「Viva Video! 久保田成子展」の映像表現
東京都現代美術館での「Viva Video! 久保田成子展」には新鮮な感動がありました。久保田成子というアーティストを知らず作品は(おそらく)はじめてみたと思います。夫がナムジュン・パイクということも知り、今さらながら自分の無知に気付きます(笑)。
本展は、
<新潟に生まれ、国際的に活躍した久保田成子(1937-2015年)の没後初、日本では約30年ぶりの大規模な個展を開催します。映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」で知られる久保田は、ヴィデオ・アートの先駆者の一人とみなされています。しかしながら、彼女の現代美術への貢献は、十分に評価されているとはいえません>(美術館公式サイトより)
とあるように、久保田成子の再評価をしようとする企画展です。
いまの時代、ヴィデオアートは古い、過去のものと思われているかもしれません。CGとかVRとか、いろいろあるからね。しかし、久保田が活動した時代には先駆者だったのです。
時系列に展示されている作品をみて、作家が表現しようとしているものは、まさに最先端ではなかったか。ゆえに「彼女の現代美術への貢献は、十分に評価されているとはいえません」ということになるのでしょう。
映像表現の原点かもしれない久保田成子の刺激的な回顧展です。
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