「はじめまして、小椋佳です」という映像作品
1月に小椋佳のファイナルコンサートをみた後、アーティストの公式サイトをみていてみつけた「はじめまして、小椋佳です ~ファーストコンサート1976~」。先月3月30日に発売になり、予約していたのが届いていたのですが、やっと一部をみました。「はじめまして、小椋佳です ~ファーストコンサート1976~」は1976年にNHKホールでの大規模な初めてのコンサートを収録した内容。DVDとBlu-rayの2枚組で、DVDはコンサートの映像、Blu-rayは「NHK特集 小椋佳の世界」をハイビジョンにレストアしたバージョンです。
このコンサートの前年、1975年に「シクラメンのかほり」を布施明が歌い、日本レコード大賞をとります。それまで表に出ていなかった銀行員だった小椋佳に注目が集まり、週刊誌にも報道されます。小椋佳が著書「もういいかい まあだだよ」によれば、身元が割れてしまい、銀行の重役会で詫びをいれ、それ以降の音楽活動はメディア露出やステージ活動は止めるかわりに、音楽活動を続けることになったといいます。
しかし、NHKから勤務先の上層部にコンサートの依頼がきます。「もはや小椋佳が一切、表に出てこないというのは許される状況ではない」と。一説によれば、NHKから頭取の直接話があったとか。
音楽アーティストでこんなことが起きる人って、かつていたのでしょうか。
で、「NHK特集 小椋佳の世界」だけみました。面白いです。小椋佳を見いだした多賀英典、小野崎孝輔のインタビュー、コンサートを鑑賞していた中村雅俊、布施明のコメントもあります。1976年という時を感じる映像作品です。コンサート映像もみなくては。
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