厚底シューズのリスク
一昨日のNHK朝のニュースで報じられていたマラソン、駅伝での厚底シューズをめぐる動き。<人気の“厚底シューズ” 好記録の一方でトレーニング見直しも>(NHK NEWS WEBより)と、厚底を使うことのリスクが報じられています。番組では、箱根駅伝王者の青山学院大学が厚底ランニングシューズに対応したトレーニングをしている内容を伝えています。フィジカルトレーナーを務める中野ジェームズ修一さんによれば、
「厚底シューズは腰の位置が高いところから着地をするので、股関節の周辺がぐらつかないよう、太ももの前側の『大たい四頭筋』とお尻の『でん筋』で支える必要がある」
と従来の体の内側の筋肉インナーマッスルを鍛えて体幹を安定させるトレーニングとは異なったトレーニング方法を行っています。
厚底ランニングシューズを使うことのリスクは、読売新聞が記事にしています。早大スポーツ科学学術院の鳥居俊教授の調査によれば、
「厚底を履いた期間に股関節付近をケガした選手の割合が、厚底を履いていなかった期間と比べて2倍超となった。」(1月7日 読売新聞オンライン)
魔法のシューズともいえる厚底ですが、リスクを知り使わないといけない、ということです。
| 固定リンク | 0
コメント