ニコンが一眼レフカメラ開発から撤退
昨日、メディアで報じられているニコンが一眼レフカメラ開発から撤退というニュース。
「ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したことがわかった。1959年から60年以上にわたって一眼レフを手掛けプロの支持を集めてきたが、人工知能(AI)や画像処理技術を導入し市場で主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に集中する。」(7月12日 日経新聞)
この報道が事実かはわかりませんが(ニコンは現状報道を認めていません)、ニコンの置かれた状況を示し、あり得るだろうと思います。私の知るところでもニコンのカメラから他社に乗り換えをした人が何人もいます。
「ニコンはもうダメだ」という声もききます。しかし、これはどうなのか。ニコンの業績は回復しています。2021年3月期には売上高約4500億円で、約340億円の赤字(営業損失)でした。しかし、2022年3月期では売上高5396億円、営業利益は499億円に回復しています。
ニコンでの売上でカメラ事業は3分の1です。すぐにニコンのカメラ事業がダメになる(撤退する)可能性は極めて低いとみるのが妥当でしょうか。
イメージセンサーを内製できない課題はありますが、これはニコンにはどうしようもないこと。今後の課題は、ミラーレスカメラので主戦場が動画に移っている現状に、どのような策で対応していくか、でしょう。
かつての日本光学工業がカメラをつくり続けるか。まだ、わかりません。
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