中銀カプセルタワービル
保存運動もあった中銀カプセルタワービルの解体工事が始まっています。黒川紀章設計のメタボリズム思想の建物として有名ですが、解体され敷地が売却されます。
竣工は1972年ですから50年前。カプセルタワーの名前の通り、カプセルを交換して更新していく発想でつくられましたが、実際は交換は一回も行われませんでした。
昨年、撮影でいったときにはまだ活動している気配だったのですが、先日訪れたら工事のための囲いにおおわれて、一部解体が始まっていました。保存、再生のためにクラウドファンディングが実施され、解体後カプセルは美術館へ寄贈されたり、宿泊カプセルが展開されるようです。
歴史的に価値ある建物を保存することは、簡単ではありません。中銀カプセルタワービルがその歴史を伝えるかたちで生き残るといいのですが。
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