BRUTUSの村上春樹特集
今週はノーベル賞ウィークで、村上春樹の文学賞受賞への期待でメディアは盛り上がりそうです。そんな時期だからか、BRUTUSの最新号は村上春樹特集。2号続けての特集とかで、今号は<「読む。」編>です。記事の中で、「うちの書棚から」という文章を村上春樹が書いています。
村上は、10代のころ浴びるほど本を読んだ。小説を書き始めたとき役にたったのでが、それまで浴びるほど本を読んできた様々な本の「記憶」の集積だった。それはまさに貯水地のようなもの、と書いています。
その上で、
「考えてみれば、僕はこれまで小説を書くことで悩んだり苦心した覚えがほとんどない。もし何か欲しければ、もし何かが足りなければ、その貯水池から自分のための水を汲んでくればよかったわけだから。」
と書いています。
本を読むことは膨大なエネルギーがいることだから、村上春樹はその才能も持ち合わせているのですね。
ノーベル賞とるかな、村上春樹。
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