いまなぜか、写真についての本
このところ写真についての新刊が目立ちます。3月に光文社新書『「現代写真」の系譜 写真家たちの肉声から辿る 』(圓井義典)、4月に同じく光文社新書で『写真はわからない 撮る・読む・伝える――「体験的」写真論』(小林紀晴)がでています。また少し前ですが1月には『写真論――距離・他者・歴史 』(港千尋)が中公選書ででています。
歴史的な視点、写真を鑑賞する視点で写真を論じていて、興味深く読みました。特に『写真はわからない 撮る・読む・伝える――「体験的」写真論』は写真家・小林紀晴による体験的写真論で、写真を撮るものにとっては参考になることがたくさんありました。
しかし、何故いま写真論なのだろう。時代は写真(静止画)から動画へと移っています。スマホで写真を撮ることは日常になっていますが、アマチュアにとってカメラを使っての写真撮影はマイナーではないかと思っています。いま、写真の価値を見直そうということなんでしょうか。
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