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2022/09/23

円買い・ドル売り介入に

 とまらない円安ドル高に口先介入だけだった政府・日銀がついに円買い・ドル売り介入に踏み切りました。
<円安を止めるために「伝家の宝刀」を抜き、外国為替市場では1ドル=145円台後半から140円台まで急速な円高・ドル安が進んだ。>(9月23日 日経新聞電子版)
 「円買い介入には制約が多いためだ。」と介入に対しては効果を疑問視する向きも少なくありません。
最大の制約は「日銀の金融緩和と円買い介入が矛盾している」(野村証券の後藤祐二朗氏)ことだ。金融緩和を維持し円安になりやすい環境をつくりながらの円買い介入はちぐはぐだ。>
 実際の介入には限度があります。政府は外貨準備としてドルや米国債を持っており、これを原資に円を買ってドルを売る介入するので、外貨準備が介入可能な金額の上限。外貨準備はどれくらいあるのか。
<外貨準備は8月末時点で約1.29兆ドル(185兆円)程度あり、一見潤沢にみえる。しかし国際決済銀行(BIS)の2019年4月の調査によると、日本の外国為替市場の1営業日あたりの平均取引高は約3700億ドルだ。ドル以外の取引も含む金額だが、単純計算で外貨準備はその3日分ほどしかない。>
 すぐにドルは尽きてしまうかもしれない。
 政府・日銀がもはや策なしの状態にならなければいいのですが。

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