリズムを奏でる精神性の高い絵画など、代表作が一堂に会します。(本展公式サイトより)
李禹煥といえば、「点から」「線から」シリーズのイメージが強く、立体作品は記憶の箱にあまり残っていません。なぜだろう。今回、あらためて初期作品から最新作までをみると、李禹煥の幅広い表現に刺激を受けます。主に石、鉄、ガラスを組み合わせた立体作品「関係項」 のシリーズは、ものとそこにあてられる光が作り出す空間が、いくつものイメージを喚起します。屋外に設置された「関係項―アーチ」は巨大なインスタレーション。六本木のビルが借景になり、空間がひろがります。
そして、昨年、今年に細作された最新作の「応答」シリーズ。カンバスにアクリル絵具で重ね塗りされた物体がをみていると不思議な感覚になってきます。
李禹煥は今年86歳になられますが、来場者は若い人が多く、女性が目立ちます。いまだに李禹煥は現代アートの最先端で制作を続けているいます。おすすめの展覧会です。
| 固定リンク | 0





コメント