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2022/03/03

木村伊兵衛のパリ

 いい意味で少しずれた展示でした。目黒区美術館で開催されている「木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり」は見慣れた木村伊兵衛の写真とはちょっと違っていました。木村伊兵衛のイメージはモノクロで昭和に暮らす人たちを撮ったスナップ写真です。しかし、本展ではカラー写真でパリでの豊かな世界が表現されています。
 木村のカラーのパリは写真集でみていますが、展示でこれだけまとまってみたのははじめてです。
「本展は、木村作品のなかでもとりわけ異色なカラーのスナップ写真 131 点を中心に、1910年から50 年代にかけてパリ留学を経験した当館所蔵の画家たちの作品をあわせて展示します」(公式サイトより)
 目黒区美術館で木村の作品をコレクションしていたとは知りませんでした。
 また、<目黒区美術館コレクション 「私のパリ」>として、1910~ 50 年代にかけて、パリに滞在し絵を学んだ画家たちの作品(目黒区美術館コレクション)もあわせて展示されています。
 木村伊兵衛にとってパリとは何だったのか。こんなことを考える展示です。

20220301

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