段ボールとブルーシートの城
神宮外苑にオリンピック直前の状況はどうかな、と撮影にでかけたら、奇妙なものを見かけました。いちょう並木の入り口付近に二つの城が建っています。ひとつは段ボール、もうひとつはブルーシートでつくられた城です。なんだこれは、とネットを検索すると、「パビリオン・トウキョウ2021」なるもの。もちろんオリンピックのためにつくられた。でも、2020ではなく、2021。
製作したのはアーティストの会田誠です。ホームページから引用すると、
「ダンボールとブルーシートは、非常に廉価であるにもかかわらず堅牢性を備えた頼もしい素材で、恒久性ではなく仮設性も象徴する点に、共通した特徴があり、会田は1995年から作品の素材に使用しています。このパビリオンは、このような2つの素材を使うことで、何があっても容易に挫けない人間のしなやかな強さを示しています。」
とのこと。
「トウキョウ パビリオン2021」は会田誠の作品だけでなく、都内の9カ所でアーティスト作品が公開されています。知らなかった。でもなあ、無観客になったオリンピックで、これらの作品に気付く人はどれほどいるのかな。ちょっと寂しそうです。
「パビリオン・トウキョウ2021」
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