デジタル給与って?
デジタル給与だと何が変わるのか。先日、
「スマートフォンアプリなどを使うデジタルマネーによる給与振り込みが2023年春にも解禁される。厚生労働省が13日の審議会に制度案を示し、準備を進めることを確認した。」(9月14日 日経新聞電子版)
と報じれてから、PayPayや「楽天ペイ」は、デジタル給与の受け取りサービスへの参入を検討していることを表明。昨日にはリクルートが参入を検討、と報じられました。
デジタル給与ってどのような仕組なのかな。日経新聞によれば、
<現在の施行規則を改正し、PayPay(ペイペイ)、LINEペイなどスマートフォン決済サービスなどを提供する「資金移動業者」の口座にも給与を振り込めるようにすることが想定されている。>(2021年2月10日 日経新聞)
銀行口座を介さない給与の支払いということです。銀行側はこれをどう捉えているのか。
<顧客基盤の流出にもつながりかねない銀行界からは「顧客との接点機会を失いかねない」との声が上がる一方、「安心して預けられる銀行口座の優位性は変わらない」(メガバンク関係者)という見方や、「月何十万円もスマホアプリに給与として送金してほしいという労働者がそれほど多くいるとは思えない」(同)と冷静に捉える声も出ている。>(2021年2月10日 日経新聞)
この国では急激にデジタル給与に移行するとは思えないのですが、どうなるかな。いずれにせよ、銀行にとっては好ましい流れでないことは間違いでしょう。
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